JP2529538Y2 - 回転テーブル等用の保持ユニット - Google Patents

回転テーブル等用の保持ユニット

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JP2529538Y2
JP2529538Y2 JP3479991U JP3479991U JP2529538Y2 JP 2529538 Y2 JP2529538 Y2 JP 2529538Y2 JP 3479991 U JP3479991 U JP 3479991U JP 3479991 U JP3479991 U JP 3479991U JP 2529538 Y2 JP2529538 Y2 JP 2529538Y2
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JP
Japan
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rotary table
holding unit
roller
support
base
Prior art date
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JP3479991U
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JPH0521054U (ja
Inventor
省三 高木
Original Assignee
株式会社共栄精工
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回転テーブル等用の保持
ユニット、さらに詳しくは、例えば立体駐車場等に於い
て自動車を方向転換させるための回転テーブル等を保持
すべく該回転テーブル等に接触する回転自在なローラー
を有する保持ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種回転テーブル等用の保持ユ
ニットとしては、例えば図4に示すようなものが存在す
る。
【0003】即ち、この従来のものはベース16に突設し
た支持アーム17,17 間にローラー10を回転自在に軸支し
たものであり、回転テーブル14との接触面積を確保すべ
くローラー10は略円錐台状に形成され且つ所望角度傾斜
させて支持アーム17,17 に取付けられている。
【0004】ところで、このようにローラー10を略円錐
台状に形成した場合に於いて、ローラー10と回転テーブ
ル14間の滑りの発生を防止するには、ローラー10のテー
パー面の母線を延長した交点が必ず回転テーブル14と回
転軸15間の点Oを通らねばならない。即ち、O点からロ
ーラー10の大径側端面の回転半径R,同小径側端面の回
転半径rとローラー10の大径側端面の直径D,同小径側
端面の直径dとは、r/R=d/Dの関係を満たす必要
がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
使用に於いては、回転テーブル14の大きさに応じて保持
ユニットの取付位置が適宜変更される等、その使用態様
は様々であるために、上記関係を満たすべく従来ではロ
ーラー10のテーパー率(角度)の異なる数種のローラー
10を用意し且つこれに応じて支持アーム17,17 を個々に
製作することにより、かかる事態に対処していたのであ
る。
【0006】しかるに、かかる支持アーム17,17 の製作
は極めて煩雑なものであり、このような製作の煩雑性故
に誤差も生じ易いという難点があった。その結果、ロー
ラー10のテーパ面の一部で回転テーブル14が保持される
こととなって、良好な保持状態を長期間維持できなくな
ると共に、ローラー10の一部のみが摩耗してその耐久寿
命が短くなり、頻繁な交換が必要となる致命的な問題点
を有していたのである。
【0007】それ故に、本考案は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、良好な保持状態を長
期間維持できると共に、適用範囲が広く且つ作容易な
回転テーブル等用の保持ユニットの提供を課題とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために、本考案は回転テーブル等を周面で保持する円
錐台状のローラー10が支軸7を介して支持フレーム6
回転自在に設けられると共に、前記支軸7を上下方向に
揺動させるべく、支持フレーム6が該支軸7と交差する
方向に配したピン5を介して支持台1に回動自在に設け
られてなる回転テーブル等用の保持ユニットである。
【0009】
【作用】従って、上記構成を特徴とする保持ユニットに
於いては、支軸7が上下方向に揺動し得るように構成さ
れてなるため、保持ユニットのローラー10上に回転テー
ブル等を載置せしめれば、この自重により支軸7が揺動
して回転テーブル等はローラー10の周面軸方向に沿って
保持されるのである。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面に従っ
て説明する。図1及び図2に於いて、1は両端に取付用
孔2,2が穿設された一対のベース3,3と、該ベース
3の略中央部上面に固定された支持板4,4とからなる
支持台を示す。6は支持板4,4間にピン5を介して取
付けれた平面略ロの字状の支持フレームで、該支持フレ
ーム6は前記ピン5を中心として上下方向に回動し得る
ように構成されてなる。
【0011】7は支持フレーム6の前後のフレーム片6
a,6a に穿設された孔8,8間に架設された支軸で、ボ
ルト9,9等にて固定されてなる。10は支軸7に軸受11
を介して回転自在に設けられたローラーで、円錐台状に
形成されてなる。
【0012】本実施例に係る保持ユニットは以上のよう
な構成からなり、次にこれを使用して回転テーブルを保
持する場合について説明する。
【0013】先ず、図3に示すように保持ユニット12の
ベース3の取付用孔2にボルト等を挿通して取付面13に
固定するのであるが、その際支持具12のローラー10の小
径側端面を回転テーブル14の回転軸15に向けて取付け
る。尚、かかる保持ユニット12は回転テーブル14の大き
さ等を考慮しつつ回転軸14に対して同心円上に複数個配
設する。
【0014】次に、回転テーブル14を保持ユニット12上
に載置すると、該回転テーブル14の自重により保持ユニ
ット12のローラー10が支軸7と共に回動して、該支軸7
の軸芯方向は同図の如く常時回転テーブル14と回転軸15
間のO点を通ることとなり、よって回転テーブル14を回
転駆動しても、この両者間に滑りを生ぜしめることなく
ローラー10が回転して、良好な保持状態を維持すること
ができるのである。
【0015】この場合に於いて、たとえ保持ユニット12
の取付位置に変更が生じても、数種のローラー10を用意
して適宜該ローラー10のみを交換すれば、支軸7の軸芯
方向は必ず前記O点を通ることとなり、よって支持台1
自体は変更する必要もないので全体の製作費用も安価と
なる利点がある。即ち、数種のローラー10…を用意して
おけば、使用態様の変更に対して柔軟に対処できるので
ある。
【0016】また、このように回転テーブル14は円錐台
状のローラー10の周面にて良好に接触保持されるため、
ローラー10のテーパ面の一部のみが摩耗したりする事態
も生ぜず、よってローラー10の耐久寿命を確保できるこ
ととなり、長期間に渡る使用が可能となるのである。
【0017】尚、ローラー10の具体的な材質等は、保持
する回転テーブル等の種類に応じて任意に変更可能であ
る。
【0018】さらに、上記実施例に於いては、支持フレ
ーム6を平面略ロの字状に形成したが、かかる支持フレ
ーム6の具体的な形状はこれに限定されるものではな
い。
【0019】また、本考案に係る保持ユニット12は回転
テーブル14の保持用に限定されず、その他回転する種々
の物品の保持ユニットとして幅広く適用可能であり、具
体的な使用態様や使用用途は一切問わない。
【0020】その他、支持台1の形状等の具体的な構成
は本考案の意図する範囲内に於いて任意に設計変更自在
である。
【0021】
【考案の効果】叙上の様に、本考案はローラーの支軸が
上下方向に揺動するように支持フレームをピンを介して
支持台に回動自在に設けてなるため、たとえ保持ユニッ
トの取付位置に変更が生じても、テーパ率の異なる数種
の円錐台状ローラーを用意して適宜該ローラーのみを交
換するだけで、このローラーの回動によってその支軸の
軸芯は常時回転テーブル等と回転軸間の中心点を通るこ
ととなって、両者間に滑りを生ぜしめることなく良好な
接触状態を維持できるという格別の効果を得るに至った
のである。
【0022】従って、従来の如く取付位置の変更等に応
じて支持アームをその都度製作して対処するという煩雑
性は解消されることとなり、保持ユニット自体の製作費
用も安価なものとなる実用的な効果を有するのである。
【0023】また、このように回転テーブル等とローラ
ー間の接触状態が良好に維持できるため、ローラーの一
部のみが摩耗したりする事態も生ぜず、優れた耐久性を
有するという効果も奏することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、保持ユニットの正面
図。
【図2】保持ユニットの一部断面平面図。
【図3】保持ユニットの使用状態を示す要部拡大正面
図。
【図4】従来の保持ユニットの使用状態を示す要部拡大
正面図。
【符号の説明】
1…支持台 3…ベース 4…支持板5…ピン 6…支持フレーム 7…支軸 10…ローラー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転テーブル等を周面で保持する円錐台
    状のローラー10が支軸7を介して支持フレーム6に回転
    自在に設けられると共に、前記支軸7を上下方向に揺動
    させるべく、支持フレーム6が該支軸7と交差する方向
    に配したピン5を介して支持台1に回動自在に設けられ
    てなることを特徴とする回転テーブル等用の保持ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記支持台1が、ベース3と、該ベース
    3の上面に突設されて支持フレーム6がピン5を介して
    回動自在に取付けられる一対の支持板4,4とからなる
    請求項1記載の回転テーブル等用の保持ユニット。
JP3479991U 1991-02-20 1991-02-20 回転テーブル等用の保持ユニット Expired - Lifetime JP2529538Y2 (ja)

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JPH0521054U JPH0521054U (ja) 1993-03-19
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105781192A (zh) * 2016-04-15 2016-07-20 东莞市伟创东洋自动化设备有限公司 应用于机械车库的滑环式供电旋转取车机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105781192A (zh) * 2016-04-15 2016-07-20 东莞市伟创东洋自动化设备有限公司 应用于机械车库的滑环式供电旋转取车机
CN105781192B (zh) * 2016-04-15 2018-07-03 东莞市伟创东洋自动化设备有限公司 应用于机械车库的滑环式供电旋转取车机

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JPH0521054U (ja) 1993-03-19

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