JP2531571B2 - 連続式溶存ガス分離導入方法及び装置 - Google Patents

連続式溶存ガス分離導入方法及び装置

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JP2531571B2
JP2531571B2 JP5139139A JP13913993A JP2531571B2 JP 2531571 B2 JP2531571 B2 JP 2531571B2 JP 5139139 A JP5139139 A JP 5139139A JP 13913993 A JP13913993 A JP 13913993A JP 2531571 B2 JP2531571 B2 JP 2531571B2
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gas
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篤 森谷
紀彦 吉田
正浩 古野
正 見村
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SEKYU KODAN
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
〔発明の詳細な説明〕
【0002】
【従来の技術】環境水(河川、湖水等)、水道水、工業
排水、海水等に溶存するガス及び揮発性有機化合物の測
定のニーズは多く、トリチェリーの真空を利用した脱気
方法や不活性ガスを用いてストリッピングするパージ・
アンド・トラップ法やクローズド・ループ・ストリッピ
ング法等数多くの手法が論じられている。
【0003】一般にこれらの方法は、手動によるバッチ
のサンプリングが主体である。オンラインで自動化され
た事例(特許公報平1−48042)もあるが、この事
例のように一定量の検量管を用いる方法やシリンジを用
いて分離セルに送液する方法は何れもバッチのサンプリ
ングになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法に対し、
連続脱気法は分析計に、非分散型の赤外吸収検出器等の
連続分析計を使用すれば、連続データが得られることは
云うに及ばず、濃縮(トラップ)工程を持ったサンプル
導入装置を有するガスクロマトグラフと組合わせれば、
濃縮の単位時間当りの平均値を得ることが出来、サンプ
ルの均一化と云う点で非常に有利である。然るに、定常
的な脱気が得られ難いのが欠点であった。
【0005】一般的に、分析計は水に弱く、ストリッピ
ングガスに含まれる脱気セルの温度における飽和水蒸気
を除去する必要がある。塩化カルシウム、過塩素酸マグ
ネシウム等の塩を詰めた乾燥管を用いて除湿する方法
が、一般的であるが、成分により吸着等を起こすため、
サンプルの変成が有ることと、この方法では含水と共に
乾燥管の抵抗が変化してしまうことが欠点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明に於ては、
再現性のよい定常的な脱気を行わんとするもので、それ
らのファクターの中で主因となる検水の流量、ストリッ
ピングガス流量、脱気セル圧力、温度に着目し、これら
のファクターを安定させんとするもので、第1に、水分
除去装置の外管に供給され、その内管を通る試料を乾燥
させたストリッピング用ガスは、ガス分離セルに供給さ
れて試料水と衝突脱気し、それにより形成される試料と
水蒸気の混合流を水分除去装置の内管に供給し、そこで
乾燥された試料を分析装置に供給することを特徴とし、
且ガス分離セル以後に海水からの分離ガスのベントライ
ンを設けると共に、このラインの下端の分析計側に定流
量吸引装置を設け、この吸引量よりも多い流量のストリ
ッピングガスを送ることを特徴とし、第2にストリッピ
ングガス供給路を、内管と外管により形成され内管をイ
オン交換膜とした水分除去装置の外管一端に連通させ、
その他端はガス分離セルの放出口と連通させると共に、
ガス分離セルは水分除去装置の内管と連通させ、更に分
析装置に連結させたことを特徴とし、且ガス分離セルの
前に、水中ポンプを接続した入水タンクを、後に排水ポ
ンプを接続した排水タンクを配し、ガス分離セルには入
水タンクよりフィードポンプを連通させたことを特徴と
する。
【0007】
【実施例】は入水タンクで、ストップ弁2を介してオ
ーバーフロー流路3と、ストップ弁4を介して水中ポン
プ5を連結した取水路6とを連結してある。又、入水タ
ンクは一方に送水路7を設け、ガス分離セルに連結
してある。送水路7には、フィルター9、圧力調整弁1
0、フィードポンプ11、流量調整弁12を設けてあ
る。
【0008】ガス分離セルには、送水路7の開放口8
1を設けると共に、それと対峙してストリッピングガス
の放出口82を設け、更に両者を囲繞する下部開放端8
3を有する遮蔽板84と、その外周に上部開放端85を
有する遮蔽板86を形成させておく。又、ガス分離セル
はミストセパレーター13を経由して水分除去装置
に接続してある。
【0009】15は放水口で、ガス分離セル8の底部又
はその付近に設けてあり、タンク16に放水する如くし
てあり、それを排水ポンプ17により排水可能としてあ
る。ミストセパレーター13は水滴分離除去可能に形成
した公知のものを使用する。
【0010】水分除去装置14は、ケース141にスト
リッピングガスの送入口142と排出口143を設け、
内部に環状の膜により内管144を形成させて構成させ
る。該内管144を形成する環状の膜は、デュポン社の
開発したナフィヨンkと云うイオン交換膜を利用して形
成されるものである。
【0011】排出口143は、ストリッピングガスの放
出口82に至る供給路18に連通させ、送入口142
は、流量調整弁19を介してストリッピングガス供給源
のボンベ20に至る供給路21に連通させてある。
【0012】水分除去装置14の内管144の一端は、
分析装置22、流量調整弁23、吸引ポンプ24を連結
した分析系25を所望数連結してある。
【0013】次いで、その作動について説明すると、溶
存ガス及び揮発性有機化合物を含有する海水、水道水、
工業排水等の水を水中ポンプ5にて入水タンクに送水
する。この試料水の供給に於て、長期間連続的に定量的
にフィードできる水中ポンプは得難いこと周知であり、
入水タンクを設けることにより圧力調整弁10によ
り、フィードポンプ11の入力側の圧力を一定に保こと
が出来る。
【0014】このフィードポンプ11の吸引送水作動を
更に確実にするべく、入力側に圧力調整弁10、出力側
に流量調整弁12が設けられ、入水タンクに蓄えられ
た試料水は、安定的に送水路7によりガス分離セル
開放口81に送られ、ガス分離セル内に放水される。
【0015】一方ガス分離セル内には、ストリッピン
グガスが、その放出口82より前記放水に向けて放出さ
れており、そこで試料水とストリッピング用ガスの衝
突、撹拌が行われる。このガス分離セル8は作動時、温
度一定に保たれるのがよい。
【0016】又、分析系25は、吸引ポンプ24により
吸引されており、水分除去装置14も吸引されてミスト
セパレーター13を介してガス分離セルも吸引されて
いる。このため、ストリッピングガスは水蒸気を含んだ
状態で、ミストセパレーター13に送られ、このうち水
滴となった部分は除去され、湿分を含むストリッピング
ガスは水分除去装置14に至る。
【0017】しかして、水分除去装置14に於ては、内
管144に前記ストリッピングガスは流され、その外側
には乾燥したストリッピング用ガスが送入口142から
流され、排出口143から排出されている。
【0018】この内管144に湿ったストリッピングガ
スを流し、外側に乾燥したガスを流すことにより、水蒸
気の濃度差が推進力となって乾燥され、半永久的な安定
した乾燥効率を得られる。ここで乾燥されたストリッピ
ングガスは吸引されて分析系25に至り、分析計22に
より分析されて排出される。
【0019】
【発明の効果】上記の如き本発明によれば、水分除去装
置の外管に供給され、その内管を通る試料を乾燥させた
ストリッピング用ガスは、ガス分離セルに供給されて試
料水と衝突脱気し、それにより形成される試料と水蒸気
の混合流を水分除去装置の内管に供給し、そこで乾燥さ
れた試料を分析装置に供給し、且ガス分離セル以後に海
水からの分離ガスのベントラインを設けると共に、この
ラインの下端の分析計側に定流量吸引装置を設け、この
吸引量よりも多い流量のストリッピングガスを送るよう
にしたので、安定的に乾燥した試料ガスを連続的に得る
ことが出来、然も、乾燥にストリッピングガスを利用す
るため、極めて効率的な乾燥作業が出来、且つ、連続分
析が容易に出来ることになった。
【0020】又、ストリッピングガス供給路を、内管と
外管により形成され内管をイオン交換膜とした水分除去
装置の外管一端に連通させ、その他端はガス分離セルの
放出口と連通させると共に、ガス分離セルは水分除去装
置の内管と連通させ、更に分析装置に連結させ、且ガス
分離セルの前に、水中ポンプを接続した入水タンクを、
後に排水ポンプを接続した排水タンクを配し、ガス分離
セルには入水タンクよりフィードポンプを連通させたの
で、長期間連続的に定量フィードする要求に対応した入
水タンクの設置によるポンプ一次側の圧力一定保持が出
来、定常的なガス分離が容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例概略説明図。
【符号の説明】 入水タンク 5 水中ポンプ ガス分離セル 11 フィードポンプ14 水分除去装置25 分析系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 30/04 G01N 30/04 A

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分除去装置の外管に供給され、その内
    管を通る試料を乾燥させたストリッピング用ガスは、ガ
    ス分離セルに供給されて試料水と衝突脱気し、それによ
    り形成される試料と水蒸気の混合流を水分除去装置の内
    管に供給し、そこで乾燥された試料を分析装置に供給す
    ることを特徴とする連続式溶存ガス分離導入方法。
  2. 【請求項2】 ガス分離セル以後に海水からの分離ガス
    のベントラインを設けると共に、このラインの下端の分
    析計側に定流量吸引装置を設け、この吸引量よりも多い
    流量のストリッピングガスを送ることを特徴とする請求
    項1に記載の連続式溶存ガス分離導入方法。
  3. 【請求項3】 ストリッピングガス供給路を、内管と外
    管により形成され内管をイオン交換膜とした水分除去装
    置の外管一端に連通させ、その他端はガス分離セルの放
    出口と連通させると共に、ガス分離セルは水分除去装置
    の内管と連通させ、更に分析装置に連結させたことを特
    徴とする連続式溶存ガス分離導入装置。
  4. 【請求項4】 ガス分離セルの前に、水中ポンプを接続
    した入水タンクを、後に排水ポンプを接続した排水タン
    クを配し、ガス分離セルには入水タンクよりフィードポ
    ンプを連通させたことを特徴とする請求項3に記載の連
    続式溶存ガス分離導入装置。
JP5139139A 1993-05-17 1993-05-17 連続式溶存ガス分離導入方法及び装置 Expired - Lifetime JP2531571B2 (ja)

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JPH0720110A JPH0720110A (ja) 1995-01-24
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