JP2531360Y2 - 水洗便器の擬音発生機構 - Google Patents

水洗便器の擬音発生機構

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JP2531360Y2
JP2531360Y2 JP1990105437U JP10543790U JP2531360Y2 JP 2531360 Y2 JP2531360 Y2 JP 2531360Y2 JP 1990105437 U JP1990105437 U JP 1990105437U JP 10543790 U JP10543790 U JP 10543790U JP 2531360 Y2 JP2531360 Y2 JP 2531360Y2
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water
sound
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valve
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JP1990105437U
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博之 中溝
逸郎 末永
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水洗便器を使用する際に洗浄水音の擬音を
発生させる機構に関する。
〔従来の技術〕
水洗便所の擬音発生装置は、洗浄水を無駄に流さない
ようにして節水を図るものとして近来広く利用されるよ
うになった。この擬音発生装置の殆どは、予め洗浄音を
合成していたものをスピーカから流すという電気的なも
のであり、たとえば特開昭59−37920号公報や実開昭62
−85300号公報等に記載されたものがある。
擬音発生装置の操作は、手動式のものや人を検知して
一定時間作動させる等の自動式としたものがあり、その
使い勝手も様々である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、擬似音は人工的に合成されたものなので、
スピーカ等の機能が劣化した場合等では、この擬似音が
異様に聞こえる等の弊害が予測される。また、様々な制
御によって便利に使えるようにすることは需要者にとっ
て都合はよいが、制御盤の設備や防水対策を万全にする
必要があり、費用が嵩む傾向にある。
そこで、本考案はハイタンクやロータンク又は便器一
体のタンクに洗浄水を送り込むときの音を利用すること
によって、自然な音を発生できしかも設備費も少なくて
済む擬音発生機構を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の水洗便器の擬音発生機構は、水洗便器への洗
浄水を溜める洗浄水タンクの中に、該洗浄水タンクへの
給水管からの供給流路とは別系統の擬音発生用の放出路
を設けると共に該放出路の吐出端をオーバーフロー管の
上端より上に設け、前記放出路に外部から操作可能な開
閉弁を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
水洗便器に一体化したものやハイタンク又は便所のコ
ーナ部に設けるロータンク等の洗浄水タンクには、給水
管によって便器洗浄のための洗浄水が供給される。この
給水管からの供給流路から分岐させた放出路を設けてそ
の吐出端を洗浄水タンクの中であって且つオーバーフロ
ー管の上端より高くすれば、溜まっている洗浄水に対し
て放出路からの水が落とし込まれ、このときの発生音を
擬音として利用する。また、外部から操作可能な手動式
または電磁弁等の開閉弁を放出路に組み込めば、小用時
の間継続して擬音を発生させることができるほか、擬音
の必要がない場合には開閉弁を操作しないままとして、
供給流路から水を洗浄水タンクにそのまま供給すること
ができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の擬音発生機構の概略図、第2図は便
器の据え付け状況を示す斜視図である。
図において、腰掛け式便器の本体1の背部に洗浄水タ
ンク2を固定し、更に局部洗浄や乾燥等の機能を持つ衛
生洗浄装置20を一体化している。この衛生洗浄装置20
は、局部洗浄用のノズル装置や乾燥用の温風ファン等を
内蔵したものであり、便座21の暖房機能の操作も行える
ようにしたものである。
洗浄水タンク2には給水管2aが接続され、内部に設け
た排水弁2cを玉鎖2dによって操作するハンドル2bを外部
に設けている。そして、このハンドル2bを回転させるこ
とによって、排水弁2cを引き上げて流路を開き、第1図
の破線で示すように洗浄水を本体1の排水路に供給す
る。なお、ハンドル2cの回転方向によって大用及び小用
の洗浄水量とすることは従来構造と全く同様である。ま
た、擬音の発生音を外部に出すために、たとえば第2図
のように洗浄水タンク2の蓋2eや前部壁等に孔2fを開け
るようにしてもよい。
更に、洗浄水タンク2の中で給水管2aは2つの経路に
別れ、それぞれの経路に第1,第2電磁弁3,4が開閉弁と
して設けられている。第1電磁弁3は排水弁2cから洗浄
水を排出した後に開いて新たな洗浄水を給水管2aから洗
浄水タンク2に送り込むためのものである。また、第2
電磁弁4の下流には擬音発生用のスプレーヘッド5が放
出路の吐出端として接続され、小用時の期間継続して弁
を開いてこのスプレーヘッド5から洗浄水を散水するこ
とによって擬音を発生させる。これらの第1,第2電磁弁
3,4は、壁に取り付けた操作盤6によって、開閉弁動作
が制御される。この制御は単純なオン・オフ動作やタイ
マー制御、または排水弁2b操作用のハンドル2cの動作を
電気的に検知してこれに連動させる等の各種のものが採
用できる。
また、洗浄水タンク2の中にはオーバーフロー管2gが
立ち上げて組み込まれている。このオーバーフロー管2g
は下端を腰掛け式便器の本体1のボール部に連通し、供
給側の弁等が故障したり作動が不良となったりして洗浄
水が停止せずに水位が上がったときに、その上端から洗
浄水を便器側に放出する。そして、このオーバーフロー
管2gに対してスプレーヘッド5は上側に位置し、洗浄水
位が上昇しても、スプレーヘッド5は洗浄水を被ること
はなく、スプレーヘッド5と水面との間には常に間隔が
開くようになっている。
第3図は洗浄水の洗浄水タンク2内での水位変化及び
タイマー制御による第1,第2電磁弁3,4の作動タイムチ
ャートを示すものである。
同図(a)のは、洗浄の過程を終えて次の洗浄に備
える状態であって、洗浄水タンク2内の水位は定常水位
L1に設定されている。ここで、時刻T1で人が小用し始め
るときこれと同時に操作盤6を操作して第2電磁弁4を
開くと、同図(a)のようにスプレーヘッド5から洗
浄水が放出される。したがって、予め溜まっていた洗浄
水の中に雨水のように散水されるので、洗浄水タンク2
内で水が跳ねる音が発生し、これを洗浄擬音として利用
できる。
擬音の発生時間はタイマー制御され、時刻T1から時刻
T2まで継続して第2電磁弁4は開いたままであり、洗浄
水タンク2内の水位は次第に上昇してゆく。そして、こ
の時刻T2に達すると第2電磁弁4は閉じられ、同図
(a)のの規定水位L2に達して停止し、洗浄擬音の発
生もなくなる。次いで、ハンドル2bによって排水弁2cを
開くと、洗浄水タンク2内の水は本体1へ排出されて汚
水を洗い流す(同図(a)の)。この洗浄水の放出後
の時刻T3になると、洗浄水の水位は最も低い放出水位L3
となり、この時刻T3で第1電磁弁3が開かれて給水され
る。この給水時間もタイマー制御され、時刻T4になる時
間まで継続して洗浄水が第1電磁弁3側の供給路から送
り込まれ、最終的には同図(a)ののように定常水位
L1まで復帰する。
なお、このような第1,第2電磁弁3,4の操作を手動で
行なうことも無論可能である。
第4図は他の例を示すもので、これは一つの擬音発生
用電磁弁7とボールタップ8とを備えたものである。擬
音発生用電磁弁7の下流には第1図のものと同様なスプ
レーヘッド5が接続され、操作盤6によって擬音発生用
電磁弁7を開くことによって、擬音を発生させることが
できる。また、ボールタップ8は通常の洗浄水タンクに
備えられる一般的なもので、フロート8aとアーム8bとに
よる動作によって一定水位まで水を洗浄水タンク2へ供
給可能としたものである。
第5図は洗浄水の水位の変化と擬音発生用電磁弁7の
作動タイムチャートであり、時刻T1で小用を開始すると
きに操作盤6によって擬音発生用電磁弁7を開く。これ
によって、スプレーヘッド5からの散水によって擬音を
生じ、タイマー制御によって設定された時間を経過した
時刻T2になると擬音発生用電磁弁7が閉じる。したがっ
て、前記の場合と同様に擬音を発生しながら、同図
(a)の及びで示すように、水位は定常水位L1から
規定水位L2まで上昇する。そして、ハンドル2bを操作す
ると、洗浄水が放出されて洗浄水タンク2の中は放出水
位L3となり(同図(a)の)、以降はボールタップ8
によって元の定常水位L1になるまで水が供給される。
このように、洗浄水を溜めておく洗浄水タンク2内で
散水させることによって、洗浄音に近い擬似音を発生さ
せることができる。このため、従来のように電気的な合
成音を利用する場合に比べると、自然な音を出すことが
でき、使う人に不快感を与えることもない。また、複雑
な制御を必要とせず、洗浄水タンク2の中を利用するの
で、操作盤6以外に新たに便所に部材を据え付ける等の
必要もなく、経済的な製品として供給できる。
なお、実施例では、便器の本体1に一体化した洗浄水
タンク2の中に擬音発生機構を組み込んでいるが、これ
に代えてハイタンク,各種のロータンク等にも同様に備
えることができることは無論である。
〔考案の効果〕
本考案では、洗浄水を便器洗浄に送る前に一旦溜めて
おく洗浄水タンクの中に擬音発生機構を設け、洗浄水を
このタンクの中で散水することによって洗浄擬音を発生
させている。このため、従来の電気的に合成した擬似音
に比べると自然な音を放つことができ、違和感のない使
い勝手が得られる。また、擬音発生用の給水のための放
出路に外部から操作できる開閉弁を備えることによっ
て、擬音を必要とするときだけ放出路から給水させるこ
とができるので、使用者の要求に合った使い勝手とする
ことができる。そして、開閉弁としてたとえば電磁弁を
組み込むような場合では、これを開閉させるための操作
盤を備えるだけで済み、スピーカを利用するものに比べ
ると防水対策も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の擬音発生機構の概略図、第2図は便器
の据え付け状況を示す斜視図、第3図(a)は洗浄水タ
ンク内の水位の変化を示す図、第3図(b)は第1,第2
電磁弁の作動タイムチャート、第4図は他の実施例の概
略図、第5図(a)は洗浄水タンク内の水位の変化を示
す図、第5図(b)は擬音発生用電磁弁の作動タイムチ
ャートである。 1:(便器)本体 2:洗浄水タンク、2a:給水管 2b:ハンドル、2c:排水弁 2d:玉鎖、2e:蓋 2f:孔、2g:オーバーフロー管 3:第1電磁弁、4:第2電磁弁(開閉弁) 5:スプレーヘッド(吐出端) 6:操作盤 7:擬音発生用電磁弁(開閉弁) 8:ボールタップ、8a:フロート 8b:アーム 20:衛生洗浄装置、21:便座

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水洗便器への洗浄水を溜める洗浄水タンク
    の中に、該洗浄水タンクへの給水管からの供給流路とは
    別系統の擬音発生用の放出路を設けると共に該放出路の
    吐出端をオーバーフロー管の上端より上に設け、前記放
    出路に外部から操作可能な開閉弁を設けたことを特徴と
    する水洗便器の擬音発生機構。
JP1990105437U 1990-10-05 1990-10-05 水洗便器の擬音発生機構 Expired - Lifetime JP2531360Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0461168U JPH0461168U (ja) 1992-05-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01105831A (ja) * 1987-10-16 1989-04-24 Hidemitsu Kimura 水洗便所における排尿時の消音方法
JPH02200928A (ja) * 1989-01-27 1990-08-09 Shiyain Denshi Kk 水洗トイレ用水槽

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JPH0461168U (ja) 1992-05-26

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