JP2530242B2 - 増目機能を有する横編機用操針カム - Google Patents

増目機能を有する横編機用操針カム

Info

Publication number
JP2530242B2
JP2530242B2 JP2127845A JP12784590A JP2530242B2 JP 2530242 B2 JP2530242 B2 JP 2530242B2 JP 2127845 A JP2127845 A JP 2127845A JP 12784590 A JP12784590 A JP 12784590A JP 2530242 B2 JP2530242 B2 JP 2530242B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
cam
slider
knitting
descending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2127845A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0424254A (ja
Inventor
正博 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shima Seiki Mfg Ltd
Original Assignee
Shima Seiki Mfg Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shima Seiki Mfg Ltd filed Critical Shima Seiki Mfg Ltd
Priority to JP2127845A priority Critical patent/JP2530242B2/ja
Priority to US07/672,860 priority patent/US5305619A/en
Priority to KR1019910004693A priority patent/KR920010353B1/ko
Priority to DE69127306T priority patent/DE69127306T2/de
Priority to EP91302571A priority patent/EP0449549B1/en
Priority to MX025074A priority patent/MX173917B/es
Priority to CN91102481A priority patent/CN1020643C/zh
Publication of JPH0424254A publication Critical patent/JPH0424254A/ja
Priority to US08/082,713 priority patent/US5367892A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2530242B2 publication Critical patent/JP2530242B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、横編機で自動的に増目を編成できるように
した増目機能を有する横編機用操針カムに関するもので
ある。
【従来の技術】
一般に編地の編成途中における増目の形成として、従
来は第9図に示すような増目(図示の例は左増目であ
り、同様に右増目がある)や、第10図に示すような編み
出し増目等の手編による増目形成が知られており、アラ
ン模様等を現出する場合等に用いられていた。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したように編成途中で増目形成で
きるのは手編による場合であって、自動的に増目編成で
きるようなものは知られていなかった。 本発明は上記の点に鑑みて開発されたものであり、そ
の目的とする処は、横編機による編成途中において増目
を自動的に形成できるようにした増目機能を有する横編
機用操針カムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は上記目的を有効に達するために、次
のような構成にしてある。 すなわち、前後に配設されたニードルベッドにニード
ル本体とスライダとからなるコンパウンドニードルを進
退摺動可能に設け、該前後の各ニードルベッド上を摺動
して編地を編成するキャリッジの横編機用操針カムの1
つに、双方のコンパウンドニードルを進出させて一方の
編針のループを他方の編針にも掛止可能にするためのガ
イドカムを形成し、編目渡し側の操針カムのニードル本
体下降用カムの下降面に対し、それよりも早いタイミン
グでスライダを下降するスライダ下降面を設け、該スラ
イダ下降面により前記下降する編針をフックが開いた状
態で下降させることにより1つのループを双方の編針に
掛止させて増目を行うようにした構成である。 また、前後に配設されたニードルベッドにニードル本
体とスライダとからなるコンパウンドニードルを進退摺
動可能に設け、該前後の各ニードルベッド上を摺動して
編地を編成するキャリッジにコンパウンドニードルのニ
ードル本体とスライダとを別個に操作する横編機用操針
カムにおいて、該操針カムはニッテイングロックと一方
の編針のループを他方の編針にも掛止可能にするために
双方のコンパウンドニードルを進出させるガイドカムと
を備え、編目渡し側カムのニードル本体下降用カムの下
降面に対し、それよりも早いタイミングでスライダを下
降するスライダ下降面を設け、該スライダ下降面により
前記下降する編針をフックが開いた状態で下降させるこ
とにより1つのループを双方の編針に掛止させ、当該双
方の編針に針たなループを形成して増目を行うようにし
た構成である。 更に、前後に配設されたニードルベッドにニードル本
体とスライダとからなるコンパウンドニードルを進退摺
動可能に設け、該前後の各ニードルベッド上の摺動して
編地を編成するキャリッジにコンパウンドニードルのニ
ードル本体とスライダとを別個に操作する横編機用操針
カムにおいて、該操針カムはトランスファーロックと一
方の編針のループを他方の編針にも掛止可能にするため
に双方のコンパウンドニードルを進出させるガイドカム
とを備え、編目渡し側カムのニードル本体下降用カムの
下降面に対し、それよりも早いタイミングでスライダを
下降するスライダ下降面を設け、該スライダ下降面によ
り前記下降するニードルをフックが開いた状態で下降さ
せることにより1つのループを双方の編針に掛止させ、
双方の編針に掛止させたループを目移しして増目を行う
ように構成したものである。
【作用】
上記構成により、ニードル本体の下降よりも早いタイ
ミングでスライダが下降することによって開口するニー
ドル本体のフックに、編成中のループが係止され増目編
成を行うことができる。 すなわち、横編機において、先端を対向して設けられ
た1対のニードルベッドのうち、何れか一方のニードル
ベッドの編目を係止しているニードルを最頂点まで上昇
させ、この編針に係止されている編目内に、対向するニ
ードルベッドの編針を上昇させて挿入し、その後、両編
針をスライダと共に下降させることによって、上記最頂
点から下降してきた開口してなる編針のフック内に、こ
の編針のスライダ上のループは落ち込むと共に、対向す
る編針のフックに上記ループは係止される。そして両編
針とスライダを下降させ、所定位置でスライダの下降を
先に停止させると共に、両編針を更に下降させることに
よって、両編針のフック内に編目を係止することによ
り、この編目を対向する一対のニードルベッドの編針に
掛け渡すことになる。 こうして双方の編針に掛け渡されたループは、ニッテ
イングロックと一方の編針のループを他方の編針にも掛
止可能にするために双方のコンパウンドニードルを進出
させるガイドカムとを備えたものでは双方の編針に新た
なループが形成されて増目が行われ、トランスファーロ
ックを備えたものでは双方の編針に掛止させたループを
目移しして増目が行われるのである。
【実施例】
本発明に係る実施例について説明する。 第1図は本発明に係る第一実施例のキャリッジのカム
ロック1を下面から見た状態を示し、第2図はニードル
2,セレクトジャック3,セレクタ4,セレクトジャックプレ
ッサ5等の側面を示す。 また、本発明に係る操針カムを装備した横編機に使用
するニードル2としてはコンパウンドニードルが使用さ
れ、ニードル本体6の先端上部に摺動自在にスライダ7
を嵌挿入し、スライダバット8を操作することにより、
スライダ7によりニードル本体6のフック9を開閉でき
るようにしている。 10はニードル本体6に設けたニードルバッドである。
セレクトジャックバット11はその基部に凹陥部12,13,14
を設け、ニードルベッド(図示せず)を通して設けたワ
イヤ15に係止し、セレクトジャックバット11の位置を規
制している。ワイヤ15が凹陥部12と係合しているときは
ウエルト位置、凹陥部13と係合しているときはタック位
置、凹陥部14と係合しているときはニット位置となる。 セレクトジャックプレッサ5は側面形状がコ字形をな
した弾性板体で、ニードルベッド(図示せず)を通して
挿入された帯板16にその上縁を当接しセレクトジャック
3をその端部で押圧し、セレクトジャックバット11を上
昇する方向に付勢している。17はセレクタ4のセレクタ
バットである。 以下、本発明に係る横編機用操針カムの第1実施例、
第2実施例及び第3実施例の構成について先ず説明す
る。尚、第1実施例及び第2実施例(第1図、第3図参
照)に示す横編機用操針カムには、トランスファー機能
を有さないが、後述する説明において、便宜上、「トラ
ンスファー」の語を使用する。また、第1実施例及び第
3実施例(第1図、第4図参照)に示す横編機用操針カ
ムにおいてもニッティング機能を有さないが、後述する
説明において、便宜上「ニット位置、タック位置」なる
語を使用する。更に各実施例の横編機用操針カムは、そ
れぞれの構成、機能を有するが、便宜上各構成要素の用
語、番号は、共通のものを使用する。 そこで、前記第1図に示した本発明に係る第一実施例
の横編機用操針カムは、増目編成専用であって、カム板
40に設けられたカムロック1は、台形をなし両側斜面を
上昇カム面18a,18bとしたニードルレイジングカム18
と、このニードルレイジングカム18と同中心線上に設け
られ山形の凹状カム面19aを有する台形のガイドカム19
と、このガイドカム19とニードルレイジングカム18とを
両側に設けられた固定ガイドカム20A,20Bと、上記ガイ
ドカム19の上位に設けたミドルガイドカム21と、スライ
ダガイドカム22a,22b並びにアッパースライダガイドカ
ム23とからなる。 固定ガイドカム20A,20Bは、その下部内側に下降ガイ
ド面部20aを有し、この下降ガイド面部20a,20bは平行四
辺形状のハーフ高さであり、この下降ガイド面20a,20b
のニードルバット10の案内面は、上部水平ガイド面20c
と傾斜ガイド面20d,20eとからなる。 上記ミドルガイドカム21は、ガイドカム19の上位に位
置し、略三角形状を成し、その両側にはスライダガイド
カム22a,22bが設けられている。ミドルガイドカム21の
スライダガイドカム22a,22bに接する部分には、スライ
ダバット8を案内する斜面22cが形成してある。 上記アッパースライダガイドカム23は、スライダガイ
ドカム22a,22b及びミドルガイドカム21の上位に位置
し、中央部に山形凹陥部を形成してなるガイド面23aを
有し、その両端はミドルガイドカム21,スライダガイド
カム22a,22bの両側を囲う形で下降し、増目下降ガイド
面23cが設けられている。増目下降ガイド面23cはフルの
高さである。 前記ニードルレイジングカム18の下位には、タック位
置にあるセレクトジャックバッド11に作用しそれを押し
下げる一対のプレッサ24A,24Bと、ウエルト位置にある
セレクトジャックバット11に作用し、ニードルレイジン
グカム18の幅よりも幅の大なるプレッサ25を設ける。26
はガイドカムである。 第3図に示した本発明に係る第2実施例の横編機用操
針カムは、ニッティングと増目編成の両機能を備えてお
り、カム板40に設けられたニッティングロック22は、台
形をなし両側斜面を上昇カム面18a,18bとしたニードル
レイジングカム18、ニードルレイジングカム18と同中心
線上に設けられ山形の凹状カム面19aを有する台形のト
ランスファーガイドカム19、トランスファーガイドカム
19とニードルレイジングカム18との両側にハ字状に上下
に摺動自在に設けられた左右のニッティングカム20A,20
B,トランスファーガイドカム19の上位に三段に設けた、
ロアスライダガイドカム22、、ミドルガイドカム21、ア
ッパースライダガイドカム23よりなり、ロアスライダガ
イドカム22は下部中央にニードルレイジングカム18の頂
部に設けられた弓形弧状のニードルバット上昇面18cと
同形の弓形弧状面22aと、それに接するハーフ高さのス
ライダバット通路22b、スライダバット通路22b両端の斜
面22c、スライダ下降斜面22dを有し、ミドルガイドカム
21はロアスライダガイドカム22の上位に位置する。 アッパースライダガイドカム23はミドルガイドカム21
の上位に位置し、中央部に山形凹陥部を形成してなるガ
イド面23aを有し、その両端はミドルガイドカム21,ロア
スライダガイドカム22の両側を囲う形で下降し、下降ガ
イド面23bとしている。下降ガイド面23bはハーフの高さ
であって、下降ガイド面23bと平行する増目下降ガイド
面23cが設けられている。増目下降ガイド面23cはフルの
高さである。 また、前記ニードルレイジングカム18の下位には、ニ
ット位置にあるセレクトジャックバット11に作用し当該
ニードル2のバット10をハーフ位置に押し下げる一対の
28A,28Bと、タック位置にあるセレクトジャックバット1
1に作用しそれを押し下げる一対のプレッサ24A,24Bと、
ウエルト位置にあるセレクトジャックバット11に作用
し、レンジングカム18の幅よりも幅の大なるプレッタ25
を設ける。 前記ニッティングカム20A,20Bは、カム板40に対し摺
動自在に上下動できるようレイジングカム18の上昇カム
面18a,18bに対位して対称形に支持されている。 以下、ニッティングカム20Bにつき説明する。ニッテ
ィングカム20Bはレイジングカム18の上昇カム面18bに対
する面をループ形成用下降カム面20aとしているが、中
央部分はハーフの高さを有する凹陥部29とし、ループ形
成用下降カム面20aから若干内方に位置した部分から凹
陥部29に向け斜面30を構成している。また、下降カム面
20aに続く下端部にはハーフ位置のバットは通過できる
高さの段部31を形成し、ハーフ位置の高さのバットを持
ったニードルはこの段部31までの下降とし、フル位置ま
での高さのバットを持つニードルは最下端部32まで下降
させるようにし、度目に変化のある編地の編成ができる
ようにしている。 また、ニッティングカム20Bの凹陥部29内に延びる延
長部分33をガイドカム34に設ける。延長部分33はその一
側を下降カム面33aとし、トランスファー受け針下降カ
ム面33aはニッティングカム20Bのループ形成用下降カム
面20aと平行する。35はガイドカムである。 第4図に示した本発明に係る第3実施例の横編機用操
針カムは、トランスファーと増目編成を同時に行うこと
ができ、カム板40に設けられたカムロック1は、台形を
なし両側斜面を上昇カム面18a,18bとしたニードルレイ
ジングカム18と、このニードルレイジングカム18と同中
心線上に設けられ山形の凹状カム面19aを有する台形の
ガイドカム19と、このガイドカム19とニードルレイジン
グカム18との両側に設けられた固定ガイドカム20A,20B
と、上記ガイドカム19の上位に設けたミドルガイドカム
21と、スライダガイドカム22a,22bと、アッパースライ
ダガイドカム23とからなる。 またトランスファーロック23は、ニードルレイジング
カム18の中央に山形に形成されたカム面38と、トランス
ファーガイドカム19よりなる。 前記固定ガイドカム20A,20Bは、その下部内側に下降
ガイド面20aを有し、下降ガイド面20bは平行四辺形状の
ハーフ高さであり、この下降ガイド面20aのニードルバ
ッド10の案内面は、上部水平ガイド面部20cと傾斜面部2
0eとからなる。 上記ミドルガイドカム21は、ガイドカム19の上位に位
置し、略三角形状を成し、その両側にはスライダガイド
カム22a,22bが設けられている。ミドルガイドカム21に
接するスライダガイドカム22a,22bの部分は、スライダ
バットを案内する斜面22cが形成してある。 上記アッパースライダガイドカム23は、スライダガイ
ドカム22a,22b及びミドルガイドカム21の上位に位置
し、中央部に山形凹陥部を形成してなるガイド面23aを
有し、その両端はミドルガイドカム21,ロアスライダガ
イドカム22の両側を囲う形で下降し、その下部内側に増
目下降ガイド面部23bが設けられている。増目下降ガイ
ド面部23bは平行四辺形状のハーフ高さであり、スライ
ダバット8を案内する下降ガイド面23cと増目ガイド面2
3dを有し、増目ガイド面23dは上部水平ガイド面部23eと
傾斜ガイド面部20fとからなる。 前記ニードルレイジングカム18の下位には、タック位
置にあるセレクトジャックバット11に作用しそれを押し
下げる一対のプレッサ24A,24Bと、ウエルト位置にある
セレクトジャックバット11に作用し、レンジングカム18
の幅よりも幅の大なるプレッサ25を設ける。35はガイド
カムである。 次に上記横編機用操針カムの作用について、第2実施
例の横編機用操針カムを基に説明する。 第5図(A),(B)において上部に示されるカムロ
ックから下部に示すカムロックに増目する例である。 第5図(A)に示すカムロックを割側、第5図(B)
に示すカムロックを受側とする。受側はプレッサ24A,24
B、編目渡しレイジングカム37等はトランスファー時と
同一ポジションをとる。割側は、後行側プレッサー24A,
編目渡しレイジングカム37をそれぞれ作用位置に位置さ
せ、先行側プレッサー24bは不作用位置とする。キャリ
ッジは矢印方向に進行し、セレクトジャックバット11,
ニードルバット10,スライダバット8はそれぞれII,I
I′,II″に示す一点鎖線のコースを通る。 先ず割側のループfbを持つニードルFBの本体をII′の
コースにより上昇させる。このときニードルバット10の
上昇に比べスライダバット8の上昇量が少ないから、ニ
ードル本体の上昇につれスライダは下がりフックが開
く。そのため、フック内に係止されていくループfbはフ
ック内を滑り、ニードルFBの段部60を係止する。 このときニードルFBに対向する受側のニードルBBがト
ランスファー時と同様に編目受けニードルレンジングカ
ム33により上昇し、そのフック9をニードルFBの羽根61
内に挿入することによりフック9をループfb内に挿入す
る(第5図に示すのポジション及び第6図)。 次いで、割側のニードルFBをトランスファーガイドカ
ム19により下降させると共に、スライダ7はアッパース
ライドガイドカム23のガイド面23aを下降し、スライダ
7の下降が止まった状態でも、ニードルFBは引き続き降
下し、フック9は開いた状態を保持する。上記のように
ニードルFB及びスライダ7の降下によって、ループfbは
開いているフック9内に滑り落ち込むことになる(第5
図に示すのポジション,第6図)。 引き続くキャリッジの移行により割側のニードルFBの
セレクトジャックバット11はプレッサ24Aと当接し押し
込まれる。そのためニードルバット10は針溝に押し込ま
れ、ニッティングカム20Aのカム面20aをジャンプし凹陥
部29に入り、ガイドカム34の延長部分33の下降カム面33
aと当接する。 このときスライダバット8も押し込まれるため、アッ
パースライダガイドカム23の下降カム面23bとは当接せ
ず、セレクトジヤックバット11がプレッサ24Aとの接触
を断って針溝から出たスライダバット8が下降カム面23
cと接触することによってスライダは下降しフックが開
き、ニードルFBのフック9にループfbを係止し(第5図
に示すのポジション,第6図)、更に両ニードルF
B,BBは引き下げられる。 これにより、通常のトランスファーではこの位置のニ
ードルFBのフックには係止しないループfbが係止したま
まになる(第5図に示すのポジション,第6図)。 そして、両ニードルFB,BB一層の降下により両ニード
ルのそれぞれのフックに係ったループfbがループfb,fb1
となる(第5図に示すのポジション,第6図)。 これにより増目が作られ、この増し目を成形編等の編
み幅を増加する場合に利用することができる。 第7図(A),(B)は前記第1実施例の横編機用操
針カムにおいて、セレクトジャックバット11,ニードル
バット10,スライダバット8が通るコースII,II′,II″
を一点鎖線で示した。この実施例のカムロックの構成
は、上記第2実施例のカムロックの構成と相違するが、
図示の一点鎖線で示した通路を上記セレクトジャックバ
ット11,ニードルバット10,スライダバット8が通って増
目編成を行う作用は、上記第2実施例の作用と同様であ
る。 また、第8図(A),(B)は前記第3実施例の横編
機用操針カムにおいて、セレクトジャックバット11,ニ
ードルバット10,スライダバット8が通るコースII,I
I′,II″を一点鎖線で示した。この実施例のカムロック
の構成も、前記第2実施例のカムロックの構成と相違す
るが、図示の一点鎖線で示した通路を上記セレクトジャ
ックバット11,ニードルバット10,スライダバット8が通
って増目編成を行う作用は、第2実施例の作用と同様で
ある。
【発明の効果】
以上、上記したようにコンパウンドニードルのニード
ル本体とスライダとをそれぞれ別個に操作する横編機用
操針カムにおいて、編目渡し側カムのニードル本体下降
用カムの下降面に対し、それよりも早いタイミングでス
ライダを下降するスライダ下降面を設け、このスライダ
下降面により前記下降するニードルをフックが開いた状
態で下降させるように構成したことによって、スライダ
下降面により前記下降するニードルをフックが開いた状
態で下降させることにより1つのループを双方の編針に
掛止させて増目を行え、従来手編みでしかできなかった
増目編成を、横編機によって自動的にできるようになっ
た。 また、ニッテイングロックを有し、コンパウンドニー
ドルのニードル本体とスライダとをそれぞれ別個に操作
する横編機用操針カムにおいて、ニッテイングロックと
一方の編針のループを他方の編針にも掛止可能にするた
めに双方のコンパウンドニードルを進出させるガイドカ
ムとを備え、編目渡し側カムのニードル本体下降用カム
の下降面に対し、それよりも早いタイミングでスライダ
を下降するスライダ下降面を設け、このスライダ下降面
により前記下降するニードルをフックが開いた状態で下
降させるように構成したものでは、双方の編針に新たな
ループが形成されて増目を行うことができるのである。 更に、トランスファーロックを有し、コンパウンドニ
ードルのニードル本体とスライダとをそれぞれ別個に操
作する横編機用操針カムにおいて、トランスファーロッ
クを備え、編目渡し側カムのニードル本体下降用カムの
下降面に対し、それよりも早いタイミングでスライダを
下降するスライダ下降面を設け、このスライダ下降面に
より前記下降するニードルをフックが開いた状態で下降
させるように構成したことによって、双方の編針に掛止
させたループを目移しして増目を行うことができるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例に係るキャリッジのカムロックを下
面から見た状態を示す平面図、 第2図はコンパウンドニードルの側面図、 第3図は第2実施例に係るキャリッジのカムロックを下
面から見た状態を示す平面図、 第4図は第3実施例に係るキャリッジのカムロックを下
面から見た状態を示す平面図、 第5図(A),第5図(B)は第2実施例の横編機用操
針カムの渡し側と受け側のニードルの軌跡を示したカム
ロックの底面図、 第6図〜は増目時における編目渡し順序を示すニー
ドル側面図、 第7図(A),第7図(B)は第2実施例の横編機用操
針カムの渡し側と受け側のニードルの軌跡を示したカム
ロックの底面図、 第8図(A),第8図(B)は第3実施例の割側と受側
のニードルの軌跡を画いたカムロックの底面図、 第9図,第10図は手編による増目の例を示す平面図であ
る。 2……コンパウンドニードル, 7……スライダ, 27……ニッティングロック, 36……トランスファーロック

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後に配設されたニードルベッドにニード
    ル本体とスライダとからなるコンパウンドニードルを進
    退摺動可能に設け、該前後の各ニードルベッド上を摺動
    して編地を編成するキャリッジの横編機用操針カムの1
    つに、双方のコンパウンドニードルを進出させて一方の
    編針のループを他方の編針にも掛止可能にするためのガ
    イドカムを形成し、編目渡し側の操針カムのニードル本
    体下降用カムの下降面に対し、それよりも早いタイミン
    グでスライダを下降するスライダ下降面を設け、該スラ
    イダ下降面により前記下降するニードルをフックが開い
    た状態で下降させることにより1つのループを双方の編
    針に掛止させて増目を行うように構成したことを特徴と
    する増目機能を有する横編機用操針カム。
  2. 【請求項2】前後に配設されたニードルベッドにニード
    ル本体とスライダとからなるコンパウンドニードルを進
    退摺動可能に設け、該前後の各ニードルベッド上を摺動
    して編地を編成するキャリッジにコンパウンドニードル
    のニードル本体とスライダとを別個に操作する横編機用
    操針カムにおいて、該操針カムはニッテイングロックと
    一方の編針のループを他方の編針にも掛止可能にするた
    めの双方のコンパウンドニードルを進出させるガイドカ
    ムとを備え、編目渡し側カムのニードル本体下降用カム
    の下降面に対し、それよりも早いタイミングでスライダ
    を下降するスライダ下降面を設け、該スライダ下降面に
    より前記下降するニードルをフックが開いた状態で下降
    させることにより1つのループを双方の編針に掛止さ
    せ、当該双方の編針に新たなループを形成して増目を行
    うように構成したことを特徴とする増目機能を有する横
    編機用操針カム。
  3. 【請求項3】前後に配設されたニードルベッドにニード
    ル本体とスライダとからなるコンパウンドニードルを進
    退摺動可能に設け、該前後の各ニードルベッド上を摺動
    して編地を編成するキャリッジにコンパウンドニードル
    のニードル本体とスライダとを別個に操作する横編機用
    操針カムにおいて、該操針カムはトランスファーロック
    と一方の編針のループを他方の編針にも掛止可能にする
    ために双方のコンパウンドニードルを進出させるガイド
    カムとを備え、編目渡し側カムのニードル本体下降用カ
    ムの下降面に対し、それよりも早いタイミングでスライ
    ダを下降するスライダ下降面を設け、該スライダ下降面
    により前記下降するニードルをフックが開いた状態で下
    降させることにより1つのループを双方の編針に掛止さ
    せ、双方の編針に掛止させたループを目移しして増目を
    行うように構成したことを特徴とする増目機能を有する
    横編機用操針カム。
JP2127845A 1990-03-26 1990-05-16 増目機能を有する横編機用操針カム Expired - Fee Related JP2530242B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2127845A JP2530242B2 (ja) 1990-05-16 1990-05-16 増目機能を有する横編機用操針カム
US07/672,860 US5305619A (en) 1990-03-26 1991-03-20 Stitch increasing method and cams for flat knitting machine having stitch increasing function
DE69127306T DE69127306T2 (de) 1990-03-26 1991-03-25 Verfahren zum Maschenweitern und Steuernocken für Flachstrickmaschinen zum Ausüben dieser Funktion
EP91302571A EP0449549B1 (en) 1990-03-26 1991-03-25 Stitch increasing method and cams for flat knitting machine having stitch increasing function
KR1019910004693A KR920010353B1 (ko) 1990-03-26 1991-03-25 증목방법 및 증목기능을 보유하는 횡편기용 조침 캠
MX025074A MX173917B (es) 1990-03-26 1991-03-26 Metodo y levas de incremento de puntos para una maquina para tejidos de puntos que tiene la funcion de incrementar los puntos
CN91102481A CN1020643C (zh) 1990-03-26 1991-03-26 横机中线圈加针方法及装置
US08/082,713 US5367892A (en) 1990-03-26 1993-06-28 Stitch increasing for flat knitting machines

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2127845A JP2530242B2 (ja) 1990-05-16 1990-05-16 増目機能を有する横編機用操針カム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0424254A JPH0424254A (ja) 1992-01-28
JP2530242B2 true JP2530242B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=14970092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2127845A Expired - Fee Related JP2530242B2 (ja) 1990-03-26 1990-05-16 増目機能を有する横編機用操針カム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530242B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3220055A1 (de) * 1982-05-27 1983-12-01 Universal Maschinenfabrik Dr. Rudolf Schieber GmbH & Co KG, 7081 Westhausen Strick-umhaengeschloss fuer v-bett-flachstrickmaschinen mit schiebernadeln

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0424254A (ja) 1992-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5305619A (en) Stitch increasing method and cams for flat knitting machine having stitch increasing function
JP3292836B2 (ja) 横編機
US6079231A (en) Stitch loop holding apparatus for a flat knitting machine
US4637228A (en) Flat knitting machine having compound needles
US5557948A (en) Yarn guiding method and apparatus for flat knitting machine
JP3465174B2 (ja) 横編機におけるニット,トランスファー兼用カム
JPS62104946A (ja) 平形編機用カムシステム
EP0890667A2 (en) A stitch forming method and a flat knitting machine therefor
JP2610533B2 (ja) ニット,トランスファー兼用カム
JPH0137498B2 (ja)
JP6807451B2 (ja) 横編機でのプレーティング編成方法
US4662192A (en) Flat knitting machine
JP3306763B2 (ja) ニッティングカムおよびカム装置
JP2530242B2 (ja) 増目機能を有する横編機用操針カム
JPH0684583B2 (ja) 増目方法及び増目機能を有する横編機用操針カム
US4141228A (en) Pattern mechanism for a flat bed knitting machine
JPH0874146A (ja) コンパウンドニードルを用いた横編機における経糸用カムロック
JPH042847A (ja) 横編機用操針カム
JPS6252063B2 (ja)
JPH0210262B2 (ja)
EP0421242A2 (en) Knitting machine with stitch retention sinkers
EP4306698A1 (en) Method for knitting punch-lace knitted fabric produced by flat-knitting machine
US3026694A (en) Knitting machine
JP2604657B2 (ja) 横編機における目移し時の編針制御装置
US2278105A (en) Knitting machine

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees