JP2529747Y2 - 油圧給排回路の多方弁切換機構 - Google Patents

油圧給排回路の多方弁切換機構

Info

Publication number
JP2529747Y2
JP2529747Y2 JP10928690U JP10928690U JP2529747Y2 JP 2529747 Y2 JP2529747 Y2 JP 2529747Y2 JP 10928690 U JP10928690 U JP 10928690U JP 10928690 U JP10928690 U JP 10928690U JP 2529747 Y2 JP2529747 Y2 JP 2529747Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
circuits
pair
valve
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10928690U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0464604U (ja
Inventor
健一 伴野
Original Assignee
丸順重工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 丸順重工株式会社 filed Critical 丸順重工株式会社
Priority to JP10928690U priority Critical patent/JP2529747Y2/ja
Publication of JPH0464604U publication Critical patent/JPH0464604U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529747Y2 publication Critical patent/JP2529747Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は操作弁によって切換えられる一対の油圧給排
回路を複数のアクチユエータの各一対の油圧操作回路に
択一的に切換えるための多方弁切換機構に関する。
〔考案の技術背景〕
建設機械の各種油圧作動装置は通常の一つのアクチユ
エータに対して一つの油圧操作弁が一対一に対応して設
けられている。しかし、これらのアクチユエータは各々
の目的のために設けられているが、同時に使用されない
場合が多い。操作弁が一つ増えることによる油圧配管費
用が非常に高いことを考えるとこの構造は経済的に不利
であり、改善が望まれる。
上記の要請に対し、流路切換用の多方弁を用いて一つ
の操作弁で複数のアクチユエータを択一的に操作するこ
とが考えられる。
この場合、油圧源から供給される油圧が高いとソレノ
イド等で前記多方弁を遠隔操作することが困難になる。
この問題を解決する手段として、油圧給排回路の油圧を
利用し、チエツク圧で多方弁を遠隔操作することができ
ればきわめて合理的である。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように、操作弁によって切換えられる一対の油圧
回路のチエツク圧で多方弁を切換え操作する場合に問題
となるのは、アクチユエータを駆動する操作弁を切り変
えるとチエツク圧の圧力流体の流れ方向が変ってしまう
点である。
すなわち、単に油圧給排回路から分岐させた一対のチ
エツク回路を多方弁の油圧シリンダに連結しただけでは
アクチユエータを作動させようとして操作弁を切換える
と多方弁自体が切換ってしまい、油圧給排回路が別のア
クチユエータに接続されてしまうという問題がある。
従って、本考案の目的は油圧給排回路のチエツク圧を
利用して多方弁を切換操作し、しかも、油圧給排回路を
切換えてもチエツク圧流体の流れ方向が変らない多方弁
切換機構を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の上記目的は、操作弁によって切換えられる一
対の油圧給排回路と複数のアクチユエータの各一対の油
圧操作回路を択一的に切換える多方弁機構において、油
圧シリンダによって作動され、前記一対の油圧給排回路
と複数のアクチユエータの前記各一対の油圧操作回路と
を択一的に連通させる流路切換弁と; 前記一対の油圧給排回路に連通する少なくとも一対の分
岐回路と; 圧力差によって択一的に開閉する弁手段を設けた二股回
路部を介して前記一対の分岐回路に接続されたパイロツ
ト圧用高圧側回路と; それぞれに逆止弁を設けた二股回路部を介して前記一対
の分岐回路に接続されたパイロツト圧用低圧側回路と; これら一対の高圧側回路及び低圧側回路と前記流路切換
弁の一対の油圧回路との間に介装された、電動または手
動の油圧切換弁と;を具備する多方弁切換機構によって
達成することができる。
〔考案の作用〕
本考案では流路切換弁の油圧シリンダの一方のポート
に通ずるチエツク用高圧回路は、圧力差によって択一的
に開閉する弁手段を設けた二股回路を介して、油圧源の
油圧給排回路から分れた一対の分岐回路に接続されてい
るので、油圧給排回路が切換っても常に高圧側に保持さ
れる。
他方、切換弁の油圧シリンダの他方のポートに通ずる
チエツク用低圧回路は、それぞれに逆止弁を設けた二股
回路を介して前記一対の分岐回路に接続され、且つ、こ
の二股回路の一方は前記一対の分岐回路の高圧側流体に
よって閉じられているので、油圧給排回路が切換っても
常に低圧側に保持される。
従って、操作弁によって油圧源の給排回路が切換って
も流路切換弁は同じ位置に保持され、アクチユエータに
影響はない。そして、アクチユエータの作動切換えはチ
エツク圧の高圧、低圧回路と油圧シリンダの油圧操作回
路の間に介装されたチエツク油圧切換弁の切換操作によ
ってのみなされる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
図にいおいて1,2は両側ポートにそれぞれ一対の油圧
操作回路A1,B1;A2,B2を配管した油圧式アクチユエー
タ、3は油圧源、A,Bは前記アクチユエータ1,2の各一対
の油圧操作回路A1,B1またはA2,B2に選択的に接続される
一対の油圧給排回路である。
4は一対の油圧給排回路A,Bを切換える操作弁であ
り、この操作弁4の切換えにより油圧給排回路A,Bの高
圧側と低圧側が切換えられ、油圧給排回路A,Bに接続さ
れているアクチユエータ1または2が駆動される。
5は前記一対の油圧給排回路A,Bと前記複数のアクチ
ユエータ1,2の各一対の油圧操作回路A1,B1,A2,B2の間に
介装される本考案の多方弁機構である。
本考案の多方弁機構5は、前記一対の油圧給排回路A,
Bと前記複数のアクチユエータ1,2の各一対の油圧操作回
路A1,B1またはA2,B2を択一的に連通させる流路切換弁6
を有し、この切換弁6は両側ポートに接続した一対の油
圧回路7,8からの油圧によって作動するシリンダバルブ
で構成されている。
流路切換弁6の油圧回路7,8はパイロツト油圧切換弁
9を介してパイロツト油圧の高圧側回路10と低圧側回路
11に接続されている。
この油圧切換弁7は好ましくは図のようにソレノイド
9a,9bによって遠隔的に操作するが、もちろん手動でも
よい。
他方、油圧源の給排回路A,Bからは少なくとも一対の
パイロツト圧用の分岐回路a,bが引き出されており、前
記パイロツト油圧の高圧側回路10と低圧側回路11がこれ
ら分岐回路a,bに接続されるようになっている。
分岐回路a,bは給排回路A,Bを切換える操作弁4の切換
操作によって高圧側と低圧側が切換わる。従って、所定
のアクチユエータを所定の機能に作動させるには、操作
弁4を切換えてもパイロツト圧の高圧側回路10と低圧側
回路11の油圧が切換わらないようにする必要がある。
このため、前記パイロツト油圧の高圧側回路10は二股
回路部10a,10bを介して前記一対の分岐回路a,bに接続さ
れているとともに、該二股回路部10a,10bの合流部には
前記分岐回路a,bからの油圧の圧力差によって一方が開
く弁手段12が設けられている。
他方、同じ目的のために、前記パイロツト油圧の低圧
側回路11は二股回路部11a,11bを介して前記一対の分岐
回路a,bに接続されているとともに、これら二股回路部1
1a,11bにはそれぞれ逆止弁13a,13bが設けられている。
次に、本考案の作用を説明する 第1a図乃至第2図において二線回路は高圧側、一線回
路は低圧側を示している。
第1a図では油圧源の給排回路A,Bはアクチユエータ1
の一対の操作回路A1,B1に連通している。
この状態で第1b図のように操作弁4を矢印方向に切換
えると、給排回路A,Bの高圧、低圧が切換わり、アクチ
ユエータ1が作動する。
このとき、分岐回路a,bの圧力も切換わるが、これに
よりパイロツト圧の高圧側回路10は弁手段12が自動的に
切換わることにより、常に高圧側に維持されるととも
に、低圧側回路11は逆止弁13a,13bの自動的に切換わる
ことにより、常に低圧側に維持される。
他方、第1a図の状態でパイロツト油圧切換弁9を第2
図のように切換えると流路切換弁6が切換わり、アクチ
ユエータ2の操作が可能になる。
本考案の多方弁機構は、流路切換弁6に三基以上のア
クチユエータの油圧操作回路を接続できるようにして、
一個の多方弁で三基以上のアクチユエータを択一的に操
作する構成を包舎することはもちろんであるが、第3図
のように複数の三方弁を多段に使用することにより三基
以上のアクチユエータを択一的に操作することもでき
る。
第4図乃至第9図は本考案の多方弁機構(三方弁の場
合)を一体のバルブユニツトに組付けたもので、第4図
に示すように、バルブケーシングは油圧切換弁6を内蔵
した第1ブロツク101と、パイロツト圧制御部材を内蔵
した第2ブロツク102と、パイロツト油圧切換弁9を内
蔵した第3ブロツク103を一体に組付けてなる。
第4図及び第5図に示すように、第1ブロツクは油圧
シリンダ6aに弁体6bを摺動自在に嵌装した油圧切換弁6
が内蔵されているとともに、この油圧シリンダ6aに連通
する一対の油圧給排回路A,Bとアクチユエータ1,2の各一
対の油圧操作回路A1,B1及びA2,B2が形成されている。そ
して、油圧シリンダ6aの両側に連通する一対の油圧回路
7,8が第3ブロツク103のパイロツト圧切換弁9(内部構
造の図は省略)に連通している。
また、第5図及び第6図に示すように油圧シリンダ6a
に二対の分岐回路a1,b1及びa2,b2が設けられており、こ
れら二対の分岐回路は第6図に示すようにして、上方の
第2ブロツク102に導かれ、第7〜9図に示すように分
岐回路a1,b1はパイロツト圧の高圧側回路10の二股回路1
0a,10bに連通し、分岐回路a2,b2はパイロツト圧低圧側
回路11の二股回路11a,11bに連通している。
高圧側回路10の二股回路10a,11bに圧力差によって一
方を閉じ一方を開く弁部材12が嵌装されているととも
に、低圧側回路11の二股回路11a,11bにはそれぞれ逆止
弁13a,13bが設けられており、これら一対の高圧側回路1
0と低圧側回路11は上方の第3ブロツク103内に設けたパ
イロツト圧切換弁に接続されている。
尚、第5〜9図では分岐回路を二対(a1,b1及びa2,b
2)設け、パイロツト圧の高圧側、低圧側にそれぞれ独
立に設けてあるが、第1図のように一対の分岐回路a,b
を共通に利用することも可能である。
〔考案の効果〕
アクチユエータの作動に影響を与えることなく本考案
は上記の構成になるので、油圧源の給排回路のパイロツ
ト油圧によって一台の油圧源の給排油圧に対し、複数ア
クチユエータの各一対の操作回路を択一的に切換えるこ
とができるとともに、油圧源の給排回路を操作弁によっ
て切換えてもパイロツト油圧の流れ方向は変らないので
アクチユエータの作動に影響はなく、きわめて合理的で
ある。
従って、本考案の多方弁機構を複数のアクチユエータ
を使用する建設機械その他の各種油圧装置に適用するこ
とにより、油圧源及びその操作弁を最少に抑えることが
でき経済性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本考案の基本的な構成を示す油圧回路図、第1b
図及び第2図は本考案の作用を説明する油圧回路図、第
3図は本考案を利用した他の実施例による油圧回路図、
第4図〜第9図は本考案を利用した多方弁ユニツトの各
断面図であって、第4図は縦断面図、第5図は第4図V
−V線断面図、第6図は第4図VI−VI線断面図、第7図
は第4図VII−VII線断面図、第8図は第7図VIII−VIII
線断面図、第9図は第7図IX−IX線断面図である。 1,2n…アクチユエータ、3…油圧源、4…操作弁、6…
流路切換弁、7,8…油圧回路、9…パイロツト油圧切換
弁、10…高圧側回路、11…低圧側回路、12…弁部材、13
a,13b…逆止弁、A,B…油圧給排回路、a,b…分岐回路、A
1,B1,A2,B2,An,Bn…油圧操作回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作弁によって切換えられる一対の油圧給
    排回路と複数のアクチユエータの各一対の油圧操作回路
    を択一的に切換える多方弁機構において、 油圧シリンダによって作動され、前記一対の油圧給排回
    路A,Bと複数のアクチユエータ1,2…の前記各一対の油圧
    操作回路とを択一的に連通させる流路切換弁6と; 前記一対の油圧給排回路に連通する少なくとも一対の分
    岐回路a,bと; 圧力差によって択一的に開閉する弁手段12を設けた二股
    回路部10a,10bを介して前記一対の分岐回路a,bに接続さ
    れたパイロツト圧用高圧側回路10と; それぞれに逆止弁13a,13bを設けた二股回路部11a,11bを
    介して前記一対の分岐回路a,bに接続されたパイロツト
    圧用低圧側回路11と; これら一対の高圧側回路10及び低圧側回路11と前記流路
    切換弁6の一対の油圧回路7,8との間に介装された、電
    動または手動の油圧切換弁9と;を具備することを特徴
    とする油圧給排回路の多方弁切換機構。
JP10928690U 1990-10-18 1990-10-18 油圧給排回路の多方弁切換機構 Expired - Lifetime JP2529747Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10928690U JP2529747Y2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 油圧給排回路の多方弁切換機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10928690U JP2529747Y2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 油圧給排回路の多方弁切換機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0464604U JPH0464604U (ja) 1992-06-03
JP2529747Y2 true JP2529747Y2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=31856464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10928690U Expired - Lifetime JP2529747Y2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 油圧給排回路の多方弁切換機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2529747Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0464604U (ja) 1992-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0791754A4 (en) HYDRAULIC SYSTEM
KR920004735A (ko) 액튜에이터 구동회로에 있어서의 절환밸브의 파이롯트 압력제어회로
JP2551538Y2 (ja) パイロット弁
JP2529747Y2 (ja) 油圧給排回路の多方弁切換機構
JP3187155B2 (ja) 制御弁装置
JP2679934B2 (ja) 電磁弁マニホールド
JPH0854003A (ja) 走行車両のバルブシステム
JP3016576B2 (ja) 方向制御弁装置
JP2551946Y2 (ja) ダブルパイロット形切換弁
JPS6327121Y2 (ja)
JPH0543332Y2 (ja)
JPH0854004A (ja) バルブシステム
JPS6155483A (ja) パイロツト式電磁弁
JPH10267009A (ja) 負荷保持切換弁装置
JPS6123681Y2 (ja)
JPH10205503A (ja) バルブ及びバルブの操作装置
JP2002276609A (ja) 油圧制御装置
JPH10205643A (ja) 管路開閉機構の開度制御装置
JPS6338703A (ja) 電空比例弁
JPS6134946Y2 (ja)
JPH10231803A (ja) 方向制御弁の操作装置
JPH0357351B2 (ja)
ATE213811T1 (de) Pneumatische regelschaltung
JPH0418197B2 (ja)
JPH10231806A (ja) 操作弁装置