JP2528242Y2 - ケーブル引留装置 - Google Patents
ケーブル引留装置Info
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- JP2528242Y2 JP2528242Y2 JP9954889U JP9954889U JP2528242Y2 JP 2528242 Y2 JP2528242 Y2 JP 2528242Y2 JP 9954889 U JP9954889 U JP 9954889U JP 9954889 U JP9954889 U JP 9954889U JP 2528242 Y2 JP2528242 Y2 JP 2528242Y2
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- Japan
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- cable
- clamp
- bolt
- members
- spring
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、管路内布設ケーブルの波乗り現象による移
動、あるいは傾斜地径間でのヒートサイクル、気温変化
等によるずれ落ち移動を防止するために用いるケーブル
引留装置に関する。
動、あるいは傾斜地径間でのヒートサイクル、気温変化
等によるずれ落ち移動を防止するために用いるケーブル
引留装置に関する。
(従来の技術) 一般に送・配電用電力ケーブル、通信ケーブル等(以
下ケーブルと称する)は、道路等の下に設けられた管路
内に布設されることが多く、そのケーブルの布設に際し
ては、第7図に示されるように、管路3をマンホール5
を介して接続し、その内部にケーブル1を布設するとと
もに、前記マンホール5の部分で、接続部2を介してケ
ーブルの接続を行うようにしている。また、前記接続部
2の前後の部分には、若干の余裕部分(オフセット)を
形成しており、ケーブルの接続の動作、ケーブル熱伸縮
の吸収等が良好に行い得るようにされている。
下ケーブルと称する)は、道路等の下に設けられた管路
内に布設されることが多く、そのケーブルの布設に際し
ては、第7図に示されるように、管路3をマンホール5
を介して接続し、その内部にケーブル1を布設するとと
もに、前記マンホール5の部分で、接続部2を介してケ
ーブルの接続を行うようにしている。また、前記接続部
2の前後の部分には、若干の余裕部分(オフセット)を
形成しており、ケーブルの接続の動作、ケーブル熱伸縮
の吸収等が良好に行い得るようにされている。
ところが、そのケーブルを布設する地盤の状態が良く
ない場合には、道路を走行する車両等によくわえられる
振動等によりケーブルに波乗り現象が発生し、その布設
されたケーブルが車両の走行方向に向かって移動する等
の問題が発生する。つまり、第8図に示されるように、
道路6を走行する車両7の重量によって押圧力fが加え
られ、管路3がたわんで沈下するという状態が発生す
る。そして、車両が進行方向vに移動することによっ
て、そのたわみ部分が順次移動することになり、その管
路のたわみにしたがって、ケーブル1もわずかずつ矢印
v方向に移動されるような力が加えられることになる。
前述したようなケーブルに加えられるたわみ状態は、道
路を車両が通過する都度、繰返して発生する。
ない場合には、道路を走行する車両等によくわえられる
振動等によりケーブルに波乗り現象が発生し、その布設
されたケーブルが車両の走行方向に向かって移動する等
の問題が発生する。つまり、第8図に示されるように、
道路6を走行する車両7の重量によって押圧力fが加え
られ、管路3がたわんで沈下するという状態が発生す
る。そして、車両が進行方向vに移動することによっ
て、そのたわみ部分が順次移動することになり、その管
路のたわみにしたがって、ケーブル1もわずかずつ矢印
v方向に移動されるような力が加えられることになる。
前述したようなケーブルに加えられるたわみ状態は、道
路を車両が通過する都度、繰返して発生する。
前述したようなケーブルの移動の現象を、波乗り現象
と呼んでいるが、そのような波乗り現象によりケーブル
が移動するという状態の発生を防止するために、第9図
に示されるように、管路の両側に設けたマンホール5、
5aの部分で、ケーブル1に対して管路3の両端部の部分
で、ケーブル拘束装置10、10aを用いて固定するような
手段を設けることが行われる。この場合に、管路3に傾
斜があり、ケーブルがv方向へのみに移動する現象を生
じるときには、管路3の一端部(高所側)に設けたケー
ブル拘束装置10のみで移動を防止することもある。上記
したような波乗り現象によるケーブルの移動を防止する
ための手段として、具体的には、実公昭54−25668号公
報や、実公昭56−753号公報等に示されるようなケーブ
ルの移動防止手段が設けられている。前記従来例におい
ては、管路のマンホールとの接続部分に、ケーブルの繰
出端部の固定手段を配置し、波乗り現象が発生した場合
でも、マンホール部分から管路内にケーブルが引込まれ
たりすることを防止出来るようにされる。
と呼んでいるが、そのような波乗り現象によりケーブル
が移動するという状態の発生を防止するために、第9図
に示されるように、管路の両側に設けたマンホール5、
5aの部分で、ケーブル1に対して管路3の両端部の部分
で、ケーブル拘束装置10、10aを用いて固定するような
手段を設けることが行われる。この場合に、管路3に傾
斜があり、ケーブルがv方向へのみに移動する現象を生
じるときには、管路3の一端部(高所側)に設けたケー
ブル拘束装置10のみで移動を防止することもある。上記
したような波乗り現象によるケーブルの移動を防止する
ための手段として、具体的には、実公昭54−25668号公
報や、実公昭56−753号公報等に示されるようなケーブ
ルの移動防止手段が設けられている。前記従来例におい
ては、管路のマンホールとの接続部分に、ケーブルの繰
出端部の固定手段を配置し、波乗り現象が発生した場合
でも、マンホール部分から管路内にケーブルが引込まれ
たりすることを防止出来るようにされる。
前述したような一般的なケーブル拘束装置とは別に、
従来のケーブル拘束装置としては、例えば、第10図に示
されるような構成のケーブル拘束装置10を用いる場合が
ある。前記第10図に示されるケーブル拘束装置10におい
ては、装置本体の管路側の先端部分に、管路3のフラン
ジ3aにパッキング11a、締付けリング11を配置して管口
防水装置を構成し、他端部に端板19を設け、両部材の間
に複数のボルト12、12……を平行に配置するとともに、
これ等のボルトに沿って移動可能な状態で、クランプに
よる固定手段と、バネ部材による保持手段を設けてい
る。
従来のケーブル拘束装置としては、例えば、第10図に示
されるような構成のケーブル拘束装置10を用いる場合が
ある。前記第10図に示されるケーブル拘束装置10におい
ては、装置本体の管路側の先端部分に、管路3のフラン
ジ3aにパッキング11a、締付けリング11を配置して管口
防水装置を構成し、他端部に端板19を設け、両部材の間
に複数のボルト12、12……を平行に配置するとともに、
これ等のボルトに沿って移動可能な状態で、クランプに
よる固定手段と、バネ部材による保持手段を設けてい
る。
前記ケーブル拘束装置は、第10a図に示されるよう
に、クランプ20を2つの半円形のクランプ部材21、21a
を組み合わせて構成し、前記クランプ部材の両側のフラ
ンジ23を介して押圧部材25で締付け、ケーブルを固定保
持出来るように構成する。なお、前記クランプ部材21、
21aによりケーブルを保持する際には、押圧部材25のボ
ルト26に対して、前記フランジの外側でバネ28を配置
し、前記バネをナット27、27aを介して押圧することに
よって、クランプ20の内側で、ケーブルの外部を被覆す
るように設けられたバッキング部材24を締め付ける作用
を行い、両者を一体に固定することが出来るようにされ
ている。
に、クランプ20を2つの半円形のクランプ部材21、21a
を組み合わせて構成し、前記クランプ部材の両側のフラ
ンジ23を介して押圧部材25で締付け、ケーブルを固定保
持出来るように構成する。なお、前記クランプ部材21、
21aによりケーブルを保持する際には、押圧部材25のボ
ルト26に対して、前記フランジの外側でバネ28を配置
し、前記バネをナット27、27aを介して押圧することに
よって、クランプ20の内側で、ケーブルの外部を被覆す
るように設けられたバッキング部材24を締め付ける作用
を行い、両者を一体に固定することが出来るようにされ
ている。
そして、前記図10に示すケーブル拘束装置において
は、前述したような構成のクランプ20、20aを用い、そ
の中間部分に中板14を設け、それ等のクランプが中板14
と一体に、ボルト12に対して摺動可能に設けられる。さ
らに、前記クランプによるケーブルの保持手段の両側に
は、調整金具13、18が配置されており、それ等の端板は
ボルト12に固定され、前記調整金具と中板との間に、そ
れぞれスプリング15、17を配置している。
は、前述したような構成のクランプ20、20aを用い、そ
の中間部分に中板14を設け、それ等のクランプが中板14
と一体に、ボルト12に対して摺動可能に設けられる。さ
らに、前記クランプによるケーブルの保持手段の両側に
は、調整金具13、18が配置されており、それ等の端板は
ボルト12に固定され、前記調整金具と中板との間に、そ
れぞれスプリング15、17を配置している。
すなわち、前記ボルト12にはスプリング15を設けてお
り、前記スプリング15は調整金具13と中板14の間で圧縮
バネとして作用し、ケーブルが管路口から管路内へ引き
込まれるのを防止する。なお、スプリング17を調整金具
18と中板14との間に圧縮バネとして介在させることによ
り、ケーブルが管路内からマンホール内へずれ込むのを
防止出来る。そして、前記ボルト12を介してスプリング
を配置することにより、ケーブルに加えられる長さ方向
の力に対して、対抗させ得るようにすることが出来るよ
うにされている。
り、前記スプリング15は調整金具13と中板14の間で圧縮
バネとして作用し、ケーブルが管路口から管路内へ引き
込まれるのを防止する。なお、スプリング17を調整金具
18と中板14との間に圧縮バネとして介在させることによ
り、ケーブルが管路内からマンホール内へずれ込むのを
防止出来る。そして、前記ボルト12を介してスプリング
を配置することにより、ケーブルに加えられる長さ方向
の力に対して、対抗させ得るようにすることが出来るよ
うにされている。
したがって、前述したようにして、ケーブル拘束装置
10に保持されたケーブルは、管路側に引かれるような作
用を受けた場合、または、押し出されるような作用を受
けた場合の、いずれの方向の力が作用しても、ケーブル
が余分に繰り出されたり、引かれたりすることを防止す
ることが出来、管路内での波乗り現象に対処させ得るも
のとされる。
10に保持されたケーブルは、管路側に引かれるような作
用を受けた場合、または、押し出されるような作用を受
けた場合の、いずれの方向の力が作用しても、ケーブル
が余分に繰り出されたり、引かれたりすることを防止す
ることが出来、管路内での波乗り現象に対処させ得るも
のとされる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したような従来のケーブル拘束装
置においては、ケーブルをマンホール部分で固定保持す
る際に、クランプを固定する部材が側部に大きく突出
し、個々のケーブル拘束装置の占める面積が比較的広く
必要とされている。したがって、比較的多数本のケーブ
ルを、平行に並べた状態で布設し、その端部をマンホー
ル内で固定するとともに、余裕部分(オフセット)を形
成しようとする場合には、それぞれのケーブルを近接さ
せて配置することが困難になるという問題が発生する。
置においては、ケーブルをマンホール部分で固定保持す
る際に、クランプを固定する部材が側部に大きく突出
し、個々のケーブル拘束装置の占める面積が比較的広く
必要とされている。したがって、比較的多数本のケーブ
ルを、平行に並べた状態で布設し、その端部をマンホー
ル内で固定するとともに、余裕部分(オフセット)を形
成しようとする場合には、それぞれのケーブルを近接さ
せて配置することが困難になるという問題が発生する。
また、前述したような多数本のケーブルを近接させて
配置した場合には、クランプに対するネジ止めによる固
定部分が、互いに接近することになるので、その作業性
が良くないことの他に、一部のケーブルに対するオフセ
ット部分を、十分に余裕を持たせて配置する等の面倒な
作業を強いられるという問題も発生する。
配置した場合には、クランプに対するネジ止めによる固
定部分が、互いに接近することになるので、その作業性
が良くないことの他に、一部のケーブルに対するオフセ
ット部分を、十分に余裕を持たせて配置する等の面倒な
作業を強いられるという問題も発生する。
(考案の目的) 本考案は、上記したような従来のケーブル拘束装置の
欠点を解消するもので、ケーブルを締め付ける状態で保
持するクランプを2つの半割り状のクランプ部材により
構成し、前記クランプ部材に対してコイルスプリング状
の押圧部材を巻き掛けるように配置して、拘束装置の構
成を小型に形成し得る装置を提供することを目的として
いる。
欠点を解消するもので、ケーブルを締め付ける状態で保
持するクランプを2つの半割り状のクランプ部材により
構成し、前記クランプ部材に対してコイルスプリング状
の押圧部材を巻き掛けるように配置して、拘束装置の構
成を小型に形成し得る装置を提供することを目的として
いる。
(課題を解決するための手段および作用) 本考案は、管路内に布設されたケーブルを、マンホー
ル等の管路口端部で、ケーブル拘束装置により固定する
ように構成してなる装置に関する。本考案において、前
記ケーブル拘束装置には、ケーブルをパッキングを介し
て保持するための半円筒形状の2つのクランプ部材を組
み合わせて構成する円筒形状のクランプと、前記クラン
プを構成する2つのクランプ部材の接合部の両側に、各
々のクランプ部材の周囲に突出させて設けたブラケット
と、前記2つのクランプ部材の長さ方向の中間部に突出
させて配置する中板と、前記ブラケットを介して、前記
クランプ部材の表面に沿わせるコイルスプリング部材を
設けた押圧バネ手段と、を配置している。そして、前記
押圧バネ手段によりクランプを外周側から押圧して、ケ
ーブルを保持する作用を行うとともに、前記クランプを
ケーブルの長さ方向に位置決めするための支持部材と、
前記クランプの長さ方向の中間部に設けた中板を貫通
し、前記クランプのケーブル長さ方向の両側に配置する
取付け台板および前板とに端部が支持されて、ケーブル
の長さ方向に平行に設けるボルトと、前記前記ボルトに
支持されて中板の両側部に配置するスプリングと、を設
けている。
ル等の管路口端部で、ケーブル拘束装置により固定する
ように構成してなる装置に関する。本考案において、前
記ケーブル拘束装置には、ケーブルをパッキングを介し
て保持するための半円筒形状の2つのクランプ部材を組
み合わせて構成する円筒形状のクランプと、前記クラン
プを構成する2つのクランプ部材の接合部の両側に、各
々のクランプ部材の周囲に突出させて設けたブラケット
と、前記2つのクランプ部材の長さ方向の中間部に突出
させて配置する中板と、前記ブラケットを介して、前記
クランプ部材の表面に沿わせるコイルスプリング部材を
設けた押圧バネ手段と、を配置している。そして、前記
押圧バネ手段によりクランプを外周側から押圧して、ケ
ーブルを保持する作用を行うとともに、前記クランプを
ケーブルの長さ方向に位置決めするための支持部材と、
前記クランプの長さ方向の中間部に設けた中板を貫通
し、前記クランプのケーブル長さ方向の両側に配置する
取付け台板および前板とに端部が支持されて、ケーブル
の長さ方向に平行に設けるボルトと、前記前記ボルトに
支持されて中板の両側部に配置するスプリングと、を設
けている。
したがって、本考案のケーブル引留装置においては、
クランプ部材を固定する固定手段が、前記クランプの側
部に大きく突出することがなく、ケーブルに対する押圧
装置の締付けの動作を容易に行うことが出来る。また、
本考案のケーブル引留装置は、各ケーブル拘束装置が比
較的取扱い性が良いものとして構成されており、マンホ
ール内でケーブルに対して組立てる作業を行う場合で
も、その作業を容易に行うことが出来、クランプによる
ケーブルに対する締付け作業を容易に行うことが可能で
ある。
クランプ部材を固定する固定手段が、前記クランプの側
部に大きく突出することがなく、ケーブルに対する押圧
装置の締付けの動作を容易に行うことが出来る。また、
本考案のケーブル引留装置は、各ケーブル拘束装置が比
較的取扱い性が良いものとして構成されており、マンホ
ール内でケーブルに対して組立てる作業を行う場合で
も、その作業を容易に行うことが出来、クランプによる
ケーブルに対する締付け作業を容易に行うことが可能で
ある。
(実施例) 図示された例に従って、本考案のケーブル引留装置の
構成を説明する。第1図および第2図に示される本考案
のケーブル引留装置の実施例では、管路3からケーブル
がマンホール内に露出する部分で、ケーブル1に対して
ケーブル拘束装置30を取付け、ケーブル1の固定と保持
の動作を行うことが出来るように構成したものを示して
いる。図示される実施例において、拘束装置30は、マン
ホールに接続される管路3に対して、ケーブル1の端部
を固定するための取付け台板31を配置し、前記台板31に
対して、クランプ40は複数のボルト35、35……を介し
て、ケーブル1の長さ方向にスライド出来るように取付
けられている。
構成を説明する。第1図および第2図に示される本考案
のケーブル引留装置の実施例では、管路3からケーブル
がマンホール内に露出する部分で、ケーブル1に対して
ケーブル拘束装置30を取付け、ケーブル1の固定と保持
の動作を行うことが出来るように構成したものを示して
いる。図示される実施例において、拘束装置30は、マン
ホールに接続される管路3に対して、ケーブル1の端部
を固定するための取付け台板31を配置し、前記台板31に
対して、クランプ40は複数のボルト35、35……を介し
て、ケーブル1の長さ方向にスライド出来るように取付
けられている。
前記クランプ40は、第2図に示されるように、ケーブ
ル1の周囲を覆うように配置されるパッキング48と、前
記パッキングの周囲を締付けるための、略半円筒状のク
ランプ部材41、41aと、前記クランプに対応させた支持
部材とから構成されている。前記クランプを構成するク
ランプ部材41、41aは、略半円形断面を有する部材によ
り構成され、その2つのクランプ部材の接合部分にフラ
ンジ42、42aをそれぞれ突出させており、前記フランジ
を介して対向するクランプ部材を接続して、筒状の部材
として形成する。また、前記フランジを介して接続され
て略円筒状に構成されるクランプの周囲には、前記フラ
ンジによる接続部分を覆うようにして、両側にそれぞれ
2つの押圧バネ手段50を配置する。
ル1の周囲を覆うように配置されるパッキング48と、前
記パッキングの周囲を締付けるための、略半円筒状のク
ランプ部材41、41aと、前記クランプに対応させた支持
部材とから構成されている。前記クランプを構成するク
ランプ部材41、41aは、略半円形断面を有する部材によ
り構成され、その2つのクランプ部材の接合部分にフラ
ンジ42、42aをそれぞれ突出させており、前記フランジ
を介して対向するクランプ部材を接続して、筒状の部材
として形成する。また、前記フランジを介して接続され
て略円筒状に構成されるクランプの周囲には、前記フラ
ンジによる接続部分を覆うようにして、両側にそれぞれ
2つの押圧バネ手段50を配置する。
前記第1図に示すケーブル拘束装置30において、クラ
ンプ40を構成するクランプ部材は、その中間部に中板38
を設け、支持部材を構成する取付け台板31と、前板39お
よび中板38とを貫通するようにしてボルト35、35を配置
している。前記ボルトにはスプリング36を設けており、
前記スプリング36は調整金具37と中板38の間で圧縮バネ
として作用し、ケーブルが管路口から管路内へ引き込ま
れるのを防止する。なお、スプリング36aを調整金具37a
と中板38との間に圧縮バネとして入れることにより、ケ
ーブルが管路内からマンホール内へずれ込むのを防止出
来る。
ンプ40を構成するクランプ部材は、その中間部に中板38
を設け、支持部材を構成する取付け台板31と、前板39お
よび中板38とを貫通するようにしてボルト35、35を配置
している。前記ボルトにはスプリング36を設けており、
前記スプリング36は調整金具37と中板38の間で圧縮バネ
として作用し、ケーブルが管路口から管路内へ引き込ま
れるのを防止する。なお、スプリング36aを調整金具37a
と中板38との間に圧縮バネとして入れることにより、ケ
ーブルが管路内からマンホール内へずれ込むのを防止出
来る。
また、中板38の両側にスプリング36、36aを設け、あ
らかじめスプリングを調整金具37、37aで圧縮しておけ
ば、バネ定数が約2倍に高くとれ、ケーブルのずれ動き
量を低減するのに有効である。そして、前記ボルト35を
介してスプリングを配置することにより、ケーブルに加
えられる長さ方向の力に対して、対抗させ得るようにす
ることが出来る。
らかじめスプリングを調整金具37、37aで圧縮しておけ
ば、バネ定数が約2倍に高くとれ、ケーブルのずれ動き
量を低減するのに有効である。そして、前記ボルト35を
介してスプリングを配置することにより、ケーブルに加
えられる長さ方向の力に対して、対抗させ得るようにす
ることが出来る。
本考案のケーブル拘束装置に用いられるクランプ40
は、第3図ないし第3d図に示されるように、略半円形の
断面を有するクランプ部材41を組合せて構成している。
第3図に示されるように、本考案のクランプ40は、2種
類のクランプ部材41、41aを用いて構成される。これ等
のクランプの構成部材のうち、クランプ部材41aは第3
図および第3a図に示されるように、円筒を2つ割り状に
構成した本体に対して、その中央部に中板38aを溶接部
を介して一体に固定している。また、前記クランプ部材
41aの外面には複数のブラケット45a、46aを突出させ、
前記ブラケットを介して押圧バネ手段を取付ける。
は、第3図ないし第3d図に示されるように、略半円形の
断面を有するクランプ部材41を組合せて構成している。
第3図に示されるように、本考案のクランプ40は、2種
類のクランプ部材41、41aを用いて構成される。これ等
のクランプの構成部材のうち、クランプ部材41aは第3
図および第3a図に示されるように、円筒を2つ割り状に
構成した本体に対して、その中央部に中板38aを溶接部
を介して一体に固定している。また、前記クランプ部材
41aの外面には複数のブラケット45a、46aを突出させ、
前記ブラケットを介して押圧バネ手段を取付ける。
また、前記クランプ部材41aの端部には、フランジ42a
を突出させて配置し、前記フランジは後述するクランプ
部材41のフランジ42と対にして、第2図に示されたよう
に、両フランジに対してガイド棒43を挿入して、前記2
つのクランプ部材の接合部を、コイルスプリング部材と
しての押圧バネ手段50により押圧する際の案内の作用を
行うようにする。前記クランプ部材の外側に突出される
フランジとブラケットとは、例えば、ブラケット間の角
度を90°に、フランジとブラケットとの角度を45°に設
定している。
を突出させて配置し、前記フランジは後述するクランプ
部材41のフランジ42と対にして、第2図に示されたよう
に、両フランジに対してガイド棒43を挿入して、前記2
つのクランプ部材の接合部を、コイルスプリング部材と
しての押圧バネ手段50により押圧する際の案内の作用を
行うようにする。前記クランプ部材の外側に突出される
フランジとブラケットとは、例えば、ブラケット間の角
度を90°に、フランジとブラケットとの角度を45°に設
定している。
前記クランプ部材41aに対応させて配置するクランプ
部材41は、前記クランプ部材41aの半分の長さを有する
ものを2つ用いる。そして、前記クランプ部材41は、第
3b図および第3c図に示されるように、円弧状の板部材の
周囲に、ブラケット45を突出させて配置し、円弧の端部
にフランジ42を突出させて配置する。さらに、前記クラ
ンプ部材41、41の間には、第3d図に示されるように、中
板38が配置される。前記第3a図に示される実施例におい
て、中板38は、クランプ部材41aの中板38aに対して、そ
の両端部のボルト孔を介して、接続板47を用いて接続す
るようになっている。そして、前記中板部材を一体に固
定することによって、第1図に示されたように、中板の
両側に配置されるスプリングによりケーブルに対する保
持の作用を行うとともに、ケーブルの長さ方向に移動さ
せようとする応力に対抗させ得るようにしている。
部材41は、前記クランプ部材41aの半分の長さを有する
ものを2つ用いる。そして、前記クランプ部材41は、第
3b図および第3c図に示されるように、円弧状の板部材の
周囲に、ブラケット45を突出させて配置し、円弧の端部
にフランジ42を突出させて配置する。さらに、前記クラ
ンプ部材41、41の間には、第3d図に示されるように、中
板38が配置される。前記第3a図に示される実施例におい
て、中板38は、クランプ部材41aの中板38aに対して、そ
の両端部のボルト孔を介して、接続板47を用いて接続す
るようになっている。そして、前記中板部材を一体に固
定することによって、第1図に示されたように、中板の
両側に配置されるスプリングによりケーブルに対する保
持の作用を行うとともに、ケーブルの長さ方向に移動さ
せようとする応力に対抗させ得るようにしている。
前記第3a図ないし第3d図に示されるような構成の部材
を組合せて、本考案のクランプ40を構成する。そして、
前記第3図に示されるように組合せられたクランプ部材
41、41、41aを、ケーブルを挟むようにして配置し、前
記ケーブルの周囲にパッキングを配置し、前記クランプ
部材を用いて締付け固定するために、本考案において
は、第4図に示されるように構成されたコイルスプリン
グ部材としての押圧バネ手段50を用いている。
を組合せて、本考案のクランプ40を構成する。そして、
前記第3図に示されるように組合せられたクランプ部材
41、41、41aを、ケーブルを挟むようにして配置し、前
記ケーブルの周囲にパッキングを配置し、前記クランプ
部材を用いて締付け固定するために、本考案において
は、第4図に示されるように構成されたコイルスプリン
グ部材としての押圧バネ手段50を用いている。
前記第4図に示される押圧バネ手段50は、コイルスプ
リングで構成したバネ部材51の両端部に端部ボルト部材
52、53を一体に設けている。前記端部ボルト部材52、53
は、それぞれ同一形状のものを用いることが出来るが、
図示される例においては、一方の端部ボルト部材52を短
く、他方の端部ボルト部材53を長く形成している。前記
端部ボルト部材は、第4a図に示されるように、バネ部材
51の端部に係止される係止部54と、前記係止部54から突
出されるネジ部55とが一体に設けられており、係止部の
周囲に形成した螺旋状の溝を介してバネ部材51の端部に
取付けられる。
リングで構成したバネ部材51の両端部に端部ボルト部材
52、53を一体に設けている。前記端部ボルト部材52、53
は、それぞれ同一形状のものを用いることが出来るが、
図示される例においては、一方の端部ボルト部材52を短
く、他方の端部ボルト部材53を長く形成している。前記
端部ボルト部材は、第4a図に示されるように、バネ部材
51の端部に係止される係止部54と、前記係止部54から突
出されるネジ部55とが一体に設けられており、係止部の
周囲に形成した螺旋状の溝を介してバネ部材51の端部に
取付けられる。
前述したような構成を有する本考案の押圧バネ手段50
は、第3図に示されるクランプ部材41を2つ組合せた場
合に、一方のクランプ部材のブラケット45に対して、端
部ボルト部材52を取付け、他方のクランプ部材のブラケ
ットに対して端部ボルト部材53を取付ける。そして、そ
れぞれのブラケットに設けた孔に端部ボルト部材を挿入
して、その外側で締付けナット56を締付けことにより、
クランプ部材によりケーブルを挟持する際に、その外側
からバネ部材51による締付けを行う。
は、第3図に示されるクランプ部材41を2つ組合せた場
合に、一方のクランプ部材のブラケット45に対して、端
部ボルト部材52を取付け、他方のクランプ部材のブラケ
ットに対して端部ボルト部材53を取付ける。そして、そ
れぞれのブラケットに設けた孔に端部ボルト部材を挿入
して、その外側で締付けナット56を締付けことにより、
クランプ部材によりケーブルを挟持する際に、その外側
からバネ部材51による締付けを行う。
本考案のケーブル拘束装置の端部に配置される前板39
は、第5図に示されるように構成される。前記前板39
は、2つのアーチ型の板部材39a、39bを組合せて構成す
るもので、その2つの部材を組合せた際に、その内部に
は所定の直径を有する円弧が形成される。この円弧の径
は、クランプ40の内径とほぼ同一に設定され、ケーブル
の外周をカバーすることが出来るようにされる。また、
前記2つの板部材39a、39bを組合せた際に、板部材を重
合した部分に、ボルト孔39cが位置するようにされ、前
記ボルト孔39cをボルト35が貫通するようにして、ケー
ブル拘束装置30の端部の位置決めを行う。
は、第5図に示されるように構成される。前記前板39
は、2つのアーチ型の板部材39a、39bを組合せて構成す
るもので、その2つの部材を組合せた際に、その内部に
は所定の直径を有する円弧が形成される。この円弧の径
は、クランプ40の内径とほぼ同一に設定され、ケーブル
の外周をカバーすることが出来るようにされる。また、
前記2つの板部材39a、39bを組合せた際に、板部材を重
合した部分に、ボルト孔39cが位置するようにされ、前
記ボルト孔39cをボルト35が貫通するようにして、ケー
ブル拘束装置30の端部の位置決めを行う。
前述したような構成を有する本考案のケーブル拘束装
置は、第1図、第2図および第6図に示されるようにし
て、マンホール内でのケーブルの端部に対する固定の作
用を行う。すなわち、管路3からマンホール5に向けて
ケーブル1を突出させ、そのマンホールの管路側の端部
に組付け台板31を配置し、その台板31を調節ボルト32を
介して位置決めする。
置は、第1図、第2図および第6図に示されるようにし
て、マンホール内でのケーブルの端部に対する固定の作
用を行う。すなわち、管路3からマンホール5に向けて
ケーブル1を突出させ、そのマンホールの管路側の端部
に組付け台板31を配置し、その台板31を調節ボルト32を
介して位置決めする。
次いで、中板38、前板39およびクランプ部材41、41a
を、ケーブルを囲むようにして配置し、各部材のボルト
孔を貫通させるようにして、2本のボルト35を配置し、
スプリング36、36aをボルト35に対して装着する。その
後で、クランプ部材41、41aの接続部のフランジ42、42a
に対して、ガイド棒43を取付け、ケーブルを囲むように
して対向させた2つのクランプ部材の両側の部分の位置
決めを行う。さらに、前記2つのクランプ部材に対し
て、接合部を跨ぐようにして、押圧バネ手段50を配置
し、前記押圧バネ手段50の端部に配置する端部ボルト部
材を、ブラケット45、45a、および、ブラケット46、46a
との間にそれぞれ取付ける。
を、ケーブルを囲むようにして配置し、各部材のボルト
孔を貫通させるようにして、2本のボルト35を配置し、
スプリング36、36aをボルト35に対して装着する。その
後で、クランプ部材41、41aの接続部のフランジ42、42a
に対して、ガイド棒43を取付け、ケーブルを囲むように
して対向させた2つのクランプ部材の両側の部分の位置
決めを行う。さらに、前記2つのクランプ部材に対し
て、接合部を跨ぐようにして、押圧バネ手段50を配置
し、前記押圧バネ手段50の端部に配置する端部ボルト部
材を、ブラケット45、45a、および、ブラケット46、46a
との間にそれぞれ取付ける。
前記本考案の実施例において、押圧バネ手段はクラン
プ部材に対して、その両側の接合部に対応させて、ブラ
ケット45、46のそれぞれに対して配置されるもので、第
2図に示されるように、ブラケット45に端部ボルト部材
53を位置決めさせ、締付けナット56で締付ける作用を行
う。また、本考案のケーブル拘束装置30は、従来の装置
の場合のように、クランプ部材に設けるフランジを介し
てケーブルの締付け固定を行うものではなく、バネ部材
によりクランプ部材の周囲を巻き付けるようにするもの
であるために、押圧バネ手段の取付け部分は、クランプ
の側部に大きく突出させることがない。
プ部材に対して、その両側の接合部に対応させて、ブラ
ケット45、46のそれぞれに対して配置されるもので、第
2図に示されるように、ブラケット45に端部ボルト部材
53を位置決めさせ、締付けナット56で締付ける作用を行
う。また、本考案のケーブル拘束装置30は、従来の装置
の場合のように、クランプ部材に設けるフランジを介し
てケーブルの締付け固定を行うものではなく、バネ部材
によりクランプ部材の周囲を巻き付けるようにするもの
であるために、押圧バネ手段の取付け部分は、クランプ
の側部に大きく突出させることがない。
したがって、本考案の装置においては、第6図に示さ
れるように、多数本のケーブルを平行に配置して、マン
ホール内で固定する場合でも、各ケーブルを接近させた
状態で配置することが出来る。さらに、本考案のクラン
プ40を用いる場合には、押圧バネ手段の取付け部分をケ
ーブル1に対する斜めの対角線上に設定することが出来
るので、第6図に示されるように、各ケーブルを非常に
接近させた場合でも、各ケーブルに対する締付け作用を
容易に行うことが出来る。
れるように、多数本のケーブルを平行に配置して、マン
ホール内で固定する場合でも、各ケーブルを接近させた
状態で配置することが出来る。さらに、本考案のクラン
プ40を用いる場合には、押圧バネ手段の取付け部分をケ
ーブル1に対する斜めの対角線上に設定することが出来
るので、第6図に示されるように、各ケーブルを非常に
接近させた場合でも、各ケーブルに対する締付け作用を
容易に行うことが出来る。
なお、前述した本考案の実施例において、クランプを
構成するクランプ部材は、第3図に示されたように、2
つの部材を中板に挟んで溶接等により一体にすることに
限定されるものではなく、これ等をそれぞ別体に構成す
ることや、中板を一方のクランプ部材に固定すること等
の任意の構成を用いることも可能である。さらに、本考
案のケーブル拘束装置は、ケーブルの種類に対応させ
て、パッキング48の形状を変えることが出来、同一規格
のクランプ部材を用いる場合でも、サイズの異なるケー
ブルに適用させることも可能である。
構成するクランプ部材は、第3図に示されたように、2
つの部材を中板に挟んで溶接等により一体にすることに
限定されるものではなく、これ等をそれぞ別体に構成す
ることや、中板を一方のクランプ部材に固定すること等
の任意の構成を用いることも可能である。さらに、本考
案のケーブル拘束装置は、ケーブルの種類に対応させ
て、パッキング48の形状を変えることが出来、同一規格
のクランプ部材を用いる場合でも、サイズの異なるケー
ブルに適用させることも可能である。
(考案の効果) 本考案のケーブル引留装置は、上記したような構成を
有するものであるから、クランプのクランプ部材を固定
する固定手段が、前記クランプの側部に大きく突出する
ことがなく、ケーブルに対する押圧バネ手段の締付けの
動作を容易に行うことが出来る。また、本考案の縮小型
ケーブル引留装置は、各ケーブル拘束装置が比較的取扱
い性が良いものとして構成されており、マンホール内で
ケーブルに対して組立てる作業を行う場合でも、その作
業を容易に行うことが出来、クランプによるケーブルに
対する締付け作業を容易に行うことが可能である。さら
に、本考案においては、ケーブル拘束装置を小型に構成
することが可能であり、その取扱い性と、組立て性能を
良好に発揮することが出来、狭いマンホール等の内部
で、電力ケーブルの固定を容易に行うことが出来る。
有するものであるから、クランプのクランプ部材を固定
する固定手段が、前記クランプの側部に大きく突出する
ことがなく、ケーブルに対する押圧バネ手段の締付けの
動作を容易に行うことが出来る。また、本考案の縮小型
ケーブル引留装置は、各ケーブル拘束装置が比較的取扱
い性が良いものとして構成されており、マンホール内で
ケーブルに対して組立てる作業を行う場合でも、その作
業を容易に行うことが出来、クランプによるケーブルに
対する締付け作業を容易に行うことが可能である。さら
に、本考案においては、ケーブル拘束装置を小型に構成
することが可能であり、その取扱い性と、組立て性能を
良好に発揮することが出来、狭いマンホール等の内部
で、電力ケーブルの固定を容易に行うことが出来る。
第1図は本考案のケーブル引留装置の構成を示す側面
図、第2図はその断面図、第3図はクランプ部材を組合
せてクランプを構成する状態を示す分解斜視図、第3a図
は下側のクランプ部材の側面図、第3b図と第3c図はそれ
ぞれ本考案の上側のクランプ部材の側面図と正面図、第
3d図は中板部材の構成と接続状態を示す正面図、第4図
は押圧バネ手段の構成を示す側面図、第4a図は端部ボル
ト部材の説明図、第5図は前板の正面図、第6図は多数
本のケーブルを平行に配置する場合の説明図、第7図は
マンホールでのケーブルの接続状態の説明図、第8図は
ケーブルに生じる波乗り現象の説明図、第9図は従来の
ケーブルの波乗り防止手段の説明図、第10図は従来のケ
ーブル拘束装置の説明図であり、第10a図はクランプの
正面図である。 図中の符号 1……ケーブル、3……管路、5……マンホール、10…
…ケーブル拘束装置、20……クランプ、30……ケーブル
拘束装置、35……ボルト、36……スプリング、37……調
整金具、38……中板、39……前板、40……クランプ、41
……クランプ部材、45・46……ブラケット、48……パッ
キング、50……押圧バネ手段、51……バネ部材、52・53
……端部ボルト部材。
図、第2図はその断面図、第3図はクランプ部材を組合
せてクランプを構成する状態を示す分解斜視図、第3a図
は下側のクランプ部材の側面図、第3b図と第3c図はそれ
ぞれ本考案の上側のクランプ部材の側面図と正面図、第
3d図は中板部材の構成と接続状態を示す正面図、第4図
は押圧バネ手段の構成を示す側面図、第4a図は端部ボル
ト部材の説明図、第5図は前板の正面図、第6図は多数
本のケーブルを平行に配置する場合の説明図、第7図は
マンホールでのケーブルの接続状態の説明図、第8図は
ケーブルに生じる波乗り現象の説明図、第9図は従来の
ケーブルの波乗り防止手段の説明図、第10図は従来のケ
ーブル拘束装置の説明図であり、第10a図はクランプの
正面図である。 図中の符号 1……ケーブル、3……管路、5……マンホール、10…
…ケーブル拘束装置、20……クランプ、30……ケーブル
拘束装置、35……ボルト、36……スプリング、37……調
整金具、38……中板、39……前板、40……クランプ、41
……クランプ部材、45・46……ブラケット、48……パッ
キング、50……押圧バネ手段、51……バネ部材、52・53
……端部ボルト部材。
Claims (1)
- 【請求項1】管路内に布設されたケーブルを、マンホー
ル等の管路口端部で、ケーブル拘束装置により固定する
ように構成してなる装置において、 前記ケーブル拘束装置には、 ケーブルをパッキングを介して保持するための半円筒形
状の2つのクランプ部材を組み合わせて構成する円筒形
状のクランプと、 前記クランプを構成する2つのクランプ部材の接合部の
両側に、各々のクランプ部材の周囲に突出させて設けた
ブラケットと、 前記2つのクランプ部材の長さ方向の中間部に突出させ
て配置する中板と、 前記ブラケットを介して、前記クランプ部材の表面に沿
わせるコイルスプリング部材を設けた押圧バネ手段と、
を配置し、 前記押圧バネ手段によりクランプを外周側から押圧し
て、ケーブルを保持する作用を行うとともに、 前記クランプをケーブルの長さ方向に位置決めするため
の支持部材と、 前記クランプの長さ方向の中間部に設けた中板を貫通
し、前記クランプのケーブル長さ方向の両側に配置する
取付け台板および前板とに端部が支持されて、ケーブル
の長さ方向に平行に設けるボルトと、 前記前記ボルトに支持されて中板の両側部に配置するス
プリングと、 を設けることを特徴とするケーブル引留装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9954889U JP2528242Y2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | ケーブル引留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9954889U JP2528242Y2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | ケーブル引留装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0340829U JPH0340829U (ja) | 1991-04-19 |
JP2528242Y2 true JP2528242Y2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=31648591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9954889U Expired - Lifetime JP2528242Y2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | ケーブル引留装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528242Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7248769B1 (ja) * | 2021-12-03 | 2023-03-29 | 株式会社関電工 | 小スペース用ケーブル移動抑制装置 |
-
1989
- 1989-08-25 JP JP9954889U patent/JP2528242Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0340829U (ja) | 1991-04-19 |
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