JP2528523Y2 - パチンコ機の盤面操作具 - Google Patents
パチンコ機の盤面操作具Info
- Publication number
- JP2528523Y2 JP2528523Y2 JP1104791U JP1104791U JP2528523Y2 JP 2528523 Y2 JP2528523 Y2 JP 2528523Y2 JP 1104791 U JP1104791 U JP 1104791U JP 1104791 U JP1104791 U JP 1104791U JP 2528523 Y2 JP2528523 Y2 JP 2528523Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- holding member
- engaging rod
- housing
- engaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、パチンコ機の外枠に
設けられた玉抜き穴に挿入してパチンコ機内部に蓄えら
れているパチンコ玉(以下、裏玉という)を抜く等の、
パチンコ機を盤面側から操作するための盤面操作具に関
する。
設けられた玉抜き穴に挿入してパチンコ機内部に蓄えら
れているパチンコ玉(以下、裏玉という)を抜く等の、
パチンコ機を盤面側から操作するための盤面操作具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の盤面操作具は、ピアノ線
からなる係入棒に紐やリングを取付けたものであった。
パチンコ店の従業員は、この盤面操作具をポケットに入
れたりベルトに取付け腰からぶら下げたりして所持して
いた。しかしながら、このような盤面操作具では、ピア
ノ線からなる係入棒を剥き出しのまま所持するので、所
持している人が上体を折り曲げたときなどに係入棒で自
分の体を刺してしまったり、所持している人の揺動に伴
って係入棒が振り回され他の人を傷つけたりすることが
あり、極めて危険であった。そこで、本出願人は、この
係入棒をハウジングに出没自在に収納させることによ
り、安全に所持できることを可能にした盤面操作具を、
実願平1−92751号において提案している。
からなる係入棒に紐やリングを取付けたものであった。
パチンコ店の従業員は、この盤面操作具をポケットに入
れたりベルトに取付け腰からぶら下げたりして所持して
いた。しかしながら、このような盤面操作具では、ピア
ノ線からなる係入棒を剥き出しのまま所持するので、所
持している人が上体を折り曲げたときなどに係入棒で自
分の体を刺してしまったり、所持している人の揺動に伴
って係入棒が振り回され他の人を傷つけたりすることが
あり、極めて危険であった。そこで、本出願人は、この
係入棒をハウジングに出没自在に収納させることによ
り、安全に所持できることを可能にした盤面操作具を、
実願平1−92751号において提案している。
【0003】次に、この盤面操作具の使い方について説
明する。閉店時や打ち止め時などに裏玉をパチンコ機外
へ出すための係合部材が、パチンコ機の外枠の玉抜き穴
内に設けられている。この盤面操作具のハウジングから
係入棒を突出させて、係入棒を玉抜き穴へを差し込むこ
とにより係合部材を解除して裏玉を全部抜く。また、い
わゆるチューリップのパチンコ玉通過部分を係入棒で押
すことによって、チューリップを開閉させる。
明する。閉店時や打ち止め時などに裏玉をパチンコ機外
へ出すための係合部材が、パチンコ機の外枠の玉抜き穴
内に設けられている。この盤面操作具のハウジングから
係入棒を突出させて、係入棒を玉抜き穴へを差し込むこ
とにより係合部材を解除して裏玉を全部抜く。また、い
わゆるチューリップのパチンコ玉通過部分を係入棒で押
すことによって、チューリップを開閉させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
盤面操作具は、ハウジング内に設けられたばねの引っ張
り力に抗しながら係入棒を突出させたり、ハウジング内
壁と硬質ゴムとの摩擦力に抗して係入棒を出没させたり
するものであった。したがって、そのための人力が必要
であり、使いにくい点があった。
盤面操作具は、ハウジング内に設けられたばねの引っ張
り力に抗しながら係入棒を突出させたり、ハウジング内
壁と硬質ゴムとの摩擦力に抗して係入棒を出没させたり
するものであった。したがって、そのための人力が必要
であり、使いにくい点があった。
【0005】そこで、この考案の目的は、人力をできる
だけ利用しないことにより、より使いやすく改良した盤
面操作具を提供することにある。
だけ利用しないことにより、より使いやすく改良した盤
面操作具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案に係る盤面操作
具は、前記目的を達成した次のようなものである。
具は、前記目的を達成した次のようなものである。
【0007】請求項1記載の盤面操作具は、パチンコ機
を盤面側から操作可能な係入棒と、この係入棒を出没自
在に収納するハウジングと、上記係入棒の出没状態をロ
ックする保持部材と、この保持部材のロックを解除して
上記ハウジングから上記係入棒をその自重によって出没
可能にする操作手段とを備えたものである。
を盤面側から操作可能な係入棒と、この係入棒を出没自
在に収納するハウジングと、上記係入棒の出没状態をロ
ックする保持部材と、この保持部材のロックを解除して
上記ハウジングから上記係入棒をその自重によって出没
可能にする操作手段とを備えたものである。
【0008】請求項2記載の盤面操作具は、請求項1記
載の盤面操作具において、上記保持部材と上記係入棒と
の接触部分の少なくとも一方に凹凸面が形成されている
ことを特徴とするものである。
載の盤面操作具において、上記保持部材と上記係入棒と
の接触部分の少なくとも一方に凹凸面が形成されている
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】保持部材は、係入棒を挟持することによって、
ハウジングからの係入棒の出没状態をロックする。操作
手段により保持部材のロックが解除されると、係入棒は
その自重によって出没可能になる。つまり、係入棒を没
入させるには、保持部材のロックを解除して係入棒をハ
ウジングへ没入する方向に傾ける。係入棒を突出させる
には、保持部材のロックを解除して係入棒をハウジング
から突出する方向に傾ける。
ハウジングからの係入棒の出没状態をロックする。操作
手段により保持部材のロックが解除されると、係入棒は
その自重によって出没可能になる。つまり、係入棒を没
入させるには、保持部材のロックを解除して係入棒をハ
ウジングへ没入する方向に傾ける。係入棒を突出させる
には、保持部材のロックを解除して係入棒をハウジング
から突出する方向に傾ける。
【0010】保持部材と係入棒との接触部分の少なくと
も一方に形成された凹凸面は、保持部材と係入棒との摩
擦力を増大させる。
も一方に形成された凹凸面は、保持部材と係入棒との摩
擦力を増大させる。
【0011】
【実施例】図1乃至図7はこの考案に係る盤面操作具の
一実施例を示し、図1は図2におけるI−I線縦断面
図、図2は係入棒の没入状態を示す外形斜視図、図3は
係入棒の突出状態を示す外形斜視図、図4は保持部材の
ロックが解除された状態を示す部分断面図、図5は係入
棒の突出状態を示す部分断面図、図6は保持部材を示す
斜視図、図7は磁石の突出状態を示す部分断面図であ
る。以下、図面に基づき詳しく説明する。
一実施例を示し、図1は図2におけるI−I線縦断面
図、図2は係入棒の没入状態を示す外形斜視図、図3は
係入棒の突出状態を示す外形斜視図、図4は保持部材の
ロックが解除された状態を示す部分断面図、図5は係入
棒の突出状態を示す部分断面図、図6は保持部材を示す
斜視図、図7は磁石の突出状態を示す部分断面図であ
る。以下、図面に基づき詳しく説明する。
【0012】この考案に係る盤面操作具は、パチンコ機
を盤面側から操作可能な係入棒10と、係入棒10を出
没自在に収納するハウジング12と、係入棒10を挟持
して係入棒10の出没状態をロックする保持部材14
と、保持部材14のロックを解除してハウジング12か
ら係入棒10をその自重によって出没可能にする操作手
段16とから概略構成される。
を盤面側から操作可能な係入棒10と、係入棒10を出
没自在に収納するハウジング12と、係入棒10を挟持
して係入棒10の出没状態をロックする保持部材14
と、保持部材14のロックを解除してハウジング12か
ら係入棒10をその自重によって出没可能にする操作手
段16とから概略構成される。
【0013】また、保持部材14と係入棒10との接触
部分に凹凸面30、32を形成してもよい。
部分に凹凸面30、32を形成してもよい。
【0014】係入棒10は、パチンコ機の外枠に設けら
れた玉抜き穴に挿入可能な形状および材質を有してお
り、この実施例では、直径1.5mm程度、長さ10c
m程度の鋼鉄製の棒である。係入棒10の基端には、係
入棒10の先端からの外力によって係入棒10が没入し
ないように、突出状態における保持部材14との接触部
分に凹凸面32が螺刻されている。また、凹凸面32の
端部には、ハウジング12からの係入棒10の脱落を防
ぐための抜け止め片33が螺着されている。
れた玉抜き穴に挿入可能な形状および材質を有してお
り、この実施例では、直径1.5mm程度、長さ10c
m程度の鋼鉄製の棒である。係入棒10の基端には、係
入棒10の先端からの外力によって係入棒10が没入し
ないように、突出状態における保持部材14との接触部
分に凹凸面32が螺刻されている。また、凹凸面32の
端部には、ハウジング12からの係入棒10の脱落を防
ぐための抜け止め片33が螺着されている。
【0015】なお、凹凸面32は、係入棒10のどこに
設けてもよく、又は係入棒10全体に設けてもよい。
設けてもよく、又は係入棒10全体に設けてもよい。
【0016】ハウジング12は、全体として細長筒状を
呈し、先端部34、中央部36、及び基端部38の三つ
の部分から構成されている。先端部34と中央部36と
はねじ部40によって螺合されている。先端部34に
は、係入棒10が出没するための出没口42が穿設され
ている。
呈し、先端部34、中央部36、及び基端部38の三つ
の部分から構成されている。先端部34と中央部36と
はねじ部40によって螺合されている。先端部34に
は、係入棒10が出没するための出没口42が穿設され
ている。
【0017】保持部材14は、図6に示すように、弾性
に富む金属等によって円筒状を呈しており、その一端に
は四つ割りされて拡開された挟持片44が形成されてい
る。また、挟持片44の係入棒10との接触部分には凹
凸面30が螺刻されている。保持部材44の内径及び挟
持片44の開口端の内径D1は係入棒10の直径よりも
大きくなっている。そのため、挟持片44が拡開されて
いれば、係入棒10は保持部材14内を滑らかに挿通で
きる。
に富む金属等によって円筒状を呈しており、その一端に
は四つ割りされて拡開された挟持片44が形成されてい
る。また、挟持片44の係入棒10との接触部分には凹
凸面30が螺刻されている。保持部材44の内径及び挟
持片44の開口端の内径D1は係入棒10の直径よりも
大きくなっている。そのため、挟持片44が拡開されて
いれば、係入棒10は保持部材14内を滑らかに挿通で
きる。
【0018】なお、凹凸面30、32はどちらか一方に
だけ設けてもよい。また、挟持片44は、四つ割りによ
って形成されるもの以外に、二つ割り、三つ割り又は五
つ割り以上によって形成されるものとしてもよい。
だけ設けてもよい。また、挟持片44は、四つ割りによ
って形成されるもの以外に、二つ割り、三つ割り又は五
つ割り以上によって形成されるものとしてもよい。
【0019】操作手段16は、保持部材14を基端部3
8方向へ付勢するばね46と、ばね46の付勢力により
挟持片44を当接して挟持片44を閉成させる当接部材
48と、保持部材14に継合され係入棒10を収納する
係入棒収納筒50と、ばね46の付勢力に抗して保持部
材14をスライドさせて当接部材48から挟持片44を
離間させて挟持片44を開成させる押圧部材52とから
構成されている。
8方向へ付勢するばね46と、ばね46の付勢力により
挟持片44を当接して挟持片44を閉成させる当接部材
48と、保持部材14に継合され係入棒10を収納する
係入棒収納筒50と、ばね46の付勢力に抗して保持部
材14をスライドさせて当接部材48から挟持片44を
離間させて挟持片44を開成させる押圧部材52とから
構成されている。
【0020】なお、操作部材16は、このような構成に
限定されるものではなく、例えば、保持部材44の外周
が螺刻され、これに螺合する雌ねじとすることもでき
る。
限定されるものではなく、例えば、保持部材44の外周
が螺刻され、これに螺合する雌ねじとすることもでき
る。
【0021】ばね46は、圧縮コイルばねであり係止棒
収納筒50に巻装され、一端が係止棒収納筒50の肩部
54に当接し、他端が中央部36のばね当接面56に当
接している。当接部材48は、リング状を呈し保持部材
14に環装され、一端が中央部36の開口端58に当接
し、他端が挟持片44に当接している。つまり、当接部
材48の内径は挟持片44の開口端の外径D2よりも小
さい。一方、係止棒収納筒50と保持部材14は中央部
36の挿通孔60にスライド自在に挿通されている。
収納筒50に巻装され、一端が係止棒収納筒50の肩部
54に当接し、他端が中央部36のばね当接面56に当
接している。当接部材48は、リング状を呈し保持部材
14に環装され、一端が中央部36の開口端58に当接
し、他端が挟持片44に当接している。つまり、当接部
材48の内径は挟持片44の開口端の外径D2よりも小
さい。一方、係止棒収納筒50と保持部材14は中央部
36の挿通孔60にスライド自在に挿通されている。
【0022】押圧部材52は、基端部38内に固設さ
れ、係入棒収納筒50の基端部38側に嵌合する継合筒
62が突設されている。係入棒収納筒50と継合筒62
とが嵌合することにより、中央部36の基端部38側は
基端部38内へ遊挿される。
れ、係入棒収納筒50の基端部38側に嵌合する継合筒
62が突設されている。係入棒収納筒50と継合筒62
とが嵌合することにより、中央部36の基端部38側は
基端部38内へ遊挿される。
【0023】また、基端部38には、パチンコ玉19を
吸着可能な磁石20が出没自在に収納されている。基端
部38の端部には非磁性体からなる磁石収納筒70が嵌
着され、磁石収納筒70と押圧部材52との間にはばね
収納孔72が設けられている。ばね収納孔72には、ば
ね収納孔72内を摺動可能な摺動円板74と、磁石20
と摺動円板74とに螺着してこれらを連結した押圧軸7
6と、押圧軸76に巻装されたばね78とが内包されて
いる。ばね78は、圧縮コイルばねであり、一端が摺動
円板74に当接し、他端が磁石収納筒70に当接してい
る。摺動円板74には摺動軸80を介して摘み片82が
外部へ突設されている。基端部38の外周には軸方向に
案内長孔84が穿設されている。案内長孔84の磁石2
0側には、径方向へ係止孔86が連設されている。摺動
軸80は、案内長孔84に摺動自在に挿通され、係止孔
86ヘ挿入することで係止される。
吸着可能な磁石20が出没自在に収納されている。基端
部38の端部には非磁性体からなる磁石収納筒70が嵌
着され、磁石収納筒70と押圧部材52との間にはばね
収納孔72が設けられている。ばね収納孔72には、ば
ね収納孔72内を摺動可能な摺動円板74と、磁石20
と摺動円板74とに螺着してこれらを連結した押圧軸7
6と、押圧軸76に巻装されたばね78とが内包されて
いる。ばね78は、圧縮コイルばねであり、一端が摺動
円板74に当接し、他端が磁石収納筒70に当接してい
る。摺動円板74には摺動軸80を介して摘み片82が
外部へ突設されている。基端部38の外周には軸方向に
案内長孔84が穿設されている。案内長孔84の磁石2
0側には、径方向へ係止孔86が連設されている。摺動
軸80は、案内長孔84に摺動自在に挿通され、係止孔
86ヘ挿入することで係止される。
【0024】磁石20のパチンコ玉吸着部分が凹面22
をなすとともに、凹面22の最深部24にパチンコ玉1
9を吸着可能なようにしてもよい。
をなすとともに、凹面22の最深部24にパチンコ玉1
9を吸着可能なようにしてもよい。
【0025】なお、クリップ92は盤面操作具を胸ポケ
ット等に引っ掛けるものである。
ット等に引っ掛けるものである。
【0026】次に、この考案に係る盤面操作具の作用に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0027】図1は、保持部材14が係入棒10を挟持
して係入棒10の没入状態を保持している場合を示して
いる。ばね46は、係止棒収納筒50の肩部54を押圧
することにより、保持部材14を基端部38方向へ付勢
している。そして、この付勢力が挟持片44の弾性力に
抗して挟持片44を閉成させ、挟持片44が係入棒10
を挟持している。
して係入棒10の没入状態を保持している場合を示して
いる。ばね46は、係止棒収納筒50の肩部54を押圧
することにより、保持部材14を基端部38方向へ付勢
している。そして、この付勢力が挟持片44の弾性力に
抗して挟持片44を閉成させ、挟持片44が係入棒10
を挟持している。
【0028】図4は、図1の状態から操作手段16によ
り保持部材14のロックを解除した場合を示している。
基端部38を先端部34側へ指等で押圧することによ
り、ばね46の付勢力に抗して保持部材14がスライド
される。その結果、当接部材48から挟持片44が離間
して、挟持片44の復元力により挟持片44が開成し
て、係入棒10が自由になる。この状態でハウジング1
2の先端部34を下方向へ傾けると、係入棒10が滑り
出して突出状態となる。
り保持部材14のロックを解除した場合を示している。
基端部38を先端部34側へ指等で押圧することによ
り、ばね46の付勢力に抗して保持部材14がスライド
される。その結果、当接部材48から挟持片44が離間
して、挟持片44の復元力により挟持片44が開成し
て、係入棒10が自由になる。この状態でハウジング1
2の先端部34を下方向へ傾けると、係入棒10が滑り
出して突出状態となる。
【0029】続いて、基端部38を先端部34側へ押圧
することをやめると、再び ばね46が保持部材14を
基端部38方向へ付勢して挟持片44を閉成させ、挟持
片44が係入棒10を挟持する。この状態を図5に示
す。この図に示されるように、挟持片44の凹凸面30
と係入棒32の凹凸面32とが咬合することにより、こ
の部分の摩擦力が増大して、係入棒10の先端からの押
圧力によって係入棒10が押し戻されることを防ぐ。
することをやめると、再び ばね46が保持部材14を
基端部38方向へ付勢して挟持片44を閉成させ、挟持
片44が係入棒10を挟持する。この状態を図5に示
す。この図に示されるように、挟持片44の凹凸面30
と係入棒32の凹凸面32とが咬合することにより、こ
の部分の摩擦力が増大して、係入棒10の先端からの押
圧力によって係入棒10が押し戻されることを防ぐ。
【0030】次いで、係入棒10をハウジング12内へ
没入させるには、操作手段16により保持部材14のロ
ックを解除して、ハウジング12の先端部34を上方向
へ傾ける。すると、係入棒10がハウジング12内へ滑
り込んで没入状態となる。
没入させるには、操作手段16により保持部材14のロ
ックを解除して、ハウジング12の先端部34を上方向
へ傾ける。すると、係入棒10がハウジング12内へ滑
り込んで没入状態となる。
【0031】なお、保持部材14によって係止棒10の
没入状態をロックするには、挟持片44を閉塞させて係
止棒10を係止棒収納筒50内に閉じ込めるようにして
もよい。
没入状態をロックするには、挟持片44を閉塞させて係
止棒10を係止棒収納筒50内に閉じ込めるようにして
もよい。
【0032】図1は、磁石20がハウジング12内に没
入している状態を示している。ばね78は摺動円板74
を押圧部材52側へ付勢しており、磁石20の没入状態
が保持されている。この状態から、ばね78の付勢力に
抗して摘み片82を磁石収納筒70側へ指等で押す。す
ると、摺動軸80が案内長孔84を、摺動円板74がば
ね収納孔72をそれぞれ磁石収納筒70側へ摺動され
る。それにつれて、磁石20は、押圧軸76によって押
されて、図7に示すように出没口88から突出する。さ
らに、この状態から、摘み片82を係止孔86へ指等で
押すと、摺動円板74が径方向へ回動して摺動軸80が
係止孔86へ挿入される。このとき、摘み片82から指
等を離しても、ばね78は摺動軸80を係止孔86で押
圧部材52側へ付勢するだけであるので、磁石20の突
出状態が保持されている。
入している状態を示している。ばね78は摺動円板74
を押圧部材52側へ付勢しており、磁石20の没入状態
が保持されている。この状態から、ばね78の付勢力に
抗して摘み片82を磁石収納筒70側へ指等で押す。す
ると、摺動軸80が案内長孔84を、摺動円板74がば
ね収納孔72をそれぞれ磁石収納筒70側へ摺動され
る。それにつれて、磁石20は、押圧軸76によって押
されて、図7に示すように出没口88から突出する。さ
らに、この状態から、摘み片82を係止孔86へ指等で
押すと、摺動円板74が径方向へ回動して摺動軸80が
係止孔86へ挿入される。このとき、摘み片82から指
等を離しても、ばね78は摺動軸80を係止孔86で押
圧部材52側へ付勢するだけであるので、磁石20の突
出状態が保持されている。
【0033】磁石20を没入状態に戻すには、摘み片8
2を係止孔86から離脱する方向へ指等で押すと、摺動
円板74が径方向へ回動して摺動軸80が係止孔86か
ら離脱する。そして、摘み片82から指等の力を緩める
と、ばね78は摺動円板74が押圧部材52に当接する
まで押圧する。こうして、磁石20が没入状態に戻る。
2を係止孔86から離脱する方向へ指等で押すと、摺動
円板74が径方向へ回動して摺動軸80が係止孔86か
ら離脱する。そして、摘み片82から指等の力を緩める
と、ばね78は摺動円板74が押圧部材52に当接する
まで押圧する。こうして、磁石20が没入状態に戻る。
【0034】また、磁石20に吸着されたパチンコ玉1
9は、凹面22の最深部24に載置されるので、非常に
安定しており落下することが少ない。つまり、パチンコ
玉19が凹面22の最深部24から周縁部90へ移動す
るには、磁石20の吸引力に逆らう必要があるので、パ
チンコ玉19は常に最深部24に位置することになる。
9は、凹面22の最深部24に載置されるので、非常に
安定しており落下することが少ない。つまり、パチンコ
玉19が凹面22の最深部24から周縁部90へ移動す
るには、磁石20の吸引力に逆らう必要があるので、パ
チンコ玉19は常に最深部24に位置することになる。
【0035】
【考案の効果】この考案に係る盤面操作具によれば、係
入棒を傾けるだけで係入棒がその自重によってハウジン
グから出没可能であるため、係入棒を出没させるために
要する人力を極めて減少させることができ、非常に使い
やすいものにできる。
入棒を傾けるだけで係入棒がその自重によってハウジン
グから出没可能であるため、係入棒を出没させるために
要する人力を極めて減少させることができ、非常に使い
やすいものにできる。
【0036】また、保持部材と係入棒との接触部分の少
なくとも一方に凹凸面を形成することにより、保持部材
と係入棒との摩擦力を増大させることができ、係入棒を
より強固に挟持できる。
なくとも一方に凹凸面を形成することにより、保持部材
と係入棒との摩擦力を増大させることができ、係入棒を
より強固に挟持できる。
【図1】この考案に係る盤面操作具の一実施例の図2に
おけるI−I線縦断面図。
おけるI−I線縦断面図。
【図2】この考案に係る盤面操作具の一実施例における
係入棒の没入状態を示す外形斜視図。
係入棒の没入状態を示す外形斜視図。
【図3】この考案に係る盤面操作具の一実施例における
係入棒の突出状態を示す外形斜視図。
係入棒の突出状態を示す外形斜視図。
【図4】この考案に係る盤面操作具の一実施例における
保持部材のロックが解除された状態を示す部分断面図。
保持部材のロックが解除された状態を示す部分断面図。
【図5】この考案に係る盤面操作具の一実施例における
係入棒の突出状態を示す部分断面図。
係入棒の突出状態を示す部分断面図。
【図6】この考案に係る盤面操作具の一実施例における
保持部材を示す斜視図。
保持部材を示す斜視図。
【図7】この考案に係る盤面操作具の一実施例における
磁石の突出状態を示す部分断面図。
磁石の突出状態を示す部分断面図。
10…係入棒 12…ハウジング 14…保持部材 16…操作手段 19…パチンコ玉 20…磁石 22…凹面 24…凹面の最深部 30…保持部材の凹凸面 32…係入棒の凹凸面
Claims (2)
- 【請求項1】パチンコ機を盤面側から操作可能な係入棒
と、この係入棒を出没自在に収納するハウジングと、上
記係入棒の出没状態をロックする保持部材と、この保持
部材のロックを解除して上記ハウジングから上記係入棒
をその自重によって出没可能にする操作手段とを備えた
パチンコ機の盤面操作具。 - 【請求項2】上記保持部材と上記係入棒との接触部分の
少なくとも一方に凹凸面が形成されていることを特徴と
する請求項1記載のパチンコ機の盤面操作具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1104791U JP2528523Y2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | パチンコ機の盤面操作具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1104791U JP2528523Y2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | パチンコ機の盤面操作具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108592U JPH04108592U (ja) | 1992-09-18 |
JP2528523Y2 true JP2528523Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=31900605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1104791U Expired - Lifetime JP2528523Y2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | パチンコ機の盤面操作具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528523Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP1104791U patent/JP2528523Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04108592U (ja) | 1992-09-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5517835A (en) | Cable locking device | |
US4787891A (en) | Syringe holder and applicator | |
US6672118B1 (en) | Apparatus and method for retaining keys | |
US6237756B1 (en) | Key storage device | |
JPH04265380A (ja) | 解除装置 | |
JP3086964B2 (ja) | キーの安全装置及びキーの固定装置 | |
JP2528523Y2 (ja) | パチンコ機の盤面操作具 | |
JPH09149781A (ja) | たばこケース | |
US4620739A (en) | Bingo chip bell | |
KR200437164Y1 (ko) | 몰입식 잠금구를 갖는 사물함 | |
GB2344373A (en) | Chest lock having a linking action | |
KR20040065599A (ko) | 사물함의 잠금장치 | |
JPS59133192A (ja) | 吊上げクランプ | |
JP2528524Y2 (ja) | パチンコ機の盤面操作具 | |
CN217285003U (zh) | 一种书包扣锁结构 | |
JP2502744Y2 (ja) | パチンコ機の盤面操作具 | |
JP2502743Y2 (ja) | パチンコ機の盤面操作具 | |
JPS6239620U (ja) | ||
KR900010860Y1 (ko) | 인장을 내장한 버클 | |
KR20090008261U (ko) | 핸드백용 잠금장치 | |
EP4410490A1 (en) | One-handed power-tool accepting different kinds of batteries | |
KR200235127Y1 (ko) | 키이홀더 | |
KR200315088Y1 (ko) | 키홀더 | |
JPS58125205U (ja) | 携帯用物品のハンドル | |
JP2518871Y2 (ja) | 化粧棒容器 |