JP2531430Y2 - 表面実装基板チェック用端子 - Google Patents

表面実装基板チェック用端子

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JP2531430Y2
JP2531430Y2 JP1990403060U JP40306090U JP2531430Y2 JP 2531430 Y2 JP2531430 Y2 JP 2531430Y2 JP 1990403060 U JP1990403060 U JP 1990403060U JP 40306090 U JP40306090 U JP 40306090U JP 2531430 Y2 JP2531430 Y2 JP 2531430Y2
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JP1990403060U
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顕彦 林
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株式会社マックエイト
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、導電箔により回路パタ
ーンを形成されているプリント基板(以下単に基板と言
う)上に、下面が平面とされている実装用の電気部品
を、リード線によることなくハンダ付けする表面実装用
の基板上において、所要の回路位置を示したり、その位
置での回路のチェックを行うべく、オッシロスコープ等
の検査測定器具のプローブ等の接続器具を接続したりで
きる表面実装基板チェック用端子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板は、導電箔で形成し
た回路パターンの傍らに、回路部品が回路中のどの部品
であるかを、例えばR1 のように印刷し、この印刷で回
路図との関連性を表していた。そして、基板と電気部品
とを接続するためには、回路パターンのランドと称され
る拡大部にリード線の挿入孔を穿設し、この挿入孔に電
気部品のリード線を挿入後、ランドとリード線をハンダ
付けしていた。
【0003】この基板の所要の回路をオッシロスコープ
等の検査測定器具でチェックする場合には、前記の基板
の印刷で回路中の所要の個所を見つけ、検査測定器具の
プローブ等の接続器具を、前記の場所の電気部品のリー
ド線に引っ掛け、基板の所要個所と検査測定器具とを接
続し、検査していた。
【0004】しかし、電気機器の小型化の要求が強まる
に従って、リード線を用いずに直接に基板上にハンダ付
けできる小型化された電気部品と、リード線を用いずに
直接に基板上にこの電気部品をハンダ付けする技術が開
発されて、基板にリード線を挿入する挿入孔を穿設する
必要がなくなると共に、基板の高密度化が計られるよう
になったもので、このような高密度実装基板の利用率は
高くなる一方である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このような高密度の表
面実装基板においては、その表面に電気部品がその間隔
を拡げることなく高密度に実装されているため、所要の
回路や、どの電気部品であるかの印刷を施す余地がな
く、回路との関連性を見つけるのが困難な実情である。
従って、このような基板のチェックを行う場合には、回
路のチェックしようとする場所が、基板上では何処なの
かを見出すのに、時間と熟練を要する欠点がある。又、
検査器具のプローブ等を接続しようとしても、リード線
やこれを挿入する挿入孔等がないため、その接続が困難
な欠点もある。
【0006】本考案は、従来のこのような表面実装基板
における前述の問題点を解消し、基板の或る個所が、電
源回路であるとゆうように、回路のどの部分にあたるの
かを簡単に判別できるようにすると共に、オッシロスコ
ープ等の検査測定器具のプローブ等の接続器具の接続が
容易に行えるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の表面実装基板チ
ェック用端子は前記した目的を達成せんとするもので、
その手段は、吸盤等で吸着可能な平面部1、該平面部の
両端から略直角に折曲した後内側に向かって折曲して形
成した環状部2、該環状部の先端を略直角に折曲して形
成した基幹部3、該基幹部から外側に向かって水平方向
に延長したプリント基板にハンダ付けされるハンダ付け
部4とからなる帯材による導電性材Aと、前記基幹部の
長さより短い厚さで中央部には該基幹部が挿入される孔
5が形成され、かつ、楔状の切溝6が前記孔の軸長方向
に形成された着色された合成樹脂製の囲撓部材Bとから
構成したものである。
【0008】
【作用】本考案の表面実装基板チェック用端子は、導電
性材の平面部を自動挿入機等の電気部品セット用の機械
の吸着パッド(吸盤)で吸着して、予めクリームハンダ
が塗布されている基板の所要の個所に搬送し、そのハン
ダ付け部を基板の所要個所にセットする。そして、従来
から用いられているクリームハンダによるハンダ付け法
と同じ方法でハンダ付けを行うかとができるものであ
る。
【0009】又、どのような回路には、何色を使うかを
予め決めてくことにより、ハンダ付けされた表面実装基
板チェック用端子の導電性材の一部を囲繞している囲繞
部材の色によって、この表面実装基板用チェック端子の
ハンダ付けされている場所が回路のどの部分に該当する
かを知ることができ、保守の容易化を計ることができる
ものである。
【0010】更に、導電性材に形成した環状部に、オシ
ロスコープ等の検査測定器具のプローブ等の接続器具を
引っ掛けて、表面実装基板チェック用端子がハンダ付け
されている回路と検査測定器具を接続し、その検査、測
定を行うことができるものである。
【0011】
【実施例】次に、本考案の実施の一例を、図面について
説明する。図3、図4は導電性材Aを示し、この導電性
材Aは、幅1ミリメートル、厚さ0.2ミリメートル程
度の燐青銅等の帯材を折り曲げて形成されており、その
頂面は、自動電気部品挿入機等の吸着パッドで吸着可能
なように平面とされている平面部1で、その両側は垂下
状に下方に折り曲げられた後、内側に向かって折り曲げ
られ、環状部2が形成されている。
【0012】この内側に向かって折り曲げられた端部
は、銅、ニッケル等のメッキが施される程度の間隔、例
えば0.1〜0.2ミリメートル程度の間隔を置いて、
再び下方に向かって折り曲げられて基幹部3が形成され
た後、外側に向かって広げられ、ハンダ付け部4が形成
される。
【0013】このハンダ付け部4は、左右の両片が同一
平面上にあるように形成されるので、このハンダ付け部
4を基板C上に置く時は、そのハンダ付け部4は基板C
上に密接するようになる。
【0014】図5は、囲繞部材Bを示し、この囲繞部材
Bは赤、青、緑等の電気部品のカラーコードに使用され
るような種々の色彩に着色されているテフロンTFE等
の合成樹脂で形成され、その厚さは導電性材Aの基幹部
3の長さよりも短い厚さで、中央部には基幹部3が挿通
された時、その外側に余裕が生じる程度の矩形孔5が穿
設されている。
【0015】この矩形孔5と外側面との間には、外側面
から矩形孔5に達する楔状の切溝6が設けられている。
従って、この切溝6を拡開するよにして、基幹部3を矩
形孔5内に、切溝6の傾斜に沿って挿入することがで
き、その挿入後は、切溝6の両側の矩形孔5がその抜け
出すのを阻止するので、囲繞部材Bは導電性材Aから脱
落することはない(図1、図2)。
【0016】この表面実装基板チェック用端子は、その
平面部1を、自動電気部品挿入機の吸着パッドに吸着さ
れて、予めプログラムされている自動電気部品挿入機の
動作で、基板Cの所要の個所に載置される。この基板C
には、予めクリームハンダが塗布されており、従来から
公知の方法により、例えばレーザ光線の照射等により、
ハンダを溶融して基板Cの回路パターンと導電性材Aの
ハンダ付け部4とをハンダ付けする。
【0017】この表面実装基板チェック用端子の囲繞部
材Bの色彩を使用する回路の性質、例えば赤色は10ボ
ルト、青色はマイナス5ボルトのように決めておけば、
その回路には、その色彩の囲繞部材Bを嵌めた表面実装
基板チェック用端子をハンダ付けすることにより、その
回路の性質を知ることができる。
【0018】又、その回路のチェックを行う時には、オ
ッシロスコープ等の検査測定器具のプローブの先端を、
図6に示すように導電性材Aの環状部2に引っ掛け、検
査測定器具とその回路とを接続し、この回路の検査測定
を行うことができる。
【0019】
【考案の効果】本考案は叙上のように、高密度表面実装
基板上の所定の個所に、平面部を自動電気部品挿入機の
吸着パッドに吸着させることで、自動電気部品挿入機で
自動的にセットすることができ、従来の自動電気部品挿
入機を改造することなく、従来の実装用電気部品と共
に、高密度表面実装基板にハンダ付けが行えるもので、
その取付けにリード線用の挿入孔を穿設する必要もな
い。
【0020】そして、その囲繞部材の色彩で、この表面
実装基板チェック用端子がハンダ付けされている回路の
性質を知ることができ、その電気部品の印刷等がないに
も係わらず、検査測定用のチェック回路を種々の多くの
部品の中から簡単に見つけられる。
【0021】又、この表面実装基板チェック用端子の導
電性材の環状部に、オッシロスコープ等の検査測定器具
のプローブ等を引っ掛けて、検査測定しようとする回路
と検査測定器とを接続し、その回路の検査測定を行うこ
とができるので、これを使用している器具の保守作業が
著しく容易となり、作業能率を高めることができるもの
である。更に、着色された囲撓部材は導電性材をプリン
ト基板に実装した後であっても、抜き差し可能であるこ
とから、実装した後に色違いの囲撓部材であった場合
や、囲撓部材が破損したような場合に、異なる色の囲撓
部材あるいは新しい囲撓部材と交換ができ、従って、導
電性材をプリント基板から外して正しい色あるいは新規
な囲撓部材を挿入した導電性材に交換して再度ハンダ付
けする等の手間がかからない等の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の上方向からの斜面図であ
る。
【図2】同上の下方向からの斜面図である。
【図3】同上の導電性材の正面図である。
【図4】第3図のD−D線断面図である。
【図5】前記実施例の囲繞部材の平面図である。
【図6】使用状態の斜面図である。
【符号の説明】
A 導電性材 B 囲繞部材 C 基板 1 平面部 2 環状部 3 基幹部 4 ハンダ付け部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸盤等で吸着可能な平面部1、該平面部
    の両端から略直角に折曲した後内側に向かって折曲した
    環状部2、該環状部の先端を略直角に折曲して形成した
    基幹部3、該基幹部から外側に向かって水平方向に延長
    したプリント基板にハンダ付けされるハンダ付け部4と
    からなる帯材による導電性材Aと、 前記基幹部の長さより短い厚さで中央部には該基幹部が
    挿入される孔5が形成され、かつ、楔状の切溝6が前記
    孔の軸長方向に形成された着色された合成樹脂性の囲撓
    部材Bと、 から構成し、前記囲撓部材Bを前記切溝6における楔状
    傾斜面に沿って前記導電性材Aの基幹部3に挿入してな
    る表面実装基板チェック用端子。
JP1990403060U 1990-12-13 1990-12-13 表面実装基板チェック用端子 Expired - Lifetime JP2531430Y2 (ja)

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JPH0874U JPH0874U (ja) 1996-01-19
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