JP2532879Y2 - 船舶キャビンの揺動低減装置 - Google Patents
船舶キャビンの揺動低減装置Info
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- JP2532879Y2 JP2532879Y2 JP1991011209U JP1120991U JP2532879Y2 JP 2532879 Y2 JP2532879 Y2 JP 2532879Y2 JP 1991011209 U JP1991011209 U JP 1991011209U JP 1120991 U JP1120991 U JP 1120991U JP 2532879 Y2 JP2532879 Y2 JP 2532879Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は船舶キャビンの揺動低減
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶キャビンの揺動を低減する手段とし
ては、図8側面図に示すように、波による外乱をキャビ
ン2にそのまま伝えないようにするために、キャビン2
を船体1から切り離し、中央のジョイント27で主に支
持するとともに、周辺部において複数のジョイント27
を介してキャビン2の揺れをそれぞれ最小にする油圧ア
クチュエーター28で支持する手段が知られている。こ
れによると、キャビン2及び船体1の揺れは、それぞれ
加速センサー4,5で検出され、アンプ6及びA/D変
換器33を介して総合制御装置13に取り込まれ、その
信号を基に、油圧アクチュエーター28は、キャビン2
の横揺れ及び縦搖れを総合制御装置13によりアクチュ
エーター制御装置30を介し、油圧源32の電磁弁31
を開閉して流量を調整することにより最小に制御する。
ては、図8側面図に示すように、波による外乱をキャビ
ン2にそのまま伝えないようにするために、キャビン2
を船体1から切り離し、中央のジョイント27で主に支
持するとともに、周辺部において複数のジョイント27
を介してキャビン2の揺れをそれぞれ最小にする油圧ア
クチュエーター28で支持する手段が知られている。こ
れによると、キャビン2及び船体1の揺れは、それぞれ
加速センサー4,5で検出され、アンプ6及びA/D変
換器33を介して総合制御装置13に取り込まれ、その
信号を基に、油圧アクチュエーター28は、キャビン2
の横揺れ及び縦搖れを総合制御装置13によりアクチュ
エーター制御装置30を介し、油圧源32の電磁弁31
を開閉して流量を調整することにより最小に制御する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の制振装置では油圧アクチュエーターを用いて
いる関係上、大きな油圧源を必要とするため装置自体が
大規模となり、消費するエネルギコストも多大である。
また、キャビンはジョイント等を介して制御されるため
ガタなどの影響により微少な振動は制振することができ
ない。更に、機構的に、キャビンの縦揺れ,横揺れは制
御可能であるが、水平回転方向の揺動は制御不可能であ
る。本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもの
で、大きな油圧源を使用せずに、縦揺れ及び横揺れのみ
ならず水平回転方向の揺動をも低減する低コストの経済
的な船舶キャビンの揺動低減装置を提供することを目的
とする。
うな従来の制振装置では油圧アクチュエーターを用いて
いる関係上、大きな油圧源を必要とするため装置自体が
大規模となり、消費するエネルギコストも多大である。
また、キャビンはジョイント等を介して制御されるため
ガタなどの影響により微少な振動は制振することができ
ない。更に、機構的に、キャビンの縦揺れ,横揺れは制
御可能であるが、水平回転方向の揺動は制御不可能であ
る。本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもの
で、大きな油圧源を使用せずに、縦揺れ及び横揺れのみ
ならず水平回転方向の揺動をも低減する低コストの経済
的な船舶キャビンの揺動低減装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本考案は、船
舶のキャビン全体を3次元的に回動自在にその底板中央
で船体上に1点で枢支する静圧球面軸受と、上記キャビ
ン内の乗客重量のバランスを取る重量バランス手段と、
上記キャビンの揺動を制御するコントロールモーメント
ジャイロ装置とを具えてなる船舶キャビンの揺動低減装
置において、その重量バランス手段として、同一水平面
に中心対称的に軸支されそれぞれ質量が軸方向に移動可
能に螺合する前後1対及び左右1対のボールねじと、上
記各ボールねじを回転するモーターとからなり、各上記
各質量をそれぞれ所望の位置に移動させる重量バランス
手段と、そのコントロールモーメントジャイロとして偏
平フライホイールの鉛直中心軸の上下端を軸支する左右
方向の水平長方形直立方体状ジンバルの左右方向中心軸
の一端をジンバルモーターにて回動するとき同ジンバル
の左右方向中心軸をその鉛直軸平面上で傾斜させるモー
メントを発生するコントロールモーメントジャイロとを
具えたことを特徴とする。
舶のキャビン全体を3次元的に回動自在にその底板中央
で船体上に1点で枢支する静圧球面軸受と、上記キャビ
ン内の乗客重量のバランスを取る重量バランス手段と、
上記キャビンの揺動を制御するコントロールモーメント
ジャイロ装置とを具えてなる船舶キャビンの揺動低減装
置において、その重量バランス手段として、同一水平面
に中心対称的に軸支されそれぞれ質量が軸方向に移動可
能に螺合する前後1対及び左右1対のボールねじと、上
記各ボールねじを回転するモーターとからなり、各上記
各質量をそれぞれ所望の位置に移動させる重量バランス
手段と、そのコントロールモーメントジャイロとして偏
平フライホイールの鉛直中心軸の上下端を軸支する左右
方向の水平長方形直立方体状ジンバルの左右方向中心軸
の一端をジンバルモーターにて回動するとき同ジンバル
の左右方向中心軸をその鉛直軸平面上で傾斜させるモー
メントを発生するコントロールモーメントジャイロとを
具えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】このような構成によれば、キャビン全体が静圧
球面軸受1点で支持されるため、回転フリーとなり、波
による大部分の揺動はキャビンには伝達せず、また、ガ
タ等も無くなるので微少な振動も制御できるようにな
る。乗船客のバランスは、質量,ボールねじ及びモータ
ーから構成されるオートバランサー装置により制御さ
れ、これで残った揺動は複数個のコントロールモーメン
トジャイロにより制振される。
球面軸受1点で支持されるため、回転フリーとなり、波
による大部分の揺動はキャビンには伝達せず、また、ガ
タ等も無くなるので微少な振動も制御できるようにな
る。乗船客のバランスは、質量,ボールねじ及びモータ
ーから構成されるオートバランサー装置により制御さ
れ、これで残った揺動は複数個のコントロールモーメン
トジャイロにより制振される。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図面について説明する
と、図1はその全体系統図、図2は図1のII−IIに
沿った水平断面図、図3は図1のIII−IIIに沿っ
た水平断面図、図4は図3のコントロールモーメントジ
ャイロを示す縦断面図、図5は図4のV−Vに沿った水
平断面図、図6は図1における制御回路のブロック線図
である。まず図1において、キャビン2はその底板のほ
ぼ中央で静圧球面軸受7で支持され、船の揺動力はほと
んど遮断され、キャビン2には揺動は大きく伝わらな
い。キャビン2内には、図2に示すように、スライド台
14上にモーター9によりボールねじ10等の移動装置
を介して質量8が移動する重量オートバランサー装置が
設置される。また、キャビン2には、のこされた揺動を
抑制するために、図3に示すように、モーメントを出力
して制振を行う大型のコントロールモーメントジャイロ
15,16,17が複数個設置される。
と、図1はその全体系統図、図2は図1のII−IIに
沿った水平断面図、図3は図1のIII−IIIに沿っ
た水平断面図、図4は図3のコントロールモーメントジ
ャイロを示す縦断面図、図5は図4のV−Vに沿った水
平断面図、図6は図1における制御回路のブロック線図
である。まず図1において、キャビン2はその底板のほ
ぼ中央で静圧球面軸受7で支持され、船の揺動力はほと
んど遮断され、キャビン2には揺動は大きく伝わらな
い。キャビン2内には、図2に示すように、スライド台
14上にモーター9によりボールねじ10等の移動装置
を介して質量8が移動する重量オートバランサー装置が
設置される。また、キャビン2には、のこされた揺動を
抑制するために、図3に示すように、モーメントを出力
して制振を行う大型のコントロールモーメントジャイロ
15,16,17が複数個設置される。
【0007】重量オートバランサー装置は、図2に示す
ように、同一水平面上に中心対称的に軸支されそれぞれ
質量が軸方向に移動可能に螺合する前後1対及び左右1
対のボールねじ10と上記各ボールねじ10をそれぞれ
回転するモーター9とからなり、上記各質量8をそれぞ
れ所望の位置に移動させる重量バランス手段とからな
る。キヤビン2には、残された揺動を抑制するため図3
に示すようにモーメントを出力して制振を行う大型のコ
ントロールモーメントジャイロ15,16,17が複数
個設置される。
ように、同一水平面上に中心対称的に軸支されそれぞれ
質量が軸方向に移動可能に螺合する前後1対及び左右1
対のボールねじ10と上記各ボールねじ10をそれぞれ
回転するモーター9とからなり、上記各質量8をそれぞ
れ所望の位置に移動させる重量バランス手段とからな
る。キヤビン2には、残された揺動を抑制するため図3
に示すようにモーメントを出力して制振を行う大型のコ
ントロールモーメントジャイロ15,16,17が複数
個設置される。
【0008】コントロールモーメントジャイロは、図4
及び図5に示すように、水平偏平フライホイール18の
鉛直中心軸の上下端を軸支する左右方向の鉛直長方形枠
状ジンバル22の左右方向中心軸の一端をジンバル用モ
ーター25にて回動するとき、後記するように、同ジン
バルの左右方向中心軸をその鉛直軸平面上で傾斜させる
モーメントを発生する。 すなわち、フライホイール18
の回転慣性モーメントをIp,角速度をΩ,ジンバル2
2の角速度をθ*とすると、対象構造物26に対し、支
持台24を介してモーメントM=IpΩθ*を出力する
大モーメント出力装置であり、回転振動が支配的である
構造物に対しては制振装置として用いることができる。
フライホイール18は軸19を介してモーター21によ
り高速に回転させられ、軸19は軸受20を介してジン
バル22に支えられている。さらにジンバル22はモー
ター25により軸23を介してトルクが負荷される。ジ
ンバル用モーター25により負荷されたトルクによりコ
ントロールモーメントジャイロからは大きなモーメント
が出力され、そのモーメントはジンバル軸23,軸受2
0及び支持台24を介して対象構造物26に伝えられ
る。そのモーメントを利用して揺動が抑えられる。
及び図5に示すように、水平偏平フライホイール18の
鉛直中心軸の上下端を軸支する左右方向の鉛直長方形枠
状ジンバル22の左右方向中心軸の一端をジンバル用モ
ーター25にて回動するとき、後記するように、同ジン
バルの左右方向中心軸をその鉛直軸平面上で傾斜させる
モーメントを発生する。 すなわち、フライホイール18
の回転慣性モーメントをIp,角速度をΩ,ジンバル2
2の角速度をθ*とすると、対象構造物26に対し、支
持台24を介してモーメントM=IpΩθ*を出力する
大モーメント出力装置であり、回転振動が支配的である
構造物に対しては制振装置として用いることができる。
フライホイール18は軸19を介してモーター21によ
り高速に回転させられ、軸19は軸受20を介してジン
バル22に支えられている。さらにジンバル22はモー
ター25により軸23を介してトルクが負荷される。ジ
ンバル用モーター25により負荷されたトルクによりコ
ントロールモーメントジャイロからは大きなモーメント
が出力され、そのモーメントはジンバル軸23,軸受2
0及び支持台24を介して対象構造物26に伝えられ
る。そのモーメントを利用して揺動が抑えられる。
【0009】図1〜図6に示すように、キヤビン2及び
船体1の揺動は1対ずつの加速度センサー4,5で検知
され、アンプ6,A/D変換器33を介した加速度信号
41は検出器35,36,37により縦揺れ角,横揺れ
角,水平回転角が検出される。これらの回転角を基に、
制御回路38,39,40によりコントロールモーメン
トジャイロ用制御装置12,オートバランサー用制御装
置11を介してコントロールモーメントジャイロ15,
16,17及びオートバランサー装置42,43がそれ
ぞれ揺動を抑えるように制御される。また、制御される
キャビン2には転倒防止用としてストッパー34が設け
られている。
船体1の揺動は1対ずつの加速度センサー4,5で検知
され、アンプ6,A/D変換器33を介した加速度信号
41は検出器35,36,37により縦揺れ角,横揺れ
角,水平回転角が検出される。これらの回転角を基に、
制御回路38,39,40によりコントロールモーメン
トジャイロ用制御装置12,オートバランサー用制御装
置11を介してコントロールモーメントジャイロ15,
16,17及びオートバランサー装置42,43がそれ
ぞれ揺動を抑えるように制御される。また、制御される
キャビン2には転倒防止用としてストッパー34が設け
られている。
【0010】
【考案の効果】このような構造によれば、下記の効果が
奏せられる。 (1)キャビン全体が静圧球面軸受1点で3次元的に回
動自在に支持されるため、回転フリーとなり、波による
大部分の揺動は図7(2)に示すように、キャビンには
伝達しない。 (2)キャビンの央部支点は静圧球面軸受であり、ガタ
も無くなるため微少な振動も制御可能となる。 (3)静圧球面軸受に小さな油圧源が必要であるが、他
の制御への供給源は電源であり、装置自体が小規模とな
りエネルギコストも大きく削減することができる。 (4)さらにオートバランサー装置により、乗船客のバ
ランス,波による揺動は図7(3)に示すように、ほと
んどゼロすることが可能である。 (5)縦揺れ,横揺れだけでなく、水平回転方向の残っ
た揺動も、同図(4)に示すようにコントロールモーメ
ントジャイロにより制振でき、制振性能が大きく向上す
る。
奏せられる。 (1)キャビン全体が静圧球面軸受1点で3次元的に回
動自在に支持されるため、回転フリーとなり、波による
大部分の揺動は図7(2)に示すように、キャビンには
伝達しない。 (2)キャビンの央部支点は静圧球面軸受であり、ガタ
も無くなるため微少な振動も制御可能となる。 (3)静圧球面軸受に小さな油圧源が必要であるが、他
の制御への供給源は電源であり、装置自体が小規模とな
りエネルギコストも大きく削減することができる。 (4)さらにオートバランサー装置により、乗船客のバ
ランス,波による揺動は図7(3)に示すように、ほと
んどゼロすることが可能である。 (5)縦揺れ,横揺れだけでなく、水平回転方向の残っ
た揺動も、同図(4)に示すようにコントロールモーメ
ントジャイロにより制振でき、制振性能が大きく向上す
る。
【0011】要するに本考案によれば、船舶のキャビン
全体を3次元的に回動自在にその底板中央で船体上に1
点で枢支する静圧球面軸受と、上記キャビン内の乗客重
量のバランスを取る重量バランス手段と、上記キャビン
の揺動を制御するコントロールモーメントジャイロ装置
とを具えてなる船舶キャビンの揺動低減装置において、
その重量バランス手段として、同一水平面に中心対称的
に軸支されそれぞれ質量が軸方向に移動可能に螺合する
前後1対及び左右1対のボールねじと、上記各ボールね
じを回転するモーターとからなり、各上記各質量をそれ
ぞれ所望の位置に移動させる重量バランス手段と、その
コントロールモーメントジャイロとして偏平フライホイ
ールの鉛直中心軸の上下端を軸支する左右方向の水平長
方形直立方体状ジンバルの左右方向中心軸の一端をジン
バルモーターにて回動するとき同ジンバルの左右方向中
心軸をその鉛直軸平面上で傾斜させるモーメントを発生
するコントロールモーメントジャイロとを具えたことに
より、大きな油圧源を使用せずに、縦揺れ及び横揺れの
みならず水平回転方向の揺動をも低減する低コストの経
済的な船舶キャビンの揺動低減装置を得るから、本発明
は産業上極めて有益なものである。
全体を3次元的に回動自在にその底板中央で船体上に1
点で枢支する静圧球面軸受と、上記キャビン内の乗客重
量のバランスを取る重量バランス手段と、上記キャビン
の揺動を制御するコントロールモーメントジャイロ装置
とを具えてなる船舶キャビンの揺動低減装置において、
その重量バランス手段として、同一水平面に中心対称的
に軸支されそれぞれ質量が軸方向に移動可能に螺合する
前後1対及び左右1対のボールねじと、上記各ボールね
じを回転するモーターとからなり、各上記各質量をそれ
ぞれ所望の位置に移動させる重量バランス手段と、その
コントロールモーメントジャイロとして偏平フライホイ
ールの鉛直中心軸の上下端を軸支する左右方向の水平長
方形直立方体状ジンバルの左右方向中心軸の一端をジン
バルモーターにて回動するとき同ジンバルの左右方向中
心軸をその鉛直軸平面上で傾斜させるモーメントを発生
するコントロールモーメントジャイロとを具えたことに
より、大きな油圧源を使用せずに、縦揺れ及び横揺れの
みならず水平回転方向の揺動をも低減する低コストの経
済的な船舶キャビンの揺動低減装置を得るから、本発明
は産業上極めて有益なものである。
【図1】本考案の一実施例を示す全体系統図である。
【図2】図1のII−IIに沿った水平断面図である。
【図3】図1のIII−IIIに沿った水平断面図であ
る。
る。
【図4】図3のコントロールモーメントジャイロを示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図5】図4のV−Vに沿った水平断面図である。
【図6】図1における制御回路のブロック線図である。
【図7】図1による揺動状態を示す振巾波形図である。
【図8】公知の船舶キャビンの揺動低減装置を示す全体
系統図である。
系統図である。
【0008】
1 船体 2 キャビン 3 運転室 4 キャビン用加速度センサー 5 船体用加速度センサー 6 アンプ 7 静圧球面軸受 8 質量 9 モーター 10 ボールねじ 11 オートバランサー用制御装置 12 コントロールモーメントジャイロ用制御装置 13 総合制御装置 14 スライド台 15 横揺れコントロールモーメントジャイロ 16 水平回転用コントロールモーメントジャイロ 17 縦揺れ用コントロールモーメントジャイロ 18 フライホイール 19 フライホイール軸 20 軸受 21 フライホイール用モーター 22 ジンバル 23 ジンバル軸 24 支持台 25 ジンバル用モーター 26 対象構造物 27 ジョイント 28 油圧アクチュエーター 29 支持台 30 コントローラー 31 電磁弁 32 油圧源 33 A/D変換器 34 ストッパー 35 縦揺れ角検出器 36 横揺れ角検出器 37 水平回転角検出器 38 縦揺れ制御回路 39 横揺れ制御回路 40 水平回転制御回路 41 加速度信号 42 縦揺れ用オートバランサー装置 43 横揺れ用オートバランサー装置
Claims (1)
- 【請求項1】 船舶のキャビン全体を3次元的に回動自
在にその底板中央で船体上に1点で枢支する静圧球面軸
受と、上記キャビン内の乗客重量のバランスを取る重量
バランス手段と、上記キャビンの揺動を制御するコント
ロールモーメントジャイロ装置とを具えてなる船舶キャ
ビンの揺動低減装置において、その重量バランス手段と
して、同一水平面に中心対称的に軸支されそれぞれ質量
が軸方向に移動可能に螺合する前後1対及び左右1対の
ボールねじと、上記各ボールねじを回転するモーターと
からなり、各上記各質量をそれぞれ所望の位置に移動さ
せる重量バランス手段と、そのコントロールモーメント
ジャイロとして偏平フライホイールの鉛直中心軸の上下
端を軸支する左右方向の水平長方形直立方体状ジンバル
の左右方向中心軸の一端をジンバルモーターにて回動す
るとき同ジンバルの左右方向中心軸をその鉛直軸平面上
で傾斜させるモーメントを発生するコントロールモーメ
ントジャイロとを具えたことを特徴とする船舶キャビン
の揺動低減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011209U JP2532879Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 船舶キャビンの揺動低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011209U JP2532879Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 船舶キャビンの揺動低減装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04100988U JPH04100988U (ja) | 1992-09-01 |
JP2532879Y2 true JP2532879Y2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=31744618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991011209U Expired - Fee Related JP2532879Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 船舶キャビンの揺動低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532879Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2813540B2 (ja) * | 1994-02-02 | 1998-10-22 | 三菱重工業株式会社 | 船舶用動揺制振装置及び船舶 |
JP5738644B2 (ja) * | 2011-03-25 | 2015-06-24 | 戸田建設株式会社 | 洋上風力発電設備の施工方法 |
KR101476104B1 (ko) * | 2014-05-20 | 2014-12-23 | 김석문 | 수평유지장치를 구비한 바지선 및 그 제어방법 |
CN111114712B (zh) * | 2020-01-16 | 2024-04-26 | 兰州理工大学 | 一种基于表面激流旋转平衡仪 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4840233A (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-13 | ||
JPS59140194A (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水上構造物のユニツトハウス |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP1991011209U patent/JP2532879Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04100988U (ja) | 1992-09-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961119 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |