JP2528291B2 - ビデオ信号の処理及び表示装置 - Google Patents
ビデオ信号の処理及び表示装置Info
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- signal
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- video
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
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- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/64—Circuits for processing colour signals
- H04N9/641—Multi-purpose receivers, e.g. for auxiliary information
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、放送型テレビジョン信号から得られるビ
デオ情報と外部補助ビデオ信号から得られるビデオ情報
との両者の表示を容易にするように構成されたテレビジ
ョン受像機に関する。
デオ情報と外部補助ビデオ信号から得られるビデオ情報
との両者の表示を容易にするように構成されたテレビジ
ョン受像機に関する。
ベースバンド周波数における通常のカラーテレビジョ
ン信号の帯域幅は、主としてテレビジョン信号のルミナ
ンス成分の帯域幅によって決定される。アメリカ合衆国
のNTSC放送テレビジョン標準によれば、この成分は直流
から約4.2MHzの信号周波数を包含する。複合カラーテレ
ビジョン信号からルミナンス及びクロミナンス成分を取
出すためにくし型フイルタを使用しているカラーテレビ
ジョン受像機における信号処理では、4.2MHzのルミナン
ス帯域幅の実質的に全体が利用できる。しかしながら、
くし型フイルタを使用していないカラー受像機において
は、ルミナンス・チャンネルの帯域幅はしばしば約3.0M
Hzに制限されるが、これは、中間周波数(IF)信号処理
段の周波数特性とルミナンス・チャンネルの入力におけ
るクロミナンス・トラップの濾波特性とに原因する。し
ばしば、ルミナンス信号は、その高周波成分を強調する
ためにピーキングが施され、それから増幅され、そして
クロミナンス成分と組合されてカラー映像信号が生成さ
れ、そのカラー映像信号は表示装置駆動増幅段を経て映
像管のような映像表示装置に供給される。
ン信号の帯域幅は、主としてテレビジョン信号のルミナ
ンス成分の帯域幅によって決定される。アメリカ合衆国
のNTSC放送テレビジョン標準によれば、この成分は直流
から約4.2MHzの信号周波数を包含する。複合カラーテレ
ビジョン信号からルミナンス及びクロミナンス成分を取
出すためにくし型フイルタを使用しているカラーテレビ
ジョン受像機における信号処理では、4.2MHzのルミナン
ス帯域幅の実質的に全体が利用できる。しかしながら、
くし型フイルタを使用していないカラー受像機において
は、ルミナンス・チャンネルの帯域幅はしばしば約3.0M
Hzに制限されるが、これは、中間周波数(IF)信号処理
段の周波数特性とルミナンス・チャンネルの入力におけ
るクロミナンス・トラップの濾波特性とに原因する。し
ばしば、ルミナンス信号は、その高周波成分を強調する
ためにピーキングが施され、それから増幅され、そして
クロミナンス成分と組合されてカラー映像信号が生成さ
れ、そのカラー映像信号は表示装置駆動増幅段を経て映
像管のような映像表示装置に供給される。
通常のテレビジョン受像機では、約1.5MHz乃至2.0MHz
の領域内の周波数まで拡がる−3db帯域幅を持った“狭
帯域”表示装置駆動段が使用される。映像管と狭帯域駆
動段の組合せは約2MHzあるいはそれよりも若干狭い比較
的狭い帯域を示す。これは映像管信号入力(例えば、カ
ソード電極)によって駆動段の出力に与えられる容量性
負荷とその駆動段の出力インピーダンスとによって生成
される低域通過濾波効果に依るものである。このような
狭帯域の駆動段と映像管の組合せによって生ずるビデオ
・チャンネル帯域幅の縮小はルミナンス・チャンネル中
の高周波ピーキング回路によって補償することができ
る。これは、約3.0MHzの−3db帯域幅を持った所望の総
合ビデオ・チャンネル帯域幅を生ずる。しかし、或る環
境下では、ピーキングを施されたビデオ信号の処理は不
所望な影響を生じることがある。その影響の中には、表
示映像中の雑音に関係するアーテイフアクト(artifact
s)が増加すること、ビデオ正帰還の可能性が増加する
ことが含まれる。ビデオ正帰還効果は、例えば寄生容量
のようなものによってルミナンス及びクロミナンス処理
回路に結合される高周波スペクトルビデオ信号成分をい
う。
の領域内の周波数まで拡がる−3db帯域幅を持った“狭
帯域”表示装置駆動段が使用される。映像管と狭帯域駆
動段の組合せは約2MHzあるいはそれよりも若干狭い比較
的狭い帯域を示す。これは映像管信号入力(例えば、カ
ソード電極)によって駆動段の出力に与えられる容量性
負荷とその駆動段の出力インピーダンスとによって生成
される低域通過濾波効果に依るものである。このような
狭帯域の駆動段と映像管の組合せによって生ずるビデオ
・チャンネル帯域幅の縮小はルミナンス・チャンネル中
の高周波ピーキング回路によって補償することができ
る。これは、約3.0MHzの−3db帯域幅を持った所望の総
合ビデオ・チャンネル帯域幅を生ずる。しかし、或る環
境下では、ピーキングを施されたビデオ信号の処理は不
所望な影響を生じることがある。その影響の中には、表
示映像中の雑音に関係するアーテイフアクト(artifact
s)が増加すること、ビデオ正帰還の可能性が増加する
ことが含まれる。ビデオ正帰還効果は、例えば寄生容量
のようなものによってルミナンス及びクロミナンス処理
回路に結合される高周波スペクトルビデオ信号成分をい
う。
テレビジョン受像機によって補助ビデオ信号情報を表
示しようとする時、その受像機は一般に、受信された放
送テレビジョン信号に対してルミナンス及びクロミナン
ス・チャンネルにより与えられる正規の信号処理を施さ
れることなく、補助ビデオ入力信号が表示装置駆動段の
入力に直接供給されるように構成される。その補助信号
は例えば、テレテキスト、ビデオゲームあるいはコンピ
ュータ信号源に関連するものである。補助信号入力機能
を備えた受像機では、例えば微細な映像細部を有する英
数字文字(alphanumeric characters)のような補助入
力信号に共通に付随している情報をよりよい解像度で表
示するために、“広帯域”表示装置駆動段を使用するの
が好ましい。従って、補助ビデオ入力信号機能を備えた
受像機には、例えば5MHz乃至7MHz程度の−3db帯域幅を
有する広帯域表示装置駆動段が適している。
示しようとする時、その受像機は一般に、受信された放
送テレビジョン信号に対してルミナンス及びクロミナン
ス・チャンネルにより与えられる正規の信号処理を施さ
れることなく、補助ビデオ入力信号が表示装置駆動段の
入力に直接供給されるように構成される。その補助信号
は例えば、テレテキスト、ビデオゲームあるいはコンピ
ュータ信号源に関連するものである。補助信号入力機能
を備えた受像機では、例えば微細な映像細部を有する英
数字文字(alphanumeric characters)のような補助入
力信号に共通に付随している情報をよりよい解像度で表
示するために、“広帯域”表示装置駆動段を使用するの
が好ましい。従って、補助ビデオ入力信号機能を備えた
受像機には、例えば5MHz乃至7MHz程度の−3db帯域幅を
有する広帯域表示装置駆動段が適している。
しかしながら、補助ビデオ入力信号機能と広帯域表示
装置駆動段を備えたテレビジョン受像機は、そのアンテ
ナ入力からルミナンス及びクロミナンス信号処理チャン
ネルを経て表示装置駆動段までの受信放送テレビジョン
信号の通常の処理に関しては、総合帯域幅が広すぎ、ま
た高周波ピーキングが過度になってしまう。すなわち、
ルミナンス・チャンネルによって与えられる高周波信号
ピーキングと広帯域表示装置駆動段が組合せられると、
ビデオ出力信号は、過渡応答特性が歪み、表示映像の質
を低下させる高周波雑音やビデオ正帰還の発生の可能性
が高くなってしまう。また、ルミナンス・チャンネルの
ピーキングと広帯域表示装置駆動段との組合せによって
得られる総合的な広帯域幅は、“(電力)線誘導妨害”
と呼ばれる現象が問題となる可能性を増加させる。音
声、ビデオの信号周波数と偏向率に関係する上記妨害は
増幅されて最終的にはAC電力線によって誘導され、その
AC電力線に接続された他の受像機によって拾い上げられ
る可能性がある。
装置駆動段を備えたテレビジョン受像機は、そのアンテ
ナ入力からルミナンス及びクロミナンス信号処理チャン
ネルを経て表示装置駆動段までの受信放送テレビジョン
信号の通常の処理に関しては、総合帯域幅が広すぎ、ま
た高周波ピーキングが過度になってしまう。すなわち、
ルミナンス・チャンネルによって与えられる高周波信号
ピーキングと広帯域表示装置駆動段が組合せられると、
ビデオ出力信号は、過渡応答特性が歪み、表示映像の質
を低下させる高周波雑音やビデオ正帰還の発生の可能性
が高くなってしまう。また、ルミナンス・チャンネルの
ピーキングと広帯域表示装置駆動段との組合せによって
得られる総合的な広帯域幅は、“(電力)線誘導妨害”
と呼ばれる現象が問題となる可能性を増加させる。音
声、ビデオの信号周波数と偏向率に関係する上記妨害は
増幅されて最終的にはAC電力線によって誘導され、その
AC電力線に接続された他の受像機によって拾い上げられ
る可能性がある。
広帯域受像機の場合にしばしば直面する別の問題は、
相当量の3.58MHzのクロミナンス副搬送波周波数の第2
高調波7.16MHzが表示装置駆動段の入力に存在すること
である。狭帯域表示装置駆動段はそのような第2高調波
成分を大幅に減衰するが、広帯域表示装置駆動段はその
ような成分を少ししか減衰しないかあるいは全く減衰せ
ずに通過させる。これは、ビデオ正帰還やその他の形の
妨害に関係する悪影響を生成し得るので望ましくない。
相当量の3.58MHzのクロミナンス副搬送波周波数の第2
高調波7.16MHzが表示装置駆動段の入力に存在すること
である。狭帯域表示装置駆動段はそのような第2高調波
成分を大幅に減衰するが、広帯域表示装置駆動段はその
ような成分を少ししか減衰しないかあるいは全く減衰せ
ずに通過させる。これは、ビデオ正帰還やその他の形の
妨害に関係する悪影響を生成し得るので望ましくない。
上述した不所望な信号状態が生ずる可能性があるため
に、殆んどの場合はテレビジョン・アンテナやビデオ・
カセット・レコーダから受信される放送テレビジョン型
信号を処理するが、時には、使用者の選択により補助ビ
デオ信号情報も処理することを目的としたテレビジョン
受像機の設計は複雑になる。そのような不所望な状態が
生ずる可能性はこの発明の原理によって構成されるテレ
ビジョン受像機によって殆んど無くなる。また、或る場
合には放送型テレビジョン信号だけを処理して表示する
ものとして用い、他の場合には放送型テレビジョン信号
と補助ビデオ信号とを選択的に処理して表示することを
意図した受像機の設計と製造は、必要な帯域幅(狭帯域
か広帯域)の表示装置駆動器がいずれの場合でも同じ設
計の前段ビデオ信号処理回路と共に使用できるという点
において容易になる。すなわち、一方の場合における狭
帯域駆動段あるいは他の場合における広帯域駆動段の使
用に適応するように前段ビデオ信号処理回路の設計を変
える必要はない。
に、殆んどの場合はテレビジョン・アンテナやビデオ・
カセット・レコーダから受信される放送テレビジョン型
信号を処理するが、時には、使用者の選択により補助ビ
デオ信号情報も処理することを目的としたテレビジョン
受像機の設計は複雑になる。そのような不所望な状態が
生ずる可能性はこの発明の原理によって構成されるテレ
ビジョン受像機によって殆んど無くなる。また、或る場
合には放送型テレビジョン信号だけを処理して表示する
ものとして用い、他の場合には放送型テレビジョン信号
と補助ビデオ信号とを選択的に処理して表示することを
意図した受像機の設計と製造は、必要な帯域幅(狭帯域
か広帯域)の表示装置駆動器がいずれの場合でも同じ設
計の前段ビデオ信号処理回路と共に使用できるという点
において容易になる。すなわち、一方の場合における狭
帯域駆動段あるいは他の場合における広帯域駆動段の使
用に適応するように前段ビデオ信号処理回路の設計を変
える必要はない。
この発明によるビデオ信号の処理及び表示装置の概略
構成を後程説明する図示の実施例中の参照番号を付して
説明する。
構成を後程説明する図示の実施例中の参照番号を付して
説明する。
この発明によるビデオ信号の処理及び表示装置は、所
定の信号帯域幅を呈するビデオ信号チャンネルと、該ビ
デオ信号チャンネルに結合された第1の入力(10)と、
該ビデオ信号チャンネル中に含まれていて第1のビデオ
信号の高周波成分をピーキングするためのピーキング回
路(32)と、映像表示装置とを具備している。上記第1
の入力(10)には所定の信号帯域幅内にある表示される
べき映像情報を含む放送形式の第1のビデオ信号が供給
される。また、上記ピーキング回路は、上記所定の信号
帯域幅内にある上記第1のビデオ信号の高周波成分をピ
ーキングして、上記所定の信号帯域幅を越えるピーキン
グ処理された成分を発生する傾向があるものである。
定の信号帯域幅を呈するビデオ信号チャンネルと、該ビ
デオ信号チャンネルに結合された第1の入力(10)と、
該ビデオ信号チャンネル中に含まれていて第1のビデオ
信号の高周波成分をピーキングするためのピーキング回
路(32)と、映像表示装置とを具備している。上記第1
の入力(10)には所定の信号帯域幅内にある表示される
べき映像情報を含む放送形式の第1のビデオ信号が供給
される。また、上記ピーキング回路は、上記所定の信号
帯域幅内にある上記第1のビデオ信号の高周波成分をピ
ーキングして、上記所定の信号帯域幅を越えるピーキン
グ処理された成分を発生する傾向があるものである。
この発明の装置は、また、表示すべき情報を含み、上
記第1のビデオ信号の上記所定の帯域幅よりも広い広帯
域幅をもった補助の第2のビデオ信号(r′、g′、
b′)を受信する第2の入力(19)と、該補助の第2の
ビデオ信号の帯域幅に一致し、且つ上記第1のビデオ信
号の上記所定の信号帯域幅よりも広い予め定められた広
帯域を有し、映像表示装置(45)の信号入力に増幅され
たビデオ信号(R、G、B)を供給する広帯域表示駆動
増幅手段(42a,42b,42c)と、上記ビデオ信号チャンネ
ルの出力から供給されたピーキング処理される第1のビ
デオ信号(r、g、b)か上記第2の入力(19)から供
給される第2のビデオ信号(r′、g′、b′)のいず
れかを選択的に上記広帯域表示駆動増幅手段(42a、42
b、42c)の入力に供給する手段(40)と、上記ビデオ信
号チャンネルの出力から供給されたピーキング処理され
た第1のビデオ信号(r、g、b)を低域通過濾波する
低域通過フイルタ手段(39a、39b、39c)とを具備して
いる。この低域通過フイルタ手段は上記広帯域表示駆動
増幅手段よりも狭い予め定められた帯域幅を有するよう
に設定されており、これによって上記第1のビデオ信号
の上記所定の信号帯域幅を超過する上記第1のビデオ信
号のピーキング成分を減衰させて、この発明の装置全体
が過大な総合帯域幅を呈するのを防止すると共に上記第
1のビデオ信号の処理に関して過大な高周波ピーキング
が行われるのを防止する。
記第1のビデオ信号の上記所定の帯域幅よりも広い広帯
域幅をもった補助の第2のビデオ信号(r′、g′、
b′)を受信する第2の入力(19)と、該補助の第2の
ビデオ信号の帯域幅に一致し、且つ上記第1のビデオ信
号の上記所定の信号帯域幅よりも広い予め定められた広
帯域を有し、映像表示装置(45)の信号入力に増幅され
たビデオ信号(R、G、B)を供給する広帯域表示駆動
増幅手段(42a,42b,42c)と、上記ビデオ信号チャンネ
ルの出力から供給されたピーキング処理される第1のビ
デオ信号(r、g、b)か上記第2の入力(19)から供
給される第2のビデオ信号(r′、g′、b′)のいず
れかを選択的に上記広帯域表示駆動増幅手段(42a、42
b、42c)の入力に供給する手段(40)と、上記ビデオ信
号チャンネルの出力から供給されたピーキング処理され
た第1のビデオ信号(r、g、b)を低域通過濾波する
低域通過フイルタ手段(39a、39b、39c)とを具備して
いる。この低域通過フイルタ手段は上記広帯域表示駆動
増幅手段よりも狭い予め定められた帯域幅を有するよう
に設定されており、これによって上記第1のビデオ信号
の上記所定の信号帯域幅を超過する上記第1のビデオ信
号のピーキング成分を減衰させて、この発明の装置全体
が過大な総合帯域幅を呈するのを防止すると共に上記第
1のビデオ信号の処理に関して過大な高周波ピーキング
が行われるのを防止する。
第1図において、アンテナ10によって受信された放送
複合カラー・テレビジョン信号はチューナ12に結合さ
れ、そこで中間周波数(IF)信号に変換される。あるい
は、ビデオ・カセット・レコーダからの信号がアンテナ
入力を経て受像機へ供給され得る。IF段14はIF信号を増
幅し且つ濾波する。IF段14からの出力IF信号のビデオ成
分は、ルミナンス、クロミナンス及び映像同期信号の各
成分を含む出力ベースバンド複合テレビジョン信号を生
成するビデオ検波器16によって検波される。
複合カラー・テレビジョン信号はチューナ12に結合さ
れ、そこで中間周波数(IF)信号に変換される。あるい
は、ビデオ・カセット・レコーダからの信号がアンテナ
入力を経て受像機へ供給され得る。IF段14はIF信号を増
幅し且つ濾波する。IF段14からの出力IF信号のビデオ成
分は、ルミナンス、クロミナンス及び映像同期信号の各
成分を含む出力ベースバンド複合テレビジョン信号を生
成するビデオ検波器16によって検波される。
検波器16からの検波テレビジョン信号はビデオ・スイ
ッチ18の一方の信号入力へ供給される。そのスイッチの
他方の信号入力は、後述するようにr′、g′、b′の
補助カラービデオ信号をスイッチ40へ供給する補助ビデ
オ信号源19からSYNC′映像同期信号を受信する。ビデオ
・スイッチ18は、例えば、東芝製のTA7348P集積回路で
ある。ビデオ・スイッチ18は手動的あるいは自動的に制
御されて、後述するように、検波テレビジョン信号(受
像機の正規の動作モードの場合)か、補助SYNC′信号
(補助動作モードの場合)のいずれかを後続のビデオ信
号処理回路へ選択的に結合する。
ッチ18の一方の信号入力へ供給される。そのスイッチの
他方の信号入力は、後述するようにr′、g′、b′の
補助カラービデオ信号をスイッチ40へ供給する補助ビデ
オ信号源19からSYNC′映像同期信号を受信する。ビデオ
・スイッチ18は、例えば、東芝製のTA7348P集積回路で
ある。ビデオ・スイッチ18は手動的あるいは自動的に制
御されて、後述するように、検波テレビジョン信号(受
像機の正規の動作モードの場合)か、補助SYNC′信号
(補助動作モードの場合)のいずれかを後続のビデオ信
号処理回路へ選択的に結合する。
正規の動作モードでは、検波テレビジョン信号はスイ
ッチ18を経て、入力クロミナンス帯域通過フイルタ20
と、周知の方法で複数の出力色差信号r−y、g−y、
b−yを生成するクロミナンス信号処理器22とを含むク
ロミナンス信号処理チャンネルに結合される。クロミナ
ンス帯域通過フイルタ20は検波複合テレビジョン信号か
らクロミナンス成分を分離し、且つ、3.58MHz±0.5MHz
の−3db周波数通過帯域を示す。ここで、3.58MHzの中心
周波数はクロミナンス副搬送波周波数に対応している。
帯域通過フイルタ20は通常の設計によるものであって、
“クロマ・ピーカー(chroma peaker)”とも呼ばれ
る。
ッチ18を経て、入力クロミナンス帯域通過フイルタ20
と、周知の方法で複数の出力色差信号r−y、g−y、
b−yを生成するクロミナンス信号処理器22とを含むク
ロミナンス信号処理チャンネルに結合される。クロミナ
ンス帯域通過フイルタ20は検波複合テレビジョン信号か
らクロミナンス成分を分離し、且つ、3.58MHz±0.5MHz
の−3db周波数通過帯域を示す。ここで、3.58MHzの中心
周波数はクロミナンス副搬送波周波数に対応している。
帯域通過フイルタ20は通常の設計によるものであって、
“クロマ・ピーカー(chroma peaker)”とも呼ばれ
る。
スイッチ18を経て伝達された検波複合テレビジョン信
号はまた同期分離器回路網28へ供給され、その複合テレ
ビジョン信号から水平(ライン)及び垂直(フイール
ド)の映像同期(SYNC)成分が引出される。その引出さ
れたSYNC成分は表示される映像を同期化するために受像
機の周期処理及び映像管偏向制御回路(図示せず)に供
給される。
号はまた同期分離器回路網28へ供給され、その複合テレ
ビジョン信号から水平(ライン)及び垂直(フイール
ド)の映像同期(SYNC)成分が引出される。その引出さ
れたSYNC成分は表示される映像を同期化するために受像
機の周期処理及び映像管偏向制御回路(図示せず)に供
給される。
スイッチ18からの検波テレビジョン信号はまた、入力
クロミナンス・トラップ30とピーキング回路32とルミナ
ンス処理器34とを含む受像機のルミナンス・チャンネル
に供給される。クロミナンス・トラップ30は通常の設計
によるもので、ルミナンス・ピーキング回路32へ供給さ
れる信号から3.58MHzのクロミナンス副搬送波成分を除
去する。ピーキング回路32はその性質及び動作方法に依
って、通常、2.0MHz付近の信号に関してルミナンス信号
の高周波成分を強調する。或る種の受像機では、ピーキ
ング周波数は視聴者による調節可能な手動ピーキング制
御の設定によって変化する。また、多数の受像機では、
ピーキング回路は、好都合にも、所定量のルミナンス信
号遅延を与えてルミナンス及びクロミナンス信号の各通
過時間が等しくなるようにすると共に、IFの群遅延効果
に対する位相補償を行なう。
クロミナンス・トラップ30とピーキング回路32とルミナ
ンス処理器34とを含む受像機のルミナンス・チャンネル
に供給される。クロミナンス・トラップ30は通常の設計
によるもので、ルミナンス・ピーキング回路32へ供給さ
れる信号から3.58MHzのクロミナンス副搬送波成分を除
去する。ピーキング回路32はその性質及び動作方法に依
って、通常、2.0MHz付近の信号に関してルミナンス信号
の高周波成分を強調する。或る種の受像機では、ピーキ
ング周波数は視聴者による調節可能な手動ピーキング制
御の設定によって変化する。また、多数の受像機では、
ピーキング回路は、好都合にも、所定量のルミナンス信
号遅延を与えてルミナンス及びクロミナンス信号の各通
過時間が等しくなるようにすると共に、IFの群遅延効果
に対する位相補償を行なう。
ルミナンス・ピーキングは通常、ビデオ信号振幅の遷
移の傾斜の勾配を増加させて、振幅の遷移の直前に信号
プレシュート(preshoot)を発生させ、また振幅の遷移
の直後に信号オーバシュート(overshoot)を発生させ
る。自動及び手動の両制御を備えたこの種のピーキング
方式は、例えば、ハーラン氏の米国特許第4,351,003号
とハーウッド氏等の米国特許第4,388,648号に記載され
ている。ピーキングされたルミナンス信号はその後、例
えば、増幅器とレベル・シフト及びDCレベル設定回路と
を含む装置34によって処理される。
移の傾斜の勾配を増加させて、振幅の遷移の直前に信号
プレシュート(preshoot)を発生させ、また振幅の遷移
の直後に信号オーバシュート(overshoot)を発生させ
る。自動及び手動の両制御を備えたこの種のピーキング
方式は、例えば、ハーラン氏の米国特許第4,351,003号
とハーウッド氏等の米国特許第4,388,648号に記載され
ている。ピーキングされたルミナンス信号はその後、例
えば、増幅器とレベル・シフト及びDCレベル設定回路と
を含む装置34によって処理される。
処理器34からの、増幅され且つピーキングされたルミ
ナンス信号はクロミナンス処理器22からの複数の色差信
号とマトリックス増幅器38内で組合わされて、低レベル
の赤、緑、青のカラー映像表示信号r、g、bを生成す
る。これらの信号は各低域通過フイルタ39a、39b、39c
を経てビデオ・スイッチ40の1組の信号入力へ供給され
る。補助ビデオ信号源19からの補助カラービデオ信号
r′、g′、b′はスイッチ40の他の組の信号入力に供
給される。この例では、スイッチ40は三菱電機製のM513
22P集積回路である。
ナンス信号はクロミナンス処理器22からの複数の色差信
号とマトリックス増幅器38内で組合わされて、低レベル
の赤、緑、青のカラー映像表示信号r、g、bを生成す
る。これらの信号は各低域通過フイルタ39a、39b、39c
を経てビデオ・スイッチ40の1組の信号入力へ供給され
る。補助ビデオ信号源19からの補助カラービデオ信号
r′、g′、b′はスイッチ40の他の組の信号入力に供
給される。この例では、スイッチ40は三菱電機製のM513
22P集積回路である。
正規の動作モードでは、スイッチ40は信号r、g、b
を各表示装置駆動増幅器42a,42b,42cへ伝達し、それら
の増幅器はカラー映像表示管45の強度制御電極(例えば
陰極)へ高レベルの増幅されたカラー信号R、G、Bを
供給する。駆動増幅器42a、42b、42cは良好な高周波応
答が得られるようにカスコード型に構成するものが好ま
しく、また、“狭帯域”駆動増幅器の帯域幅の約2倍あ
るいは3倍の帯域幅である、直流から約6MHz乃至7MHzの
周波数帯域幅を示す。広帯域駆動段は、補助信号r′、
g′、b′によって決定されるような英数字文字情報に
通常関連した微細情報の解像度を一層良好なものにする
のに有効である。
を各表示装置駆動増幅器42a,42b,42cへ伝達し、それら
の増幅器はカラー映像表示管45の強度制御電極(例えば
陰極)へ高レベルの増幅されたカラー信号R、G、Bを
供給する。駆動増幅器42a、42b、42cは良好な高周波応
答が得られるようにカスコード型に構成するものが好ま
しく、また、“狭帯域”駆動増幅器の帯域幅の約2倍あ
るいは3倍の帯域幅である、直流から約6MHz乃至7MHzの
周波数帯域幅を示す。広帯域駆動段は、補助信号r′、
g′、b′によって決定されるような英数字文字情報に
通常関連した微細情報の解像度を一層良好なものにする
のに有効である。
表示装置駆動増幅器の広帯域特性は数個の設計要素に
よって決定されるが、その幾つかのものを以下に述べ
る。その増幅器負荷抵抗器は映像管キャパシタンスとの
組合せによって生成される低域通過濾波効果を減少させ
るために低い値を持つように選択される。固有の低寄生
キャパシタンスを持つ負荷抵抗器が使用される。良好な
高周波応答を備えた増幅器トランジスタが使用され、ま
たその増幅器は、長い接続電線に関連した寄生キャパシ
タンス量を減少させるために映像管信号入力端子に接近
して配置される。各増幅器の出力回路内のピーキングコ
イルはまた増幅器の広帯域応答に貢献する。補助r′、
g′、b′入力信号に応答する適切な広帯域映像管駆動
段の1つの型は、CTC−131受像機用の1984RCAカラーテ
レビジョン サービス データ中に記載されているよう
な、RCA社製のCTC−131カラーテレビジョン受像機シャ
ーシ内に使用されている。
よって決定されるが、その幾つかのものを以下に述べ
る。その増幅器負荷抵抗器は映像管キャパシタンスとの
組合せによって生成される低域通過濾波効果を減少させ
るために低い値を持つように選択される。固有の低寄生
キャパシタンスを持つ負荷抵抗器が使用される。良好な
高周波応答を備えた増幅器トランジスタが使用され、ま
たその増幅器は、長い接続電線に関連した寄生キャパシ
タンス量を減少させるために映像管信号入力端子に接近
して配置される。各増幅器の出力回路内のピーキングコ
イルはまた増幅器の広帯域応答に貢献する。補助r′、
g′、b′入力信号に応答する適切な広帯域映像管駆動
段の1つの型は、CTC−131受像機用の1984RCAカラーテ
レビジョン サービス データ中に記載されているよう
な、RCA社製のCTC−131カラーテレビジョン受像機シャ
ーシ内に使用されている。
受像機の補助動作モードでは、信号r、g、bではな
く、補助カラー信号r′、g′、b′がスイッチ40を経
て駆動器42a、42b、42cへそれぞれ直接伝達される。同
時に、補助ビデオ信号源19に関連したSYNC′同期信号が
ビデオ・スイッチ18を経て同期分離器28へ、また、同期
分離器28の出力から、補助ビデオ信号源19からの信号に
関連した映像表示を同期化するための受像機の偏向回路
(図示せず)へ伝達される。正規及び補助表示モード間
のようなスイッチ18と40の制御は視聴者によって手動で
行なうことも、あるいは、受像機中に含まれているマイ
クロプロセッサによって生成されるプログラムされた制
御信号に応答するようにして自動的に行なうこともでき
る。
く、補助カラー信号r′、g′、b′がスイッチ40を経
て駆動器42a、42b、42cへそれぞれ直接伝達される。同
時に、補助ビデオ信号源19に関連したSYNC′同期信号が
ビデオ・スイッチ18を経て同期分離器28へ、また、同期
分離器28の出力から、補助ビデオ信号源19からの信号に
関連した映像表示を同期化するための受像機の偏向回路
(図示せず)へ伝達される。正規及び補助表示モード間
のようなスイッチ18と40の制御は視聴者によって手動で
行なうことも、あるいは、受像機中に含まれているマイ
クロプロセッサによって生成されるプログラムされた制
御信号に応答するようにして自動的に行なうこともでき
る。
スイッチ18の出力から低域通過フイルタ39a〜39cの入
力までの正規のビデオ信号処理チャンネルは直流から約
4.2MHzのビデオ信号帯域幅を含む−3db帯域幅を示す。
力までの正規のビデオ信号処理チャンネルは直流から約
4.2MHzのビデオ信号帯域幅を含む−3db帯域幅を示す。
表示装置駆動段のすぐ前の低域通過フイルタ回路網の
帯域幅は通常、その駆動段の帯域幅に実質的に整合する
か、あるいはそれよりも若干大きい帯域幅を示す。すな
わち、そのような低域通過フイルタ回路網は一般に、上
記駆動段の遮断周波数に実質的に等しいか、あるいはそ
れよりも僅かに大きい遮断周波数を有する。この発明の
原理に従って、フイルタ39a〜39cは駆動段の前に配置さ
れて、以下に説明するように受像機に使用される駆動段
の帯域幅に応じて、少なくとも2つの周波数応答の1つ
によってビデオ・チャンネルの出力からの正規のr、
g、bカラー信号を濾波する。各低域通過フイルタ39の
構造が第2図のフイルタ回路39によって示されている。
帯域幅は通常、その駆動段の帯域幅に実質的に整合する
か、あるいはそれよりも若干大きい帯域幅を示す。すな
わち、そのような低域通過フイルタ回路網は一般に、上
記駆動段の遮断周波数に実質的に等しいか、あるいはそ
れよりも僅かに大きい遮断周波数を有する。この発明の
原理に従って、フイルタ39a〜39cは駆動段の前に配置さ
れて、以下に説明するように受像機に使用される駆動段
の帯域幅に応じて、少なくとも2つの周波数応答の1つ
によってビデオ・チャンネルの出力からの正規のr、
g、bカラー信号を濾波する。各低域通過フイルタ39の
構造が第2図のフイルタ回路39によって示されている。
第2図のフイルタ39はその入力及び出力端子間に直列
に結合された抵抗器Rと、フイルタ出力における信号路
の分路をなすインダクタ50及びキャパシタ51の直列同調
結合体とを含む。この例では、抵抗器Rは、以下に検討
するように、受像機に使用される駆動段の帯域幅に依存
するフイルタ回路網に望ましい周波数応答に応じて2つ
の値の中のいずれかを示す。フイルタ39は抵抗器R及び
キャパシタ51の各値によって主として決定される低域通
過応答を示し、且つ、抵抗器Rとインダクタ50とキャパ
シタ51の各値によって決定されるクロミナンス副搬送波
の第2高調波7.16MHzにおいてトラップ(零)応答を示
す。
に結合された抵抗器Rと、フイルタ出力における信号路
の分路をなすインダクタ50及びキャパシタ51の直列同調
結合体とを含む。この例では、抵抗器Rは、以下に検討
するように、受像機に使用される駆動段の帯域幅に依存
するフイルタ回路網に望ましい周波数応答に応じて2つ
の値の中のいずれかを示す。フイルタ39は抵抗器R及び
キャパシタ51の各値によって主として決定される低域通
過応答を示し、且つ、抵抗器Rとインダクタ50とキャパ
シタ51の各値によって決定されるクロミナンス副搬送波
の第2高調波7.16MHzにおいてトラップ(零)応答を示
す。
広帯域フイルタ構成では、抵抗器Rは約1200Ωの値を
示し、それによってフイルタ39は上限が約4MHz乃至5MHz
の−3db遮断周波数を有する平坦な低域通過特性を示
す。また、狭帯域フイルタ構成では、抵抗器Rは約2200
Ωの値を示し、それによってフイルタ39は上限が約1.5M
Hz乃至2MHzの−3db遮断周波数を有する制限された低域
通過特性を示す。フイルタ39は狭帯域フイルタ構成では
7.16MHzにおいてより大きな減衰を与える。或る種の受
像機では、インダクタ50は費用を減少させるためにワイ
ヤによって置換され得るが、その結果生ずるフイルタ構
成はもはや7.16MHzにおいてトラップ応答を示さない。
示し、それによってフイルタ39は上限が約4MHz乃至5MHz
の−3db遮断周波数を有する平坦な低域通過特性を示
す。また、狭帯域フイルタ構成では、抵抗器Rは約2200
Ωの値を示し、それによってフイルタ39は上限が約1.5M
Hz乃至2MHzの−3db遮断周波数を有する制限された低域
通過特性を示す。フイルタ39は狭帯域フイルタ構成では
7.16MHzにおいてより大きな減衰を与える。或る種の受
像機では、インダクタ50は費用を減少させるためにワイ
ヤによって置換され得るが、その結果生ずるフイルタ構
成はもはや7.16MHzにおいてトラップ応答を示さない。
テレビジョン受像機が補助ビデオ情報を表示するよう
になされ且つそのために広帯域駆動段を含む時は、フイ
ルタ39は狭帯域構成を示す。この場合、4MHz〜5MHzビデ
オ・チャンネル帯域幅と狭帯域低域通過フイルタ39の制
限された帯域幅との組合せは約3MHzの総合装置帯域幅を
呈する。従って、広帯域駆動段は、通常、広帯域の補助
信号(例えば、英数字文字情報を表わす信号)入力に付
随している微細情報に対して良好な解像度を得るのに必
要な広帯域を有し、同時に狭帯域フイルタ39を広帯域駆
動段と組合せて使用することにより、映像表示信号r、
g、bの所定の帯域幅を越える周波数帯に位置するピー
キング成分を減衰させて、良好な画像解像度を生ずるよ
うな、正規のr、g、b信号に対する総合装置帯域幅を
生成する。
になされ且つそのために広帯域駆動段を含む時は、フイ
ルタ39は狭帯域構成を示す。この場合、4MHz〜5MHzビデ
オ・チャンネル帯域幅と狭帯域低域通過フイルタ39の制
限された帯域幅との組合せは約3MHzの総合装置帯域幅を
呈する。従って、広帯域駆動段は、通常、広帯域の補助
信号(例えば、英数字文字情報を表わす信号)入力に付
随している微細情報に対して良好な解像度を得るのに必
要な広帯域を有し、同時に狭帯域フイルタ39を広帯域駆
動段と組合せて使用することにより、映像表示信号r、
g、bの所定の帯域幅を越える周波数帯に位置するピー
キング成分を減衰させて、良好な画像解像度を生ずるよ
うな、正規のr、g、b信号に対する総合装置帯域幅を
生成する。
フイルタ39を使用すると、r′、g′、b′のような
補助入力カラー映像信号に関する広帯域表示装置駆動段
の利点を十分に得ることのできる受像機が得られるとい
う利点がある。また、フイルタ39を使用すると、映像信
号r、g、bの所定の帯域幅を越える周波数帯を占める
疑似の高周波信号による信号及び表示の質の低下の影響
を受けることなく、ルミナンス及びクロミナンスの各チ
ャンネルによって正規に処理されるビデオ信号に対して
も良好な総合装置帯域幅応答を示す。上述の疑似高周波
信号条件はしばしば、高周波ピーキング及び増幅回路を
含むビデオ信号チャンネルの後に広帯域表示装置駆動段
を備えたテレビジョン受像機において見られる。前述し
たように、不所望な疑似信号条件には、再生される画像
の画質を著しく低下させ得るすべてのもの、例えば、ビ
デオ正帰還、線誘導妨害、無線周波数妨害、過度の雑音
が含まれる。フイルタ39の7.16MHzのトラッピング機能
は、特に、クロミナンス副搬送波周波数の第2高調波に
関する妨害成分による再生画像の画質低下を阻止するよ
うに働く。
補助入力カラー映像信号に関する広帯域表示装置駆動段
の利点を十分に得ることのできる受像機が得られるとい
う利点がある。また、フイルタ39を使用すると、映像信
号r、g、bの所定の帯域幅を越える周波数帯を占める
疑似の高周波信号による信号及び表示の質の低下の影響
を受けることなく、ルミナンス及びクロミナンスの各チ
ャンネルによって正規に処理されるビデオ信号に対して
も良好な総合装置帯域幅応答を示す。上述の疑似高周波
信号条件はしばしば、高周波ピーキング及び増幅回路を
含むビデオ信号チャンネルの後に広帯域表示装置駆動段
を備えたテレビジョン受像機において見られる。前述し
たように、不所望な疑似信号条件には、再生される画像
の画質を著しく低下させ得るすべてのもの、例えば、ビ
デオ正帰還、線誘導妨害、無線周波数妨害、過度の雑音
が含まれる。フイルタ39の7.16MHzのトラッピング機能
は、特に、クロミナンス副搬送波周波数の第2高調波に
関する妨害成分による再生画像の画質低下を阻止するよ
うに働く。
受像機は、それが補助ビデオ信号情報を表示する目的
のものでない時は、より経済的な狭帯域表示装置駆動段
が使用される。この場合、フイルタ39は広帯域構成を示
すように選ばれて、4MHz〜5MHzビデオ・チャンネル帯域
幅と狭帯域フイルタの4MHz〜5MHz帯域幅と狭帯域駆動段
の1.5MHz〜2MHz帯域幅との組合せによって良好な映像解
像度のための約3MHzの総合装置帯域幅が得られる。前述
の疑似信号条件は狭帯域駆動段の使用によって効果的に
減少され、また、広帯域フイルタ39のトラッピング特性
はクロミナンス副搬送波の第2高調波に関連する妨害効
果を減少させる働きをする。
のものでない時は、より経済的な狭帯域表示装置駆動段
が使用される。この場合、フイルタ39は広帯域構成を示
すように選ばれて、4MHz〜5MHzビデオ・チャンネル帯域
幅と狭帯域フイルタの4MHz〜5MHz帯域幅と狭帯域駆動段
の1.5MHz〜2MHz帯域幅との組合せによって良好な映像解
像度のための約3MHzの総合装置帯域幅が得られる。前述
の疑似信号条件は狭帯域駆動段の使用によって効果的に
減少され、また、広帯域フイルタ39のトラッピング特性
はクロミナンス副搬送波の第2高調波に関連する妨害効
果を減少させる働きをする。
従って、フイルタ39は、使用される映像管駆動段の
(広いか、あるいは狭い)帯域幅に対して逆の(狭い
か、あるいは広い)帯域幅を示すように選ばれることが
分かる。フイルタ39の使用は、正規の放送テレビジョン
信号と一般に広帯域信号処理が適する型の補助ビデオ信
号との双方に対して良好に動作するテレビジョン受像機
の設計を容易にする。上述したように、フイルタ39の周
波数応答は、抵抗器Rの値を調整することによって必要
な周波数応答が生成されるように変えることができる。
フイルタ39を使用すれば、そのフイルタに必要とされる
抵抗器を変えるだけで、狭帯域あるいは広帯域の表示装
置駆動段のいずれに対しても共通に単一の受像機シャー
シ設計を使用できるという利点がある。
(広いか、あるいは狭い)帯域幅に対して逆の(狭い
か、あるいは広い)帯域幅を示すように選ばれることが
分かる。フイルタ39の使用は、正規の放送テレビジョン
信号と一般に広帯域信号処理が適する型の補助ビデオ信
号との双方に対して良好に動作するテレビジョン受像機
の設計を容易にする。上述したように、フイルタ39の周
波数応答は、抵抗器Rの値を調整することによって必要
な周波数応答が生成されるように変えることができる。
フイルタ39を使用すれば、そのフイルタに必要とされる
抵抗器を変えるだけで、狭帯域あるいは広帯域の表示装
置駆動段のいずれに対しても共通に単一の受像機シャー
シ設計を使用できるという利点がある。
また、主シャーシから広帯域駆動段(一般に、映像管
のネック部に取付けられた回路板上に配置されている)
へr、g、b信号を伝達するワイヤが、制限された高周
波数スペクトルで信号を通すので、広帯域表示装置駆動
段を使用する受像機の場合には不所望なビデオ正帰還は
減少する。
のネック部に取付けられた回路板上に配置されている)
へr、g、b信号を伝達するワイヤが、制限された高周
波数スペクトルで信号を通すので、広帯域表示装置駆動
段を使用する受像機の場合には不所望なビデオ正帰還は
減少する。
第1図はこの発明の原理に従って構成されたカラーテレ
ビジョン受像機の一部のブロック図、第2図は第1図の
装置に使用されるフイルタの具体的な回路を示す図であ
る。 39……フイルタ回路網、40……供給手段、42……表示装
置駆動増幅器、45……映像表示装置。
ビジョン受像機の一部のブロック図、第2図は第1図の
装置に使用されるフイルタの具体的な回路を示す図であ
る。 39……フイルタ回路網、40……供給手段、42……表示装
置駆動増幅器、45……映像表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デービツド エドワード ホリンデン アメリカ合衆国 インデイアナ州47401 ブルーミントン ノース・リンカーン 509 (56)参考文献 特開 昭58−173977(JP,A) 「テレビ技術」81年10月号P35〜40
Claims (1)
- 【請求項1】所定の信号帯域幅を呈するビデオ信号チャ
ンネルと、 上記ビデオ信号チャンネルに結合されていて、所定の信
号帯域幅内にある表示すべき映像情報を含む放送形式の
第1のビデオ信号を受信する第1の入力と、 上記ビデオ信号チャンネル中に含まれたピーキング回路
であって、上記所定の信号帯域幅内にある第1のビデオ
信号の高周波成分をピーキングして上記所定の信号帯域
幅を越えるピーキング処理された成分を発生する傾向が
ある上記ピーキング回路と、 映像表示装置とを含み、 さらに、表示すべき情報を含み、上記第1のビデオ信号
の上記所定の帯域幅よりも広い広帯域幅をもった補助の
第2のビデオ信号を受信する第2の入力と、 上記補助の第2のビデオ信号の上記広帯域幅に一致し、
上記第1のビデオ信号の上記所定の信号帯域幅よりも広
い予め定められた広帯域幅を有し、上記映像表示装置の
信号入力に増幅されたビデオ信号を供給する広帯域幅表
示駆動増幅手段と、 上記ビデオ信号チャンネルの出力から供給されたピーキ
ング処理された上記第1のビデオ信号か上記第2の入力
から供給された第2のビデオ信号のいずれかを選択的に
上記広帯域表示駆動増幅手段の入力に供給する手段と、 上記ビデオ信号チャンネルの出力から供給された上記ピ
ーキング処理された第1のビデオ信号を低域通過濾波す
る低域通過フィルタ手段であって、上記第1のビデオ信
号の上記所定の信号帯域幅を超過する上記第1のビデオ
信号のピーキング成分を減衰させて、装置が過大な総合
帯域幅を呈するのを防止すると共に上記第1のビデオ信
号の処理に関して過大な高周波ピーキングが行われるの
を防止するために、上記広帯域表示駆動増幅手段の帯域
幅よりも狭い予め定められた帯域幅を有する上記低域通
過フィルタ手段とを含むことを特徴とするビデオ信号の
処理及び表示装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/780,947 US4689663A (en) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | Television receiver with display driver amplifier and input video filter having inversely related bandwidths |
US780947 | 1985-09-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6278988A JPS6278988A (ja) | 1987-04-11 |
JP2528291B2 true JP2528291B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=25121175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61224070A Expired - Lifetime JP2528291B2 (ja) | 1985-09-27 | 1986-09-22 | ビデオ信号の処理及び表示装置 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4689663A (ja) |
JP (1) | JP2528291B2 (ja) |
KR (1) | KR950007899B1 (ja) |
CA (1) | CA1250947A (ja) |
DE (1) | DE3632610A1 (ja) |
FR (1) | FR2593659B1 (ja) |
GB (1) | GB2181321B (ja) |
HK (1) | HK94494A (ja) |
SG (1) | SG24192G (ja) |
Families Citing this family (8)
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---|---|---|---|---|
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US4941047A (en) * | 1988-07-29 | 1990-07-10 | Goldstar Co., Ltd. | Video signal compensating circuit of a TV/VCR |
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US4963958A (en) * | 1989-04-20 | 1990-10-16 | Rca Licensing Corporation | Television receiver with auxiliary input connector providing a second luminance signal subjected to enhancing video signals of a separated Y-C format |
US4935807A (en) * | 1989-04-20 | 1990-06-19 | Rca Licensing Corporation | Television receiver with auxiliary input connector providing a chrominance signal subjected to pre-distortion for video signals of a separated Y-C format |
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KR20020068079A (ko) * | 2000-11-13 | 2002-08-24 | 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 비대칭 과도 신호들의 검출 및 보정 |
TWI581640B (zh) * | 2014-09-09 | 2017-05-01 | 鴻海精密工業股份有限公司 | 信號合成電路 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE1161948B (de) * | 1952-12-22 | 1964-01-30 | Loewe Opta Ag | Verstaerkerschaltung fuer Bildspannungen |
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-
1985
- 1985-09-27 US US06/780,947 patent/US4689663A/en not_active Expired - Lifetime
-
1986
- 1986-09-12 CA CA000518061A patent/CA1250947A/en not_active Expired
- 1986-09-22 JP JP61224070A patent/JP2528291B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1986-09-24 GB GB8622944A patent/GB2181321B/en not_active Expired
- 1986-09-25 DE DE19863632610 patent/DE3632610A1/de active Granted
- 1986-09-26 FR FR8613475A patent/FR2593659B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1986-09-26 KR KR1019860008057A patent/KR950007899B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1992
- 1992-03-06 SG SG241/92A patent/SG24192G/en unknown
-
1994
- 1994-09-08 HK HK94494A patent/HK94494A/xx not_active IP Right Cessation
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
「テレビ技術」81年10月号P35〜40 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6278988A (ja) | 1987-04-11 |
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KR870003644A (ko) | 1987-04-18 |
GB2181321A (en) | 1987-04-15 |
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DE3632610A1 (de) | 1987-04-02 |
FR2593659B1 (fr) | 1992-11-20 |
GB8622944D0 (en) | 1986-10-29 |
CA1250947A (en) | 1989-03-07 |
DE3632610C2 (ja) | 1990-12-06 |
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