JP2532806Y2 - クリーナー - Google Patents

クリーナー

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JP2532806Y2
JP2532806Y2 JP1991005797U JP579791U JP2532806Y2 JP 2532806 Y2 JP2532806 Y2 JP 2532806Y2 JP 1991005797 U JP1991005797 U JP 1991005797U JP 579791 U JP579791 U JP 579791U JP 2532806 Y2 JP2532806 Y2 JP 2532806Y2
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JP
Japan
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container
lid
operation rod
front wheel
pulling operation
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賢二 佐伯
昇三 日下田
武智 児玉
富士雄 小林
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Kyoritsu Co Ltd
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Kyoritsu Co Ltd
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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋外等で空缶、空瓶、
その他のごみ等を所定の容器(いわゆる、ごみ箱等)内
に収集するために用いられるクリーナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から公園などに所定の容器(ごみ箱
等)が設置されているが、その周囲などに投げ捨てられ
た空缶、空瓶、その他のごみは作業者によって手で拾い
集められていた。しかし、このように作業者が手で空缶
等を拾い集めていたので、その収集作業に著しく手数を
要していた。
【0003】そこで、次のようなクリーナーが提供され
るに至っている。すなわち、上方が開口した所定の容器
が着脱自在に搭載される台車と、該台車上に搭載された
送風機と、前記台車に対して回動自在に支持されその回
動によって前記台車上に搭載された前記容器の上方開口
部を開閉する蓋体と、該蓋体が前記容器の上方開口部を
閉じたときに前記容器の内部に連通するように一端部が
前記蓋体に接続されるとともに他端部が前記送風機の吸
気口に接続された吸気管と、前記蓋体が前記容器の上方
開口部を閉じたときに前記容器の内部に連通するように
基端部が前記蓋体に接続されるとともに先端に吸取口を
有する吸取管とを備えてなるクリーナーが提供されるに
至っている。
【0004】このクリーナーによれば、前記台車上に前
記所定の容器を搭載し、その上方開口部を前記蓋体で閉
じて前記送風機を作動すると、前記容器の内部が吸気さ
れて負圧となり、その結果、前記吸取管の吸取口から空
き缶やその他のごみが外気とともに前記容器の内部に吸
入され、空缶やその他のごみが前記容器の内部に収集さ
れるものであった。したがって、例えば、前記容器を公
園などに予め単独で設置しておくことによって前記容器
を通常はごみ箱として利用することができ、その容器の
周囲などに投げ捨てられた空缶等を収集する場合には、
その容器と前記クリーナーを用いることによって極めて
容易にその収集作業を行うことができた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のクリーナーでは、全体を移動させるために作業
者が力を加える部分は特別には設けられていなかった。
したがって、作業者は前記吸取管を引っ張って全体を移
動させることとなり、その結果、前記蓋体に接続された
前記吸取管の基端部に大きな力が加わってその部分が損
傷してしまうおそれがあった。
【0006】また、前記した従来のクリーナーでは、台
車の移動を必要に応じて阻止するブレーキはなんら設け
られていなかった。したがって、使用に際して不便であ
った。仮に、従来から知られているブレーキを前記台車
に取り付けるにしても、その機構は複雑であるととも
に、その操作も不便である。
【0007】本考案は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、全体を移動させる際に吸取管の基端部に力を加えず
にすみその部分が損傷してしまうようなおそれがなく、
また、台車の移動を必要に応じて阻止することができる
とともに、そのブレーキ機構が簡単でその操作も容易な
クリーナーを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本考案の第一の考案は、上方が開口した所定の容器
が着脱自在に搭載される台車と、該台車上に搭載された
送風機と、前記台車に対して回動自在に支持されその回
動によって前記台車上に搭載された前記容器の上方開口
部を開閉する蓋体と、前記蓋体が前記容器の上方開口部
を閉じたときに前記容器の内部に連通するように一端部
が前記蓋体に接続されるとともに他端部が前記送風機の
吸気口に接続された吸気管と、前記蓋体が前記容器の上
方開口部を閉じたときに前記容器の内部に連通するよう
に基端部が前記蓋体に接続されるとともに先端に吸取口
を有する吸取管とを備えてなるクリーナーにおいて、引
っ張り操作杆の後端部が二股状に構成され、その二股部
が前記台車の前輪を跨いで該前輪の車輪支持部に前記前
輪の回動軸線に平行な軸線の回りに回動自在に支持さ
れ、前記引っ張り操作杆が上方に回動したときには前記
二股部の根元部分が前記前輪の外周から離れるとともに
前記引っ張り操作杆が下方に回動したときには前記二股
部の根元部分が前記前輪の外周に圧接するように、前記
引っ張り操作杆の回動軸線が前記前輪の回動軸線に対し
て上方へずらされた構成としたものである。
【0009】また、本考案の第二の考案は、前記第一の
考案において、前記引っ張り操作杆を作業者の体に対し
て連結及び取り外し自在としたものである。
【0010】
【作用】本考案の第一の考案によれば、引っ張り操作杆
の後端部が二股状に構成され、その二股部が前記台車の
前輪を跨いで該前輪の車輪支持部に前記前輪の回動軸線
に平行な軸線の回りに回動自在に支持され、前記引っ張
り操作杆が上方に回動したときには前記二股部の根元部
分が前記前輪の外周から離れるとともに前記引っ張り操
作杆が下方に回動したときには前記二股部の根元部分が
前記前輪の外周に圧接するように、前記引っ張り操作杆
の回動軸線が前記前輪の回動軸線に対して上方へずらさ
れているので、作業者は前記引っ張り操作杆を上方に回
動した状態に保持してこれに押し引き力を加えることに
よって全体を移動させることができる。したがって、蓋
体に接続された吸取管の基端部に大きな力が加わるよう
なことがなく、その部分が損傷してしまうおそれがな
い。
【0011】また、必要に応じて、作業者が前記引っ張
り操作杆を体から離せば、前記引っ張り操作杆が自重に
より下方に回動し、前記二股部の根元部分が前記前輪の
外周に圧接し、前記前輪の回動が阻止され、その結果、
前記台車の移動が阻止されて自動的にブレーキがかかっ
た状態となる。このように、必要に応じて台車の移動を
阻止することができるので、使用に際して便利である。
また、前記台車の移動を阻止するにあたっては、前述の
ように前記引っ張り操作杆を離すだけで前記台車の移動
を阻止することができるので、その操作が極めて容易で
ある。そして、前記台車を阻止するブレーキ機構として
前記引っ張り操作杆が兼用されているので、その機構が
極めて簡単である。
【0012】また、本考案の第二の考案についても、基
本的には前記第一の考案と同様であるが、全体を移動さ
せるときに作業者がいちいち前記引っ張り操作杆を手に
持っている必要がなく、一層便利である。すなわち、本
考案の第二の考案によれば、前記引っ張り操作杆が作業
者の体に対して連結及び取り外し自在とされているの
で、前記引っ張り操作杆を予め作業者の体の適当箇所に
連結しておけば、前記引っ張り操作杆が上方に回動した
状態に保持され、作業者は前記引っ張り操作杆を手に持
つことなく動くだけで、その動きに合わせて前記引っ張
り操作杆を介して全体が移動することとなり、使用にあ
たって一層便利である。なお、前記台車の移動を阻止す
る場合には、前記引っ張り操作杆を作業者の体から取り
外すだけで、前述の第一の考案と同様に前記台車の移動
を阻止することができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1は本考案の一実施例に係るクリーナー
Aの使用状態を示すもので右側から見た斜視図、図2は
所定の容器Bを搭載する前の前記クリーナーAを左側後
方から見た斜視図、図3は前記クリーナーAに前記容器
Bを搭載する過程を示すもので左側から見た斜視図、図
4は前記容器Bを前記クリーナーAに搭載した状態を示
すもので左側から見た斜視図、図5は同じく前記容器B
を前記クリーナーAに搭載した状態を示すもので前方か
ら見た斜視図、図6は図4における一部を拡大した一部
切欠拡大図、図7は図4における他の一部を拡大した一
部切欠拡大図である。
【0015】前記クリーナーAは、台車1、送風機2、
蓋体3、吸気管4及び吸取管5を備えた構成とされてい
る。
【0016】前記台車1は、上方が開口した所定の容器
Bが着脱自在に搭載されるもので、図面実施例の場合に
は次のように構成されている。
【0017】すなわち、前記台車1は、下方に一つの方
向転換自在の前輪6と二つの後輪7,8を有しており、
後部には、上方が開口した所定の容器Bが着脱自在に搭
載できるように、その容器Bの下部に適合する受部材9
が水平な回動軸線X回りに回動自在に設けられている。
該受部材9の回動範囲は、規制部材10で所定範囲に制
限されている。なお、前記受部材9は必ずしも回動自在
にしておかなくても良い。
【0018】なお、図面実施例の場合には、図1及び図
4に示すように、前記容器Bの上部が前記台車1の前方
に向けて寄るように前記容器Bが傾斜して搭載されるよ
うになっている。したがって、前記容器Bが前記台車1
の前部や後部に鉛直方向に起立して搭載されるようにし
た場合に比べて、全体の重心が台車1の中心に寄って全
体の安定度が良くなるとともに、前記容器Bを前記台車
1に搭載する際に前記容器Bの下部を前記受部材9に特
別に固定しておかなくても前記容器Bがずれてしまうよ
うなことがなくなる。なお、本考案では、前記容器Bが
前記台車1の前部や後部に鉛直方向に起立して搭載され
るようにしておいても支障がないことは、いうまでもな
い。
【0019】また、図面実施例の場合には、前記容器B
として市販のプラスチック製ごみバケツがそのまま用い
られており、前記容器Bは、本体11と、該本体11の
上方開口部15を開閉し得る開閉蓋12と、前記本体1
1の下方側部に設けられた二つの車輪13,14とから
構成されている。この車輪13,14は前記本体11を
傾けたときに接地し、前記容器Bを持ち上げることなく
容易に運搬できるようになっている。なお、本考案に用
いられる前記容器Bは、前記の市販のごみバケツに限定
されるものではない。
【0020】そして、前記台車1の前部には、前記送風
機2及びこれを駆動する原動機たるエンジン16が搭載
されている。これらは、例えば、背負式動力散布機等の
動力送風装置を流用し、左側部に開閉扉17を有する箱
状のケ−ス18内に収容されている。このケ−ス18の
内壁に吸音材を設けるなどして、前記エンジン16によ
る騒音を極力押さえることが望ましい。また、前記ケ−
ス18の後面は傾斜させられており、前記容器Bの背も
たれとなるようになっている。さらに、前記ケース18
の前面には、図5に示すように、前記原動機たるエンジ
ン16を自動的に始動させる始動スイッチ等19が設け
られており、通常は前記開閉扉17を開閉する必要がな
く、燃料を補給したりメンテナンスを行うときにのみ前
記開閉扉17を開閉すれば良いようになっている。な
お、前記エンジン16のスロットルレバーや停止スイッ
チ等は後述の吸取管5の剛性管部に位置可変に固着され
た把持部材20に設けられている。
【0021】前記蓋体3は、前記台車1に対して水平な
回動軸線Yの回りに回動自在に支持され、その回動によ
って前記台車1上に搭載された前記容器Bの上方開口部
15を開閉するようになっている。また、前記蓋体3に
は、他端部が前記送風機2の吸気口(図示せず)に接続
された可撓性の前記吸気管4の一端部が、前記蓋体3が
前記容器Bの上方開口部15を閉じたときに前記容器B
の内部に連通するように、接続されている。さらに、前
記蓋体3には、可撓性管部と剛性管部とからなり先端に
吸取口21を有する吸取管5の可撓性管部側の基端部
が、前記蓋体3が前記容器Bの上方開口部15を閉じた
ときに前記容器Bの内部に連通するように、接続されて
いる。そして、図面実施例の場合には、前記蓋体3は前
記容器Bの上方開口部15を閉じたときに前記送風機2
すなわち前記ケ−ス18側にはみ出すように構成され、
そのはみ出し部22の下部に前記吸気管4の一端部が接
続され、前記蓋体3の回動軸線Yが前記吸気管4の一端
部の中心位置付近を通るようにされている。
【0022】すなわち、図面実施例の場合には、図6に
示すように、前記蓋体3は、全体が中空に構成され、前
記容器Bの上方開口部15に対応する部分が開口されて
その部分がフィルタ23で覆われ、前記容器Bの上方開
口部15の周縁に対応する部分にパッキン24が設けら
れている。そして、前記蓋体3の前記はみ出し部22の
下部に前記吸気管4の一端部が固定されて前記蓋体3の
内部に開口させられている。また、前記吸取管5の基端
部が前記蓋体3の上部前面を貫通しさらに前記フィルタ
23を貫通して前記フィルタ23の下側の前記容器B内
空間に直接開口させられている。したがって、図面実施
例の場合には、前記蓋体3が前記容器Bの上方開口部1
5を閉じたときには、前記吸気管4の一端部は前記蓋体
3の内部を介して前記容器Bの内部に連通するととも
に、前記吸取管5の基端部は直接前記容器Bの内部に連
通するようになっている。また、図面実施例の場合に
は、前記ケ−ス18を構成する後部両側の支柱25,2
6がそれぞれ上方に突出され、これらの上部にそれぞれ
屈曲部25a,26aが形成され、該各屈曲部25a,
26aに、前記蓋体3のはみ出し部22の下部両側にそ
れぞれ設けられた突片27,28が軸支されることによ
って、前記蓋体3が前記台車1に対して回動自在に支持
されてその回動によって前記台車1上に搭載された前記
容器Bの上方開口部15を開閉するとともに、前記蓋体
3の回動軸線Yが前記吸気管4の一端部の中心位置付近
を通るようにされている。したがって、図面実施例の場
合には、蓋体3を開閉しても吸気管4の変位が最小限に
留められ、蓋体3をスムーズに開閉できるとともに、吸
気管4の耐久性を損なうおそれがないものである。もっ
とも、本考案では、前記蓋体3を前述のようにはみ出す
ように構成する必要はないし、前記蓋体3の回動軸線Y
の通る位置も図示例に限定されるものではない。
【0023】なお、前記蓋体3には、前記蓋体3が前記
容器Bの上方開口部15を閉じたときに前記容器Bの上
方開口部15の周縁部に掛け止めして前記蓋体3が開か
ないように保持し得る掛け金具29,30が設けられて
いる。また、前記蓋体3と前記左側の支柱26との間に
中央で屈曲自在の支持金具31が設けられており、前記
蓋体3を回動した後に手を離しても、前記蓋体3が自重
により下方に回動してしまうことなくその位置で保持さ
れるようになっている。
【0024】そして、図7に示すように、引っ張り操作
杆38の後端部が二股状に構成され、その二股部38a
が、前記台車1の前輪6を跨いで該前輪6の車輪支持部
39に前記前輪6の水平な回動軸線Z1に平行な軸線Z
2の回りに回動自在に支持されている。そして、前記二
股部38aの前記回動軸線Z2は、前記引っ張り操作杆
38が上方に回動したときには前記二股部38aの根元
部分が前記前輪6の外周から離れるとともに、前記引っ
張り操作杆38が下方に回動したときには前記二股部3
8aの根元部分が前記前輪6の外周に圧接するように、
前記前輪6の回動軸線Z1に対して上方へずらされてい
る。なお、前記二股部38aの根元部分には、必要に応
じてブレーキシュー40が設けられる。また、前記引っ
張り操作杆38の前端部は、例えば、三角形状に構成さ
れて必要に応じて作業者が手で引っ張り易くなってい
る。
【0025】また、前記引っ張り操作杆38の前端部は
作業者の体に対して連結及び取り外し自在となってい
る。すなわち、図面実施例の場合、前記引っ張り操作杆
38の前端部には、図1に示すように、作業者の体に対
して着脱自在の肩掛けバンド41に設けられた受金具4
2に係脱自在の取付金具43が設けられている。なお、
本考案では、必ずしも前記引っ張り操作杆38の前端部
を作業者の体に対して連結及び取り外し自在にしておく
必要はない。
【0026】図中32は吸取管保持部材で、該吸取管保
持部材32にクリーナーAの移動時や格納時などに前記
吸取管5を固定しておくことができ、クリーナーAの移
動時に作業者が前記吸取管5をいちいち手で持つ必要が
なく便利となるとともに、クリーナーAの格納時にも前
記吸取管5の取り扱いが便利となるようになっている。
なお、前記吸取管保持部材32は前記台車1の各後輪
7,8の幅から側方に突出しないように設けられてお
り、全体の大きさが大きくならぬようにされている。
【0027】また、前記吸取管5の剛性管部側吸取口2
1の下側部には、図1に示すように、前記吸取口21か
ら所定間隔をあけてコロ(キャスタ等でも可)33が設
けられており、空缶等を収集する際に作業者は前記吸取
管5を持ち上げることなく前記吸取口21の地上高を一
定に保つことができ、作業者の手に掛る力が軽減されて
作業が楽に行えるようになっている。
【0028】さらに、前記容器Bの車輪13,14に適
合する案内レール34,35が、前記台車1を構成して
いる両側枠36,37内に後方に引き出し自在に収容さ
れており、図2及び図3に示すように、前記案内レール
34,35を引き出すことによって、前記容器Bの前記
台車1への積み降ろしを容易に行えるようになってい
る。
【0029】前記構成の本考案に係るクリーナーAによ
れば、図2及び図3に示すようにして前記台車1上に前
記所定の容器Bを搭載し、その上方開口部15を図4に
示すように前記蓋体3で閉じて前記送風機2を作動する
と、前記容器Bの内部が吸気されて負圧となり、その結
果、前記吸取管5の吸取口21から空き缶やその他のご
みが外気とともに前記容器Bの内部に導入され、空缶や
その他のごみが前記容器Bの内部に収集され、外気のみ
が前記送風機2の吐風口(図示せず)から排出され、前
記ケ−ス18の底部から外部へ放出される。したがっ
て、例えば、前記容器Bを公園などに予め単独で設置し
ておくことによって、前記容器Bを通常はごみ箱として
利用することができ、その容器Bの周囲などに投げ捨て
られた空缶等を収集する場合には、その容器Bと前記ク
リーナーAを用いることによって極めて容易にその収集
作業を行うことができる。
【0030】そして、前記クリーナ−Aによれば、引っ
張り操作杆38の後端部が二股状に構成され、その二股
部38aが前記台車1の前輪6を跨いで該前輪6の車輪
支持部39に前記前輪6の回動軸線Z1に平行な軸線Z
2の回りに回動自在に支持され、前記引っ張り操作杆3
8が上方に回動したときには前記二股部38aの根元部
分が前記前輪6の外周から離れるとともに前記引っ張り
操作杆38が下方に回動したときには前記二股部38a
の根元部分が前記前輪6の外周に圧接するように、前記
引っ張り操作杆38の回動軸線Z2が前記前輪6の回動
軸線Z1に対して上方へずらされているので、作業者は
前記引っ張り操作杆38を上方に回動した状態に保持し
てこれに押し引き力を加えることによって全体を移動さ
せることができる。したがって、蓋体3に接続された吸
取管5の基端部に大きな力が加わるようなことがなく、
その部分が損傷してしまうおそれがない。また、必要に
応じて、作業者が前記引っ張り操作杆38を体から離せ
ば、前記引っ張り操作杆38が自重により下方に回動
し、前記二股部38aの根元部分が前記前輪6の外周に
圧接し、前記前輪6の回動が阻止され、その結果、前記
台車1の移動が阻止されて自動的にブレーキがかかった
状態となる。このように、必要に応じて台車1の移動を
阻止することができるので、使用に際して便利である。
また、前記台車1の移動を阻止するにあたっては、前述
のように前記引っ張り操作杆38を離すだけで前記台車
1の移動を阻止することができるので、その操作が極め
て容易である。そして、前記台車1を阻止するブレーキ
機構として前記引っ張り操作杆38が兼用されているの
で、その機構が極めて簡単である。
【0031】なお、本考案では、必ずしも前記引っ張り
操作杆38を作業者の体に対して連結しなくても良い
が、図示例の前記クリーナーAでは、前記引っ張り操作
杆38の前端部が作業者の体に対して連結及び取り外し
自在とされているので、図1に示すように前記引っ張り
操作杆38を予め作業者の体の適当箇所に連結しておけ
ば、全体を移動させるときに作業者がいちいち前記引っ
張り操作杆38を手に持っている必要がなく、一層便利
である。すなわち、前記引っ張り操作杆38を予め作業
者の体の適当箇所に連結しておけば、前記引っ張り操作
杆38が上方に回動した状態に保持され、作業者は前記
引っ張り操作杆38を手に持つことなく動くだけで、そ
の動きに合わせて前記引っ張り操作杆38を介して全体
が移動することとなり、使用にあたって一層便利であ
る。なお、前記台車1の移動を阻止する場合には、前記
引っ張り操作杆38を作業者の体から取り外すだけで、
前述と同様に前記台車1の移動を阻止することができ
る。
【0032】
【考案の効果】本考案の第一の考案によれば、全体を移
動させる際に吸取管の基端部に力を加えずにすみその部
分が損傷してしまうおそれがなく、また、台車の移動を
必要に応じて阻止することができるとともに、そのブレ
ーキ機構が簡単でその操作も容易である等の効果が得ら
れる。
【0033】また、本考案の第二の考案によれば、前記
第一の考案の効果に効果に加えて、全体を移動させると
きに作業者がいちいち前記引っ張り操作杆38を手に持
っている必要がなく、一層便利である効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るクリーナーの使用状態
を示すもので、右側から見た斜視図である。
【図2】所定の容器を搭載する前の前記クリーナーを左
側後方から見た斜視図である。
【図3】前記クリーナーに前記容器を搭載する過程を示
すもので左側から見た斜視図である。
【図4】前記容器を前記クリーナーに搭載した状態を示
すもので、左側から見た斜視図である。
【図5】同じく前記容器を前記クリーナーに搭載した状
態を示すもので、前方から見た斜視図である。
【図6】図4における一部を拡大した一部切欠拡大図で
ある。
【図7】図4における他の一部を拡大した一部切欠拡大
図である。
【符号の説明】
A クリーナー B 容器 1 台車 2 送風機 3 蓋体 4 吸気管 5 吸取管 6 前輪 15 上方開口部 21 吸取口 38 引っ張り操作杆 38a 二股部 39 車輪支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 富士雄 東京都青梅市末広町1丁目7番地2 株 式会社 共立内 (56)参考文献 実開 昭61−148250(JP,U) 実公 昭36−9372(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開口した所定の容器Bが着脱自在
    に搭載される台車1と、該台車1上に搭載された送風機
    2と、前記台車1に対して回動自在に支持されその回動
    によって前記台車1上に搭載された前記容器Bの上方開
    口部15を開閉する蓋体3と、該蓋体3が前記容器Bの
    上方開口部15を閉じたときに前記容器Bの内部に連通
    するように一端部が前記蓋体3に接続されるとともに他
    端部が前記送風機2の吸気口に接続された吸気管4と、
    前記蓋体3が前記容器Bの上方開口部15を閉じたとき
    に前記容器Bの内部に連通するように基端部が前記蓋体
    3に接続されるとともに先端に吸取口21を有する吸取
    管5とを備えてなるクリーナーにおいて、引っ張り操作
    杆38の後端部が二股状に構成され、その二股部38a
    が前記台車1の前輪6を跨いで該前輪6の車輪支持部3
    9に前記前輪6の回動軸線Z1に平行な軸線Z2の回り
    に回動自在に支持され、前記引っ張り操作杆38が上方
    に回動したときには前記二股部38aの根元部分が前記
    前輪6の外周から離れるとともに前記引っ張り操作杆3
    8が下方に回動したときには前記二股部38aの根元部
    分が前記前輪6の外周に圧接するように、前記引っ張り
    操作杆38の回動軸線Z2が前記前輪6の回動軸線Z1
    に対して上方へずらされたことを特徴とするクリーナ
    ー。
  2. 【請求項2】 引っ張り操作杆38を作業者の体に対し
    て連結及び取り外し自在としたことを特徴とする請求項
    1記載のクリーナー。
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