JP2549820B2 - 針隔離構造を備えた注射器 - Google Patents
針隔離構造を備えた注射器Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、連続的な動作によっ
て、最初に注射器内のバリアを穿刺することができ、引
き続いて針シールドを取り外すことができる、作動構造
を備えた皮下注射器に関する。
て、最初に注射器内のバリアを穿刺することができ、引
き続いて針シールドを取り外すことができる、作動構造
を備えた皮下注射器に関する。
【０００２】
【従来の技術】皮下注射器は、開口した基端と、当該基
端と反対側の先端とを備えた注射器筒を有する。この注
射器筒の端部間には、円筒形の壁が延びて液体収容チャ
ンバを形成する。注射器筒の先端は、液体収容チャンバ
と流体連通するための通路を含む。針カニューレは、注
射器筒の先端に取り付けることができ、針カニューレを
覆って針シールドが取り外し自在に取り付けられて、使
用前の針を保護する。この皮下注射器はまた、前記チャ
ンバの円筒形の壁と液密係合状態で摺動するプランジャ
を備えている。プランジャを注射器筒の先端方向に動か
すことによって、チャンバ内の液体を針カニューレの方
向に押し出す。
端と反対側の先端とを備えた注射器筒を有する。この注
射器筒の端部間には、円筒形の壁が延びて液体収容チャ
ンバを形成する。注射器筒の先端は、液体収容チャンバ
と流体連通するための通路を含む。針カニューレは、注
射器筒の先端に取り付けることができ、針カニューレを
覆って針シールドが取り外し自在に取り付けられて、使
用前の針を保護する。この皮下注射器はまた、前記チャ
ンバの円筒形の壁と液密係合状態で摺動するプランジャ
を備えている。プランジャを注射器筒の先端方向に動か
すことによって、チャンバ内の液体を針カニューレの方
向に押し出す。
【０００３】皮下注射器の多くは、液体の汚染を防止す
るために、注射器筒内で隔離されなければならない液体
を予め充填されている。従来技術としては、チャンバと
針カニューレとの間に設けられたバリアによって、この
隔離を達成している皮下注射器がある。これらの従来技
術による皮下注射器は、バリアを穿刺してチャンバ内の
液体を針カニューレと流体連通させるための基端方向に
向いた尖端を備えた針カニューレを含んでもよい。いく
つかの従来技術による皮下注射器は、バリアを穿刺する
ために基端方向に針カニューレを動かすための針シール
ドを使用している。従って、医療従事者は、従来技術に
よる針シールドを基端方向に付勢して針カニューレの基
端方向を向いた尖端に注射器筒内のバリアを穿刺させ
る。
るために、注射器筒内で隔離されなければならない液体
を予め充填されている。従来技術としては、チャンバと
針カニューレとの間に設けられたバリアによって、この
隔離を達成している皮下注射器がある。これらの従来技
術による皮下注射器は、バリアを穿刺してチャンバ内の
液体を針カニューレと流体連通させるための基端方向に
向いた尖端を備えた針カニューレを含んでもよい。いく
つかの従来技術による皮下注射器は、バリアを穿刺する
ために基端方向に針カニューレを動かすための針シール
ドを使用している。従って、医療従事者は、従来技術に
よる針シールドを基端方向に付勢して針カニューレの基
端方向を向いた尖端に注射器筒内のバリアを穿刺させ
る。
【０００４】最初に軸方向に動かしてバリアを穿刺する
ことができる針シールドを備えた１つの従来技術による
皮下注射器が、米国特許第４，６３９，２５０号に示さ
れている。
ことができる針シールドを備えた１つの従来技術による
皮下注射器が、米国特許第４，６３９，２５０号に示さ
れている。
【０００５】上記の従来技術は、医療従事者がバリアを
穿刺する第１の動作を行い、続いて、別の明確な動作に
よって針シールドを取り外さなければならない。
穿刺する第１の動作を行い、続いて、別の明確な動作に
よって針シールドを取り外さなければならない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、単一の効率
的な動作によって、針カニューレを注射器筒内の液体と
連通させ且つ針シールドを注射器筒から分離することが
できる、皮下注射器のための作動組立体を備えた皮下注
射器を提供することを目的とする。
的な動作によって、針カニューレを注射器筒内の液体と
連通させ且つ針シールドを注射器筒から分離することが
できる、皮下注射器のための作動組立体を備えた皮下注
射器を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明による皮下注射器
は、基端と、先端と、これらの端部間に延びて液体収容
チャンバを形成する円筒形の壁とを有する注射器筒を有
する。この注射器筒の先端は、前記チャンバにつながっ
ている通路を含む。しかしながら、バリアによって、チ
ャンバ内の液体がバリアから前記通路を通って流れるの
が防止されている。
は、基端と、先端と、これらの端部間に延びて液体収容
チャンバを形成する円筒形の壁とを有する注射器筒を有
する。この注射器筒の先端は、前記チャンバにつながっ
ている通路を含む。しかしながら、バリアによって、チ
ャンバ内の液体がバリアから前記通路を通って流れるの
が防止されている。
【０００８】この皮下注射器は、更に針組立体を含み、
針組立体は、針ハブと基端方向を向いた尖端を備えた針
カニューレとを含む。針ハブと針カニューレとは、基端
方向に動いて、注射器筒内のバリアを穿刺することがで
きる。針シールドは、注射器筒の先端に取り付けられ
て、針カニューレをシールドして保護する。
針組立体は、針ハブと基端方向を向いた尖端を備えた針
カニューレとを含む。針ハブと針カニューレとは、基端
方向に動いて、注射器筒内のバリアを穿刺することがで
きる。針シールドは、注射器筒の先端に取り付けられ
て、針カニューレをシールドして保護する。
【０００９】本発明の作動組立体は、針シールドを一方
向に回転させることによって、最初に針シールドを基端
方向に案内し続いて先端方向に案内するためのカム手段
を含むことができる。カム手段は、カムピンとカム孔と
を協働させる構造を形成することができる。例えば、少
なくとも１つのカムピンが針シールドの内側面に形成さ
れて、注射器筒上の少なくとも１つのカム孔と係合でき
るようにしてもよい。
向に回転させることによって、最初に針シールドを基端
方向に案内し続いて先端方向に案内するためのカム手段
を含むことができる。カム手段は、カムピンとカム孔と
を協働させる構造を形成することができる。例えば、少
なくとも１つのカムピンが針シールドの内側面に形成さ
れて、注射器筒上の少なくとも１つのカム孔と係合でき
るようにしてもよい。
【００１０】カム孔は、カムピンと解除可能であるが係
合係止し、これによって、針シールドを注射器筒に対し
て固定位置に解除可能に係止する係止位置を含む。カム
孔の係止位置は、針シールドが注射器筒に対して動くの
に抵抗して、偶然にバリアを穿刺し且つ針シールドが取
り外されるのを防止するような形状にすることができ
る。
合係止し、これによって、針シールドを注射器筒に対し
て固定位置に解除可能に係止する係止位置を含む。カム
孔の係止位置は、針シールドが注射器筒に対して動くの
に抵抗して、偶然にバリアを穿刺し且つ針シールドが取
り外されるのを防止するような形状にすることができ
る。
【００１１】カム孔は、係止位置から作動位置へと基端
方向にほぼ螺旋状に延びることができる。カム孔は、次
いで、方向を変えて作動位置から注射器筒の先端に向か
ってほぼ螺旋状に延びるようにしてもよい。この形状に
より、針シールドを注射器筒に対して回転させることに
より、カムピンをカム孔に従って最初に基端方向へ、次
いで引き続き先端方向に動かせる。
方向にほぼ螺旋状に延びることができる。カム孔は、次
いで、方向を変えて作動位置から注射器筒の先端に向か
ってほぼ螺旋状に延びるようにしてもよい。この形状に
より、針シールドを注射器筒に対して回転させることに
より、カムピンをカム孔に従って最初に基端方向へ、次
いで引き続き先端方向に動かせる。
【００１２】上記したように、針ハブは、注射器筒の先
端に対して軸線方向に移動可能である。この針ハブは、
また、針シールドと係合可能でもある。従って、カムピ
ンがカム孔に従って動くことによって生じる針シールド
の回転運動及び基端方向への運動によって針カニューレ
の基端方向を向いた尖端が注射器筒のバリアを穿刺する
のに十分な距離の針ハブの基端方向への運動が生じる。
カムピンがカム孔に従って動くことによって生じる針シ
ールドの連続的な回転運動及び基端方向への運動によっ
て、針シールドを、注射器筒及び針ハブの両方から分離
することができる。
端に対して軸線方向に移動可能である。この針ハブは、
また、針シールドと係合可能でもある。従って、カムピ
ンがカム孔に従って動くことによって生じる針シールド
の回転運動及び基端方向への運動によって針カニューレ
の基端方向を向いた尖端が注射器筒のバリアを穿刺する
のに十分な距離の針ハブの基端方向への運動が生じる。
カムピンがカム孔に従って動くことによって生じる針シ
ールドの連続的な回転運動及び基端方向への運動によっ
て、針シールドを、注射器筒及び針ハブの両方から分離
することができる。
【００１３】
【実施例】本発明の皮下注射器が、図１及び図１０〜１
２において符号１０によって全体的に示されている。皮
下注射器１０は、注射器筒１２、針組立体１４及び針シ
ールド１６を含む。
２において符号１０によって全体的に示されている。皮
下注射器１０は、注射器筒１２、針組立体１４及び針シ
ールド１６を含む。
【００１４】図１〜４に最も明確に示されているよう
に、注射器筒１２は、開口した基端１８、先端２０及び
円筒形の壁２２を含み、円筒形の壁２２は、基端１８と
先端２０との間を延びて液体収容チャンバ２４を形成し
ている。プランジャ（図示せず）を円筒形の壁２２と液
密係合状態で摺動自在に配設して、以下に説明するよう
に、チャンバ２４から液体を押し出すことができる。
に、注射器筒１２は、開口した基端１８、先端２０及び
円筒形の壁２２を含み、円筒形の壁２２は、基端１８と
先端２０との間を延びて液体収容チャンバ２４を形成し
ている。プランジャ（図示せず）を円筒形の壁２２と液
密係合状態で摺動自在に配設して、以下に説明するよう
に、チャンバ２４から液体を押し出すことができる。
【００１５】図３及び４において、注射器筒１２の先端
２０は、軸線方向に延びてチャンバ２４と連通している
通路２８を備えた先端部２６を有する。しかしながら、
この通路は、先端部２６の長さの中間のところに液体が
通過し得ないバリア３０を有する。ここに示すように、
バリア３０は、適切な厚さを形成するように、注射器１
２と一体成形されている。このバリアはまた、この実施
例におけるバリア３０のように基本位置において注射器
筒に取り付けられる別個の部品の一部として形成しても
よい。バリアは、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマ、
天然ゴム、合成ゴム若しくはこれらの組み合わせのよう
な種々の材料によって作ることができる。注射器を使用
する前の状態においては、針ハブをカラー内に配置する
ための手段を備え、ユーザーが注射器を作動させること
を決定する前に針がバリアに触れるのを防止することが
好ましい。このことは、針ハブと注射器筒との間に干渉
部又は摩擦嵌合部を設けること及び／又はハブをカラー
内に位置決めする助けとなる特定の構造を設けることに
より実現することができる。この目的のために、注射器
筒１２の先端部２６は、更に、先端部２６の長さの中間
位置において外方に延びている環状のリブ３４を有する
ほぼ円筒形の外面３２を備えている。リブ３４は、以下
において更に詳細に説明するように、注射器筒１２に対
する針組立体１４の最初の取り付け位置を規定する助け
となる。
２０は、軸線方向に延びてチャンバ２４と連通している
通路２８を備えた先端部２６を有する。しかしながら、
この通路は、先端部２６の長さの中間のところに液体が
通過し得ないバリア３０を有する。ここに示すように、
バリア３０は、適切な厚さを形成するように、注射器１
２と一体成形されている。このバリアはまた、この実施
例におけるバリア３０のように基本位置において注射器
筒に取り付けられる別個の部品の一部として形成しても
よい。バリアは、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマ、
天然ゴム、合成ゴム若しくはこれらの組み合わせのよう
な種々の材料によって作ることができる。注射器を使用
する前の状態においては、針ハブをカラー内に配置する
ための手段を備え、ユーザーが注射器を作動させること
を決定する前に針がバリアに触れるのを防止することが
好ましい。このことは、針ハブと注射器筒との間に干渉
部又は摩擦嵌合部を設けること及び／又はハブをカラー
内に位置決めする助けとなる特定の構造を設けることに
より実現することができる。この目的のために、注射器
筒１２の先端部２６は、更に、先端部２６の長さの中間
位置において外方に延びている環状のリブ３４を有する
ほぼ円筒形の外面３２を備えている。リブ３４は、以下
において更に詳細に説明するように、注射器筒１２に対
する針組立体１４の最初の取り付け位置を規定する助け
となる。
【００１６】注射器筒１２の先端は、更に、先端部２６
の周りに離隔された同心関係で配設された円筒形のカラ
ー３６を備えている。カラー３６は、外側円筒形面３８
を含み、この外側円筒形面は、以下において更に説明す
るように、針シールド１６との干渉篏合を提供するため
の外方に延びた環状係合リブ４０を有する。
の周りに離隔された同心関係で配設された円筒形のカラ
ー３６を備えている。カラー３６は、外側円筒形面３８
を含み、この外側円筒形面は、以下において更に説明す
るように、針シールド１６との干渉篏合を提供するため
の外方に延びた環状係合リブ４０を有する。
【００１７】カラー３６の外側面は、更に、一対の互い
に対向したカム孔４２を有する。図１及び２に最も明確
に示すように、孔４２の各々は、ほぼＶ形状であり、カ
ラー３６の軸方向長さの中間に閉止した端部４４を有す
る。カム孔４２の閉止端部４４は、針シールドを係止位
置に保持し且つ針シールド１６と注射器筒１２との間の
意図しない動きを防止する助けとなる係止用の突起４６
を有する。この状態で、針シールドは、注射器筒から取
り外すことができない。カム孔４２は、閉止端部４４か
ら作動位置４８へと基端方向にほぼ螺旋状に延びている
作動脚部４７を有する。カム孔４２の作動脚部４７は、
ほぼ６０°の角度で注射器筒１２の長手軸線を通る面に
対して５０°〜７０°の範囲の角度で整合されている。
に対向したカム孔４２を有する。図１及び２に最も明確
に示すように、孔４２の各々は、ほぼＶ形状であり、カ
ラー３６の軸方向長さの中間に閉止した端部４４を有す
る。カム孔４２の閉止端部４４は、針シールドを係止位
置に保持し且つ針シールド１６と注射器筒１２との間の
意図しない動きを防止する助けとなる係止用の突起４６
を有する。この状態で、針シールドは、注射器筒から取
り外すことができない。カム孔４２は、閉止端部４４か
ら作動位置４８へと基端方向にほぼ螺旋状に延びている
作動脚部４７を有する。カム孔４２の作動脚部４７は、
ほぼ６０°の角度で注射器筒１２の長手軸線を通る面に
対して５０°〜７０°の範囲の角度で整合されている。
【００１８】カム孔４２は、更に、作動位置４８から先
端方向にほぼ螺旋状に注射器筒１２の先端の開口端部５
０まで続いているシールド取り外し脚部４９を含む。カ
ム孔４２の取り外し脚部４９は、カム孔４２の作動脚部
から反対方向に生じた螺旋形状を形成している。従っ
て、このカム孔は、カラー３６の円筒形外面３８に適用
されるほぼＶ形状を形成している。しかしながら、ここ
に示す好ましい実施例においては、カム孔４２のシール
ド取り外し脚部９４は、注射器筒１２の長手軸線を通る
面に対して約２５°の角度を形成している。
端方向にほぼ螺旋状に注射器筒１２の先端の開口端部５
０まで続いているシールド取り外し脚部４９を含む。カ
ム孔４２の取り外し脚部４９は、カム孔４２の作動脚部
から反対方向に生じた螺旋形状を形成している。従っ
て、このカム孔は、カラー３６の円筒形外面３８に適用
されるほぼＶ形状を形成している。しかしながら、ここ
に示す好ましい実施例においては、カム孔４２のシール
ド取り外し脚部９４は、注射器筒１２の長手軸線を通る
面に対して約２５°の角度を形成している。
【００１９】針組立体１４は、互いに対向した基端５４
と先端５６と当該針組立体を貫通して延びる針収容開口
５８とを有する一体成形された熱可塑性針ハブ５２を含
む。針カニューレ６０は、エポキシ樹脂又はその他のこ
のような手段によって開口５８内に堅固に固定される。
針カニューレ６０は、ハブ５２の基端５４を越えて突出
している基端方向を向いた尖端６２と、ハブ５２の先端
５６を越えて突出している先端方向を向いた尖端６４と
を有する。
と先端５６と当該針組立体を貫通して延びる針収容開口
５８とを有する一体成形された熱可塑性針ハブ５２を含
む。針カニューレ６０は、エポキシ樹脂又はその他のこ
のような手段によって開口５８内に堅固に固定される。
針カニューレ６０は、ハブ５２の基端５４を越えて突出
している基端方向を向いた尖端６２と、ハブ５２の先端
５６を越えて突出している先端方向を向いた尖端６４と
を有する。
【００２０】ほぼ円筒形のキャビティ６６が、ハブ５２
の基端５４内へと軸線方向に延びている。キャビティ６
６は、注射器筒１２上の先端部２６の円筒形外側面３２
の外径よりも若干大きい内径を有する。キャビティ６６
の内径は、針ハブを位置決めするために、先端部２６の
外側円筒形面上の環状リブ３４を収容するようになされ
た円周溝６７を含む。
の基端５４内へと軸線方向に延びている。キャビティ６
６は、注射器筒１２上の先端部２６の円筒形外側面３２
の外径よりも若干大きい内径を有する。キャビティ６６
の内径は、針ハブを位置決めするために、先端部２６の
外側円筒形面上の環状リブ３４を収容するようになされ
た円周溝６７を含む。
【００２１】ハブ５２の基端５４に隣接する部分は、注
射器筒１２のカラー３６の内径よりも小さい外径を有す
る。しかしながら、ハブ５２の外面は、基端５４から離
隔された位置に長手方向に延びる複数のリブ６８を有す
る。
射器筒１２のカラー３６の内径よりも小さい外径を有す
る。しかしながら、ハブ５２の外面は、基端５４から離
隔された位置に長手方向に延びる複数のリブ６８を有す
る。
【００２２】ハブ１４と注射器筒１２の先端部に設けら
れた先端とカラーとの相対的な寸法によって、ハブ５２
を注射器筒１２の先端部の初期位置に保持することがで
きる。より特別には、ハブ５２の基端５４は、キャビテ
ィ６６の円周溝６７が先端部２６の周りに延在している
環状リブ３４と係合するまでカラー３６内に篏り込むこ
とができる。リブ３４を溝６７と係合させることによっ
て、ハブ５２が篏り込んで円筒形カラー３６と係合した
状態から先端方向に摺動するのが防止される。これと同
時に、注射器先端部２６の環状リブ３４と溝６７とが係
合することによって、ハブ５２が篏り込んで注射器の先
端部２６を更に進むことが少なくとも一時的に抑制され
る。ハブ５２を注射器筒１２上にこのように最初に位置
決めすることによって、針カニューレ６０の基端６２が
バリア３０から先端方向に若干離れた位置に配置され
る。
れた先端とカラーとの相対的な寸法によって、ハブ５２
を注射器筒１２の先端部の初期位置に保持することがで
きる。より特別には、ハブ５２の基端５４は、キャビテ
ィ６６の円周溝６７が先端部２６の周りに延在している
環状リブ３４と係合するまでカラー３６内に篏り込むこ
とができる。リブ３４を溝６７と係合させることによっ
て、ハブ５２が篏り込んで円筒形カラー３６と係合した
状態から先端方向に摺動するのが防止される。これと同
時に、注射器先端部２６の環状リブ３４と溝６７とが係
合することによって、ハブ５２が篏り込んで注射器の先
端部２６を更に進むことが少なくとも一時的に抑制され
る。ハブ５２を注射器筒１２上にこのように最初に位置
決めすることによって、針カニューレ６０の基端６２が
バリア３０から先端方向に若干離れた位置に配置され
る。
【００２３】図７〜９により明確に示すように、針シー
ルド１６は、堅固な熱可塑性材料によって一体成形され
且つ開口した基端７０、閉塞された先端７２及びこれら
の基端と先端との間に設けられた針収容チャンバ７４と
を含む。針シールド１６の外側面は、以下において更に
説明するように、シールド１６の把持及び回転を容易に
するリブ７６を有する。
ルド１６は、堅固な熱可塑性材料によって一体成形され
且つ開口した基端７０、閉塞された先端７２及びこれら
の基端と先端との間に設けられた針収容チャンバ７４と
を含む。針シールド１６の外側面は、以下において更に
説明するように、シールド１６の把持及び回転を容易に
するリブ７６を有する。
【００２４】針シールドの針収容キャビティ７４は、径
方向内側に向かって延び且つ注射器筒１２のカラー上の
カム孔４２内に収容される大きさになされた互いに対向
した一対のカムピン７８を含む。カムピンは、成形中、
成形後に形成された又は針シールドの形成後に取り付け
られた別個の部品として形成された、ほぼ切頭円錐形又
は半球の突出部であってもよい。針シールド１６の針収
容キャビティ７４は、更に、カムピン７８と針シールド
１６の先端との中間位置に一対の互いに対向して内側に
突出しているストッパ８２を有する。
方向内側に向かって延び且つ注射器筒１２のカラー上の
カム孔４２内に収容される大きさになされた互いに対向
した一対のカムピン７８を含む。カムピンは、成形中、
成形後に形成された又は針シールドの形成後に取り付け
られた別個の部品として形成された、ほぼ切頭円錐形又
は半球の突出部であってもよい。針シールド１６の針収
容キャビティ７４は、更に、カムピン７８と針シールド
１６の先端との中間位置に一対の互いに対向して内側に
突出しているストッパ８２を有する。
【００２５】皮下注射器１０は、図１０に示すように、
針組立体１４のハブの基端５４を、カラー３６内へ及び
注射器筒１２の先端部２６を覆って篏まり込むようにす
ることによって組み立てられる。この篏まり込み動作
は、ハブ５２の基端が注射器先端部２６の外周面上の環
状リブ３４と係合したときに終了する。注射器筒１２か
ら先端方向へのハブ５２の分離は、長手方向リブ６８と
円筒形のカラー３６との間の摩擦係合によって防止され
る。このようにして、針カニューレ６０の基端６２が、
注射器筒１２上のバリア３０から先端方向に若干離れた
位置に一時的に取り付けられる。
針組立体１４のハブの基端５４を、カラー３６内へ及び
注射器筒１２の先端部２６を覆って篏まり込むようにす
ることによって組み立てられる。この篏まり込み動作
は、ハブ５２の基端が注射器先端部２６の外周面上の環
状リブ３４と係合したときに終了する。注射器筒１２か
ら先端方向へのハブ５２の分離は、長手方向リブ６８と
円筒形のカラー３６との間の摩擦係合によって防止され
る。このようにして、針カニューレ６０の基端６２が、
注射器筒１２上のバリア３０から先端方向に若干離れた
位置に一時的に取り付けられる。
【００２６】図１０に示すように、皮下注射器１０の組
み立ては、針シールド１６のストッパ８２が針ハブ５２
の先端５６と係合するまで、針シールド１６をカラー３
６を覆うように篏め込むことによってなされる。この組
み立て状態が達成されると、カム孔４２の閉止端部４４
と整合している針シールド１６上の対向した位置が内方
に突出されてカムピン７８が形成される。このカムピン
は、最初は、カム孔４２内の係止突起４６によって、カ
ム孔４２の閉鎖端部４４内に保持される。注射器筒１２
のチャンバは、注入すべき適当な溶液を予め充填され、
プランジャとピストンとの組み合わせによって又はその
他の公知の手段によって密封してもよい。この皮下注射
器組立体は、使用直前までこのように組み立てられ且つ
予め充填された状態に保持されるであろう。
み立ては、針シールド１６のストッパ８２が針ハブ５２
の先端５６と係合するまで、針シールド１６をカラー３
６を覆うように篏め込むことによってなされる。この組
み立て状態が達成されると、カム孔４２の閉止端部４４
と整合している針シールド１６上の対向した位置が内方
に突出されてカムピン７８が形成される。このカムピン
は、最初は、カム孔４２内の係止突起４６によって、カ
ム孔４２の閉鎖端部４４内に保持される。注射器筒１２
のチャンバは、注入すべき適当な溶液を予め充填され、
プランジャとピストンとの組み合わせによって又はその
他の公知の手段によって密封してもよい。この皮下注射
器組立体は、使用直前までこのように組み立てられ且つ
予め充填された状態に保持されるであろう。
【００２７】皮下注射器１０は、針シールド１６を注射
器筒１２に対して回転させることによって使用される。
これらの回転力によって、針シールド１６上のカムピン
７８が、注射器筒１２のカラー上のカム孔４２に従って
動く。特に、図１１に最も明確に示されているように、
最初に、針シールド１６を注射器筒１２に対して回転さ
せることによって、注射器筒１２に対する針シールドの
基端方向への軸線方向の動きが生じる。針シールド１６
上のストッパ８２は、針ハブ５２の先端５６と係合し
て、針組立体１４を針シールド１６と共に基端方向に移
動させる。
器筒１２に対して回転させることによって使用される。
これらの回転力によって、針シールド１６上のカムピン
７８が、注射器筒１２のカラー上のカム孔４２に従って
動く。特に、図１１に最も明確に示されているように、
最初に、針シールド１６を注射器筒１２に対して回転さ
せることによって、注射器筒１２に対する針シールドの
基端方向への軸線方向の動きが生じる。針シールド１６
上のストッパ８２は、針ハブ５２の先端５６と係合し
て、針組立体１４を針シールド１６と共に基端方向に移
動させる。
【００２８】針組立体１４と針シールド１６とをカムに
沿って基端方向に十分に動かすと、針カニューレ６０の
基端の尖端がバリア３０を穿刺して、針カニューレ６０
と注射器筒のチャンバ２４との間が連通される。カム孔
４２の作動脚部４７が比較的大きな角度であることによ
って、最初に、ハブ５２の基端が注射器の先端部２６上
の環状リブ３４に沿って押し込まれるという所望の機械
的利点が提供され、次いで、ハブが先端方向に付勢され
るという機械的利点が提供される。ハブ５２のリブ６８
は、カラー３６の内周面よりも若干小さい直径を有し
て、針組立体を注射器筒の長手軸線と整合させ且つハブ
がカラーの内側面に反るか曲がるのを防止する助けとす
ることが好ましい。
沿って基端方向に十分に動かすと、針カニューレ６０の
基端の尖端がバリア３０を穿刺して、針カニューレ６０
と注射器筒のチャンバ２４との間が連通される。カム孔
４２の作動脚部４７が比較的大きな角度であることによ
って、最初に、ハブ５２の基端が注射器の先端部２６上
の環状リブ３４に沿って押し込まれるという所望の機械
的利点が提供され、次いで、ハブが先端方向に付勢され
るという機械的利点が提供される。ハブ５２のリブ６８
は、カラー３６の内周面よりも若干小さい直径を有し
て、針組立体を注射器筒の長手軸線と整合させ且つハブ
がカラーの内側面に反るか曲がるのを防止する助けとす
ることが好ましい。
【００２９】引き続いて、針シールド１６を回転させる
ことによって、カムピン７８はカム孔４２のシールド取
り外し脚部４９を介してカム孔４２に沿って動き続け
る。この状態において、針シールド１６は実質的に注射
器筒１２から分離され、軸線方向に自由に動くことがで
きる。このように、バリア３０を最初に穿刺し、続いて
針シールドを分離して皮下注射器１０を使用可能状態と
することは、注射器筒１２に対する針シールド１６の単
純で連続的な回転運動によって行うことができることが
強調されなければならない。上記したカム孔４２の形状
によって、この連続的な回転運動が、注射器筒１２に沿
った針シールド１６の最初の基端方向への移動及び引き
続く注射器筒１２に対する針シールド１６の先端方向へ
の動きに変換される。
ことによって、カムピン７８はカム孔４２のシールド取
り外し脚部４９を介してカム孔４２に沿って動き続け
る。この状態において、針シールド１６は実質的に注射
器筒１２から分離され、軸線方向に自由に動くことがで
きる。このように、バリア３０を最初に穿刺し、続いて
針シールドを分離して皮下注射器１０を使用可能状態と
することは、注射器筒１２に対する針シールド１６の単
純で連続的な回転運動によって行うことができることが
強調されなければならない。上記したカム孔４２の形状
によって、この連続的な回転運動が、注射器筒１２に沿
った針シールド１６の最初の基端方向への移動及び引き
続く注射器筒１２に対する針シールド１６の先端方向へ
の動きに変換される。
【００３０】この好ましい実施例においては、針シール
ドが注射器筒に対する針シールドの回転が完了し、バリ
アが針によって穿刺されるまで、針シールドをバリアか
ら取り外すことができないことにも注目されるべきであ
る。注射器の作動前に針シールドを取り外すのを防止す
るためのこの手段は、本好ましい実施例の重要な特徴で
ある。
ドが注射器筒に対する針シールドの回転が完了し、バリ
アが針によって穿刺されるまで、針シールドをバリアか
ら取り外すことができないことにも注目されるべきであ
る。注射器の作動前に針シールドを取り外すのを防止す
るためのこの手段は、本好ましい実施例の重要な特徴で
ある。
【００３１】上記した実施例は、カム経路又はカム孔に
対して特定の角度方向に針シールドを回転させる必要が
ある。しかしながら、針シールドを、注射器筒に対して
時計方向か又は反時計方向に回転させることによってバ
リアが穿刺されるように両方向又は対称的なカム経路を
含むことも本発明の範囲内である。
対して特定の角度方向に針シールドを回転させる必要が
ある。しかしながら、針シールドを、注射器筒に対して
時計方向か又は反時計方向に回転させることによってバ
リアが穿刺されるように両方向又は対称的なカム経路を
含むことも本発明の範囲内である。
【００３２】ここに示した好ましい実施例は、注射器筒
１２のカラー３６の外側円筒面上に設けられたカム経路
又はカム孔４２と、針シールドの内側に設けられたカム
ピン又はカムフォロア７８とを含む。針シールドの内側
にカム経路を含み、カラーの外側にカムピン又はカムフ
ォロアを含むことも本発明の範囲内でもある。更に、ど
のような形態で注射器筒のカラーの内側のカム経路及び
カラー内に篏合する大きさになされた円筒形構造を有
し、外側を向いたカムフォロア又はカムピンを含むか、
又はこれと反対の構造すなわちピン又はカムピンがカラ
ーから内側に突出し、針シールドがカムピン又はカムフ
ォロアを収容する外方を向いたカム経路を含むかもまた
本発明の範囲内である。
１２のカラー３６の外側円筒面上に設けられたカム経路
又はカム孔４２と、針シールドの内側に設けられたカム
ピン又はカムフォロア７８とを含む。針シールドの内側
にカム経路を含み、カラーの外側にカムピン又はカムフ
ォロアを含むことも本発明の範囲内でもある。更に、ど
のような形態で注射器筒のカラーの内側のカム経路及び
カラー内に篏合する大きさになされた円筒形構造を有
し、外側を向いたカムフォロア又はカムピンを含むか、
又はこれと反対の構造すなわちピン又はカムピンがカラ
ーから内側に突出し、針シールドがカムピン又はカムフ
ォロアを収容する外方を向いたカム経路を含むかもまた
本発明の範囲内である。
【図１】本発明による皮下注射器組立体の分解斜視図で
ある。
ある。
【図２】図１の注射器筒の側面図である。
【図３】図２の線３−３に沿った断面図である。
【図４】図３の線４−４に沿った断面図である。
【図５】図１に示された針ハブの底面図である。
【図６】図５の線６−６に沿った断面図である。
【図７】図１に示された針シールドの底面図である。
【図８】図７の線８−８に沿った断面図である。
【図９】図７の線９−９に沿った断面図である。
【図１０】注射器筒のバリアを穿刺する前の組み立てら
れた状態の皮下注射器の断面図である。
れた状態の皮下注射器の断面図である。
【図１１】図１０と類似しているが、注射器バリアが穿
刺された状態を示す断面図である。
刺された状態を示す断面図である。
【図１２】図１０及び１１に類似しているが、針シール
ドが取り外された状態を示す断面図である。
ドが取り外された状態を示す断面図である。
１０ 皮下注射器、 １２ 注射器筒、 １４ 針
組立体、１６ 針シールド、 ３６ カラー、 ４
２ カム孔、 ５２ ハブ、６０ 針カニューレ、
７８ カムピン、
組立体、１６ 針シールド、 ３６ カラー、 ４
２ カム孔、 ５２ ハブ、６０ 針カニューレ、
７８ カムピン、
Claims (9)
- 【請求項１】 互いに対向した基端と先端、これらの間
に設けられた液体収容チャンバ、同液体収容チャンバと
連通するために前記先端を貫通して延びている通路、及
び同通路を通る液体の流れを遮断するための穿刺可能な
バリアを備えた注射器筒と、同注射器筒の先端に取り付
けられ且つ前記バリアを穿刺するために基端方向に選択
的に移動可能である針カニューレと、同針カニューレを
保護するために前記注射器筒に取り付けられた針シール
ドと、を有する皮下注射器であって、 前記注射器と前記針シールドとの上に各々設けられた第
１及び第２の協働カム手段であって、前記第１のカム手
段が、前記注射器筒と前記針シールドとのうちの選択さ
れた方の上に設けられたカム孔であり、前記第２のカム
手段が、前記注射器筒と前記針シールドとのうちの前記
選択されていない方に設けられて前記カム孔内に摺動自
在に係合する大きさになされたカムピンであり、前記注
射器筒に対して前記針シールドを一方向に回転されるこ
とに応答して、最初に前記針シールドと針カニューレと
を前記バリアを穿刺するのに十分な距離だけ基端方向に
動かし、ひき続いて、前記針シールドを先端方向に移動
させて同針シールドを前記注射器筒から分離する、第１
及び第２の協働カム手段を有する作動組立体を含む、皮
下注射器。 - 【請求項２】 請求項１に記載の皮下注射器であって、 前記カム孔が前記注射器筒上に設けられ、前記カムピン
が前記針シールド上に設けられている、皮下注射器。 - 【請求項３】 請求項２に記載の皮下注射器であって、 前記カム孔が、閉塞端部から作動位置まで基端方向にほ
ぼ螺旋状に延びた作動脚部と、前記注射器筒の前記作動
位置から前記先端までほぼ螺旋状に延びているシールド
取り外し脚部とを含む、皮下注射器。 - 【請求項４】 請求項３に記載の皮下注射器であって、 前記カム孔の前記閉塞端部が、軸線方向の力に応答して
前記針シールドが前記注射器筒に対して軸線方向に移動
するのを防止するための係止突起を含む、皮下注射器。 - 【請求項５】 請求項３に記載の皮下注射器であって、 前記注射器筒がほぼ円筒形であり且つ長手軸線を有し、
前記カム孔の前記作動脚部が、約５０°〜７０°の範囲
の角度で前記長手軸線を通る平面に対して整合されて前
記バリアを効率的に穿刺できるようになされている、皮
下注射器。 - 【請求項６】 請求項５に記載の皮下注射器であって、 前記カム孔の前記シールド取り外し脚部が、前記作動脚
部よりも小さい角度で前記平面に対して整合されて、前
記針シールドが前記注射器筒から効率良く分離できるよ
うになされている、皮下注射器。 - 【請求項７】 請求項１に記載の皮下注射器であって、 前記カムピンが、前記針シールド上に内側を向いて形成
された突出部によって形成されている、皮下注射器。 - 【請求項８】 請求項１に記載の皮下注射器であって、 前記針カニューレを基端方向に付勢して前記バリアを穿
刺するために、前記針シールド上に設けられた内方に延
びたストッパを更に含む、皮下注射器。 - 【請求項９】 請求項１に記載の皮下注射器であって、 前記針シールドを取り外した後に、前記針カニューレが
前記注射器筒に固定して取り付けたまま保持されるよう
に、前記バリアを穿刺した後に前記針カニューレの先端
方向への動きを防止するための手段であって、各々、前
記針ハブの内面又は前記注射器筒の内面と摩擦係合する
前記注射器筒上又は前記針ハブ上に設けられた径が大き
くなされた部分（３４，６８）を含む手段をさらに含
む、皮下注射器。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US992958 | 1992-12-18 | ||
| US07/992,958 US5250037A (en) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | Syringe having needle isolation features |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06209996A JPH06209996A (ja) | 1994-08-02 |
| JP2549820B2 true JP2549820B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=25538933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5318177A Expired - Lifetime JP2549820B2 (ja) | 1992-12-18 | 1993-12-17 | 針隔離構造を備えた注射器 |
Country Status (11)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5250037A (ja) |
| EP (1) | EP0602883B1 (ja) |
| JP (1) | JP2549820B2 (ja) |
| KR (1) | KR970006092B1 (ja) |
| AU (1) | AU663420B2 (ja) |
| BR (1) | BR9305077A (ja) |
| CA (1) | CA2110115C (ja) |
| DE (1) | DE69319702T2 (ja) |
| ES (1) | ES2118910T3 (ja) |
| MX (1) | MX9307738A (ja) |
| SG (1) | SG43140A1 (ja) |
Families Citing this family (98)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US5609584A (en) * | 1994-05-18 | 1997-03-11 | Gettig Technologies, Inc. | Adaptor system for use with a syringe |
| US5554123A (en) * | 1994-10-31 | 1996-09-10 | Glenn Herskowitz | Portable infusion pump |
| AT404430B (de) * | 1996-06-25 | 1998-11-25 | Med Plastic Ag | Injektionsspritzenkopf mit originalitätsverschluss |
| US5807349A (en) * | 1997-03-10 | 1998-09-15 | United States Surgical Corporation | Catheter having valve mechanism |
| US5931817A (en) * | 1997-09-12 | 1999-08-03 | Becton Dickinson And Company | Pen needle assembly |
| WO1999016485A1 (en) | 1997-09-29 | 1999-04-08 | Becton Dickinson And Company | Injection device and drug cartridge for preventing cross-use of the device and drug cartridge |
| US6382442B1 (en) | 1998-04-20 | 2002-05-07 | Becton Dickinson And Company | Plastic closure for vials and other medical containers |
| US6681946B1 (en) | 1998-02-26 | 2004-01-27 | Becton, Dickinson And Company | Resealable medical transfer set |
| US6378714B1 (en) | 1998-04-20 | 2002-04-30 | Becton Dickinson And Company | Transferset for vials and other medical containers |
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| US6209738B1 (en) | 1998-04-20 | 2001-04-03 | Becton, Dickinson And Company | Transfer set for vials and medical containers |
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| FR2784034B1 (fr) | 1998-10-01 | 2000-12-15 | Marc Brunel | Dispositif d'injection a usage unique destine a etre pre-rempli |
| US6491667B1 (en) | 1999-08-31 | 2002-12-10 | Becton, Dickinson And Company | Syringe tip cap |
| US6190361B1 (en) | 2000-04-18 | 2001-02-20 | Gettig Technologies, Inc. | Selectively lockable needle guard |
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| GB2414406B (en) * | 2004-05-28 | 2009-03-18 | Cilag Ag Int | Injection device |
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