JPH02200928A - 水洗トイレ用水槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、節水型の水洗トイレ用水槽に関するもので
ある。

（従来の技術） 従来の水槽は、フロートを用いて、水槽内に一定の水が
溜まると水面に浮いているフロートにより水を自動的に
止め、洗浄のためには水槽に設けたレバーを大小用に選
択して回動させ流水口の弁を開いて排水させている。水
槽内の水が排水されると、フロートが下がり止水栓を開
いて再び水槽内に水を流入させている。

（発明により解決しようとする課題） 一般に水洗トイレ用水槽では大小切換式になっているが
、小はほとんど使用されず、大のレバーのみを操作する
人は９９％であると言われている。大のレバーを操作す
ると１回の洗浄水量は９〜１２１である。特に女性は羞
恥心から、用足し前後のそれぞれに水を流すので、家庭
はもとより、事業場や地域全体としては水の使用量は相
当な量となり、しばしば節水問題として取り上げられて
いる。

この問題の解決策として、トイレに録音再生装置を取り
付け、カセットテープにより音楽または水の流れる音を
流して、エチケットと節水対策の両面を解決しようとし
ているが、この方法では、装置、電源設備に費用がかか
り、電源として電池を使用すると頻繁に電池を取り替え
る必要がある等問題が多い欠点がある。

この発明は従来の方法の上記欠点を改良し、節水および
エチケソト問題を合理的に解決した節水型の水洗トイレ
用水槽を堤供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） フロートが上昇すると止水栓を閉じ、フロートが降下す
ると止水栓を開くトイレ用水槽において、水槽内の水が
所定の水位に達したときのフロートの上方に位置する水
槽上部に係止具を取り付けてフロートを係止させ、レバ
ーまたは押しボタン等の操作手段の作動により排水口用
弁を開いて便器内へ排水してもフロートは係止具に係止
された状態を維持し、操作手段の作動によりフロートを
係止具から解放してフロートを下降させ、水槽内へ水を
流入させ、かつ、水の流入者を発生させる。

（作用） 蛇口から水が水槽内に流入し所定の水位に達すると、水
槽上部に設けた係止具がフロートを係止し、操作手段に
より排水口用弁が開かれ水が排水されても、フロートは
係止されたまま固定される。

トイレ入室者が操作手段を作動させると、係止具はフロ
ートを解放してフロートは降下し、止水栓を作動させて
蛇口から水槽内に水が流入する。

この降水の落下音が消音効果をもたらす。

用足し後便器を洗浄するためには、操作手段を作動させ
ると排水口用弁が開き、水槽内の水が便器内に流出して
洗浄する。この際フロートは係止具に係止されて水槽上
部で停止しているので止水栓が閉じたままにする。

（実施例） 以下この発明の実施例を図面により説明する。

１は水槽、２は排水口用弁、３はオバーフロー管、４は
止水栓、５は蛇口、６はフロート、７はレバーであって
、フロート６の上昇により正水栓４が閉じて蛇口５から
水槽ｌ内への給水が止まり、レバー７の一定方向に回動
することにより、排水口用弁２が開いて水槽ｌ内の水が
便器（図示せず）内へ流出する構造は従来のものと変わ
らないが、改良した点は次のとおりである。

すなわち、水槽上部にバー８を横架し、水槽内に所定量
の水が溜まるとフロート６が上昇した際にフロート６が
当接するよう磁石９をバー８に取り付け、フロート６の
上面にも磁石１０を取り付ける。

バー８は、各極大きさの水槽に適合させるために、バー
の長さを調節できる第３図の構造のものを使用するのが
好ましい。すなわち、下面に磁石９を、上面の２箇所に
口形部材１３を取り付け、２つのｎ形部材の中心を連結
するガイド板１４を取り付けた繋ぎ板１５と、一端に懸
吊部材１６を取り付けた２個のバー８ａとよりなり、２
個のバー８ａ、８ａの先端を対向させ、かつ、互いにガ
イド板１４の反対側になるように、口形部材１３のガイ
ド板１４で仕切られた入口から挿入し、口形部材１３に
の上部に設けられたビス孔１７にビスを螺入してビスの
先端でバー８ａを押さえ、バ８ａを固定させることを可
能とする。このバーを使用する場合には、ビスを緩めて
バー８３をスライド可能とし、水槽の縁に懸吊部材１６
を懸吊した後にビスを締めて繋ぎ板１５とバー８ａ、８
ａを固定する。

磁石９および磁石１．０を取り付ける代わりに、バー８
または繋ぎ板１５およびフロート６を磁性体で形成して
もよい。

レバー７の回動軸には、「型の回動体１１を取り付け、
レバー７を一方例えば右方向に回動させると回動体ｔｉ
の水平部の先端がフロート６を押し、フロート６を磁石
９から外し、レバー７を反対方向すなわち左方向に回動
させると排水口用弁２をチェーン１２で引いて排水口用
弁３を開くようにする。

この水槽を使用する場合には、先ず水槽の水を便器に排
水した状態では、フロート６は磁石１０によりバー８に
取り付けられた磁石９に引き付けられて落下しないので
水槽１内は空の状態となっている。トイレ使用者が入室
してレバー７を右に回すと、回動体１１の水平部の先端
がフロート６を押してフロート６を磁石９より外すので
、フロート６は降下し、止水栓４を開け、水が蛇口５よ
り水槽内に落下する。この降水の落下音が消音効果をあ
げる。蛇口５には水の流による発音器を取り付けてもよ
い。

水槽内の水が所定の水位にまで上昇すると、フロート６
は磁石９に引き付けられて固定し、止水栓４が作動して
水の流入が止まる。用足し後便器を洗浄するためには、
レバー７を左に廻せば排水口用弁３が開き、水槽内の水
が便器内に流出する。

レバー７の回動で水槽内の水が全部または一部排水され
、水槽内の水が空になるか、水位が下がっても、フロー
ト６は磁石９に引き付けられたまま停止している。

新しい人がトイレに入室してレバー７０回動により再び
上記の動作を繰り返す。

なお、上記実施例では、フロートを磁性体よりなる係止
具で水槽上方に係止させているが、磁性体以外の係止具
でもよく、また、操作手段としては、レバーの代わりに
、押しボタンによる機械的または電気的操作手段を用い
てもよい。

（効果） この発明にかかる水洗トイレ用水槽は、構造簡単で格別
の費用がかからず、水槽内への貯水時の水の流下音を利
用して消音効果が上げられるので、従来一般に女子が２
回排水していたのを１回で済ますことができ、節水効果
とエチケット効果を上げることができる。

【図面の簡単な説明】

図面に示すものは、この発明の実施例を示すもので、第
１図は断面図、第２図は要部斜視図、第３図はバーの斜
視図である。 １・・・水槽 ２・・・排水口用弁 ３・・・オーバーフロー管 ４・・・止水栓 ５・・・蛇口 ６・・・フロート ７・・・レバー ８・・・バー ９・・・磁石 ＩＯ・・・磁石 １１・・・回動体 １２・・・チェーン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　フロートが上昇すると止水栓を閉じ、フロートが降
   下すると止水栓を開くトイレ用水槽において、水槽内の
   水が所定の水位に達したときのフロートの上方に位置す
   る水槽上部に係止具を取り付けてフロートを係止させ、
   レバーまたは押しボタン等の操作手段の作動により排水
   口用弁を開いて便器内へ排水してもフロートは係止具に
   係止された状態を維持し、操作手段の作動によりフロー
   トを係止具から解放してフロートを下降させ、水槽内へ
   水を流入させ、かつ、水の流入音を発生させることを可
   能としたことを特徴とする水洗トイレ用水槽。