JP2532004B2 - コロナ放電用タングステン電極線材料及びその製造方法 - Google Patents

コロナ放電用タングステン電極線材料及びその製造方法

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JP2532004B2 JP3031394A JP3139491A JP2532004B2 JP 2532004 B2 JP2532004 B2 JP 2532004B2 JP 3031394 A JP3031394 A JP 3031394A JP 3139491 A JP3139491 A JP 3139491A JP 2532004 B2 JP2532004 B2 JP 2532004B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコロナ放電用タングステ
ン電極線材料及びその製造方法に関し,詳しくは,空調
機,複写装置等に用いられるコロナ放電用タングステン
電極線材料及びその製造方法,およびコロナ放電用タン
グステン電極線材料の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,コロナ放電用タングステン電極線
材料として,電解によって形成された線(JIS H
4461),(特開昭62−222097号公報,以
下,参考例1と呼ぶ),タングステン線を異物や油脂表
面から取り除くために,化学的に清浄し,空気中で約6
00℃に加熱して,W表面に1.5〜3.5μm 厚のW
酸化物層を形成した線(特公昭53−28099号公
報,以下,参考例2と呼ぶ),0.1〜0.5μm のW
酸化物層を有するW線(特開昭62−22097号公
報,以下,参考例3と呼ぶ),固形分3〜6%黒鉛含有
液をW素線材に被覆し,線引後,900〜1000℃に
加熱して,2〜4μm 厚のW酸化物層を形成した線(特
公昭62−3233号公報,以下,参考例4と呼ぶ)が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】参考例4に述べられて
いるように,参考例2のタングステン線で,600℃の
加熱しか行われていない。このため,短時間に酸化物を
生成できず性能を向上させるには至っていない。
【0004】そこで,参考例4はW線を900〜100
0℃に加熱して,被覆した黒鉛を飛ばし,しかもW酸化
層を早く形成させている。しかし,参考例4の方法によ
り製造されたタングステン線の表面には,参考例2に同
様に,W酸化物単体のみが形成されているだけである。
このため,酸化物の密着性が悪いという欠点があった。
更に,参考例2及び4の線材は,コロナ放電特性のデ
ータが無く,その品質等については,検討されていな
い。
【0005】いずれにしても,参考例2及び4で述べら
れた従来のコロナ放電用タングステン線は,比較的安価
ではあるが,酸化物の密着力に今一歩欠けており,その
為に,帯電特性である出力の不均一性が生じ,ひいて
は,スパークによる電気的破壊を生じてしまうため寿命
が短くなってしまうことが多かった。
【0006】そこで,本発明の技術的課題は,寿命が長
く,放電特性の優れたコロナ放電用タングステン電極線
材料とこの放電特性の優れたコロナ放電用タングステン
電極線材料の製造方法とそれを実施するための製造装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,W酸化
物層と,黒鉛層と,前記W酸化物層及び黒鉛層の間のW
酸化物及び黒鉛の混合層とからなる多層混合物を表面に
有するW線材であって,前記混合物はW酸化物が0.5
〜4.0wt%で黒鉛が0.1〜1.5wt%である組
成を有することを特徴とするコロナ放電用タングステン
電極線材料が得られる。
【0008】また,本発明によれば,W素線材を600
〜1600℃に加熱し,酸化層を形成せしめ,その後,
黒鉛液の滴下及び乾燥を少なくとも一回行った後,加熱
し,伸線ダイスを通すことを特徴とするコロナ放電用タ
ングステン電極線材料の製造方法が得られる。
【0009】更に,本発明によれば,一連のW素線材に
黒鉛液を滴下する黒鉛液滴下部と,黒鉛液が滴下された
W素線材を加熱する加熱部と,加熱されたW素線材を伸
線ダイスを通して線引する伸線部とを前記W素線材の移
動方向に沿って連設したコロナ放電用タングステン電極
線材料の製造装置において,供給されたW素線材を加熱
して表面に酸化層を形成する酸化皮膜形成部を前記黒鉛
液滴下部のW素線材の移動方向に対して上流側に備えた
ことを特徴とするコロナ放電用タングステン電極線材料
の製造装置が得られる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。 (コロナ放電用タングステン電極線材料の製造装置)図
1は本発明の実施例に係るコロナ放電用タングステン電
極線材料の製造装置の構成を示す正面図である。
【0011】図1において,右方より供給されたW素線
材2はW素線材受ドラム1に一度巻回される。巻回され
たW素線材2は左方に移動し,W素線材押さえ3を介
し,更にガイドローラ4,4に案内され,更に,左方に
移動し,酸化被膜形成部5に挿入される。酸化被膜形成
部5は,数段にW素線材の移動方向に連設した酸化用加
熱バ−ナー5a,5b,・・・を有し,投入されたW素
線材2の表面に酸化被膜を形成する。酸化被膜を形成さ
れたW素線材2はガイドローラ4,4に案内され,左方
に移動し,第1黒鉛滴下部6に導入される。第1黒鉛滴
下部6では黒鉛液を滴下して被膜を形成されたW素線材
2は表面に黒鉛が付着される。
【0012】黒鉛が付着されたW素線材2は黒鉛焼付加
熱部7に導入され,備えられた加熱バーナーにより,乾
燥され更に表面に黒鉛が焼き付けられる。黒鉛が焼き付
けられたW素線材2はさらに左方に移動して,第2黒鉛
滴下部6´に導入される。第2黒鉛滴下部6´では,黒
鉛液が滴下され,更に表面に黒鉛が付着され,更に左方
に移動して伸線用加熱バーナーの備えられた加熱部8で
乾燥及び焼き付けのために加熱される。続いて,加熱部
8で加熱されたW線素材はダイスを備えた伸線部9へと
送られる。この伸線部9で,所望の太さまで線引き加工
される。伸線されたW素線材2は巻取りプーリー10を
介して,リールを有する巻取部11に巻き取られ,巻回
されたW素線材2はコロナ放電用タングステン電極線材
料となる。
【0013】(コロナ放電用タングステン電極線材料の
製造方法)次に,コロナ放電用タングステン電極線材料
の製造の具体例を示す。粉末冶金法により製造されたW
インゴットを1600℃から転打又は圧延等の加工を繰
り返すに従って加工温度を下げるとともに,加工途中で
は歪み取り,アニールを繰り返しながら最終的に120
0℃にて加工し,約φ3mmのW素線材を得た。このと
き,W素線材の表面は加熱されているのでW酸化物が
0.1〜0.5wt%付着していた。
【0014】次に,このW素線材を図1に示す装置によ
り,1ダイス毎に酸化加熱,第1の黒鉛滴下,焼付用加
熱,第2の黒鉛滴下,伸線用加熱,ダイヤダイス,巻取
りという各工程を繰り返して,φ0.24mmの線材に仕
上げられた。この時点において,W酸化物は,0.1〜
0.5wt%で黒鉛が0.1〜0.5wt%位W線材表
面に付着している。
【0015】図2はこのタングステン線材の断面の拡大
図である。図示のように,W表面層に,W酸化物23,
W酸化物と黒鉛との混合層22,黒鉛層21に概ね3層
に分かれて付着して多層混合物を形成している。更に,
W素線材を,酸化雰囲気にて,図1に示す加熱装置を用
い,次に黒鉛を付着させて再度加熱して,超硬合金ダイ
スやダイヤモンドダイスを通して,伸線を繰り返すこと
により,W線を製造した。最終線径は,φ0.089m
mとした。この線は,ダイスを通して伸線されており,
且つ混合物層を含む図2と同様に3層構造を有してい
る。この混合層部分は,図3の電子顕微鏡写真で示すよ
うに,W酸化物の間に黒鉛が入り,その粒子の強度はき
わめて強固なものである。
【0016】以上の方法で製造された線は,W酸化物を
有するとともに,帯電線として有効な特性も有し,しか
もその酸化物は強固になり,性能向上し寿命を向上する
ことになる。ところで,コロナ放電用タングステン電極
線材料は複写機に用いる帯電線用の他に,同様な原理で
空気清浄機にも用いられる。夫々のコロナ放電用タング
ステン電極線材料は複写用でφ100μm 〜50μm
で,空気清浄機用でφ200μm 〜100μm である。
本発明に係る酸化加熱工程は,800℃以上で,酸化物
を形成し,その酸化物を意図的に破壊した(割れた)方
が混合物が形成されやすいので,温度は高い程良く,1
300℃が適当である。第1黒鉛滴下,及び第2黒鉛滴
下工程は,黒鉛を極力飛ばさない温度(一般的に黒鉛は
酸化雰囲気で500℃以上にて徐々にCOxガスになり
飛ぶ)500℃以下が適当である。
【0017】使用する黒鉛は,一般的なW伸線機に使用
される水に懸濁した比重1.045〜1.055の黒鉛
液を使用する。尚,伸線用加熱工程において,一般的に
は,500℃以上に上昇すると先ず黒鉛が次にWが酸化
され,しかもその温度が800℃を越えると図4の電子
顕微鏡写真で示すようなW酸化物の割れが発生してく
る。本発明の実施例では,この割れの間に黒鉛を混在さ
せて,しかもダイスを通して断面を減少させるため,そ
の混合物の強度もダイス中を通過させる時に向上させて
いる。
【0018】次に,本発明の製造方法によって作製した
コロナ放電用タングステン電極線材料の各特性について
説明する。 (黒鉛量の調査)酸化加熱工程での酸化用加熱温度を6
00℃〜1600℃まで変化させ,最終伸線スピードを
80m /分で一定として,その酸化物量と黒鉛量の調査
を行った。その結果を表1に示す。比較の為に,酸化用
加熱温度を300℃及び1700℃において行った際の
酸化物量と黒鉛量を示してある。表1では,各試験につ
いて,3本の試料を用い,酸化物量と黒鉛量の平均値を
示した。
【0019】
【表1】
【0020】(放電特性の調査)図5の帯電線ホルダー
にW線をセットし,陽極として密閉された図6及び7で
示される装置を使用し,シリコンオイルを140℃に加
温し,強制的にシリコンオイル蒸気を7300V(ボル
ト)に陽極として加電された帯電線φ0.089mm(試
料No.1〜8)に当て,100時間後に試料1〜8を
取り出し,図8の装置を用い7300Vを印加して,1
本内の電圧分布をはかり,その最大変化量によりコロナ
放電の以上を調べた。その結果とコピーの実態により,
白,黒スジの有無の結果を表2に示した。
【0021】
【表2】
【0022】図6(図4及び5を含む)については,W
帯電線を陽極として,0.089mmの直径を有するもの
を用い,コロナ帯電線ホルダーのシールド陰極として
は,アルミ板を用い,電極間距離は9mmとして,陽極の
長さを450mm,はり張力700gfにて張架した。シリ
コン発生装置は,図4の1の容器に入れられたシリコン
オイルをヒータ2により140℃に加温することにより
蒸発させる。蒸発したシリコンオイルは排気ファン6に
て予めセットされた帯電線ホールダにW帯電線に強制的
に均一に付着する事になる。また,W線には,7.3kV
の高電圧がかかっており,アルミニウム製のシールド板
間でコロナ放電が行われ,シリコンはSiO2 粒子とし
てW線上に付着する。この付着した帯電線を図5のよう
な装置を用いてW帯電線の軸方向の放電分布を測定する
ことにより,放電電流分布の均一性の変化を評価した
(実際は,電流分布はセンサによって,電圧に換算さ
れ,電圧分布のかたちでレコーダに記録された)。複写
機実装試験も電極間距離を9mmとして,複写機にてプリ
ントをして,白,黒スジ発生状態をみた。
【0023】以上表1および表2から分かるように,W
酸化物層と,黒鉛層と,W酸化物及び黒鉛の混合層とか
らなる多層混合物中の総W酸化物量がwt%で0.5〜
4%でしかも黒鉛がwt%で0.1〜1.5%のW
線線材が100時間強制寿命試験で良好であることが分
かった。一方,黒鉛の無い酸化物のみで構成されてしか
も3.2wt%(W酸化物(WO)の密度を6.47
g/cmとすると,2.1μmの厚みになるが)の帯
電線も調査したが,スタート電圧2.2mVで100時
間後の最大電圧変化量は,45.0mVになり,しかも
40時間後に3本中2本は酸化物のクラックにより,ス
パークが発生して,電圧分布測定不能になり,複写機へ
の実装も不可能になってしまった。表3には,W酸化物
量を3.2重量%一定にし,黒鉛量を変化させた時に電
圧変化と,複写機実装試験結果を示してある。
【0024】
【表3】
【0025】表3で黒鉛が少ない場合は,前述の通りで
あるが,黒鉛が15%を越えた場合,特性が劣化して
いるが,これは複写機使用後,黒鉛が飛び残された酸化
物の粒子間強度が低下したためと考えられる。
【0026】図9及び図10は本発明者らの実験による
従来のW線の異常放電現象の原因を示す図である。本発
明者らの追試実験によれば,W表面上にW酸化物層を有
することによって,複写機使用時つまり帯電線使用時に
定着用に使用されるシリコンオイルが蒸発し,帯電線に
引き付けられSiO2 になり,W線表面に樹状晶(図
9)や球棒状晶(図10)等の形態で付着することが判
明した。この付着したSiO2 の突部が一定の水準以上
の大きさになると異常放電が起こる。この異常放電は,
帯電線を+極又は−極に使用するかによって異なった結
果を生ずるが,通常,いわゆる白スジまたは黒スジ現象
が発生し,鮮明な画像が得られない。また,付着したS
iO2 の突部がもっと大きくなるとスパークが発生し,
酸化物層に穴を開けることがある。一方,W酸化物は均
一に付着しているとSiO2 の析出も均一に付き,異常
放電が発生し難く,しかも,SiO2 が内部の純W部へ
の融着防止の役目をしており,その結果は極めて良好で
あった。
【0027】以上述べたように,W酸化物を付けてあっ
ても,この酸化物が割れ(クラック)たりした断層部が
あるとSiOが割れの頂上に部分的に不均一に析出す
ることになり,異常放電が発生してしまうことになる
(割れの谷間(底部)には,コロナ放電原理から言って
もSiOは付き難い。)つまり,前述の参考例2乃至
4のタングステン線材は共に,約600℃以上に加熱を
施してあるために,W酸化物層(酸化物は微粒子の粉末
状になることは公知)の粒子の強度が極めて弱く,取れ
易い状態である。しかも,800℃以上の温度で加熱し
て出来た酸化物は図4に示したように,W酸化物に割れ
が発生し,温度が高ければ,高い程その割れの発生形態
が激しくなる(大きくなる)。しかし,本発明のタング
ステン電極線材では,以上述べた600℃の温度範囲の
加熱においても,表面が黒鉛層,黒鉛と酸化物の混合
層,酸化物層の3層構造の混合物を有し,この黒鉛と酸
化物の混合層が強固な被膜を形成するので,W酸化物層
を有するW線材のように,表面に割れが発生せず,異常
放電の発生を抑制することができることが判明した。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
寿命が長く,放電特性の優れたコロナ放電用タングステ
ン電極線材料とこの放電特性の優れたコロナ放電用タン
グステン電極線材料の製造方法とそれを実施するための
製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るコロナ放電用タングステ
ン電極線材料の製造装置の構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例に係るタングステン線材の断面
の拡大図である。
【図3】図2のタングステン線材のW酸化物と,黒鉛と
の混合層の金属組織を示す電子顕微鏡写真である。
【図4】W酸化物の割れを示す電子顕微鏡写真である。
【図5】帯電線ホルダーを示す図である。
【図6】シリコンオイル付着強制寿命装置を示す図であ
る。
【図7】電圧分布測定装置の構成を示す図である。
【図8】電圧分布測定装置の構成を示す図である。
【図9】従来のW線材のSiO2 の付着状態を示す電子
顕微鏡写真である。
【図10】従来のW線材のSiO2 の付着状態を示す電
子顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 W素線材受ドラム 2 W素線材 3 W素線材押さえ 4 ガイドローラ 5 酸化被膜形成部 5a 酸化用加熱バ−ナー 5b 酸化用加熱バ−ナー 6 第1黒鉛滴下部 6´ 第2黒鉛滴下部 7 黒鉛焼付加熱部 8 伸線加熱部 9 伸線部 10 巻取りプーリー 11 巻取部 21 黒鉛層 22 混合層 23 W酸化物層 24 W層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B21C 9/00 9154−4E B21C 9/00 Z

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 W酸化物層と,黒鉛層と,前記W酸化物
    層及び黒鉛層の間のW酸化物及び黒鉛の混合層とからな
    る多層混合物を表面に有するW線材であって,前記多層
    混合物はW酸化物が0.5〜4.0wt%で黒鉛が0.
    1〜1.5wt%である組成を有することを特徴とする
    コロナ放電用タングステン電極線材料。
  2. 【請求項2】 W素線材を600〜1600℃に加熱
    し,酸化層を形成せしめ,その後,黒鉛液の滴下及び乾
    燥を少なくとも一回行った後,加熱し,伸線ダイスを通
    すことを特徴とするコロナ放電用タングステン電極線材
    料の製造方法。
  3. 【請求項3】 一連のW素線材に黒鉛液を滴下する黒鉛
    液滴下部と,黒鉛液が滴下されたW素線材を加熱する加
    熱部と,加熱されたW素線材を伸線ダイスを通して線引
    する伸線部とを前記W素線材の移動方向に沿って連設し
    たコロナ放電用タングステン電極線材料の製造装置にお
    いて,供給されたW素線材を加熱して表面に酸化層を形
    成する酸化皮膜形成部を前記黒鉛液滴下部のW素線材の
    移動方向に対して上流側に備えたことを特徴とするコロ
    ナ放電用タングステン電極線材料の製造装置。
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