JP2529123Y2 - 微粉体気密包装用脱気装置 - Google Patents

微粉体気密包装用脱気装置

Info

Publication number
JP2529123Y2
JP2529123Y2 JP8264390U JP8264390U JP2529123Y2 JP 2529123 Y2 JP2529123 Y2 JP 2529123Y2 JP 8264390 U JP8264390 U JP 8264390U JP 8264390 U JP8264390 U JP 8264390U JP 2529123 Y2 JP2529123 Y2 JP 2529123Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
powder
degassing
deaeration
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8264390U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0441803U (ja
Inventor
龍輔 瀬高
浩 丸井
Original Assignee
日本セメント株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本セメント株式会社 filed Critical 日本セメント株式会社
Priority to JP8264390U priority Critical patent/JP2529123Y2/ja
Publication of JPH0441803U publication Critical patent/JPH0441803U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529123Y2 publication Critical patent/JP2529123Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vacuum Packaging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は微粉体を気密性袋に充填して密封包装する際
に、微粉体内の空気を抜くための微粉体気密包装用脱気
装置に関する。
(従来の技術) 一般急結セメント等の粉体を気密性袋内に密封包装す
る場合、包装後の袋内に空気が残っていると、袋を多数
重ねた際にその荷重によって破裂するという問題があ
り、このため、この種の粉体の密封包装に際しては袋に
充填した粉体内の脱気が必要である。
この種の従来の脱気装置は、第6図,第7図に示すよ
うに粉体投入ダクト1の下端に袋2をクランプ3,4にて
セットし、該ダクト1より粉体aを投入する際に袋2の
粉体a内に脱気管5を挿入し、この脱気管5の下端より
空気を吸引させて脱気されるようにしたものが知られて
いる。
この脱気管5の先端には、第8図に示すように筒状の
フィルター6が取り付けられ、これにより粉体aを濾過
して空気のみを吸引するようにしており、このフィルタ
ー6には従来多孔質の硬質合成樹脂材が使用され、これ
を止めねじ7により着脱自在に取り付けている。
(考案が解決しようとする課題) 上述の如き従来の脱気装置は、フィルターに多孔質合
成樹脂材を使用しているため、フィルターの空隙内に一
旦入り込んだ微細粒子は、容易に脱落せず、短時間で目
詰りしてしまい使用不能になるという問題があり、この
為、フィルター取り換え頻度が高く、包袋装機の作業効
率が低下するとともに経費も多く要するという問題があ
った。
本考案は、このような従来の問題にかんがみ、フィル
ターの目詰りが少なく、フィルターの取り換えなくして
長時間の使用が可能な微粉体気密包装用脱気装置の提供
を目的としたものである。
(課題を解決するための手段) 上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成す
るための本考案の特徴は、気密性包装袋内に投入された
微粉体内に該包装袋の開口部より出入自在な脱気管を有
し、該脱気管の先端に吸気を濾過するフィルターを備え
るとともに、前記脱気管に接続され、脱気のための吸気
と、脱気後に少量の空気を吐出させる噴気とを行わせる
加減圧手段とを備え、前記フィルター部分を前記粉体内
に埋没させた状態で吸気させ、脱気後に少量の空気を吐
出させた後に前記脱気管を抜き取るようにしてなる微粉
体気密包装用脱気装置において、前記脱気管の先端に、
筒状に適宜間隔を隔てて棒材を配置させて構成した篭体
を、該篭体内に前記脱気管の先端を連通させて取り付
け、該篭体の外周に有底筒状に成形したフィルターを取
り外し自在に被せ、かつ該フィルターは合成樹脂製不織
布からなるフィルター基材の外面に、微細通気孔を貫通
開口させた多孔質合成樹脂フィルムをコーティングして
なるフィルター材をもって成形していることにある。
(作用) この脱気装置は、微粉体の包装袋内への投入と同時も
しくは投入後に脱気管が包装袋内に挿入され、フィルタ
ーが投入された微粉体に没した状態で脱気管を通して吸
気し、粉体の粒子間の空気を排出させる。このとき、粉
体の微粒子はフィルター表面の多孔質合成樹脂フィルム
にてそのほとんどが濾過され、該フィルムにあけられた
微細貫通孔より、わずかな微粒子のみがフィルムを透過
し、その内側の不織布からなるフィルター基材内に捕捉
される。
また、脱気中は、フィルターは篭体の外面に吸い付け
られ、各棒体間位置でそれぞれ吸い込まれる側に湾曲さ
れる。
脱気管の抜き取りに際しては、吸引操作完了後抜き取
り前に少量の空気を噴射させる。これによって先の吸引
によって略塊状となってフィルター外面に吸着された粉
体とフィルター外面との間に空隙ができる。また、少量
の空気の噴射によって、フィルターは篭体から離れる側
に加圧され、棒体間に吸い込まれる側に湾曲していた部
分が逆の曲率に反転される。この反転時の振動によって
先の吸引工程の際にフィルター外面に目詰り状に付着し
た粉体が強制的にフィルターから離脱される。
(実施例) 次に本考案の実施れを第1図〜第5図について説明す
る。
第1図,第2図は脱気管の先端に取り付けたフィルタ
ー部分を示したものであり、図において5は中空筒状の
脱気管である。
脱気管5は従来と同様、第6図に示すように粉体投入
ダクト1の開口部から袋2内に挿入されるものであり、
その下端に篭体10が支持され、その篭体10の外側を袋状
をした有底筒状のフィルター11にて包み込んでいる。
篭体10は、上端部の支持金具12と下端金具13の周縁部
間に多数の棒材14,14……を、リング12a,13aを介して円
筒状配置に固定して構成されている。
支持金具12は円柱状をなしており、中心に貫通孔15が
開口され、その上端側に脱気管5の下端が螺嵌されてい
る。貫通孔15の下端側には先端金具13の背面側中心に固
着した中空軸16の先端が螺嵌されている。中空軸16は、
その周面に複数の通気孔17が開口され、これによって脱
気管5を篭体10内に連通させている。
フィルター11は有底の筒状をなしており、その上部開
口より下端金具13側を挿入し、篭体10の周囲を包み込
み、開口縁部をベルト21をもって支持金具12の外周に固
定している。なお、ベルト21は支持金具21の環状溝22内
に嵌まり込ませている。
フィルター11を構成しているフィルター材は第3図に
示すように合成樹脂製の細繊維を一定厚さに重ねて互い
に溶着させたフェルト状の不織布からなるフィルター基
材23の表面に多孔質合成樹脂フィルム24をラミネートし
たものを使用している。
多孔質合成樹脂フィルム24は、一例として多孔質フッ
化オレフィン重合体膜を使用する。貫通孔の直径は約3
μmのものを使用する。
脱気管5の上端は第1図に示すように電磁弁31,32を
介して減圧エア回路33と加圧エア回路34とがそれぞれ接
続されている。
減圧エア回路には真空タンク35と減圧ポンプ36が備え
られており、電磁弁31を開くことにより脱気管5内の空
気が吸引されるようになっている。
また、加圧エア回路34には、加圧タンク37と加圧ポン
プ38の他に電磁弁39と小空気溜40があり、電磁弁32を閉
じた状態で電磁弁39を開いて小空気溜40に加圧エアを充
填し、電磁弁39を閉じた状態で電磁弁32を開くことによ
り小空気溜40に溜められた少量の加圧空気が脱気管5内
に供給されるようになっている。
このように構成される脱気装置は、第6図,第7図に
示す従来例と同様に、粉体の袋内投入時に脱気管5を同
時に挿入し、フィルター11を粉体内に埋設させた状態で
減圧エア回路33側の電磁弁31を一定時間だけ開いて粉体
内の空気をフィルター11を通して吸引させる。このとき
フィルター11は第4図に示すように、棒材14,14間に引
き込まれて表面側が凹んで湾曲した状態となる。吸引完
了後、加圧エア回路34側の電磁弁32を開き、少量の加圧
エアを瞬間的に供給する。これによってフィルター11は
棒材14,14間に引き込まれていた部分が第5図に示すよ
うに膨らむ方向に反転され、これによって外面に付着し
ている粉体がフィルター外面から強制剥離され、フィル
ター11が引き抜き可能となる。次いで脱気管5を引き抜
き、1回の脱気工程を完了する。
(考案の効果) 上述したように本考案の微粉体気密包装用脱気装置
は、筒状フィルターを合成樹脂繊維製の不織布をフィル
ター基材とし、その表面に多孔質合成樹脂フィルムをコ
ーティングしたフィルム材をもって成形しているため、
フィルター表面にてほとんどの粉体が濾過され、わずか
にフィルター内に進入する微粉体粒子をフィルター基材
にて捕捉されることとなる。また、本考案によれば、棒
材を間隔を隔てて筒状に配置し、その外側を袋状のフィ
ルターにて覆っているため、脱気時の吸引操作の後の少
量空気噴射により曲率が反転することとなり、外面に付
着した微粉体が1回の動作毎に略完全に払い落とされる
こととなり、フィルターの目詰りが著しく少く、交換せ
ずに長時間にわたって使用することができることとな
り、微粉体の密封包装作業が能率良く、かつ経済的に行
われることとなったものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のフィルター取り付け構造を示
す縦断面図、第2図は第1図中のA−A線断面図、第3
図はフィルター材の部分拡大断面図、第4図,第5図は
フィルターの動作を示す断面図、第6図は従来装置の概
略を示す縦断面図、第7図は第6図中のB−B線断面
図、第8図は従来のフィルターの断面図である。 a……粉体、1……粉体投入ダクト、2……袋、3,4…
…クランプ、5…脱気管、10……篭体、、11……フィル
ター、12……支持金具、13……下端金具、14……棒材、
15……貫通孔、16……中空軸、17……通気孔、19,20…
…環状段部、21……ベルト、22……環状溝、23……フィ
ルター基材、24……多孔質合成樹脂フィルム、31,32,39
……電磁弁、33……減圧エア回路、34……加圧エア回
路、35……真空タンク、36……減圧ポンプ、37……加圧
タンク、38……加圧ポンプ、40……小空気溜。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気密性包装袋内に投入された微粉体内に該
    包装袋の開口部より出入自在な脱気管を有し、該脱気管
    の先端に吸気を濾過するフィルターを備えるとともに、
    前記脱気管に接続され、脱気のための吸気と、脱気後に
    少量の空気を吐出させる噴気とを行わせる加減圧手段と
    を備え、前記フィルター部分を前記粉体内に埋没させた
    状態で吸気させ、脱気後に少量の空気を吐出させた後に
    前記脱気管を抜き取るようにしてなる微粉体気密包装用
    脱気装置において、前記脱気管の先端に、筒状に適宜間
    隔を隔てて棒材を配置させて構成した篭体を、該篭体内
    に前記脱気管の先端を連通させて取り付け、該篭体の外
    周に有底筒状に成形したフィルターを取り外し自在に被
    せ、かつ該フィルターは合成樹脂製不織布からなるフィ
    ルター基材の外面に、微細通気孔を貫通開口させた多孔
    質合成樹脂フィルムをコーティングしてなるフィルター
    材をもって成形していることを特徴としてなる微粉体気
    密包装用脱気装置。
JP8264390U 1990-08-03 1990-08-03 微粉体気密包装用脱気装置 Expired - Lifetime JP2529123Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8264390U JP2529123Y2 (ja) 1990-08-03 1990-08-03 微粉体気密包装用脱気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8264390U JP2529123Y2 (ja) 1990-08-03 1990-08-03 微粉体気密包装用脱気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0441803U JPH0441803U (ja) 1992-04-09
JP2529123Y2 true JP2529123Y2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=31629643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8264390U Expired - Lifetime JP2529123Y2 (ja) 1990-08-03 1990-08-03 微粉体気密包装用脱気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2529123Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101901547B1 (ko) * 2018-01-24 2018-11-02 세원테크윈 주식회사 탈기필터 및 이를 구비한 탈기장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101901547B1 (ko) * 2018-01-24 2018-11-02 세원테크윈 주식회사 탈기필터 및 이를 구비한 탈기장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0441803U (ja) 1992-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0137439B1 (ko) 여과 농충장치 및 여과농축법
EP0881929A1 (en) An in-line blood filtration device
US7661538B1 (en) Disposable vacuum filtration funnel with integral prefilter
EP0331174A1 (en) Leukocyte separator and method of making the same
JP2001029458A (ja) 血液収集装置
JP2529123Y2 (ja) 微粉体気密包装用脱気装置
JP3123473U (ja) フイルターハウジング濾過装置
JP2549273B2 (ja) 粉体充填機の脱気装置
CN210655353U (zh) 一种吨袋投料装置
CN113750675B (zh) 一种袋滤器
JPH0554201U (ja) 微粉体気密包装用脱気管
JPH0890559A (ja) 樹脂成形材料の捕集装置
CN209334213U (zh) 一种粉料收集装置
JP5788664B2 (ja) 粉粒体排出方法およびその装置
CN217533367U (zh) 一种纳米粉体气室排空装置
CN218399551U (zh) 一种中药浸提包挤压过滤装置
JP3907916B2 (ja) 粉体充填装置
CN115556128A (zh) 一种基于多孔弹性物的通用夹持方法和装置
JPH0136566Y2 (ja)
JP3798435B2 (ja) トナー粉体充填方法
KR100942638B1 (ko) 수액패치 분말의 이물질 제거장치
CN216638226U (zh) 吸料设备
CN213285825U (zh) 一种改进的过滤漏斗
KR102532920B1 (ko) 역세척 도중 필터링이 가능한 집진 장치
CN220878028U (zh) 一种具有防水锤功能的过滤器

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term