JP2532288Y2 - パネル固定構造 - Google Patents

パネル固定構造

Info

Publication number
JP2532288Y2
JP2532288Y2 JP1991079710U JP7971091U JP2532288Y2 JP 2532288 Y2 JP2532288 Y2 JP 2532288Y2 JP 1991079710 U JP1991079710 U JP 1991079710U JP 7971091 U JP7971091 U JP 7971091U JP 2532288 Y2 JP2532288 Y2 JP 2532288Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
connector
locking
elastic piece
mounting hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991079710U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0531162U (ja
Inventor
達雄 池ケ谷
譲 宮代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1991079710U priority Critical patent/JP2532288Y2/ja
Publication of JPH0531162U publication Critical patent/JPH0531162U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2532288Y2 publication Critical patent/JP2532288Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コネクタ等の被固定部
材をパネルに固定するための固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4には、従来のパネル固定構造によっ
て、パネル1に固定された雌型コネクタ3が示されてい
る。同図において、雌型コネクタ3の嵌合フード部5の
下面側には係止部材13が一体に形成されている。この
係止部材13は、嵌合フード部5の下面から突設された
支持部7と、この支持部7の先端部に形成されて係止段
部9aを有する一対の係止腕9と、嵌合フード部5の下
面と係止腕9との間に設けられた弾性片11とで構成さ
れている。なお、雌型コネクタ3のハウジング部4(図
4(b)参照)には、複数の端子収容室が設けられて複
数の雄型端子金具6が収容され、その先端部は嵌合フー
ド部5内に突出している。
【0003】上記雌型コネクタ3をパネル1に固定する
には、パネル1に設けられた取付穴1a内に支持部1及
び係止腕9を挿入し、弾性片11がパネル1に当接した
後にこの弾性片11の弾性力に抗してさらに支持部11
及び係止腕材9を取付穴1a内に挿入する。そして、係
止腕9の係止段部9aを取付穴1aの開口縁部に係止す
る。これにより、パネル1は弾性片11と係止腕9との
間で挟持され、雌型コネクタ3がパネル1に固定され
る。
【0004】また、実開昭57−182883号公報で
は、雄型コネクタのハウジング部及び雌型コネクタの嵌
合フード部のそれぞれに係止部材を設けたコネクタが提
案されている。このコネクタにおいて、雄型コネクタの
ハウジング部の下面には、支持部が突設され、その先端
部には係止腕が形成されている。またハウジング部と係
止腕との間には弾性片が設けられている。一方、雌型コ
ネクタの嵌合フード部の下面には支持部が突設され、そ
の先端部には係止腕が形成されている。また嵌合フード
部と係止腕との間には弾性片が設けられている。
【0005】上記雄型コネクタのハウジング部を雌型コ
ネクタの嵌合フード部内に嵌合することにより、雄型コ
ネクタの係止部材と雌型コネクタの係止部材とが背中合
わせに当接して凹凸係合する。この状態からコネクタを
パネルに固定するには、係止部材をそれぞれ取付穴内に
挿入し、弾性片がパネルに当接した後にはこの弾性片の
弾性力に抗して係止部材をさらに取付穴内に挿入して、
取付穴の開口縁部に係止腕の係止段部を係止する。これ
によりパネルは、係止部材と弾性片との間に挟持され、
コネクタがパネルに固定される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパネル固定構造では、パネル1への係止腕9と弾性
片11の適用板厚範囲が所定の板厚範囲(t1)(すな
わち、係止段部9aと弾性片11との距離)に設定され
ているため、適用板厚範囲(t1)より薄いパネルにコ
ネクタに固定する場合には、弾性片11の当接部11a
と係止腕9との距離が長くなるためパネル1を挟持する
ことができない。このため、コネクタ3、17にがたつ
きが生じ、パネル1に確実に固定することが出来ない。
また、適用板厚(t1)範囲より厚いパネルにコネクタ
を固定する場合には、係止段部9aと弾性片11との距
離が短くなるため、弾性片11が撓み過ぎて弾性限界を
越えるので、弾性片11に無理な力が付与され、経時劣
化により破損するおそれがある。また、板厚が厚すぎる
場合には、係止段部9aを取付穴1aの開口縁部に係止
することが出来ない。
【0007】従って、従来のパネル固定構造では、コネ
クタを固定することができるパネルの適用板厚範囲が狭
いので、パネルの板厚に応じて数種類の係止部材13が
形成されたコネクタを用意しておく必要があり、コスト
が高いという問題があった。
【0008】そこで本考案は、パネルの適用板厚範囲が
広いパネル固定構造を提供することが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案では、パネルの板厚が所定の厚みより薄いとき前
記コネクタに対して接近する方向に突出し、前記パネル
の板厚が所定の厚みより厚いとき前記コネクタに対して
離間する方向に突出する板厚調整リブを、前記取付孔の
開口の周囲に設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】本考案によれば、例えば適用板厚範囲より薄い
パネルにコネクタを固定する場合には、弾性片の当接部
が当接するパネル位置にコネクタに向けて板厚調整リブ
を設けることにより当接位置をコネクタに近付ける。こ
れにより、コネクタを固定するパネルの適用板厚範囲を
広くすることが出来、板厚範囲外のパネルにもコネクタ
を確実に固定することが出来る。また、適用板厚範囲よ
り厚いパネルにコネクタを固定する場合には、弾性片の
当接部が当接するパネル位置にコネクタと反対側に向け
て板厚調整リブを設けることにより当接位置をコネクタ
から離す。
【0011】
【実施例】次に本考案に係るパネル固定構造の実施例に
ついて説明する。なお、図3及び図4に示す従来の雌型
コネクタ3及び係止部材13と同構成部分については図
面に同符号を付して重複した説明を省略する。
【0012】先ず図4に示すパネル1より薄いパネル5
3について説明する。図1には、本考案にかかるパネル
固定構造でコネクタ3が固定されたパネル53が示され
ている。同図において、パネル53には、弾性片11の
当接部11aが当接する部分であってパネル53の取付
孔59aの周囲に、コネクタ3側に向けて突出した一対
の板厚調整リブ55がそれぞれ形成されている。この板
厚調整リブ55はいわゆる打ち出しリブで、成形により
容易に形成することが出来る。
【0013】パネル53にコネクタ3を固定する場合に
は、パネル53の取付穴53a内に係止腕9を挿入し、
弾性片11の当接部11aが板厚調整リブ55に当接し
た後に、さらに係止腕9を取付穴53a内に挿入して、
係止段部9aを取付穴53aの開口縁部に係止する。こ
の場合、板厚調整リブ55を設けることにより、弾性片
11の当接部11aと係止段部9aとの距離をパネル1
を挟持したときの距離に略等しくすることが出来るの
で、薄いパネル53にコネクタ3を確実に固定すること
が出来る。
【0014】一例として、コネクタ3の適用板厚(t2
)範囲が例えば1.0 〜2.0 mmである場合でも、板厚調
整リブ55を設けることにより、板厚0.3 〜 0.8mmのパ
ネル53にコネクタ3を固定することが出来る。
【0015】次に、図4に示すパネル1より厚いパネル
59について説明する。図3において、パネル59に
は、弾性片11の当接部11aが当接する部分であって
パネル53の取付孔59aの周囲に、コネクタ3から離
間する方向に向けて突出した一対の板厚調整リブ55が
それぞれ形成されている。この板厚調整リブ55はいわ
ゆる打ち出しリブで、成形により容易に形成することが
出来る。
【0016】パネル59にコネクタ3を固定する場合に
は、パネル59の取付穴59a内に係止腕9を挿入し、
弾性片11の当接部11aが板厚調整リブ55に当接し
た後に、さらに係止腕9を取付穴53a内に挿入して、
係止段部9aを取付穴53aの開口縁部に係止する。こ
の場合、板厚調整リブ55を設けることにより、係止段
部9aと弾性片11の当接部11aとの距離を、パネル
1を挟持したときの距離に略等しくすることが出来るの
で、板厚の厚いパネル53にコネクタ3を確実に固定す
ることが出来る。
【0017】コネクタ3の適用板厚(t2 )範囲が例え
ば1.0 〜2.0mm である場合でも、板厚調整リブ55を設
けることにより、2mm 以上のパネル59にコネクタ3を
固定することが出来る。
【0018】従って、本実施例によれば、コネクタ3を
固定するパネルの適用範囲を広くすることが出来、従来
のように、パネルの板厚毎にコネクタを設ける必要がな
いので、コストを削減することができる。さらに、板厚
調整リブ55を取付孔59aの周囲に設けたことで、取
付孔59aの開口縁部の強度を向上することができると
いう顕著な効果が得られます。また、薄い板の場合の板
厚調整リブ55の突出方向と、厚い板の場合の板厚調整
リブ55の突出方向とを異なる方向にしたことにより、
板厚適用範囲をより広くすることができる。
【0019】なお、本実施例では、係止腕9がコネクタ
3から突設された支持部7の先端部に形成されたコネク
タについて説明したが、コネクタ3の下面から係止腕9
が突設されたコネクタにも本考案を適用することが出来
る。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るパネル
固定構造によれば、弾性片の当接部が当接するパネル
に、弾性片側に向けて凸部を突設したので、パネルの適
用板厚範囲が広くなるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパネル固定構造が適用された係止
部材並びにパネルを示す斜視図である。
【図2】板厚の薄いパネルにコネクタを係止部材により
固定した状態を示す断面図及び側面図である。
【図3】板厚の厚いパネルにコネクタを係止部材により
固定した状態を示す断面図である。
【図4】従来のパネルにコネクタを係止部材により固定
した状態を示す断面図及び側面図である。
【符号の説明】
1、53 パネル 1a、53a 取付穴 3 コネクタ 7 支持部 9 係止腕 11 弾性片 13 係止部材 55 凸部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被固定部材に連結された支持部と、この
    支持部に形成されてパネルに形成された取付孔の開口縁
    部に係止される係止段部を有する係止腕と、前記被固定
    部と前記パネルとの間に形成されてパネルへの当接部が
    形成された弾性片とからなる係止部材で前記被固定部材
    を前記パネルに固定するためのパネル固定構造におい
    て、前記パネルの板厚が所定の厚みより薄いとき前記コ
    ネクタに対して接近する方向に突出し、前記パネルの板
    厚が所定の厚みより厚いとき前記コネクタに対して離間
    する方向に突出する板厚調整リブを、前記取付孔の開口
    の周囲に設けたことを特徴とするパネル固定構造。
JP1991079710U 1991-10-01 1991-10-01 パネル固定構造 Expired - Lifetime JP2532288Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991079710U JP2532288Y2 (ja) 1991-10-01 1991-10-01 パネル固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991079710U JP2532288Y2 (ja) 1991-10-01 1991-10-01 パネル固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0531162U JPH0531162U (ja) 1993-04-23
JP2532288Y2 true JP2532288Y2 (ja) 1997-04-09

Family

ID=13697767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991079710U Expired - Lifetime JP2532288Y2 (ja) 1991-10-01 1991-10-01 パネル固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2532288Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57182883U (ja) * 1981-05-18 1982-11-19
JPH01146723U (ja) * 1988-03-17 1989-10-11
JPH0218281U (ja) * 1988-07-22 1990-02-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0531162U (ja) 1993-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2763264B2 (ja) スライドドア用給電装置
JPH01197980A (ja) ヒンジコネクター
JPH118025A (ja) 回路装置
US5934913A (en) Board mounting-type connector
JPH0850969A (ja) 保持装置
JP3223093B2 (ja) スイッチボックスの取付構造
US5980291A (en) Connector
JPH11135178A (ja) コネクタソケット
JP2532288Y2 (ja) パネル固定構造
JP2001244029A (ja) フローティングコネクタ
JP2717364B2 (ja) コネクタ
JPH11135187A (ja) コネクタ集成体
US6553634B2 (en) Clamp for elongated member
US6620001B2 (en) Connector for a circuit board
JPH03145081A (ja) 低挿入力の電気コネクタ
US5520556A (en) Female terminal
JPH06165342A (ja) 部材の取付構造
JP2665724B2 (ja) パネル取付コネクタ
JP2000168472A (ja) 車両用バンパーの取付け構造
JP2589228Y2 (ja) ロッキングアームの変形防止構造
JP2551493Y2 (ja) 脱着コネクタ
JP2552364Y2 (ja) ウエッジベースバルブ用ソケット
JP2558824Y2 (ja) コネクタ
JP2761840B2 (ja) ガタつき防止機構付きコネクタハウジング
JP2530035Y2 (ja) ランプソケット