JP2529224Y2 - 空缶圧壊器具 - Google Patents
空缶圧壊器具Info
- Publication number
- JP2529224Y2 JP2529224Y2 JP1991069453U JP6945391U JP2529224Y2 JP 2529224 Y2 JP2529224 Y2 JP 2529224Y2 JP 1991069453 U JP1991069453 U JP 1991069453U JP 6945391 U JP6945391 U JP 6945391U JP 2529224 Y2 JP2529224 Y2 JP 2529224Y2
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- JP
- Japan
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- empty
- rope
- ball
- supports
- support
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、空缶をつぶす器具に
関するもので、大掛りの設備を必要とすることなく缶の
容積を効率的に縮小して廃棄することができる器具に関
するものである。
関するもので、大掛りの設備を必要とすることなく缶の
容積を効率的に縮小して廃棄することができる器具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ジュース、サイダー、コーラ等種々のも
のが容器に入れられて店頭や販売機で売られている。購
入した人は、中味を飲んだ後近くのゴミ箱や缶捨箱に捨
てるが、金属製の缶ではつぶすのが容易でなくほとんど
そのまま捨てられている。
のが容器に入れられて店頭や販売機で売られている。購
入した人は、中味を飲んだ後近くのゴミ箱や缶捨箱に捨
てるが、金属製の缶ではつぶすのが容易でなくほとんど
そのまま捨てられている。
【0003】したがって、家庭内においてもゴミ箱等は
すぐに一杯になるし、町で分別して集積する場合にも容
積だけ大きく、まるで空気を運搬するようであった。
すぐに一杯になるし、町で分別して集積する場合にも容
積だけ大きく、まるで空気を運搬するようであった。
【0004】そこで、大量の空缶が集まるような空缶回
収の最終工程に近いところでは、空缶圧壊機なる大掛り
な機械を設置しているところもある。しかしながら、こ
の種の機械はどこにでも置けるものではなく、家庭内で
はその廃棄に苦労していた。例えば、旅行や山登り等で
空缶を捨場まで持ち帰るなどというとき、嵩ばらないよ
うに飲んだ後に踏み付けてつぶしていた。しかし、図5
のように大きく2つ折に不規則な形状になるのが一般的
で容積が幾分小さくはなるものの、重ねるなど揃えられ
るようでないため、持ち運びに十分でなく、つぶすなど
ということもあまりされず、捨てるところまで大きなま
ま持ち運んでいた。
収の最終工程に近いところでは、空缶圧壊機なる大掛り
な機械を設置しているところもある。しかしながら、こ
の種の機械はどこにでも置けるものではなく、家庭内で
はその廃棄に苦労していた。例えば、旅行や山登り等で
空缶を捨場まで持ち帰るなどというとき、嵩ばらないよ
うに飲んだ後に踏み付けてつぶしていた。しかし、図5
のように大きく2つ折に不規則な形状になるのが一般的
で容積が幾分小さくはなるものの、重ねるなど揃えられ
るようでないため、持ち運びに十分でなく、つぶすなど
ということもあまりされず、捨てるところまで大きなま
ま持ち運んでいた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこでこの考案は、座
屈開始の起点を作り、一定の綺麗なつぶれをさせる簡単
な装置で、空缶にした一人一人が、その場で簡単に空缶
を整然と効率よくつぶすことによって自分が捨場まで持
ち運びを良くし、その後の集積効率を良好にすることが
できる空缶圧壊器具を提供することを目的としている。
屈開始の起点を作り、一定の綺麗なつぶれをさせる簡単
な装置で、空缶にした一人一人が、その場で簡単に空缶
を整然と効率よくつぶすことによって自分が捨場まで持
ち運びを良くし、その後の集積効率を良好にすることが
できる空缶圧壊器具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この考案の空缶圧壊器具は、筒状を呈した空缶の上
面および下面をそれぞれ支持する上支持体と下支持体と
を有し、前記上支持体と前記下支持体とを前記空缶の背
丈よりも幾分大きな距離に対向して置くことが可能に前
記両支持体を少なくとも2本のロープで連結し、該それ
ぞれのロープには少なくとも1個の玉を配置し、前記上
支持体及び前記下支持体を互いに逆方向に回し、前記ロ
−プを前記空缶の側面に絡めて絞り上げるようにしたこ
とを特徴としている。
め、この考案の空缶圧壊器具は、筒状を呈した空缶の上
面および下面をそれぞれ支持する上支持体と下支持体と
を有し、前記上支持体と前記下支持体とを前記空缶の背
丈よりも幾分大きな距離に対向して置くことが可能に前
記両支持体を少なくとも2本のロープで連結し、該それ
ぞれのロープには少なくとも1個の玉を配置し、前記上
支持体及び前記下支持体を互いに逆方向に回し、前記ロ
−プを前記空缶の側面に絡めて絞り上げるようにしたこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】上支持体と下支持体との間に空缶を挟み、両支
持体を反対側に回転することにより、両支持体間を連結
しているロープが空缶に接するようになり、ロープにつ
けた玉が缶壁をロープのからまる斜め方向に側方から絞
り上げ押しつぶし、つぶれ初めのくせをつけ所望のつぶ
れをさせるとともに、空缶の上下方向が規則的に綺麗に
つぶれる。
持体を反対側に回転することにより、両支持体間を連結
しているロープが空缶に接するようになり、ロープにつ
けた玉が缶壁をロープのからまる斜め方向に側方から絞
り上げ押しつぶし、つぶれ初めのくせをつけ所望のつぶ
れをさせるとともに、空缶の上下方向が規則的に綺麗に
つぶれる。
【0008】
【実施例】次に、この考案を図面に基づいて説明する。
【0009】図1〜図4はこの考案の一実施例に係るも
のである。図中、1は上支持体で、下支持体2と対向し
て置かれ両支持体1,2間の距離はつぶす空缶、例えば
飲料用の350ml程度の円筒、角筒等筒状の空缶Cの背丈
よりも幾分大きくとってある。この両支持体1,2は木
あるいは樹脂(PP, ABS等)製で、空缶Cの上面および下
面をそれぞれ支持するようにされている。両支持体1,
2のそれぞれには、この例では4箇所の突条部1a,2aが
設けられ、また対向面側には浅い缶据置凹所1b,2bが設
けられている。この突条部1a,2aは、手で回転させる際
の指の掛りになるもので適宜間隔に設けられる。
のである。図中、1は上支持体で、下支持体2と対向し
て置かれ両支持体1,2間の距離はつぶす空缶、例えば
飲料用の350ml程度の円筒、角筒等筒状の空缶Cの背丈
よりも幾分大きくとってある。この両支持体1,2は木
あるいは樹脂(PP, ABS等)製で、空缶Cの上面および下
面をそれぞれ支持するようにされている。両支持体1,
2のそれぞれには、この例では4箇所の突条部1a,2aが
設けられ、また対向面側には浅い缶据置凹所1b,2bが設
けられている。この突条部1a,2aは、手で回転させる際
の指の掛りになるもので適宜間隔に設けられる。
【0010】上下支持体1,2間は少なくとも2本のロ
ープ、ここでは各突条部1a,2a間を4本のロープ3で連
結されている。ここでロープ3は、綿、麻、鋼などのそ
の素材を問わないことは勿論、鎖、線など形状的なもの
も包含するものである。このロープ3には少なくとも1
個の玉4が配置されており、玉4は缶壁を凹ますための
ものである。したがって、玉4は木や金属等比較的硬い
ものが適しており、紡錘体形、円柱状形でロープ3に通
されている。多数の玉4が数珠のようにされていてもよ
く、1個でもよい。1個の場合には各ロープ3の中央よ
り一方の側に片寄って固定されている。さらに、ロープ
3と玉4とは一体に成形されたものでもよい。
ープ、ここでは各突条部1a,2a間を4本のロープ3で連
結されている。ここでロープ3は、綿、麻、鋼などのそ
の素材を問わないことは勿論、鎖、線など形状的なもの
も包含するものである。このロープ3には少なくとも1
個の玉4が配置されており、玉4は缶壁を凹ますための
ものである。したがって、玉4は木や金属等比較的硬い
ものが適しており、紡錘体形、円柱状形でロープ3に通
されている。多数の玉4が数珠のようにされていてもよ
く、1個でもよい。1個の場合には各ロープ3の中央よ
り一方の側に片寄って固定されている。さらに、ロープ
3と玉4とは一体に成形されたものでもよい。
【0011】なお、ロープ3はなるべく伸びの少ないも
のを選択することにより効率よく凹ますことができる
し、玉4を用いることにより初めに凹む位置(座屈開始
の起点)が確実にでき、しかも弱い力で缶壁に対して凹
みを作ることができる。また、玉の位置を各ロープ3の
中央より一方の側に片寄って固定されているため、空缶
Cの背丈の中央より片側に凹みを作ることにより、片側
から順次綺麗につぶすことができる。
のを選択することにより効率よく凹ますことができる
し、玉4を用いることにより初めに凹む位置(座屈開始
の起点)が確実にでき、しかも弱い力で缶壁に対して凹
みを作ることができる。また、玉の位置を各ロープ3の
中央より一方の側に片寄って固定されているため、空缶
Cの背丈の中央より片側に凹みを作ることにより、片側
から順次綺麗につぶすことができる。
【0012】この考案の空缶圧壊器具の使用方法を説明
する。まず、ポケットなどに携行していた器具を取り出
し、図1の様に吊るし、その状態の器具の上支持体1と
下支持体2との中に空缶Cを缶据置凹所1b,2bに嵌めて
納める。
する。まず、ポケットなどに携行していた器具を取り出
し、図1の様に吊るし、その状態の器具の上支持体1と
下支持体2との中に空缶Cを缶据置凹所1b,2bに嵌めて
納める。
【0013】次に図2の如く上下支持体1,2を逆方向
に回転すると、上下支持体1,2は空缶Cの両端と密着
し、さらに上下支持体1,2を連結しているロープ3が
斜めに張られ、空缶の側面に絡んで絞り上げることによ
り、玉4が缶壁を凹まして空缶Cのつぶれ、すなわち、
座屈の形状のクセをつけている。
に回転すると、上下支持体1,2は空缶Cの両端と密着
し、さらに上下支持体1,2を連結しているロープ3が
斜めに張られ、空缶の側面に絡んで絞り上げることによ
り、玉4が缶壁を凹まして空缶Cのつぶれ、すなわち、
座屈の形状のクセをつけている。
【0014】さらに、回転すると上下支持体1,2は空
缶Cを背丈方向に圧縮し、玉4とロープ3はそのつぶれ
を助長するとともに、つぶれ線の方向付けを果たす。
缶Cを背丈方向に圧縮し、玉4とロープ3はそのつぶれ
を助長するとともに、つぶれ線の方向付けを果たす。
【0015】図3は手で上下支持体1,2を互に逆回転
させて、つぶした状態から、反対に回転させ、ロープ3
が空缶Cにからんでいたのをゆるめた状態である。この
状態で空缶Cを取り出しても、ほぼつぶれ線(座屈線)
は大きく入っており、横方向の膨らみもなく空缶Cの容
積は小さくなっている。さらに、小さくするには、前記
上支持体1と下支持体2に挟んだ状態で上下から抑えつ
けることもでき、また空缶Cを取り出した後、空缶Cの
上下が平行になっていて、空缶Cが直立する状態である
から、地面や硬い平坦なところに置いて、靴などで踏み
つけると簡単に図4のように綺麗に小さくなる。
させて、つぶした状態から、反対に回転させ、ロープ3
が空缶Cにからんでいたのをゆるめた状態である。この
状態で空缶Cを取り出しても、ほぼつぶれ線(座屈線)
は大きく入っており、横方向の膨らみもなく空缶Cの容
積は小さくなっている。さらに、小さくするには、前記
上支持体1と下支持体2に挟んだ状態で上下から抑えつ
けることもでき、また空缶Cを取り出した後、空缶Cの
上下が平行になっていて、空缶Cが直立する状態である
から、地面や硬い平坦なところに置いて、靴などで踏み
つけると簡単に図4のように綺麗に小さくなる。
【0016】
【考案の効果】したがって、この請求項1の考案によれ
ば、小さく邪魔にならないので、外でも家庭内でも簡単
な器具を使い、動力を必要とせず手で座屈開始の起点を
作り、空缶を小さく綺麗に効率よくつぶすことができ
る。小さくなった空缶をポケットや手荷物の中に簡単に
納めて捨場まで携行することが容易にできる。また集積
も容積をとらず集積効率を上げることができる。空缶の
ポイ捨ては少なくなり、住宅、商業地区などに限らず観
光地などでも環境美化が図れるとともに環境破壊もなく
なる。請求項2の考案は、缶の側壁の座屈開始起点凹所
がより小さな力で作り易い。請求項3の考案は、片側よ
りから順次綺麗につぶれていく。
ば、小さく邪魔にならないので、外でも家庭内でも簡単
な器具を使い、動力を必要とせず手で座屈開始の起点を
作り、空缶を小さく綺麗に効率よくつぶすことができ
る。小さくなった空缶をポケットや手荷物の中に簡単に
納めて捨場まで携行することが容易にできる。また集積
も容積をとらず集積効率を上げることができる。空缶の
ポイ捨ては少なくなり、住宅、商業地区などに限らず観
光地などでも環境美化が図れるとともに環境破壊もなく
なる。請求項2の考案は、缶の側壁の座屈開始起点凹所
がより小さな力で作り易い。請求項3の考案は、片側よ
りから順次綺麗につぶれていく。
【図1】 空缶圧壊器具の全体斜視図である。
【図2】 空缶に座屈開始位置を印した状態の図であ
る。
る。
【図3】 手での圧壊が終了してロープ3をゆるめた状
態図である。
態図である。
【図4】 この考案の器具でつぶした空缶をさらに空缶
の背丈方向からの力でより押しつぶしをした状態図であ
る。
の背丈方向からの力でより押しつぶしをした状態図であ
る。
【図5】 従来から行なわれている空缶を直接足で踏み
つぶしたときの状態図である。
つぶしたときの状態図である。
1 上支持体 2 下支持体 3 ロープ 4 玉 C 空缶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−128995(JP,U) 実開 昭63−189497(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】筒状を呈した空缶の上面および下面をそれ
ぞれ支持する上支持体と下支持体とを有し、前記上支持
体と前記下支持体とを前記空缶の背丈よりも幾分大きな
距離に対向して置くことが可能に、前記両支持体を少な
くとも2本のロープで連結し、該それぞれのロープには
少なくとも1個の玉を配置し、前記上支持体及び前記下
支持体を互いに逆方向に回し、前記ロ−プを前記空缶の
側面に絡めて絞り上げるようにしたことを特徴とする空
缶圧壊器具。 - 【請求項2】玉は紡錘体形でロープに通されていること
を特徴とする請求項1記載の空缶圧壊器具。 - 【請求項3】玉が各ロープに1個で前記各ロープの中央
より一方の側に片寄って固定されていることを特徴とす
る請求項2記載の空缶圧壊器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991069453U JP2529224Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 空缶圧壊器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991069453U JP2529224Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 空缶圧壊器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524193U JPH0524193U (ja) | 1993-03-30 |
JP2529224Y2 true JP2529224Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=13403083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991069453U Expired - Lifetime JP2529224Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 空缶圧壊器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529224Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4504460B1 (ja) * | 2010-01-25 | 2010-07-14 | 勝之 田中 | 空き缶圧縮器具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63189497U (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-06 | ||
JPH01128995U (ja) * | 1988-02-27 | 1989-09-01 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP1991069453U patent/JP2529224Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0524193U (ja) | 1993-03-30 |
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