JP2532685Y2 - クッション性を有するコンクリ−ト製床材 - Google Patents

クッション性を有するコンクリ−ト製床材

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JP2532685Y2
JP2532685Y2 JP4523591U JP4523591U JP2532685Y2 JP 2532685 Y2 JP2532685 Y2 JP 2532685Y2 JP 4523591 U JP4523591 U JP 4523591U JP 4523591 U JP4523591 U JP 4523591U JP 2532685 Y2 JP2532685 Y2 JP 2532685Y2
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JP
Japan
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concrete
pvc sheet
concrete plate
cushioning properties
present
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誠 長野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クッション性を有する
コンクリ−ト製床材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クッション性を有するコンクリ−
ト製床材としては、コンクリ−ト製板体の上面に、コン
クリ−ト製板体の平面積よりやや小さ目の塩ビシ−トを
段差状に載置させたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このため、従来のクッ
ション性を有するコンクリ−ト製床材は、コンクリ−ト
製板体1の上面に塩ビシ−ト4を段差状に突出して形成
する形態となっており(図9、図10参照)、歩行者が
この塩ビシ−トの段差縁部に足を当接させてつまづいた
り、あるいは歩行時の押圧力でコンクリ−トブロック体
の上面に載置した塩ビシ−トが剥離してしまう等の問題
点があった。特に従来は塩ビシ−ト4が剥離し易い構造
のため、塩ビシ−トをコンクリ−ト製板体に貼付する
際、接着剤を均一に塗布すると共に、その浮き上がりを
防止するためロ−ラ−による押圧加工が必要となり、か
つ段差部に剥れ防止用のシ−リング材7によりシ−リン
グ施行を行う必要があり、製造コストが高くなるという
問題点もあった。本考案は、上記の問題点を解決するた
め塩ビシ−トをコンクリ−ト製板体の凹欠部内に埋設さ
せるようにしたクッション性を有するコンクリ−ト製床
材を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本考案では、コ
ンクリ−ト製板体の上面の適所に凹欠部を穿設し、該凹
欠部内に接着剤層を介してノンスリップ性の塩ビシ−ト
を埋設し、該塩ビシ−トの上面とコンクリ−ト製板体の
上面とをほぼ面一にしたことを特徴とするクッション性
を有するコンクリ−ト製床材をもって、課題解決のため
の手段とするものである。
【0005】
【作用】本考案の構成により、基部はコンクリ−ト製板
体で形成されているため床材としての全体強度は十分確
保できると共に、歩行路面の弾性も十分であり、かつ塩
ビシ−トは凹欠部内に納められるため、その上面とコン
クリ−ト製板体の上面とがほぼ面一となり、歩行路面を
形成する床材として表面に段差を作らないという作用が
ある。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図面に基づいて説明する。本
考案は、図1に示す如く、コンクリ−ト製板体1の上面
に凹欠部2を穿設している。この凹欠部2の形状及び深
さ寸法等は適宜選択されるが、凹欠部の平面積は、コン
クリ−ト製板体の平面積よりも若干小さくなるように形
成して、凹欠部の平面周囲にコンクリ−ト製板体の表面
が見えるようになっている。この凹欠部2内には、接着
剤層3を介してノンスリップ性の塩ビシ−ト4が埋設さ
れており、塩ビシ−ト4の上面とコンクリ−ト製板体1
の上面とはほぼ面一に形成される。なおほぼ面一とは歩
行者が歩行する際に支障とならない程度に平面的である
という意味であり、現実には接着剤層の厚み等によって
0〜3mm程度の範囲で塩ビシ−ト4面がコンクリ−ト
製板体1面より低くなることは考えられる。
【0007】ここで接着剤層3としては、エポキシ樹脂
系接着剤が最適であるが、このほかの合成樹脂系、合成
ゴム系、アクリル系などを用いることも出来、かつその
形態としては通常の接着剤とすることはもちろんその他
接着テ−プとすることも可能である。また塩ビシ−ト4
はその表面を粗面としたノンスリップ性素材が好適であ
り、塩ビシ−トは耐久性に優れかつプレス型加工も可能
であるから、花、動物、建物、乗り物等の好みのデザイ
ンを採用することも可能であり、その場合には凹欠部2
の平面形状もそのデザインと対応するようにしておく。
【0008】ついで、図3及び図4に示すように、凹欠
部2又は塩ビシ−ト4の何れか又は双方に面取り部によ
る切り込み溝5を形成しておくと、塩ビシ−ト4の張り
替え等で、塩ビシ−トをコンクリ−ト製板体から引き剥
す際に好都合となる。必要であれば、切り込み溝5の部
分に接着剤を充填しておくこともできる。さらに、図5
及び図6に示すように、塩ビシ−ト4の下面に弾性のあ
るプラスチックフォ−ム6を内在させることも可能であ
り、この場合にはプラスチックフォ−ム6の存在により
クッション性が一層向上する。本考案は、図1〜図6ま
でのコンクリ−ト平板の例ほか、図7、図8のコンクリ
−ト床版の例に応用することも可能である。
【0009】本考案は上記の構成にかかるので、歩道面
の施行に際し、本考案を設置すると、コンクリ−ト製板
体を中心とするため重量感と安定感が確保され、そのた
め施行工事が行い易いものとなる。
【0010】
【考案の効果】よって、本考案によれば床材の上面に塩
ビシ−トによる段差が形成されないので、床材上の歩行
が容易となり、かつ足下の弾性が良好になるので足の健
康にも優れ、また施行工事も容易となる等の優れた効果
を有する。この床材は、歩道面でのコンクリ−ト平板以
外にも、側溝の上面等に設置するコンクリ−ト床版とし
て使用することもでき、何れの場合にも作業性の向上を
図ることが可能となり、製造コストを低廉に押さえるこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一部断面斜視図である。
【図2】前図のA−A線の部分断面図である。
【図3】本考案の他の実施例の一部断面斜視図である。
【図4】前図のB−B線の部分断面図である。
【図5】本考案の他の実施例の一部断面斜視図である。
【図6】前図のC−C線の部分断面図である。
【図7】本考案の他の実施例の一部断面斜視図である。
【図8】前図のD−D線の部分断面図である。
【図9】従来例の一部断面斜視図である。
【図10】前図のE−E線の部分断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリ−ト製板体 2 凹欠部 3 接着剤層 4 塩ビシ−ト 5 切り込み溝 6 プラスチックフォ−ム 7 シ−リング材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリ−ト製板体の上面の適所に凹欠部
    を穿設し、該凹欠部内に接着剤層を介してノンスリップ
    性の塩ビシ−トを埋設し、該塩ビシ−トの上面とコンク
    リ−ト製板体の上面とをほぼ面一にしたことを特徴とす
    るクッション性を有するコンクリ−ト製床材。
JP4523591U 1991-05-21 1991-05-21 クッション性を有するコンクリ−ト製床材 Expired - Lifetime JP2532685Y2 (ja)

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JPH04130303U JPH04130303U (ja) 1992-11-30
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JP2676586B2 (ja) * 1994-07-06 1997-11-17 株式会社北海道ゴム工業所 舗装ブロック

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