JP2530165B2 - 酸化物超電導体ケ―ブル - Google Patents

酸化物超電導体ケ―ブル

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JP2530165B2
JP2530165B2 JP62157553A JP15755387A JP2530165B2 JP 2530165 B2 JP2530165 B2 JP 2530165B2 JP 62157553 A JP62157553 A JP 62157553A JP 15755387 A JP15755387 A JP 15755387A JP 2530165 B2 JP2530165 B2 JP 2530165B2
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superconducting
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insulating layer
cable
oxide superconductor
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孝夫 塩田
啓視 日高
浩一 高橋
長 福田
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Fujikura Ltd
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    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テープ状の酸化物超電導体線材の外周に
電気絶縁層、断熱層等を施したケーブルの構造に関する
ものである。
〔従来の技術〕
単体金属を中心とした超電導現象の発見に始まり、そ
の後セラミックス(無機)超電導体および有機超電導体
を工業材料として、電力応用分野あるいは磁場を用いる
科学分野等における実用化の研究が行なわれており、特
に次々に発表される無機超電導体の新素材に関する最近
の技術情報を契機として、その実用化の開発が活発に行
なわれ、この技術の一環として信頼度の高い超電導体を
コアーにした多岐にわたるケーブルの構造の研究開発が
急速に行なわれるようになり、その実用化が望まれてい
る。
〔発明の目的〕
この発明はかかる現況に鑑みて、優れた絶縁性を有す
るとともに、ケーブルの屈曲等によって生じる外力によ
って破損等の恐れのない、信頼度の高い超電導体ケーブ
ルを提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は上記目的を達成するものであって、以下の構
成からなるものである。
1)中心のテンションメンバーと、その周囲に放射状に
伸びたセクターと、セクターの溝内に配置された超電導
ユニットと、それらの周囲の金属管とよりなり、セクタ
ーの溝内には冷媒を流通させて冷却するようにした超電
導体ケーブルであって、前記超電導ユニットはテープ状
の銅箔の両面に酸化物超電導体の薄膜の表面に絶縁層を
設けた構成とし、更にそれらの外部には断熱層を介して
シースを設けたことを特徴とする酸化物超電導体ケーブ
ル。
2)中心のテンションメンバーと、その周囲に放射状に
伸びたセクターと、セクターの溝内に配置された超電導
ユニットを収納した金属管と、それらの周囲の金属管と
よりなり、超電導ユニットを収納する金属管内に冷媒を
流通させて冷却するようにした超電導体ケーブルであっ
て、前記超電導ユニットはテープ状の銅箔の両面に酸化
物超電導体の薄膜の表面に絶縁層を設けた構成とし、更
にそれらの外部には断熱層を介してシースを設けたこと
を特徴とする酸化物超電導体ケーブル。
〔実施例〕
以下実施例について説明する。
第1図,第2図はこの発明による酸化物超電導体の基
本的な構成を模式的に示した断面図であり、第3図,第
4図はケーブル構造に至る過程を示す図である。第1図
(a)において、1はCu等で形成されたテープ状の箔1a
の両面に酸化物超電導体1bを焼成等によって固着した超
電導体テープ、2はこの超電導体テープ1の周囲に形成
するようにした4フッ化エチレン樹脂、ポリイミド、窒
化ガラス、石英系ガラス等を素材にした絶縁層である。
第1図(b)は上記の超電導体テープ1に中間絶縁層
2aを介装させ、複数の層状に配列して周囲を絶縁層2で
覆うようにしてユニット化したものである。
第2図(a)は、たとえば上記第1図(a)のような
絶縁被覆した超電導体3のそれぞれの間に支持体を介し
て空隙4aを設けて複数本を配列し、これらの空隙4aを含
めた空間部4にたとえば液体窒素のような冷媒を流通さ
せるように形成し、その外周を断熱材(耐熱性発泡プラ
スチック又は金属)5によって覆うようにしたものであ
る。なお、6は絶縁被覆した超超電導体3を断熱材5に
支持するための耐熱性スペーサである。
第2図(b)は、上記第2図(a)と基本構成を同じ
くして、空間部4の外周を円形に形成したものである。
第3図(a)は、たとえば上記の第1図(b)のよう
な絶縁被覆した複数本の超電導体ユニット7を十字型の
セクター(金属または耐熱性プラスチック)8の外周に
設けられる溝9内に位置させ、外周部を金属管10によっ
て覆い、セクター溝9内に液体窒素などの冷媒を通すよ
うにしたものである。なお図中11は高抗張力線材からな
るテンションメンバーである。また第3図(b)は上記
超電導体ユニット7を構成する個々の超電導体テープ1
の断面方向を上記第3図(a)の場合に対して、たとえ
ば90゜変えるようにして円周上に配設し、他は同様の構
成としたものを示し、第3図(c)は、円形のCuパイプ
12で覆われた複数の超電導体ユニット7をセクター8の
溝9内に位置させ、外周部を金属箔10で蔽い、前記Cuパ
イプ12内に冷媒を流通させるようにした例の構成を示
す。
第4図は、以上のような過程で構成されてから、たと
えば第3図(b)のものの外周部に発泡プラスチックや
繊維材料等の公知の断熱材13を充填し、さらにその外周
をコルゲート・メタル・シース14によって外装し、超電
導体ケーブルとした完成したものの断面を示す。
次に、この発明による具体的な実施例について説明す
る。
第5図はこの発明による酸化物超電導体素線の一例の
断面図であり、厚さ0.65mm、巾10mmの銅箔の両面に粉末
法によるYBaCuOx系の酸化物層32を200μmの厚さで形成
させ、第6図はこの発明による実施例を示す酸化物超電
導体ユニットの断面図であり、上述の第5図で示した厚
さ0.65mm、巾10mmの銅箔の両面に粉末法によるYBaCuOX
系の酸化物層32を200μmの厚さで形成させ、この外周
部を同様に窒化珪素(Si3N4)膜による絶縁体層33を形
成させたものを4層重ね合わせ、さらにこの積層体の周
囲を厚さ0.5mmのポリイミド層によって絶縁してユニッ
ト体34を構成し、このユニット体を4本の複数電導体と
して、第7図に示すような中心部にテンションメンバー
35を有するセクター36の溝内に収容し、その外周にアル
ミニウム管37、断熱層38、コルゲート・メタル・シース
39の順に外装をしてケーブル構造とし、92゜Kの加圧液
体窒素をセクターの溝40内に流して冷却するようにし
て、1300A/cm2の臨界電流密度Jcを得た。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明はテープ状の銅箔に酸
化物超電導体の薄膜を形成させ、この薄膜に絶縁層を施
したものを用いて超電導ユニットとし、中心にテンショ
ンメンバーを配置し張力を保持させるとともに、放射状
のセクターの空間部に直接又は金属管内に収納した超電
導体ユニットを配置し、冷媒で冷却し得るようになし、
これらの外周部を断熱層を介してシースを設けてケーブ
ルとしているので、上記薄膜の各層ごとの絶縁構造によ
って超電導体の耐久性を向上させ、かつ屈曲などのケー
ブルに対する外力によって超電導体が破損するような恐
れのなく、しかも、外周部を断熱層によって、機械的に
も電気的にも十分保護されたケーブルを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はこの発明で用いる酸化物超電導体の基
本的な構成の断面図、第3図,第4図は本発明のケーブ
ル構成に至る過程を説明する断面図、第5図および第6
図はこの発明で用いる酸化物超電導体の他の実施例を示
す断面図、第7図はこの発明による一実施例の構造を示
す断面図である。 図において、1:超電導体テープ,1a:箔,1b:酸化物超電導
体,2;絶縁層,3:絶縁被覆した超電導体,4:空間部,5;断熱
材,6;スペーサ,7:超電導ユニット,8:セクター,9:セクタ
ー溝,10:金属管,11:テンションメンバー,12:金属管,13:
断熱材,14:コルゲートメタルシース,34:ユニット体,35:
テンションメンバー,36:セクター,37:アルミニウム管,3
8:断熱層,39:コルゲートメタルシース,40:セクター溝。
フロントページの続き (72)発明者 福田 長 佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式会社 佐倉工場内 (56)参考文献 特開 昭50−49677(JP,A) 特開 昭64−615(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心のテンションメンバーと、その周囲に
    放射状に伸びたセクターと、セクターの溝内に配置され
    た超電導ユニットと、それらの周囲の金属管とよりな
    り、セクターの溝内には冷媒を流通させて冷却するよう
    にした超電導体ケーブルであって、前記超電導ユニット
    はテープ状の銅箔の両面に酸化物超電導体の薄膜の表面
    に絶縁層を設けた構成とし、更にそれらの外部には断熱
    層を介してシースを設けたことを特徴とする酸化物超電
    導体ケーブル。
  2. 【請求項2】中心のテンションメンバーと、その周囲に
    放射状に伸びたセクターと、セクターの溝内に配置され
    た超電導ユニットを収納した金属管と、それらの周囲の
    金属管とよりなり、超電導ユニットを収納する金属管内
    に冷媒を流通させて冷却するようにした超電導体ケーブ
    ルであって、前記超電導ユニットはテープ状の銅箔の両
    面に酸化物超電導体の薄膜の表面に絶縁層を設けた構成
    とし、更にそれらの外部には断熱層を介してシースを設
    けたことを特徴とする酸化物超電導体ケーブル。
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KR100750063B1 (ko) * 2006-02-28 2007-08-16 엘에스전선 주식회사 흡착층이 구비된 초전도 케이블의 저온 유지 장치

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