JP2530247Y2 - ボール弁 - Google Patents

ボール弁

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JP2530247Y2
JP2530247Y2 JP1991005862U JP586291U JP2530247Y2 JP 2530247 Y2 JP2530247 Y2 JP 2530247Y2 JP 1991005862 U JP1991005862 U JP 1991005862U JP 586291 U JP586291 U JP 586291U JP 2530247 Y2 JP2530247 Y2 JP 2530247Y2
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JP
Japan
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valve
insert
side seat
insert member
ball valve
Prior art date
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Application number
JP1991005862U
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English (en)
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JPH0497172U (ja
Inventor
正秀 高中
哲 工藤
Original Assignee
株式会社京浜精機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流体の制御に使用する
ボール弁に係り、特に流量を大小可変に制御するコント
ロールバルブ、あるいは自動制御用の電動操作機を塔載
した電動弁等の用途に好適なボール弁のインサート部材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のボール弁について、例えば、実開
平1−152155号全文明細書に開示されている。こ
れには、バルブシートにおけるボールと対向する面のほ
ぼ中央部にボールに密接しうる環状突条を設けた合成樹
脂製シートが示される。ところが、この場合、テフロン
製シートの為、強度が不足しており、特にボール弁を中
間開度で使用した場合には、シートの耐久性が不十分で
あった。又、合成樹脂製のシートの外周に金属性のリン
グを囲撓したリテーナ型シートも公知であるが、この場
合、シートに対して金属リテーナを別途に製作せねばな
らず、部品点数の増加となり、コスト高となる欠点があ
った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、かかる従来
の欠点に鑑み成されたもので、その目的とするところ
は、流体の流量を大小可変に制御するコントロール弁の
中間開度使用に対しても長期間にわたってシートの変
形、摩耗が無い耐久性に秀れたボール弁を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本考案は、流入口から流出
口へ連通する流体流路を有する弁本体と、該、弁本体内
に固定配置された本体側シートと、該、本体側シートに
回動自在に隣接配置された球状の弁体と、該、弁体と隣
接するインサート側シートを固定配置するインサート部
材と、前記弁体に連設された弁棒とを備え、該弁棒を回
動操作することによって流体流路を開閉制御するボール
弁において、インサート部材にツバ部を形成し、該イン
サート部材にインサート側シートを嵌装し、ツバ部をカ
シメ加工してインサート側シートをインサート部材に固
着し、前記ボール弁の流体の流れ方向を、インサート側
シートから本体側シートへの方向に設定し、流入口から
流入した流体がインサート部材とインサート側シートの
中間スキ間に侵入し、流体圧力によるシートの曲げ変形
を前記ツバ部のカシメ加工部で防止したことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】本考案は、インサート部材5のツバ部7のカシ
メ加工部分がインサート側シート4を全周にわたって固
定しているため、流入する流体がインサート部材とシー
トとの中間に侵入した場合でもシートの変形が発生しな
い。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図1〜図4により説明す
る。図1でボール弁は電動操作機10を搭載した電動ボ
ール弁の例を示す。11は流体の流入口、12は流出口
を示し、矢印Aの方向に流体が流れる。ボール弁の組立
順序としては、弁棒6に2本のOリング13を装着し、
テフロンのパッキン14を装着した後に、弁本体1の流
入口11より内部に組み入れて、弁棒6の上端を上方へ
引き出す。次に本体側シート2、球状弁体3の順に弁本
体内部に装入する。本考案の特徴である。
【0007】インサート部材5は、図3に示す様にツバ
部7を有し、インサート側シート4を装着後に図2に示
す様にツバ部7をカシメ加工する。インサート部材5の
材質はSUS304等のカシメ強度と耐食性を有するも
のが良く、又、シート4は合成樹脂(テフロン、カーボ
ン入りテフロン等)の強化樹脂がシール性に秀れてい
る。カシメ加工後にインサート部材5を外周のネジ部1
5によって弁本体1にねじ込む。ボール弁の上部には、
ジョイント部材16によって電動操作機の出力軸17が
連結される。
【0008】実施例の作用を説明すると、流入口11か
ら流入した流体がインサート部材5とインサート側シー
ト4の中間スキ間に侵入した場合でも、シートの全周に
対してカシメ部7がカシメ加工されているので、合成樹
脂製のシートは曲げ変形しない。従って、長期間ボール
や流体の強大な圧力を受けたり、又、中間開度で使用し
て部分的な流体力を受けた場合でも、シートの塑性変形
が生じない。
【0009】よって、各種の使用条件に対して十分な閉
止性を有し、弁座洩れを生じないものである。更に又、
シートの変形にて生ずるボール状の弁体の操作力が増大
変化することが無いので、操作力の小さな電動操作機で
も長期間にわたって、動作可能であり、自動弁として耐
久性を確保できる。なお、実施例は、弁本体が1ピース
ボデーのボール弁に本考案を実施したが、2ピース型あ
るいは3ピース型のボール弁について本考案を適用実施
できるものである。
【0010】
【考案の効果】本考案のボール弁は、シートが塑性変形
すること無く、長期間安定した弁座洩れ性能を維持する
とともに、安定した操作性を確保出来るので、特に中間
開度で使用するコントロール弁あるいは、自動弁への適
用が好適である。
【0011】又、特にシートを固定するためのリテーナ
部材を必要とせずに、インサート部材の一部にカシメ用
のツバ部を形成するのみで、シートの固着手段としてイ
ンサート部材を利用したので、部品点数を増加すること
無く、安価に製作できるものである。更に、コンパクト
に製作できるので、ボール弁全体として小型となり、産
業上の利用価値が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のボール弁の縦断面図である。
【図2】図1のインサート部材のカシメ後の断面図であ
る。
【図3】図1のインサート部材のカシメ前の断面図であ
る。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図1のインサート側シートの断面図である。
【符号の説明】
1 弁本体 2 本体側シート 3 弁体 4 インサート側シート 5 インサート部材 6 弁棒 7 ツバ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口から流出口へ連通する流体流路を
    有する弁本体1と、該、弁本体内に固定配置された本体
    側シート2と、該、本体側シートに回動自在に隣接配置
    された球状の弁体3と、該、弁体と隣接するインサート
    側シート4を固定配置するインサート部材5と、前記弁
    体3に連設された弁棒6とを備え、該弁棒6を回動操作
    することによって流体流路を開閉制御するボール弁にお
    いて、インサート部材5にツバ部7を形成し、該インサ
    ート部材にインサート側シート4を嵌装し、ツバ部7を
    カシメ加工してインサート側シートをインサート部材に
    固着し、前記ボール弁の流体の流れ方向を、インサート
    側シート4から本体側シート2への方向に設定し、流入
    口から流入した流体がインサート部材5とインサート側
    シート4の中間スキ間に侵入し、流体圧力によるシート
    の曲げ変形を前記ツバ部7のカシメ加工部で防止したこ
    とを特徴とするボール弁。
JP1991005862U 1991-01-21 1991-01-21 ボール弁 Expired - Lifetime JP2530247Y2 (ja)

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JPH0497172U JPH0497172U (ja) 1992-08-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62242185A (ja) * 1986-04-12 1987-10-22 Kubota Ltd ボ−ル弁
JPH0439919Y2 (ja) * 1986-06-21 1992-09-18

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JPH0497172U (ja) 1992-08-21

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