JP2533049Y2 - デスクマット - Google Patents

デスクマット

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JP2533049Y2
JP2533049Y2 JP6046891U JP6046891U JP2533049Y2 JP 2533049 Y2 JP2533049 Y2 JP 2533049Y2 JP 6046891 U JP6046891 U JP 6046891U JP 6046891 U JP6046891 U JP 6046891U JP 2533049 Y2 JP2533049 Y2 JP 2533049Y2
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JP
Japan
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desk mat
body layer
copy paper
back surface
ultraviolet
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP6046891U
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English (en)
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JPH0513794U (ja
Inventor
正雄 佐々木
昭夫 稲葉
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Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はデスクマット、詳しくは
机上に敷設して用いられるポリ塩化ビニル系樹脂を主成
分としてなるデスクマットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のポリ塩化ビニル系樹脂製デ
スクマットは、机上におけるクッション性、筆記性、風
合等を付与できるという利点と共に、書類(コピー紙、
ファクシミリ紙、カラーコピー紙等)等を机表面との間
に挾装できるという利点をも有することから大変使用勝
手に優れているものである。
【0003】ところが、上記せるようにコピー紙等を挾
装した場合、塩ビ製デスクマットに含まれている可塑剤
がコピー紙(トナー)に移行してブロッキングを起こ
し、コピー紙の文字、図柄のにじみあるいはデスクマッ
トへの転染(汚れ)を生じるため、本体層の裏面側に紫
外線硬化型塗料あるいは溶剤系表面処理剤等を薄膜状に
塗布して可塑剤の移行防止を図るものとしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のように
薄膜の紫外線硬化型塗料あるいは溶剤系表面処理剤等を
塗布したものでは、最近普及してきたカラーコピー紙に
ついてはその可塑剤の移行防止が図れないという不都合
があり、そこでカラーコピー紙にも対応させるにあたり
紫外線硬化型塗料等の膜厚を厚くせざるをえなかった
が、その結果硬質化するためデスクマットの本質的効果
たるクッション性、筆記性、風合等を損なうばかりか、
折り曲げると本体層の伸びに塗膜がついていけず、クラ
ック、ひびが入ってしまうという問題を有していた(商
品価値の低下)。
【0005】また、カラーコピー紙等はたとえデスクマ
ットの下に敷設していたとしても紫外線により退色が進
み、色あせてしまうものであり、この点も解決できない
ものかとの要望が強かった。
【0006】本考案は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、ポリ塩化ビニル系樹脂を主成分としたデスクマット
において、デスクマット全体の柔軟性を損なわずに、可
塑剤の移行を抑制し、マット下に敷設するカラーコピー
紙等を現状のまま敷設収納せしめることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案がなした技術的手段は、ポリ塩化ビニル系樹脂
を主成分とし、これに所望な紫外線吸収剤を添加して成
膜された本体層と、該本体層の裏面に塗膜されたオルガ
ノシランオリゴウレタンアクリレートを少量添加してな
る柔軟性、屈曲性のある紫外線硬化型塗料からなる裏面
層とで構成されたことである。
【0008】
【考案の作用効果】本考案は、上記のような構成で、裏
面層をオルガノシランオリゴウレタンアクリレートを添
加した柔軟性、屈曲性のある紫外線硬化型塗料で成膜し
たため、その裏面層のコピー紙等接触面の滑り性が向上
し、コピー紙のトナーとのブロッキングを完全に防止す
ることができると共に、上記紫外線硬化型樹脂からなる
裏面層は膜厚に塗膜しても上記せる如き柔軟性、屈曲性
があり全体の柔軟性を損なわないため、コピー紙の文
字、図柄のにじみあるいはマット裏面への転染(汚れ)
を防止してコピー紙を現状のまま敷設収納しつつ、デス
クマットの本質的効果たるクッション性、筆記性、風合
等を損わず、また折り曲げ時のクラック、ひび割れ等の
問題をも発生せしめないため、大変有用で商品価値の高
いものである。
【0009】さらに、本体層に紫外線吸収剤を添加した
ため、該紫外線吸収剤によりカラーコピー紙の退色が防
止できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0011】本考案デスクマットは、此種の技術分野に
おいて周知の形状である平面矩形状等に形成されたもの
であり、ポリ塩化ビニル系樹脂を主成分とし、T−ダイ
などによって所望厚さのシートあるいはフィルム状に本
体層1,2を形成し、該本体層2の裏面2a側に紫外線硬
化型塗料からなる裏面層3を形成する。
【0012】本体層1はポリ塩化ビニル系樹脂を主成分
とし、これに所望な紫外線吸収剤及び可塑剤や安定剤な
ど通常用いられている各種の添加剤を添加した下記配合
(1)をT−ダイ等で例えば約1.8m/m厚に成膜させてな
り、本体層2は同様にポリ塩化ビニル系樹脂を主成分と
し可塑剤や安定剤など通常用いられている各種の添加剤
を添加するが紫外線吸収剤が添加されていない下記配合
(2) をT−ダイ等で例えば約0.3m/m厚に成膜してなり、
本体層1の裏面に本体層2を積層してなるものである。
【0013】 −配合(1)− ポリ塩化ビニル系樹脂 100 重量部 DOP(エポキシ化大豆油を含む) 50 〃 安定剤 2 〃 紫外線吸収剤−Viosorb 580 −(共同薬品(株)製) 0.1 〃 −配合(2)− ポリ塩化ビニル系樹脂 100重量部 DOP(エポキシ化大豆油を含む) 50 〃 安定剤 2 〃 上記紫外線吸収剤は、例えばサリチル酸エステル系、ベ
ンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート
系、シアノアクリレート系等で任意限定はされないもの
であり、添加量は可塑剤量、厚み等諸条件によって異な
る。
【0014】裏面層3は、例えば、オルガノシランオリ
ゴウレタンアクリレートを3重量部添加した柔軟性、屈
曲性等に優れたウレタンアクリレート系の紫外線硬化型
塗料で、本体層2の裏面2a側に約15μm 程度塗膜されて
なる。
【0015】尚、上記例は一例を示すにすぎず何等限定
されるものではない。すなわち紫外線吸収剤が添加され
ていない本体層2を設けることなく、紫外線吸収剤が添
加されている本体層1の裏面に直接紫外線硬化型塗料を
塗膜し裏面層3を形成することは適宜可能であることは
当然である。
【0016】ここで表1に、本考案デスクマットと紫外
線硬化型塗料による裏面層を設けてある従来のデスクマ
ットおよび未処理品における可塑剤移行性(即ちトナー
の転染性)を示す。
【0017】
【表1】 また、表2に本考案デスクマットと、上記同様従来のデ
スクマットおよび未処理デスクマットにおけるカラーコ
ピー紙の退色性を示す。
【0018】
【表2】 尚、図示例は一例であり、全体形状、厚み等適宜変更自
由であり、また図2に示すように本体層2と裏面層3と
の間に所望なアンカー剤を介在してもよいものである。
【0019】また裏面層3を構成する紫外線硬化型塗料
を、本体層1の表面に別途塗膜することは、適宜実施可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案デスクマットの一例を断面して示す斜
視図である。
【図2】 他の実施例を断面して示す斜視図である。
【図3】 使用状態図である。
【符号の説明】
1,2 :本体層 2a :裏面 3 :裏面層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ塩化ビニル系樹脂を主成分とし、
    これに所望な紫外線吸収剤を添加して成膜された本体層
    と、該本体層の裏面に塗膜されたオルガノシランオリゴ
    ウレタンアクリレートを少量添加してなる紫外線硬化型
    塗料からなる裏面層とで構成されたことを特徴とするデ
    スクマット。
JP6046891U 1991-07-31 1991-07-31 デスクマット Expired - Lifetime JP2533049Y2 (ja)

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