JP2528100B2 - パツフア形ガス遮断器 - Google Patents

パツフア形ガス遮断器

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JP2528100B2
JP2528100B2 JP61160524A JP16052486A JP2528100B2 JP 2528100 B2 JP2528100 B2 JP 2528100B2 JP 61160524 A JP61160524 A JP 61160524A JP 16052486 A JP16052486 A JP 16052486A JP 2528100 B2 JP2528100 B2 JP 2528100B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパツフア形ガス遮断器に係り、特に低操作力
化に好適な遮断部を有するパツフア形ガス遮断器に関す
る。
〔従来の技術〕 パツフア形ガス遮断器は、パツフア室の機械的な圧縮
と、開離時に生ずるアークの熱によりパツフア室内ガス
圧力を高め、このガスをアークに吹き付けて消孤するも
のである。一方、一般にパツフア室内の圧力上昇はパツ
フア反力の増大をもたらし、開離動作の停滞,逆行等の
問題が生じる。
これらを防止して安定した開離動作特性を得るために
は、反力に見合つた強力な操作力が必要となる。このよ
うな強力を操作力を与えて低操作力化を図つた従来技術
として、消孤に寄与した高圧ガスを操作力源として利用
したものが、特公昭34-3521号公報,特開昭50-74171号
公報等に開示されている。
第7図は、特開昭50-74171号公報等に開示されている
パツフア形ガス遮断器における開離動作途中の状態を示
したものである。この動作を簡単に説明すると、操作機
(図示せず)によりシヤフト1に連結されたロツド2を
図の下方に駆動することにより、固定アーク接触子3,可
動アーク接触子4間に生じたアーク5は、シヤフト1と
一体のパツフアシリンダ6とパツフアピストン7に囲ま
れたパツフア室8で圧縮されたガスの吹き付けを受けて
消孤される。ここで9は絶縁物ノズル、10は絶縁カバ
ー、11はガス流を示している。アーク5に吹き付けられ
た高圧ガスの一部は固定アーク接触子3側の外部空間12
へと放出され、残部はシャフト1内空間13,排気口14を
経由し、ロツド2に係止されたピストン15とシリンダ16
とで形成された膨張室17内に至り、ピストン15を下降さ
せる。このとき、ピストン15の上面とこれに対向するシ
リンダ16の内面との間には圧縮ばね18が配設されてお
り、ロツド2の下方への駆動を容易化している。
このような従来技術によれば、パツフア室8内の圧力
上昇により生じるパツフア反力を膨張室17のピストン16
に作用する排気ガス圧力で相殺するようにしており、パ
ツフア反力の影響を受けない良好な開離特性を低操作力
で得ることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来技術においては、膨張室
17内の圧力上昇の影響により、シヤフト1内空間13を流
れるガス流が減少するため、可動接触子4側のアーク5
へのガス吹き付けが十分に得られず、最も重要な遮断性
能を低下させる原因となつている。
このような事情は上述したパツフア形ガス遮断器をパ
ツフア形ガス遮断部として複数備え、各遮断部での可動
アーク接触子を機構部により連動して動作させた多点切
パツフア形ガス遮断器においても同様である。
本発明の目的は、遮断性能を低下させることなく、パ
ツフア反力の影響の無い良好な開離特性を有する低操作
力化されたパツフア形ガス遮断器を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、固定アーク接触子と、この固定アーク接
触子から開離する際にアークを発生する可動アーク接触
子と、前記固定アーク接触子および前記可動アーク接触
子のいずれかに結合された第1のピストンが第1の筒体
中を相対移動することによりガス圧力を高めて前記アー
クに消孤用ガスを吹き付ける圧縮装置とを備え、前記可
動アーク接触子は固定アーク接触子側の先端開口より入
り基端側に設けられた排気口から外部に流れるよう中空
に形成されて成るパッファ形ガス遮断器において、前記
固定アーク接触子および可動アーク接触子に電気的に直
列接続され、これらの開離動作時に機械的に連動し且つ
前記固定アーク接触子と可動アーク接触子の開離より遅
れて開離する固定接触子および可動接触子と、これら固
定接触子および可動接触子のいずれかに結合された第2
のピストンが両接触子の開離時に発生したアークで膨張
し圧力を高められたガスにより第2の筒体中を相対的に
移動することにより前記第1の可動アーク接触子に操作
力を与える膨張室とを備え、前記可動アーク接触子の基
端側の排気口は前記膨張室外部に位置して形成すること
により達成される。
また多点切パッファ形ガス遮断器においては、固定ア
ーク接触子および可動アーク接触子に電気的に直列接続
され、これらの開離動作に連動し且つ前記固定アーク接
触子と可動アーク接触子の開離より遅れて前記機構部に
より駆動開離される固定接触子および可動接触子と、こ
れら固定接触子および可動接触子のいずれかに結合され
た第2のピストンが両接触子の開離時に発生したアーク
で膨張し圧力を高められたガスにより第2の筒体中を相
対的に移動することにより前記第1の可動アーク接触子
に操作力を与える膨張室とを備え、前記可動アーク接触
子の基端側の排気口は前記膨張室外部に位置して形成さ
れ、前記固定接触子、可動接触子、第2のピストン、第
2の筒体及び膨張室から成る部分は前記複数のパッファ
形ガス遮断部に対して1つを共有させて成ることにより
達成される。
〔作用〕
本発明に係るパッファ形ガス遮断器によれば、遮断部
とは独立したアークを膨張室内で前記膨張部のアークに
遅れて発生させ、このアークで高温、高圧となったガス
により発生する駆動力でパッファ反力が相殺されるの
で、反力の影響のない良好な開離特性が得られる。そし
て、前記駆動力の発生が遮断部アークを消孤するための
吹き付けガス流とは無関係にであり、また、消孤ガスの
一部が前記可動アーク接触子の先端開口より内部に入り
基端側の排気口から外部に流れるが、その排気口が前記
膨張室外部に位置して形成されているため、該消孤ガス
は全く抵抗なくスムースに流れることができ、遮断性能
を高く維持できる。
また本発明に係るパッファ形ガス遮断器は、遮断部ア
ークに遅れて膨張室内でアークを発生させる構造である
ため、遮断動作時の逆の投入動作時に、膨張室内の固定
接触子と可動接触子が固定アーク接触子と可動アーク接
触子に先んじて接触する。すなわち、固定アーク接触子
と可動アーク接触子での先行放電が生じる前に固定接触
子と可動接触子が接触し、投入動作時に膨張室内でのア
ーク発生は無いので、スムースで安定した投入動作が可
能となる。
また多点切パッファ形ガス遮断器においては、前述の
作用の他に、機構部により駆動開離される固定接触子お
よび可動接触子と、第2のピストン、第2の筒体及び膨
張室なら成る部分は、同じく機構部により複数のパッフ
ァ形ガス遮断部に対して1つを共有させて成る構造にし
たので、操作性に優れ、しかも部品点数が少なく小型化
が可能である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例のいくつかを図面を参照して説
明する。第1図ないし第3図は本発明にかかるパツフア
形ガス遮断器の一実施例を示すもので、第1図は投入位
置、第2図は開離動作初期、第3図は開離動作終期の状
態をそれぞれ示している。
第1図によりその構成を説明する。消孤部は第7図に
示した従来例と同様に、固定アーク接触子19とパツフア
シリンダ20に固着された可動アーク接触子21、この可動
アーク接触子21を被う絶縁物カバー22、絶縁物ノズル23
から構成されている。パツフアシリンダ20の中央部には
中空のシヤフト26が形成されておりこのシヤフトの外壁
と、円筒状に形成されたパツフアシリンダ20の内壁と、
これらの間を気密状態で摺動するパツフアピストン24と
でパツフア室25を形成するとともに、シヤフト26の下端
は絶縁物操作ロツド80に連結されている。シヤフト26に
はピストン27が固定され、パツフアピストン24の下面に
シリンダ28が連結され、これが膨張室29を形成してい
る。可動アーク接触子21は、消孤用ガスの一部が固定ア
ーク接触子19側の先端開口より入り基端側に設けられた
排気口26bから外部に流れるよう中空26aに形成されてい
る。そして、可動アーク接触子21の排気口26bは膨張室2
9外部に位置して形成されている。膨張室29内には、ピ
ストン27とパツフアピストン24にそれぞれ可動接触子3
0,固定接触子31を設けている。摺動部には電流路を形成
するため絶縁物筒32,33,絶縁物リング34が取り付けられ
ている。35は絶縁物支持筒、36,37は端子である。
電流路は、端子36から固定アーク接触子19,可動アー
ク接触子21,シヤフト26,ピストン27,可動接触子30,固定
接触子31,パツフアピストン24,シリンダ28を介して端子
37へと形成されている。
次に、第2,3図を用いて開離動作を説明する。まず、
操作機(図示せず)により絶縁物操作ロツド80を図の下
方に駆動すると、第2図に示すように固定アーク接触子
19,可動アーク接触子21間が開離し、アーク38が発生す
る。同時にパツフア室25内のガスは圧縮されて図中ガス
流39で示したようにアーク38に吹き付けられる。このガ
スの一部は固定アーク接触子19側外部空間40へ、残りは
シヤフト26の中空部26a,膨張室外部に位置する排気口26
bを介して空間41に放出される。さらに開離動作が進行
すると第3図に示すように、可動接触子30,固定接触子3
1間が開離してこれらの間にアーク42が発生する。これ
により膨張室29内の圧力はアーク熱のため急激に上昇
し、ピストン27に開離方向の駆動力が作用する。この駆
動力はパツフア室25の圧力上昇で生じるパツフア反力を
相殺するので、低操作力で良好な開離特性が得られる。
しかも、消孤部のアーク38に吹き付けられたガスをシヤ
フト26内空間26a,膨張室外部に位置する排気口26bを介
して空間41に放出するようにしているため、該消孤ガス
は中空部26a内を全く抵抗なくスムースに流れることが
でき、遮断性能を高く維持できる。すなわち、パツフア
室25内のガスは効率的に消孤に寄与し、従来例で述べた
ような吹き付けガス流の抑制による遮断性能の低下とい
う問題も解消される。
本発明では固定アーク接触子19,可動アーク接触子21
間が開離した後に遅れて固定接触子31,可動接触子30間
を開離するように構成している。これは投入動作時にお
いて、膨張室29にアーク42が発生した場合には、圧力上
昇によつてピストン27に開離方向の力が作用し、安定し
た投入動作ができなくなる虞れがあるのに対し、本実施
例のように構成すれば、固定アーク接触子19,可動アー
ク接触子21間での先行放電が生じる以前に固定接触子3
1,可動接触子30間を投入することができ、膨張室29内で
のアーク42の発生を防止して安定した投入動作が可能に
なるためである。
また、膨張室29の絶縁物筒32,33として耐アーク性絶
縁物を使用することで、アーク42による摺動面の損傷を
抑制でき、長寿命化を図ることができる。
第4図は本発明の他の実施例を示す部分断面図であ
る。第1図の実施例と異なる点は、開離動作初期で膨張
室29と空間41間を連通するスリツト43をシリンダ28の内
面に設け、また、開離動作終期で膨張室29と外部空間40
と連通する孔44をシリンダ28を貫通して設けた点にあ
る。スリツト43を設けることで、膨張室29の開離動作初
期での膨張による圧力低下や投入動作時の圧縮による圧
力上昇を抑制し、各動作に対してピストン27に作用する
反力を軽減することができる。また孔44を設けること
で、開離動作完了後の膨張室29の高圧ガスを外部空間40
に放出し、次の投入動作に悪影響を与えないようにして
いる。
第5図は、本発明のさらに他の実施例を示す部分断面
図で、第1図の実施例と異なる点は、膨張室29と外部空
間40を連通する孔45並びに膨張室29と空間41間を連通す
る孔46を設けた点にある。孔45,46を設けたことで、ア
ークによる膨張室29の圧力上昇が低下するためピストン
27に作用する駆動力が減少する欠点はあるが、第4図の
実施例と同様の反力の軽減効果が得られる。また、孔4
5,46は、ピストン27に作用する駆動力の調整用としても
利用できる。
第6図は前述した複数のパツフア形ガス遮断部を有す
る多点切パツフア形ガス遮断器に本発明を適用した実施
例を示す部分断面図であり、2点切のものを示してい
る。同図は第3図の実施例と同様の開離動作終期の状態
を示している。
同図によれば可動アーク接触子が同一直線上を互いに
逆方向に移動する2つのパツフア形遮断部47の中間部
に、シリンダ48とこの内面を摺動するピストン49で形成
される膨張室50を設けている。膨張室50の内部にはシリ
ンダ48に固着された固定接触子51とピストン49に固着さ
れた可動接触子52が設けられている。また、パツフア形
遮断部47は、固定アーク接触子53,可動アーク接触子54,
開離位置にある両アーク接触子を被う絶縁物ノズル55,
パツフアシリンダ56,この内部を摺動するパツフアピス
トン57,可動アーク接触子に連結されたシヤフト58,集電
子59等から構成されている。内部にピストン49に連結さ
れた操作ロツド等が収納される絶縁支持筒62の上部には
左右対称のブラケツト60,61が取り付けられ、この中を
シヤフト58が移動する。また、このシヤフト58にはヒン
ジ63,レバー64,ヒンジ65が順次回転自在に連結され、最
終的に絶縁物操作ロツド66に連結されている。ここでヒ
ンジ65は、異なる位置で絶縁物操作ロツド66に連結され
ているが、これはヒンジ63,レバー64,ヒンジ65を介して
電流が分流することを防止している。また、レバー64は
略L字形状をなすことにより運動方向を転換している。
電流路は、固定アーク接触子53,可動アーク接触子54,
シヤフト58,集電子59,ブラケツト60から導体67,シリン
ダ48,固定接触子51,可動接触子52,ピストン49,集電子台
68に支持された集電子69,導体70を介して他方側のブラ
ケツト61へ電流が流れるように形成されている。なお、
シリンダ48の内面には絶縁筒71,ブラケツト60,61のシリ
ンダ48への取り付け部には絶縁板72,73が設けられ、短
絡を防止している。
本実施例では、可動アーク接触子54と固定アーク接触
子53の開離直後に膨張室51内でもアークを発生させ、ピ
ストン49に生じる駆動力を絶縁物操作ロツド66からシヤ
フト58に作用させてパツフア反力を相殺し、低操作力が
得られる。また、多点切パツフア形遮断器におけるパツ
フア形遮断部47それぞれに膨張室50を設ける場合に比べ
て本実施例では部品点数を少なく構成することができ、
製作コストを低減できる。なお、実施例のような2点切
に限らずより多い遮断部を有する多点切パツフア形遮断
器に本発明を適用できる他、シヤフトと操作ロツドのな
す角度を実施例のような90°に限ることなく任意の角度
に選択することが可能である。
〔発明の効果〕
本発明に係るパッファ形ガス遮断器によれば、遮断部
とは独立したアークを膨張室内で発生させ、このアーク
で高温、高圧となったガスにより発生する駆動力でパッ
ファ反力が相殺されるので、反力の影響のない良好な開
離特性が得られる。そして、消孤ガスの一部が前記可動
アーク接触子の先端開口より内部に入り基端側の排気口
から外部に流れるが、その排気口が前記膨張室外部に位
置して形成されているため、該消孤ガスは全く抵抗なく
スムースに流れることができ、遮断性能を高く維持でき
る。また遮断部アークに遅れて膨張室内でアークを発生
させる構造であるため、遮断動作時の逆の投入動作時
に、固定アーク接触子と可動アーク接触子での先行放電
が生じる前に固定接触子と可動接触子が接触し、投入動
作時に膨張室内でのアーク発生は無いので、スムースで
安定した投入動作が可能となる。
また多点切パッファ形ガス遮断器においては、機構部
により駆動開離される固定接触子および可動接触子と、
第2のピストン、第2の筒体及び膨張室から成る部分
は、同じく機構部により複数のパッファ形ガス遮断部に
対して1つを共有させて成る構造にしたので、操作性に
優れ、しかも部品点数が少なく小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は実施例の本発明にかかるパツフア形ガ
ス遮断器の一実施例の構成および開離動作を説明する縦
断面図、第4図および第5図は、それぞれ本発明の他の
実施例の構成を示す部分縦断面図、第6図は、本発明に
かかる多点切パツフア形ガス遮断器の一実施例である2
点切パツフア形ガス遮断器の構成を示す縦断面図、第7
図は、従来のパツフア形ガス遮断器の構成を示す縦断面
図である。 8,25……パツフア室、19、53……固定アーク接触子、2
0,56……パツフアシリンダ、21,54……可動アーク接触
子、24,57……パツフアピストン、27,49……ピストン、
28,48……シリンダ、29,50……膨張室、30,52……可動
接触子、31,51……固定接触子、43……スリツト、44,4
5,46……孔。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 稔 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 平沢 邦夫 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (56)参考文献 米国特許3985988(US,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定アーク接触子と、この固定アーク接触
    子から開離する際にアークを発生する可動アーク接触子
    と、前記固定アーク接触子および前記可動アーク接触子
    のいずれかに結合された第1のピストンが第1の筒体中
    を相対移動することによりガス圧力を高めて前記アーク
    に消孤用ガスを吹き付ける圧縮装置とを備え、前記可動
    アーク接触子は消孤用ガスの一部が固定アーク接触子側
    の先端開口より入り基端側に設けられた排気口から外部
    に流れるよう中空に形成されて成るパッファ形ガス遮断
    器において、 前記固定アーク接触子および可動アーク接触子に電気的
    に直列接続され、これらの開離動作時に機械的に連動し
    且つ前記固定アーク接触子と可動アーク接触子の開離よ
    り遅れて開離する固定接触子および可動接触子と、 これら固定接触子および可動接触子のいずれかに結合さ
    れた第2のピストンが両接触子の開離時に発生したアー
    クで膨張し圧力を高められたガスにより第2の筒体中を
    相対的に移動することにより前記第1の可動アーク接触
    子に操作力を与える膨張室とを備え、 前記可動アーク接触子の基端側の排気口は前記膨張室外
    部に位置して形成されて成るパッファ形ガス遮断器。
  2. 【請求項2】前記両アーク接触子と前記両接触子のそれ
    ぞれの接触面以外の摺動部が総て電気的に絶縁されたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のパッファ形
    ガス遮断器。
  3. 【請求項3】前記膨張室の内面に耐アーク性絶縁部材を
    設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は2項
    に記載のパッファ形ガス遮断器。
  4. 【請求項4】開離動作の初期と終期のそれぞれで前記膨
    張室と膨張室外空間とを連通する孔部を設けたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに
    記載のパッファ形ガス遮断器。
  5. 【請求項5】前記膨張室と膨張室外空間とを常時連通す
    る孔部を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    乃至第4項のいずれかに記載のパッファ形ガス遮断器。
  6. 【請求項6】固定アーク接触子と、この固定アーク接触
    子からの開離する際にアークを発生する可動アーク接触
    子と、前記固定アーク接触子および前記可動アーク接触
    子のいずれかに結合された第1のピストンが第1の筒体
    中を相対移動することによりガス圧力を高めて前記アー
    クに消孤用ガスを吹き付ける圧縮装置とを備え、前記可
    動アーク接触子は消孤用ガスの一部が固定アーク接触子
    側の先端開口より入り基端側に設けられた排気口から外
    部に流れるよう中空に形成されて成るパッファ形ガス遮
    断部を複数配置し、これらに連結された機構部により各
    ガス遮断部を連動して操作するようにしてなる多点切パ
    ッファ形ガス遮断器において、 前記固定アーク接触子および可動アーク接触子に電気的
    に直列接続され、これらの開離動作に連動し且つ前記固
    定アーク接触子と可動アーク接触子の開離より遅れて前
    記機構部により駆動開離される固定接触子および可動接
    触子と、 これら固定接触子および可動接触子のいずれかに結合さ
    れた第2のピストンが両接触子の開離時に発生したアー
    クで膨張し圧力を高められたガスにより第2の筒体中を
    相対的に移動することにより前記第1の可動アーク接触
    子に操作力を与える膨張室とを備え、 前記可動アーク接触子の基端側の排気口は前記膨張室外
    部に位置して形成され、 前記固定接触子、可動接触子、第2のピストン、第2の
    筒体及び膨張室から成る部分は前記複数のパッファ形ガ
    ス遮断部に対して1つを共有させて成ることを特徴とす
    る多点切パッファ形ガス遮断器。
  7. 【請求項7】前記パッファ形ガス遮断部が2つ設けら
    れ、これらの可動アーク接点が同一直線上を相互に逆方
    向を向くように移動し、前記機構部は両パッファ形ガス
    遮断部の中間部にあって前記膨張室の可動接触子の動作
    力を前記両可動アーク接点の動作方向に転換して伝達す
    るようにしてなる特許請求の範囲第6項記載の多点切パ
    ッファ形ガス遮断器。
  8. 【請求項8】前記機構部が90°方向転換をするリンク機
    構である特許請求の範囲第7項記載の多点切パッファ形
    遮断器。
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US3985988A (en) 1973-10-01 1976-10-12 Bbc Brown Boveri & Cie Ag Electric circuit breaker assembly

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JPS6316514A (ja) 1988-01-23

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