JP2529533B2 - 緊急解除手段を備えたベッドにおける床部起伏機構 - Google Patents

緊急解除手段を備えたベッドにおける床部起伏機構

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JP2529533B2 JP6071076A JP7107694A JP2529533B2 JP 2529533 B2 JP2529533 B2 JP 2529533B2 JP 6071076 A JP6071076 A JP 6071076A JP 7107694 A JP7107694 A JP 7107694A JP 2529533 B2 JP2529533 B2 JP 2529533B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は緊急時、停電時等の非常
時において起床したままのボトムを速やかにフラットな
状態に戻すようにした緊急解除手段を備えたベッドにお
ける床部起伏機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、背ボトムや脚ボトムが起伏するい
わゆるギャッチベッドがすでに広汎に採用されており、
昨今では、この他に床部全体が上下するハイローギャッ
チベッドが導入されるようになってきた。さらに、近年
の看護婦等の人手不足から省力化のために電動化が進ん
でいる。かかるハイローギャッチベッドによれば、患者
が自ら床部起伏機構を操作して、望みどおりの体位をと
ることができる利点がある。ところで前記のような電動
式の床部起伏機構は、故障や、停電時には動かすことが
できなくなる欠点がある。すなわち、例えば背上げの最
中に、前記電動式の機構が故障や、停電によってストッ
プすると、背ボトムも起床したままとなる。このため、
背ボトムを水平状態に戻すために、手動操作ハンドルを
用いて、モータ出力軸を回転させることで機構を動かす
ようにした手段が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような方式では、操作になれた看護婦等でないととまど
う場合もある。例えば、モータは、通常はボード下の奥
に入った位置にあるので身体をかがめてハンドルをモー
タに装填しなければならず、操作する際、操作における
姿勢は低い不自然な態勢となり、介護者が高齢者の場合
無理があった。本発明はこのような背景から提案された
ものであって、緊急時、停電時等の非常時において起床
したままのボトムを速やかにフラットな状態に復帰させ
るようにした緊急解除手段を備えたベッドにおける床部
起伏機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、床部起伏機構を備えたベッドにおい
て、床部起伏機構は、モータと、モータによって伸縮駆
動する起動部とを具備し、起動部に、フレームに起伏可
能に取り付けられた背ボトムを連結し、前記起動部は、
軸方向に延在する長尺な駆動腕を有し、この駆動腕に軸
方向に指向する長穴を設け、長穴の駆動腕先端側に位置
する箇所を穴形状が鉤状に屈曲する屈曲部とし、この長
穴の屈曲部に、背ボトムに突設した連動部材を係止する
ようにする一方、前記連動部材と起動部との間に、緩衝
的に伸縮する緩衝的伸縮手段を介在させ、背上げ時に、
起動部における駆動腕の長穴先端の屈曲部と背ボトムに
おける連動部材との係合状態を外して、緩衝的伸縮手段
の作用下に背ボトムをフラットな状態に復帰させるよう
にした操作手段を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】背ボトムを起床させている最中に、故障や停電
となると、床部起伏機構は停止し、背ボトムはそのまま
の状態に保持された状態となる。ここで、操作手段を操
作して、起動部における駆動腕の長穴先端の屈曲部と背
ボトムにおける連動部材との係合状態を外すと、背ボト
ムは緩衝的伸縮手段の緩衝作用によって、適度な抑えら
れた速度で、フラットな状態に復帰する。なお、背ボト
ムが倒伏復帰した後に、故障がなおったり、停電が復旧
したら、床部起伏機構を逆転起動して起動部を退動させ
て、起動部における駆動腕の長穴先端の屈曲部と背ボト
ムにおける連動部材とを係合させることにより、再び背
ボトムを背上げ駆動させることができる状態となる。
【0006】
【実施例】次に、本発明にかかる緊急解除手段を備えた
ベッドにおける床部起伏機構について、一実施例を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下説明する。図1に、
ベッド等における背ボトム1と、この背ボトム1を起伏
駆動するための床部起伏機構2を示す。この床部起伏機
構2は、モータ(図示省略)と、モータによって伸縮駆
動する起動部3とを具備し、起動部3に、フレーム4に
起伏可能に取り付けられた背ボトム1を背ボトム1に突
設した連動部材5を介して背ボトム1を起伏させる構成
としたものである。
【0007】前記起動部3は、モータ出力軸と連結され
たねじシャフト6と、このねじシャフト6上をめねじ
(図示省略)を介して進退自在に設けた、外形筒状の移
動部材7と、移動部材7の延伸する軸方向に延びる長尺
な駆動腕8とによって構成されたものである。この駆動
腕8には、先端側を鉤状に屈曲した形状の長穴9が形成
され、この長穴9の鉤状に屈曲した屈曲部10に、前記
背ボトム1に突設した連動部材5の横軸11を係止させ
ることで、起動部3と背ボトム1とを背上げ可能に連結
した構成となっている。
【0008】そして、前記連動部材5における横軸11
と起動部3を構成する移動部材7との間に、緩衝的に伸
縮する緩衝的伸縮手段であるダンパー12を介在させ、
背上げ時に、起動部3における駆動腕8の長穴9先端の
屈曲部10と背ボトム1における連動部材5との係合状
態を外すようにした操作手段13が設けられ、操作手段
13を操作することで、起動部3における駆動腕8と背
ボトム1との動力的な連結状態を解き、ダンパー12の
作用下に、背ボトム1をフラットな状態に復帰させるよ
うにしている。前記操作手段13は、駆動側クランク部
14と従動側クランク部15とを有し、駆動側クランク
部14先端には背ボトム1の傍らに沿うように操作レバ
ー16が設けられ、従動側クランク部15は、背ボトム
1における連動部材5に回動自在に取り付けられると共
に、前記起動部3における駆動腕8に当接している。
【0009】前記ダンパー12は、起動部3における移
動部材7に取り付けたシリンダ17と、シリンダ17内
にオイルを封入してかかるオイルの作用により、シリン
ダ17から緩衝的に伸縮作動するロッド18とを有し、
ロッド18先端を連動部材5における横軸11に装着し
ている。
【0010】本発明にかかる緊急解除手段を備えたベッ
ドにおける床部起伏機構は以上のように構成されるもの
であり、次にその作用を説明する。床部起伏機構2のモ
ータを起動してねじシャフト6を回転させ、移動部材7
と共に駆動腕8を軸方向に伸長移動させると、背ボトム
1における連動部材5の横軸11が、駆動腕8の長穴9
先端の屈曲部10に係合しているので、背ボトム1は、
次第に起床していく(図2参照)。その際、背ボトム1
を起床させている最中に、故障や停電となると、床部起
伏機構2は停止し、背ボトム1はそのままの状態に保持
された状態となる。ここで、操作手段13における操作
レバー16を引き上げるように操作すると(図3参
照)、駆動側クランク部14は、図中、反時計回りに変
位し、従動側クランク部15は、背ボトム1の連動部材
5における取り付け箇所を中心として時計回りに変位す
るので、従動側クランク部15に当接している駆動腕8
は、上方に押し上げられ、この結果、駆動腕8の長穴9
先端の屈曲部10から背ボトム1の連動部材5の横軸1
1が外れ、背ボトム1は起動部3による拘束状態が解か
れ、ダンパー12の緩衝作用によって、適度な抑えられ
た速度で、フラットな状態に復帰することができる(図
4参照)。なお、背ボトム1が倒伏復帰した後に、故障
がなおったり、停電が復旧したら、床部起伏機構2を逆
転起動して起動部3の移動部材7を退動させて、起動部
3における駆動腕8の長穴9先端の屈曲部10と背ボト
ム1における連動部材5とを係合させることにより、再
び背ボトム1を背上げ駆動させることができる状態とな
る。
【0011】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、緊急時や
非常時において、従来のような面倒な操作をすることな
く背ボトムを速やかに適度に抑えた速度で水平状態に倒
伏させることができるので、使い勝手が大いに向上す
る。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる緊急解除手段を備えたベッドに
おける床部起伏機構の一実施例を示す外観斜視説明図で
ある。
【図2】図1に示す床部起伏機構の緊急解除手段の要部
側面説明図である。
【図3】図2に示す緊急解除手段における操作手段の作
用を説明する要部拡大斜視説明図である。
【図4】緊急解除手段を操作して、背ボトムを倒伏させ
るところを示す側面説明図である。
【符号の説明】
1 背ボトム 2 床部起伏機構 3 起動部 4 フレーム 5 連動部材 6 ねじシャフト 7 移動部材 8 駆動腕 9 長穴 10 屈曲部 11 横軸 12 ダンパー 13 操作手段 14 駆動側クランク部 15 従動側クランク部 16 操作レバー 17 シリンダ 18 ロッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部起伏機構を備えたベッドにおい
    て、床部起伏機構は、モータと、モータによって伸縮駆
    動する起動部とを具備し、起動部に、フレームに起伏可
    能に取り付けられた背ボトムを連結し、前記起動部は、
    軸方向に延在する長尺な駆動腕を有し、この駆動腕に軸
    方向に指向する長穴を設け、長穴の駆動腕先端側に位置
    する箇所を穴形状が鉤状に屈曲する屈曲部とし、この長
    穴の屈曲部に、背ボトムに突設した連動部材を係止する
    ようにする一方、前記連動部材と起動部との間に、緩衝
    的に伸縮する緩衝的伸縮手段を介在させ、背上げ時に、
    起動部における駆動腕の長穴先端の屈曲部と背ボトムに
    おける連動部材との係合状態を外して、緩衝的伸縮手段
    の作用下に背ボトムをフラットな状態に復帰させるよう
    にした操作手段を設けたことを特徴とする緊急解除手段
    を備えたベッドにおける床部起伏機構。
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