JP2529432Y2 - 光ピックアップ装置のハーフミラー取付装置 - Google Patents

光ピックアップ装置のハーフミラー取付装置

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JP2529432Y2
JP2529432Y2 JP7046291U JP7046291U JP2529432Y2 JP 2529432 Y2 JP2529432 Y2 JP 2529432Y2 JP 7046291 U JP7046291 U JP 7046291U JP 7046291 U JP7046291 U JP 7046291U JP 2529432 Y2 JP2529432 Y2 JP 2529432Y2
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half mirror
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optical
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optical block
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JP7046291U
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千佳士 吉永
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光路を分割する為にハ
ーフミラーを用いた光ピックアップ装置において、前記
ハーフミラーを光学ブロックベースに取付けるハーフミ
ラー取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク等の信号記録媒体の信号面に光
ビームを照射し、光学的に信号を読み取る、あるいは書
き込む為の光ピックアップ装置は、信号記憶媒体の信号
面上の光スポットのフォーカシング制御及びトラッキン
グ制御を行うべく対物レンズを前記信号面と直交する方
向及び信号トラックと直交する方向の2軸方向に駆動す
る為の対物レンズ駆動機構と、光源(多くはレーザーダ
イオード)からの光ビームを信号記録媒体の信号面に導
く光路、及び前記信号面により反射された光ビームを、
受光される光ビームに含まれる情報を検出する為の光検
出器に導く光路を形成する為に、対物レンズを除く各種
光学部品が組み込まれる光学ブロックベースとから構成
されている。
【0003】前記光ピックアップ装置としては、光源か
ら出射される光ビームの光軸に対して45°傾けられた
透明の平行平面板よりなるハーフミラーを用いて光路を
分割するとともに、信号記録媒体の信号面上の光スポッ
トのフォーカシング制御を行う為の非点収差を光ビーム
に発生させる様に成されたものが知られている。
【0004】ところで、ハーフミラーは、光学ブロック
ベースに組み込まれるが、従来、ハーフミラーの光学ブ
ロックベースへの取付けは、例えば実開昭63−134
18号公報に示される如く、一方側を光学ブロックベー
スに固定した金属板より成る取付板を撓ませることで該
取付板の他方側に付勢力を発生し、その他方側により前
記ハーフミラーの一方の面を押圧し、該ハーフミラーを
光学ブロックベースに形成された壁面に押し付けること
により行っていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前述した如く、従来に
おいて、ハーフミラーは、一方側のみが光学ブロックベ
ースに固定される取付板を用いて光学ブロックベースに
取付けられていたので、組立て時や衝撃等により該取付
板の固定位置がズレる危惧があり、ハーフミラーを所定
位置に安定して取付けておく信頼性に問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の点に鑑
みて成されたもので、光学ブロックベースの一部であ
り、ハーフミラーの取付位置に隣接して設けられた肉厚
の厚い厚肉部と、該厚肉部との肉厚差により前記ハーフ
ミラーを配置する空間を形成するべく前記光学ブロック
ベースに肉厚が薄く成された薄肉部と、前記厚肉部及び
薄肉部の上面にそれぞれ設けられた突起と、前記厚肉部
及び薄肉部の肉厚差に応じて階段状に折曲された形状に
成されているとともに、前記ハーフミラーを前記厚肉部
と薄肉部とにより形成される壁面に押さえ付ける為の押
さえ板とを有し、該押さえ板に前記各突起がそれぞれ嵌
合される孔を形成するとともに、該各孔にそれぞれ前記
各突起を嵌合し、前記押さえ板を係止した際に、前記ハ
ーフミラーを前記壁面に押さえ付ける為の押圧部を前記
押さえ板に設けている。
【0007】
【作用】本考案は、光学ブロックベースに厚肉部と薄肉
部とを形成し、ハーフミラーの一方の面を前記厚肉部及
び薄肉部の肉厚差により形成される壁面に当接出来るよ
うにするとともに、前記ハーフミラーを押さえ付ける為
の押さえ板を前記厚肉部及び薄肉部の肉厚差に応じて階
段状に折曲した形状に成し、かつ前記厚肉部及び薄肉部
の上面にそれぞれ突起を設け、前記押さえ板にそれぞれ
前記各突起が嵌合される孔を形成し、前記押さえ板を前
記ハーフミラーの各面側でそれぞれ固定するようにした
ものである。
【0008】
【実施例】次に図面を用いて実施例を説明する。図1、
図2及び図3は、いずれも本考案の一実施例を示すもの
で、それぞれ平面図、正面図及び側面からの部分断面図
であり、図4はそれらの図に示されたハーフミラー取付
装置が設けられる光ピックアップ装置を示す一部透視平
面図である。
【0009】まず、図4を用いて光ピックアップ装置の
全体的な構成を説明する。
【0010】光ピックアップ装置の各種光学素子(後に
詳述する)が組み込まれる光学ブロックベースは、ア
ルミダイキャストにより構成され、互いに平行に配設さ
れたガイドシャフト2,3によりディスク等の信号記録
媒体のトラッキング方向に移動可能に成されている。
【0011】前記光学ブロックベースには、対物レン
ズ4が装着され、かつフォーカシングコイル(図示せ
ず)及びトラッキングコイル5が取付けられているとと
もに、複数本のワイヤー6により変位可能に支持されて
いるレンズホルダー7と、該レンズホルダー7を挾んで
同一の磁極面が対向して配置されている一対の永久磁石
8,9、及び該一対の永久磁石8,9の対向面側でない
磁極面が付設され、前記レンズホルダー7を包囲するべ
く形成されたヨーク10から構成される磁気回路とから
成る対物レンズ駆動機構11が取付けられており、該対
物レンズ駆動機構11によりフォーカシングコイル及び
トラッキングコイル5に流す制御電流に応じて対物レン
ズ4をフォーカシング方向及びトラッキング方向に駆動
することが出来る。
【0012】一方、光学ブロックベースには、光ビー
ム(レーザー光)を発生する光源となるレーザーダイオ
ード12と、該レーザーダイオード12から発生される
光ビームを回析する回析格子13と、該回析格子13を
通過した光ビームの光路を分割する為及びフォーカス制
御に利用する非点収差を発生させる為の平行平板より成
るハーフミラー14と、該ハーフミラー14により反射
された光ビームの光軸を直角に反射して光ビームを対物
レンズ4に入射させる為のミラー15と、信号記録媒体
の信号面により反射され、変調されるとともに、前記ハ
ーフミラー14を透過した光ビームが受光される光検出
素子16とが取付けられている。
【0013】ところで、光学ブロックベースには、図
3に示す如く、ハーフミラー14の取付位置に隣接する
部分に肉厚の厚い厚肉部17が形成され、該厚肉部17
との肉厚差により前記ハーフミラー14を配置する空間
を形成するべく肉厚の薄い薄肉部18が形成されてい
る。そして、前記ハーフミラー14は、押さえ板19に
より一方の面から押圧され、他方の面が前記厚肉部17
及び薄肉部18の肉厚差により形成される壁面に当接配
置される。
【0014】また、光学ブロックベースには、厚肉部
17及び薄肉部18の上面にそれぞれドーム状の突起2
0及び21が一体的に形成されている。
【0015】ここで、本考案の主要部分である押さえ板
19に付いて詳細に説明する。
【0016】押さえ板19は、プレス加工により形成さ
れ、図5に示す如く、金属板(例えばステンレス板)を
切り抜き、その金属板を破線部分で折曲することにより
形成される。このようにして形成された押さえ板19
は、厚肉部17及び薄肉部18の肉厚差に応じて階段状
に成されている。また、押さえ板19には、ハーフミラ
ー14との対向面側が半球状に突出される突起22と、
ハーフミラー14を一方の面側から押圧する為の第1舌
片23と、ハーフミラー14を上方から押圧する為の第
2舌片24とが形成されている。また、押さえ板19に
は、厚肉部17の突起20及び薄肉部18の突起21に
それぞれ対応して孔25及び26が形成されており、該
孔25の中心に向って爪27が突出され、前記孔26の
中心に向って爪28が突出されている。
【0017】次に前述の如く構成された押さえ板19に
よりハーフミラー14を取付ける方法に付いて説明す
る。
【0018】まず、ハーフミラー14の一方の面を光学
ブロックベースの厚肉部17及び薄肉部18の肉厚差
により形成される壁面に当接させて前記ハーフミラー1
4を所定位置に配置する。そして、押さえ板19を上方
から光学ブロックベースの所定位置に取付ける。この
場合、押さえ板19の各孔25及び26には、それぞれ
孔の中心に向って爪27または28が形成されており、
それらの爪27または28がそれぞれ対応する突起20
または21に当接するように成されているので、前記押
さえ板19を上方から押圧することにより前記爪27及
び28が撓んで前記各孔25及び26に対応する前記突
起20及び21が嵌合される。その後、それらの嵌合部
分に接着剤を付けると、押さえ板19が光学ブロックベ
ースに固定され、ハーフミラー14の取付けが完了す
る。
【0019】押さえ板19を光学ブロックベースに固
定した状態において、ハーフミラー14は、押さえ板1
9の階段状の垂直面と光学ブロックベースの壁面との
間に挾まれて配置される。そして、前記垂直面には、突
起22が形成されており、また、前記垂直面は弾性を有
する為、ハーフミラー14は前記突起22により一方の
面側から押圧される。また、押さえ板19には、図3に
示す如く、バネ性を備えるべくくの字状に折曲された第
1舌片23がハーフミラー14の一方の面側に当接され
る為、該ハーフミラー14は一方の面側から押圧され
る。その為、前記ハーフミラー14は、他方の面が光学
ブロックベースの壁面に密着されて支持される。
【0020】一方、押さえ板19には、バネ性を備える
べく鋭角に折り返された第2舌片24が設けられてお
り、該第2舌片24によりハーフミラー14は上方から
押圧される。その為、前記ハーフミラー14は、下面が
光学ブロックベースの薄肉部18の上面に密着されて
支持される。
【0021】したがって、ハーフミラー14は、光学ブ
ロックベースの壁面及び薄肉部18の上面により位置
決めが行われ、設定どおりの配置を容易に行うことが出
来る。
【0022】また、押さえ板19は、ハーフミラー14
の各面側でそれぞれ固定されているので、突起22及び
第2舌片24によるハーフミラー14の押圧が確実に行
うことが出来る。
【0023】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案に依れば、光学
ブロックベースに突起を形成するとともに、押さえ板に
該突起が嵌合される孔を形成しているので、前記押さえ
板の光学ブロックベースへの取付けが簡単であり、ハー
フミラーの取付けが容易であるとともに、押さえ板をハ
ーフミラーの各面側でそれぞれ固定するように構成して
いるので、前記押さえ板の固定位置がズレることがなく
なり、ハーフミラーを所定位置に確実に取付けておくこ
とが出来る光ピックアップ装置のハーフミラー取付装置
が提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光ピックアップ装置のハーフミラ
ー取付装置の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の部分断面図である。
【図4】図1のハーフミラー取付装置が設けられる光ピ
ックアップ装置を示す一部透視平面図である。
【図5】本考案の主要部品となる押さえ板を形成する為
の金属板の形状を示す平面図である。
【符号の説明】 光学ブロックベース 14 ハーフミラー 17 厚肉部 18 薄肉部 19 押さえ板 20,21 光学ブロックベースの突起 22 押さえ板19の突起(押圧部) 23 第1舌片 24 第2舌片 25,26 押さえ板19の孔 27,28 爪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーフミラーを含む各種光学部品が組み
    込まれるとともに、光源からの光ビームを信号記録媒体
    の信号面に導く光路用空間及び信号記録媒体の信号面に
    より反射された光ビームを光検出器に導く光路用空間が
    形成された光学ブロックベースを備える光ピックアップ
    装置において、該光学ブロックベースの一部であり、前
    記ハーフミラーの取付位置に隣接して設けられた肉厚の
    厚い厚肉部と、該厚肉部との肉厚差により前記ハーフミ
    ラーを配置する空間を形成するべく前記光学ブロックベ
    ースに肉厚が薄く成された薄肉部と、前記厚肉部及び薄
    肉部の上面にそれぞれ設けられた突起と、前記厚肉部及
    び薄肉部の肉厚差に応じて階段状に折曲された形状に成
    されているとともに、前記ハーフミラーを前記厚肉部と
    薄肉部とにより形成される壁面に押さえ付ける為の押さ
    え板とを有し、該押さえ板に前記各突起がそれぞれ嵌合
    される孔を形成するとともに、該各孔にそれぞれ前記各
    突起を嵌合し、前記押さえ板を係止した際に、前記ハー
    フミラーを前記壁面に押さえ付ける為の押圧部を前記押
    さえ板に設けたことを特徴とする光ピックアップ装置の
    ハーフミラー取付装置。
JP7046291U 1991-09-03 1991-09-03 光ピックアップ装置のハーフミラー取付装置 Expired - Lifetime JP2529432Y2 (ja)

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JPH0527825U JPH0527825U (ja) 1993-04-09
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