JP2531843C - - Google Patents

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JP2531843C
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は冷凍室の上方に冷蔵室、下方に野菜室を形成した冷蔵庫に関する。 (従来の技術) 冷蔵庫は、通常、上から冷凍室、冷蔵室および野菜室の順に配列されている。 ところが、使用頻度は冷凍室よりも冷蔵室の方が高いという事情があるため、
扉の開閉や食品の出入れのし易さを考慮して、最近の大型冷蔵庫では、上から冷
蔵室、冷凍室および野菜室の順に配列することが考えられている。 一方、いわゆるファンクール式の冷蔵庫では、従来より、冷凍室の背部に冷却
器を配設し、この冷却器により冷却された空気を各室内に送り、そして各室から
それぞれの室専用の帰還路を介して冷却器に戻すようにしている。 この従来技術を踏襲すると、断熱箱体に上から順に冷蔵室、冷凍室および野菜
室を形成するものにあっては、第5図ないし第7図に示すように、断熱箱体1内
に形成された冷蔵室2、冷凍室3および野菜室4のうち、冷凍室3の背部に冷却
器5を配設した冷却器室6を形成し、冷却器5により冷却された冷気を、ファン
装置7により直接冷凍室3に送風すると共に、冷蔵室用送風路8および野菜室用
送風路9を通じて冷蔵室2および野菜室4に送風する。そして、各室2〜4内に
送られた冷気はそれぞれ専用の帰還路10〜12を通じて冷却器室6内に戻す、
というように構成される。そして、冷蔵室用送風路8および野菜室用送風路9に それぞれ冷蔵室2および野菜室4の温度に応じて開閉するダンパ装置13及び1
4を設け、そのダンパ装置13および14の開閉により冷蔵室2および野菜室4
への冷気供給を制御して、各室2,4の温度を制御するように構成される。なお
、冷凍室3の温度は図示しないコンプレッサの運転・停止によって制御される。 (発明が解決しようとする課題) ところが、上述のものでは、冷気循環のための通風路の構成が複雑となる。こ
のため、圧力損失が大きく、ファン装置7が大形になり勝ちで、ファン装置7の
騒音も大きくなる。また、冷蔵室2および野菜室4の温度を制御するためにそれ
ぞれ専用のダンパ装置13及び14が必要となり、製造コストが高くなる、など
の問題を生ずる。 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、冷凍室の上方に冷蔵
室、下方に野菜室を形成したものであって、冷気循環のための通風路の構成を簡
素化でき、また冷蔵室および野菜室の温度を制御するためのダンパ装置が1個で
済み、コストの低減化を図ることができる冷蔵庫を提供するにある。 [発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の冷蔵庫は、冷凍室の上方に冷蔵室、下方に野菜室を形成し、それら各
室を冷却すべく冷却器により冷却された空気をファン装置により循環させるよう
にしたものであって、冷蔵室用送風路を介して前記冷蔵室に送られた冷気を戻す
ための冷蔵室用帰還路を野菜室に連通させ、野菜室に送られた冷気を野菜室用帰
還路を介して冷却器に戻すようにすると共に、冷蔵室用送風路を通る冷気の一部
を冷蔵室用帰還路に供給する分流路を設けたことを特徴とする。 (作用) 冷蔵室から冷却器に戻すべき空気は、冷蔵室用帰還路から一旦野菜室内に吹き
出され、その後、野菜室用帰還路を通じて冷却器に戻される。しかも、冷蔵室用
送風路を流れる冷気の一部を冷蔵室用帰還路に分流させるので、野菜室の冷却も
十分に行うことができる。このため、冷却器室から野菜室に冷気を送る野菜室用
送風路を設けなくとも済む。また、冷蔵室用送風路にダンパ装置を設けることに
より、冷蔵室および野菜室両方の温度を制御できる。 (実施例) 以下、本発明の一実施例につき第1図ないし第4図を参照しなから説明する。 第1図において、断熱箱体21内には上下二段に断熱仕切壁22および23が
設けられ、この断熱仕切壁22および23により断熱箱体21内の中央部に冷凍
室24、この冷凍室24の上方に冷蔵室25、冷凍室24の下方に野菜室26が
区画形成されている。 上記冷凍室24の背部には第2図および第4図に示すように凹室が形成されて
おり、この凹室は冷凍室24から仕切板27により隔離されて冷却器室28とし
て構成されている。この冷却器室28内には第2図に示すようにファン装置29
および冷却器30が上下の位置関係をもって配設されており、ファン装置29は
冷却器30により冷却された空気を以下に述べるような経路を辿って循環させる
。 すなわち、仕切板27には送風口31が形成され、ファン装置29により送風
される冷気の一部はこの送風口31から直接的に冷凍室24内に送られる。そし
て、冷凍室24内に送られた冷気は第1図、第3図および第4図に示すように冷
凍室用帰還路32を通じて冷却器室28内に戻されるようになっている。この冷
凍室用帰還路32は、下断熱仕切壁23の左右両側に1本ずつ計2本形成されて
おり、その流入口32aは下断熱仕切壁23の前部において冷凍室24内に開口
し、流出口32bは冷却器室28内に対し該冷却器室28の底部の左右両側にお
いて開口されている。 一方、ファン装置29により送風される冷気の残る一部は第1図および第2図
に示すように断熱箱体21に形成された冷蔵室用送風路33を通じて冷蔵室25
内に送られる。この冷蔵室用送風路33は上断熱仕切壁22に冷却器室28内に
望むように形成された流入口33aから上断熱仕切壁22および断熱箱体21の
背壁を通って略V字形に屈曲しながら上方に延びるように形成され、その流出口
33bは冷蔵室25内に開口されている。そして、冷蔵室用送風路33のうち、
略V字形をなす部分の谷部に相当する部分には、ダンパ装置34が配設されてい
る。このダンパ装置34はモータ駆動式のもので、冷蔵室25および野菜室26
内の温度を検出する2個の温度センサがそれぞれ開設定温度以上および閉設定温
度以下を検出したときに開動作および閉動作するように構成されている。 さて、冷蔵室25内に送られた冷気は冷蔵室用帰還路35を通じて野菜室26
内に送られ、さらに野菜室26内に送られた冷気は野菜室用帰還路36を通じて
冷却器室28内に戻されるようになっている。このうち、冷蔵室用帰還路35は
、第1図に示すように上断熱仕切壁22の前部に形成された流入口35aから当
該上断熱仕切壁22に右後方に向って次第に幅狭となるように延長され、さらに
第3図及び第4図にも示すように断熱箱体21の右側後部のコーナー部分におい
て下方に向って延長されてその下端の流出口35bが野菜室26内に開口されて
いる。そして、前記冷蔵室用送風路33のうち、ダンパ装置34の配設部分より
も上方の部分からは分流路37が斜め下方に向けて延長されており、この分流路
37の下端は冷蔵室用帰還路35の水平部後部に、垂直下向きに方向転換する部
分に至るまでの距離(第1図にLで示す)が約5cm程度の部分において接続され
ている。 一方、野菜室用帰還路36は第1図に示すように下断熱仕切壁23の中央部に
前記2本の冷凍室用帰還路32間に位置するようにして形成され、第2図に示す
ようにその流入口36aは下断熱仕切壁23の前部において野菜室26内に開口
し、流出口36bは冷却器室28内に対し該冷却器室28の底部において前記両
冷凍室用帰還路32の流出口32b間に位置するようにして開口されている。な
お、冷却器室28内の下方には除霜用の電気ヒータ38が配設されている(図2
にのみ示す)。 上記構成において、冷凍室24内の温度が所定温度以上になると(このときダ
ンパ装置34は開放状態にある)、これを図示しない温度センサが検出すること
により、図示しないコンプレッサが起動すると共に、ファン装置29が起動する
。すると、冷却器30により冷却された冷気の一部は送風口31から直接的に冷
凍室24内に送られ、そして冷凍室用帰還路32を通じて冷却器室28内に戻さ
れて冷却器30により再び冷却される、というように循環する。 また、冷却器30により冷却された冷気の残る一部は冷蔵室用送風路33に送
られる。冷蔵室用送風路33に送られた冷気は、途中で一部が分流路37に分流
するも大部分が冷蔵室25内に送られ、冷蔵室25内を冷却した後、冷蔵室用帰
還路35に流入する。そして、冷蔵室25から冷蔵室用帰還路35に流入した冷 気は、分流路37から供給される冷気と混合されて野菜室26に送られ、その後
、野菜室用帰還路36を通じて冷却器室28内に戻されて再び冷却器30により
冷却される、というように循環する。この場合、冷蔵室25から冷蔵室用帰還路
35内に流入する冷気は、冷蔵室25を冷却した後の冷気であるから、多少温度
上昇しているが、その冷気は分流路37からの冷気と混合されること、および野
菜室26はそれ程低温度に冷やす必要はないことから、野菜室26に対する冷却
効果が損なわれることはない。そして、以上のように循環する冷気により冷蔵室
25および野菜室26がそれぞれ所定の閉設定温度まで冷却されると、ダンパ装
置34が閉動作するため、冷蔵室25および野菜室26の冷却が停止される。そ
の後、冷凍室24が所定温度まで冷却されると、これを温度センサが検出するこ
とにより、図示しないコンプレッサおよびファン装置29が停止される。 ダンパ装置34が閉動作すると、その後、冷蔵室25および野菜室26内の空
気は次第に温度上昇する。そのうち、野菜室26内の空気は冷蔵室用帰還路35
内に流入して上昇することが考えられるが、分流路37が冷蔵室用送風路33の
うちダンパ装置34よりも上方部分から分岐されていることにより、その冷蔵室
用帰還路35を上昇する空気はダンパ装置34側に逆流することなく、冷蔵室用
送風路33を上昇して冷蔵室25内に流入するようになる。このため、野菜室2
6から上昇してくる空気がダンパ装置34に流れて結露し、次の冷気送風時に結
露水が凍結してダンパ装置34が動作不能になる、といった不具合の発生が防止
される。 ところで、ダンパ装置34が閉状態にあるとき、冷蔵室25内は冷却されて温
度が低い状態にあるが、例えば野菜の出し入れのために野菜室26の扉が暫く開
放されていた等の事情で外気が侵入し、野菜室26内の温度のみが上昇する場合
が考えられる。 この場合、温度センサが冷蔵室25側にのみ設けられていて、ダンパ装置34
が野菜室26のみの温度上昇によっては開動作しない場合であっても、以下のよ
うにして野菜室26への冷気供給が行われる。 すなわち、野菜室26を開くと、外気侵入によって温度上昇した該野菜室26
内の空気(暖気)が野菜室用帰還路36を介して冷却器室28内に流入し、冷却 器30(−20℃以下にある)によって冷やされて収縮するため、野菜室26の
扉が閉じられると、冷却器室28が野菜室26よりも低圧となる。すると、野菜
室26内の空気が野菜室用帰還路36を介して冷却器室28内に吸入されるよう
になるため、野菜室26内が低圧となり、冷蔵室25内の冷気や冷蔵室用送風路
33内の冷気が冷蔵室用帰還路35を介して野菜室26内に流入する結果、野菜
室26内の温度が低下する。一方、冷蔵室25内の冷気が野菜室26側へ吸引さ
れることで、冷蔵室25内が低圧となるためガスケット等からの僅かな外気侵入
等による熱リークにより冷蔵室25内の温度が上昇してダンパ装置34は開動作
することになる。 更に、野菜室26内の温度をより厳密に制御するためには、本実施例のように
、2個の温度センサを設けると良い。すなわち、本実施例では、前述したように
冷蔵室25と野菜室26には夫々の室の温度を検出する温度センサが設けられて
おり、ダンパ装置34は冷蔵室25および野菜室26内の温度を検出する2個の
温度センサがそれぞれ開設定温度以上を検出したときに開動作するように構成さ
れている。そのため、上述のように野菜室26内の温度のみが上昇した場合、野
菜室26側の温度センサが野菜室26内の温度が開設定温度以上であることを検
出することによりダンパ装置34は開動作する。その結果、ファン装置29の運
転により冷却器室28から冷蔵室25に送られた冷気が冷蔵室用帰還路36を通
じて野菜室26に供給されて野菜室26の温度が低下する。 尚、野菜室26は冷蔵室25に比べると容量が小さいため、冷蔵室25からの
冷気の供給により比較的短時間で温度が低下する。従って、野菜室26は短時間
で閉設定温度以下となりダンパ装置34は閉動作するので、冷蔵室25が過冷却
されることはない。 ちなみに、冷蔵庫では、一般に冷蔵庫全体の温度制御は、冷凍室24優先の温
度制御、すなわち冷凍室内の温度に応じてコンプレッサが運転・停止するように
構成されている。このため、コンプレッサの運転中に冷蔵室がより早く冷却され
るように冷蔵室への冷気流入量は大量に設定されているが、この冷蔵室への大量
の冷気流入がコンプレッサの運転中続くと冷蔵室内の食品が凍結するので、この
凍結を防止して冷蔵にとって適温まで冷却されるようにするためにダンパ装置が 設けられているのである。そして、このダンパ装置は、冷蔵室の温度上昇に対応
するために、閉動作してから、通常、25分程度で開状態となるように設計され
ており、ダンパ装置が長期にわたって閉状態を維持することはなく、比較的短周
期で開動作するものである。従って、本実施例のように、冷蔵室25に供給され
た冷気を冷蔵室用帰還路35を介して野菜室26に供給するように構成した場合
、ダンパ装置34の開閉を冷蔵室25内の温度を検出する温度センサだけによっ
て制御するようにしても、ダンパ装置34が長期にわたって閉状態を維持するこ
とはなく、比較的短周期で開動作して冷却器室28から冷蔵室25及び野菜室2
6内への冷気供給が行われるものである。 [発明の効果] 以上説明した本発明によれば、次のような優れた効果を奏する。 冷蔵室に送られた冷気を冷蔵室用帰還路を介して野菜室に送る構成としたこと
により、冷却器により冷却された冷気を野菜室に送るための送風路が不要となる
。従って、冷気を循環させるための通風路の構成が簡素化され、それだけ容積効
率が向上すると共に、通風路での圧力損失が軽減されるため、ファン装置が小形
のもので済み、且つ騒音も小さくなる。 その上、冷蔵室用送風路に設けられる1個のダンパ装置により、冷蔵室および
野菜室双方の温度を制御することが可能となるので、ダンパ装置の個数を少なく
でき、コストの低減化を図ることができる。 また、冷蔵室用送風路を通る冷気の一部を冷蔵室用帰還路に分流させるための
分流路を設けたことにより、上述のように冷蔵室を冷却した後の冷気を野菜室に
送るようにしても、野菜室を十分に冷却することができる。しかも、野菜室に冷
却不足を解消するための冷気を供給する通路を、冷蔵室用送風路に設けられた分
流路として構成したので、その冷却不足解消用冷気の通路を、冷却器から野菜室
に至るまでの通路として別に設けなくとも済み、通風路の構成をより簡素化でき
る。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は冷気を循環さ
せるための通風路を示す斜視図、第2図および第3図は互い異なる部分の縦断 側面図、第4図は横断平面図である。また、第5図ないし第7図は従来例を示す
第1図および第2図ならびに第4図相当図である。 図中、21は断熱箱体、22,23は断熱仕切壁、24は冷凍室、25は冷蔵
室、26は野菜室、28は冷却器室、29はファン装置、30は冷却器、32は
冷凍室用帰還路、33は冷蔵室用送風路、34はダンパ装置、35は冷蔵室用帰
還路、36は野菜室用帰還路、37は分流路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.冷凍室の上方に冷蔵室、下方に野菜室を形成し、それら各室を冷却すべく
    冷却器により冷却された空気をファン装置により循環させるようにしたものであ
    って、冷蔵室用送風路を介して前記冷蔵室に送られた冷気を戻すための冷蔵室用
    帰還路を前記野菜室に連通させ、野菜室に送られた冷気を野菜室用帰還路を介し
    て前記冷却器に戻すようにすると共に、前記冷蔵室用送風路を通る冷気の一部を
    前記冷蔵室用帰還路に供給する分流路を設けたことを特徴とする冷蔵庫。

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