JP2530531Y2 - 温風吸入器 - Google Patents

温風吸入器

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JP2530531Y2
JP2530531Y2 JP4524693U JP4524693U JP2530531Y2 JP 2530531 Y2 JP2530531 Y2 JP 2530531Y2 JP 4524693 U JP4524693 U JP 4524693U JP 4524693 U JP4524693 U JP 4524693U JP 2530531 Y2 JP2530531 Y2 JP 2530531Y2
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JP
Japan
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hot air
heater
wall
horizontal
chamber
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JP4524693U
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JPH075652U (ja
Inventor
▲えな▼治 山田
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有限会社温風吸入器研究所
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Publication date
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、風邪罹患時において、
罹患者の呼吸作用によって温空気を罹患者の鼻腔内に導
入し、前記鼻腔内を加温乾燥することにより、風邪治療
を促進する温風吸入器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本考案の先行発明として特公平4−22
57号公報が開示されている。
【0003】前記先行発明は、温風発生室に連通してい
る温風導入管の二つに別れている先端出口部を人体の二
つの鼻腔に夫々気密に装着することにより、人体の呼吸
作用を行い、吸気の都度45℃〜80℃の範囲内におい
て、任意の温度に調整された温空気を鼻腔内に導入し
て、鼻粘膜細胞を破壊することなく前記鼻腔内を加温乾
燥し得るように構成されていることを特徴とする温風吸
入器である。
【0004】前記先行発明の実施例においては、発熱体
として、表面を薄い電気絶縁体で覆われた板状電熱ヒー
ターを施用しており、又、鼻腔内に導入する温空気の温
度を45℃〜80℃の範囲内において任意の温度に調整
するにあたり、電圧を調整することによって実施するよ
うに構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記先
行発明の実施例に開示されているように、発熱体として
表面を薄い電気絶縁体で覆われた板状電熱ヒーターを施
用しているため、高コストになるという問題点があり、
更に罹患者の鼻腔内に導入する温空気の温度を45℃〜
80℃の広い範囲で、罹患者の症状に適応し、かつ絶え
ず変動する温度の温空気を供給するものであるから、前
記電圧の調整を迅速かつ正確に実施するためには、高コ
ストの機構及び操作を要するという問題点があった。
【0006】本考案は前記問題点を解決することによ
り、前記先行発明の改良を目的とする温風吸入器を提供
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案において、発熱体
として、電灯を陶器と金属とで構成されているソケット
台座に装着することにより、低コストで安全性に富み、
取扱いの容易なヒーターを施用することにより、前記先
行発明の問題点の一つを解決した。
【0008】又、前記先行発明の実施例においては、多
数回にわたる実験の結果として、鼻腔内に導入される温
空気の平衡温度は罹患者が重症の場合は70℃〜76℃
付近の温度帯が多く、その他の罹患者の場合は60℃〜
70℃付近の温度帯が多く、また罹患前の平常状態にお
いて、その感染を予防する場合は45℃〜60℃付近の
温度帯が多いことが開示されている。 本考案は前記開
示を参考とし、本器温風発生室に連通している温風導入
管に近接して、夫々異なる上限温度を設定された複数の
サーモスタットを配設すると共に前記複数のサーモスタ
ットは夫々異なった作動電路に構成されているので、後
記の実施例において詳細記述するように、罹患者が各自
の症状に応じて選択したサーモスタットの作動電路に通
電すれば、自動的に、前記選択されたサーモスタットに
設定されている上限温度付近の温度帯の温空気を鼻腔内
に導入することを可能とし、前記問題点を解決した。
【0009】
【作用】本考案においては、発熱体として、電灯を、陶
器と金属とで構成されているソケット台座に装着するこ
とにより、低コストで安全性に富み取扱いの容易なヒー
ターを施用した。更に本器温風発生室に連通している温
風導入管に近接して夫々異なる上限温度を設定された複
数のサーモスタットを配設した構成となっていることに
より、罹患者が各自の症状に応じて選択したサーモスタ
ットの作動電路に通電するだけで、自動的に、所要に応
じた温度帯の温空気を鼻腔内に導入することが可能とな
った。
【0010】
【実施例】以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説
明すると、温風吸入器(1)(以下本器という)は、発
熱体として、電灯を陶器と金属とで構成されているソケ
ット台座に装着したヒーター(2)を施用し、前記ヒー
ター(2)の上面及び側面を冠状に形成されたメタルウ
ール(3)で囲み、前記ヒーター(2)の下方は水平板
(4)の中央部において、前記ヒーター(2)の電灯部
分の直径よりやや大きい直径の通風口(5)を円形にく
り抜き、前記水平板(4)の外周は、円筒状外壁(6)
の内面に載設した上で、前記メタルウール(3)の底部
を前記水平板(4)に固着し、更に前記メタルウール
(3)を囲んで、上面が水平状に閉止され、下面が開口
されている円筒状容器を上記水平板(4)に固着するこ
とにより温風発生室(7)を形成する。
【0011】更に前記温風発生室(7)の外面と所定の
空隙を保って、上面が水平状に閉止され下方が開口され
ている円筒状容器を前記水平板(4)に固着して、前記
温風発生室(7)を囲む断熱室(8)を形成すると共
に、前記断熱室(8)の外面と前記円筒状外壁(6)の
内面との間に所要の空隙が形成され、又前記円筒状外壁
(6)の下面は水平状壁面によって閉止され、該水平状
壁面の中央部には、前記ヒーター(2)が固定されてい
る。又前記円筒状外壁(6)の上面は着脱自在な水平状
蓋壁(9)が形成されている。
【0012】更に前記蓋壁(9)の中央部と前記断熱室
(8)の上部水平状壁面の中央部と温風発生室(7)の
上部水平状壁面の中央部とに、一体として貫通する温風
導入管(10)を配設し、前記温風導入管(10)の上
端に可撓性の二つの出口部を有するコネクター(11)
を装着し、更に前記円筒状外壁(6)の下部に空気流入
口(12)が配設されている。
【0013】更に、鼻腔内に導入する温空気の上限温度
を調整するために、上限温度を60℃に設定されている
サーモスタットA(13)と、上限温度を65℃に設定
されているサーモスタットB(14)とが、前記温風発
生室(7)の温風導入管(10)に近接して配設されて
いる。
【0014】本器(1)は、上記のように構成されてい
るので、今鼻腔内に導入する温空気の上限温度を60℃
付近に調整する場合を選択すれば、上限温度を60℃に
設定されているサーモスタットA(13)に連通してい
る電源A(17)及びスイッチA(15)によって形成
されている作動電路において、スイッチA(15)をオ
ンにすれば、サーモスタットA(13)に連通している
作動電路に通電することにより、ヒーター(2)が点灯
して発熱を開始すると共に前記ヒーター(2)を囲んで
いるメタルウール(3)が加温される。ここに該メタル
ウール(3)は通気性に富み熱交換効率を高めるために
細薄な金属をカール状に形成されている。
【0015】この時、人体の二つの鼻孔に、温風導入管
(10)に装着されているコネクター(11)の二つの
出口部を夫々気密に装着して人体が呼吸作用を開始する
と共に、吸気の都度その吸気量に相当する空気が空気流
入口(12)から通風口(5)を経てヒーター(2)に
接触し、更に前記メタルウール(3)を通過する間に熱
交換により温空気となって前記温風発生室(7)内に流
入し、この室内を通過する間に安定した温空気となって
サーモスタットA(13)を作動しながら温風導入管
(13)を経て人体の鼻腔内に導入され該鼻腔内を加温
乾燥するものである。
【0016】面して温風発生室(7)内に発生する温空
気の温度はゆるやかに上昇するように熱量が供給されて
いるので、前記サーモスタットA(13)を作動し加温
する際の温空気の温度が60℃に到達すると、前記サー
モスタット(13)は直ちにオフの状態となり、ヒータ
ー(2)の電灯は消灯し、熱供給が停止される。
【0017】従ってこの状態の下で人体が呼吸作用によ
る吸気を継続すれば、前記温風発生室(7)内に滞留し
ている温空気とメタルウール(3)等の保有熱量の範囲
において60℃を下回る温度帯の温空気を鼻腔内に導入
して該鼻腔内の加温乾燥を続け、やがて前記サーモスタ
ットA(13)の作動により、加温する温空気の温度低
下に感応して再び前記サーモスタットA(13)がオン
の状態となりヒーター(2)の電灯が再び点灯して発熱
を開始し、温空気の温度がゆるやかに上昇しながら鼻腔
内に導入される。
【0018】即ちサーモスタットA(13)の上限温度
60℃付近において、自動的に温風温度の下降と上昇を
反復しながら鼻腔内に温空気が導入される。
【0019】又、上限温度65℃に設定されているサー
モスタットB(14)を選択した場合も上記と同様に、
サーモスタットB(14)に連通している電源(18)
及びスイッチB(16)によって形成されている作動電
路においてスイッチB(16)をオンにすれば、サーモ
スタットB(14)に連通している作動電路に通電する
ことにより、ヒーター(2)が点灯して発熱を開始し、
以下前記サーモスタットA(13)の場合と同様な経過
を辿り、最終的には、サーモスタットB(14)に設定
された上限温度65℃付近において、自動的に温風温度
の下降と上昇を反復しながら、鼻腔内に温空気が導入さ
れる。
【0020】
【考案の効果】本考案は、発熱体として電灯を陶器と金
属で構成されているソケット台座に装着したヒーターを
施用することにより、低コストで安全性に富み、取扱い
が容易であるという利点があることと、別に、鼻腔内に
導入される温空気の上限温度を調整するために、上限温
度を設定されている複数のサーモスタットを、温風発生
室内に配設することにより、自動的に所定の温度帯の温
空気を調整することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る温風吸入器の縦断面図である。 符号の説明 1 温風吸入器 2 ヒーター
3 メタルウール 4 水平板 5 通風口
6 円筒状外壁 7 温風発生室 8 断熱室
9 蓋壁 10 温風導入管 11 コネクター
12 空気流入口 13 サーモスタットA 14 サーモスタットB
15 スイッチA 16 スイッチB 17 電源A
18 電源B

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱体として、電灯を陶器と金属とで構成
    されているソケット台座に装着したヒーターを施用し、
    前記ヒーターの上面及び側面を冠状に形成されたメタル
    ウールをもって囲み、前記ヒーターの下方は水平板の中
    央部において前記ヒーターの電灯部分の直径よりやや大
    きい直径の通風口を円形にくり抜き、前記水平板の外周
    は、円筒状外壁の内面に載設した上で、前記メタルウー
    ルの底部を前記水平板に固着し、更に前記メタルウール
    を囲んで、上面が水平状に閉止され、下面が開口されて
    いる円筒状容器を前記水平板に固着することにより温風
    発生室を形成し、更に該温風発生室の外面と所定の空隙
    を保って、上面が水平状に閉止され、下面が開口してい
    る円筒状容器を前記水平板に固着して前記温風発生室を
    囲む断熱室を形成すると共に、前記断熱室の外面と前記
    円筒状外壁の内面との間に所定の間隙が形成され又前記
    円筒状外壁の下面は水平状壁面によって閉止され、該水
    平状壁面の中央部には前記ヒーター(2)が固定されて
    おり、更に前記円筒状外壁の上面は着脱自在な水平状蓋
    面に覆われていることにより、前記蓋面と、前記断熱室
    上部の水平状壁面と温風発生室上部の水平状壁面との中
    央部を一体として垂直方向に貫通する温風導入管を配設
    し、前記温風導入管の上端に二つの出口部を有するコネ
    クターを装着し更に前記円筒状外壁の下部に空気流入口
    を配設する一方、鼻腔内に導入される温空気の上限温度
    を調整するために、前記温風発生室に連通している温風
    導入管に近接してそれぞれ異なる上限温度を設定されて
    いる複数のサーモスタットを配設し、罹患者が各自の症
    状に応じて選択したサーモスタットの作動電路に通電す
    ることにより、自動的に所定の温度帯の温空気を鼻腔内
    に導入し得るように構成されていることを特徴とする温
    風吸入器。
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