JP2527979Y2 - 消火設備の手動起動装置 - Google Patents

消火設備の手動起動装置

Info

Publication number
JP2527979Y2
JP2527979Y2 JP1990127520U JP12752090U JP2527979Y2 JP 2527979 Y2 JP2527979 Y2 JP 2527979Y2 JP 1990127520 U JP1990127520 U JP 1990127520U JP 12752090 U JP12752090 U JP 12752090U JP 2527979 Y2 JP2527979 Y2 JP 2527979Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
fire extinguishing
manual
alarm unit
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990127520U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0483267U (ja
Inventor
隆広 原
晁一 人見
Original Assignee
株式会社トキメック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トキメック filed Critical 株式会社トキメック
Priority to JP1990127520U priority Critical patent/JP2527979Y2/ja
Publication of JPH0483267U publication Critical patent/JPH0483267U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2527979Y2 publication Critical patent/JP2527979Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire Alarms (AREA)
  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は例えば防護区画や防護対象物に発生した火
災の報知、人の退避ならびに消火剤の放出を指令する消
火設備の手動起動装置、特に手動起動装置の悪戯者によ
る無用な操作の抑制に関する。
[従来の技術] 二酸化炭素やハロゲン化物などを消火剤とする消火設
備は、防護対象物に発生した火災を有効に消火するた
め、防護対象物の形状、構造、性質、数量に応じて全域
又は局所に直接放射する噴射ヘッドが所定位置へ必要な
個数設置されている。
防護区画又は防護対象物付近の人凡てに消火剤が放出
される旨音声などにより有効適切に報知され、人が安全
に退避できるよう、手動起動装置の操作又は自動時にお
ける消火設備連動用感知器の作動と連動して警報を発す
る音響警報装置の設置が消防法施行規則により規定され
ている。
第3図は従来の消火設備の手動起動装置の一例を示す
ブロック図であり、 5は手動起動装置の扉の開、閉により作動する扉スイ
ッチ、6は制御盤、7は扉スイッチ5の作動と連動しサ
イレン音や音声により火災発生や人の退避を報知する第
2音声警報ユニット、8は第2スピーカ、9は指令を所
定時間遅延させる遅延ユニット、10は非常用電源、11は
消火剤放出を指令する起動スイッチ、12は消火剤放出前
において装置の作動を停止させる停止スイッチ、13は消
火剤放出を示す表示灯、14は消火剤放出を制御する起動
ユニット、15は消火剤が貯蔵されたシリンダ、16はノズ
ル、20は手動起動装置である。
従来の消火設備の手動起動装置は上記のように構成さ
れ、防護区画の出入口付近で区画内を見とおすことがで
き且つ操作者が容易に退避できる箇所に設けられた手動
起動装置20には、扉スイッチ5、有機ガラス等による防
護装置が施された起動スイッチ11や停止スイッチ12およ
び表示灯13が配設されている。
起動ユニット14の動作により制御されるシリンダ15か
ら供給される消火剤は、防護区画内又は防護対象物へ近
接して配設されたノズル16から放出され火災の消火が行
われる。
第4図は従来の消火設備の作動の一例を示すフローチ
ャートであり、 は火災発生を示し、は消火設備連動用感知器の作
動、は消火設備が感知器の作動と連動する自動式か又
は感知器の報知に基づき手動にて操作される手動式かの
手動−自動の判別、は手動式における火災確認、は
手動起動装置20の扉の開、閉による扉スイッチ5の作
動、は扉スイッチ5ならびに手動−自動における自
動判別の各指令により作動する停電時の非常用電源10を
備え制御盤6へ設けられた第2音声警報ユニットからの
防護対象物への火災発生の報知、は手動−自動の判
別、は手動式における音声警報報知による防護区画や
防護対象物からの人の退避の確認、は消火剤放出を指
令する起動スイッチ11の作動、は起動スイッチ11なら
びに手動−自動における自動判別の各指令に対する遅
延の付与、は停止スイッチ12の作動による消火設備の
制御、はシリンダ15からの消火剤放出を制御する起動
ユニット14の作動、は起動用ガスの放出、は二酸化
炭素又はハロゲン化物などの消火剤のノズル16からの放
出、は消火剤放出時の表示灯点灯、上記動作により防
護区画や防護対象物の火災の消火が行われる。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の防火設備の手動起動装置では、手
動起動装置20は防護区画又は防護対象物ごとに、防護区
画の出入口付近で区画内を見とおすことができ且つ操作
者が容易に退避できる箇所に設置することが消防法施行
規則により規定されている。
従って手動起動装置20を防護区画の出入口付近に配置
すると、一般の人は容易に手動起動装置20に接近できし
かも特別の用具を用いることなく簡単に扉の開、閉が行
える。このとき扉スイッチ5が作動して第2音声警報ユ
ニット7から防護区画内に配設された第2スピーカ8を
介して、区画内へ火災発生を報知するサイレン音に引続
いて音声による室外へ人が退避するよう放送が行われ
る。
また有機ガラス等による防護装置を破って起動スイッ
チ11を操作すると、指令は遅延ユニット9を経て起動ユ
ニット14を作動させシリンダ15に貯蔵された消火剤がノ
ズル16から防護区画内へ放出される。このとき第2音声
警報ユニット7からの火災発生の報知が第2スピーカ8
を介して行われるが、室外への人の退避を確認すること
なく悪戯者が上記起動スイッチ11を無用に操作すると、
区画内へ二酸化炭素やハロゲンなどの消火剤が誤って放
出され、区画内の人命を損う事故が発生する。
ハロン消火剤は高価であり立体駐車場など容積の大き
な防護区画には多数のシリンダ15が配設され、これらが
誤って放出するとハロン消火剤の補充に莫大なコストを
要し大きな経済的負担が生ずる。
起動スイッチ11は火災発生時迅速且つ容易に操作でき
る構造をなしているので、悪戯者による無用な操作が簡
単に行えるという問題点があった。
この考案はかかる問題点を解決するためになされたも
ので、悪戯者の手動起動装置の無用な操作により発生す
る消火剤の放出、ならびにこれに基づく人身事故や経済
的負担の発生が未然に防止できる消火設備の手動起動装
置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案に係る消火設備の手動起動装置は、手動起動
装置の扉に配設され、人体の接触に感応し作動するタッ
チセンサと、上記タッチセンサからの信号により手動起
動装置の無用操作を警告する音声情報を出力する第1音
声警報ユニットと、第1音声警報ユニットからの音声情
報を放出する第1スピーカと、前記タッチセンサの作動
とは独立に、手動起動装置の扉の開成により作動して、
防護区画内に配設された第2スピーカから火災の報知や
火災発生箇所よりの退避指令を報知させるための音声情
報の出力を第2音声警報ユニットに指令する扉スイッチ
と、消化剤放出を指令する起動スイッチと、を設けたも
のである。
[作用] この考案においては、防護区画の出入口付近に設置さ
れた防火設備の手動起動装置には、人体と手動起動装置
との接触に感応し作動するタッチセンサと、タッチセン
サからの信号により手動起動装置の無用操作を警告する
音声情報を出力する第1音声警報ユニットと、第1音声
警報ユニットからの音声情報を放送する第1スピーカが
備えられている。
悪戯者の無用な操作により手動起動装置が作動する
と、無用な操作により消火剤が放出されて人身事故や莫
大な経済的負担が発生するので、これを抑止するための
音声情報が第1音声警報ユニットから第1スピーカを介
して放送される。
この心理的な抑制効果により、有機ガラス等の保護カ
バーが設けられた起動スイッチの無用な操作による消火
剤の放出が抑制できて、区画内における人命を損う人身
事故の発生や消火剤補充のための莫大な経済的負担の発
生が未然に防止できる。
正常な操作であれば、前記タッチセンサの作動とは独
立に、手動起動装置の扉の開成によって扉スイッチが作
動し、第2音声警報ユニットに火災の報知や火災発生箇
所よりの退避指令を報知する音声情報の出力を指令す
る。これにより、防護区画内に配設された第2スピーカ
から火災の報知や火災発生箇所よりの退避指令が報知さ
れる。従って、防護区画内の人員を迅速に避難させるこ
とができる。そして、起動スイッチが作動されると、消
化剤放出を指令する。
[実施例] この考案の一実施例を添付図面を参照して詳細に説明
する。
第1図はこの考案の一実施例を示すブロック図であ
り、 図において、5、6、7、8、9、10、11、12、13、
14、15、16、は上記従来の手動起動装置と同一であり、
1は火災発生の報知ならびに消火剤の放出を指令する手
動起動装置、2は手動起動装置1への人体の接触に感応
して作動するタッチセンサ、3はタッチセンサ2の作動
に連動し音声情報を送出する第1音声警報ユニット、4
は第1スピーカを示している。
上記のように構成された消火設備の手動起動装置にお
いては、手動起動装置1の前面扉にはタッチセンサ2と
第1スピーカ4が配設され、内部には、第1音声警報ユ
ニット3が設けられている。
第2図はこの考案の一実施例を示すフローチャートで
あり、 、、、、、、、、、、、、
、、は上記従来のフローチャートと同一であり、
は悪戯者による無用な操作、は手動起動装置1への
人体の接触によるタッチセンサ2の作動、はタッチセ
ンサ2の作動によりブサ音ならびに当該手動起動装置
1の悪戯者による無用な操作を中止させるための音声情
報が格納された第1音声警報ユニット3の作動、は手
動起動装置1の作動が正常な操作によるものか又は無用
の操作によるものかの判別、は悪戯者退散を示してい
る。
正常な操作のときは例え第1音声警報ユニット3が作
動中であっても手動起動装置1の扉の開、閉動作が優先
される。つぎに“手動起動装置扉“開”へ動作が移行
し、また無用の操作のときは、“おわり”となる。
第1音声警報ユニット3に格納された音声情報は、例
えば、 「ブザ音、手動起動装置を操作すると消火剤が放出さ
れます。危険です。火災以外は絶対に操作しないで下さ
い。」 であり、手動起動装置1の扉に配設された第1スピー
カ4からは上記音声情報が1サイクル放送される。
上記音声放送の報知により悪戯者は退散して無用な操
作による手動起動装置1の扉の開、閉、ならびに有機ガ
ラス等による防護装置を破っての起動スイッチ11の作動
が抑制できる。
従って無用な消火剤放出が著しく減少されて生命を損
うような人身事故の発生が未然に防止できると共に、 例えばハロンが充填された多数のシリンダ15が用いら
れる立体駐車場においては、無用な消火剤の放出による
莫大な金額を要するハロン消火剤の補充が免れて、経済
的負担が軽減できる。
また第1音声警報ユニット3に格納された音声情報は
第2音声警報ユニット7を増設してこれに格納できる。
従って第1音声警報ユニット3を用いることなくタッチ
センサ2の作動により同様の放送を第1スピーカ4のみ
にて行わせることができる。
[考案の効果] この考案は以上説明したとおり、手動起動装置に、手
動起動装置の扉に配設され、人体の接触に感応し作動す
るタッチセンサと、タッチセンサからの信号により手動
起動装置の無用操作を警告する音声情報を出力する第1
音声警報ユニットと、第1音声警報ユニットからの音声
情報を放送する第1スピーカと、前記タッチセンサの作
動とは独立に、手動起動装置の扉の開成により作動し
て、防護区画内に配設された第2スピーカから火災の報
知や火災発生箇所よりの退避指令を報知させるための音
声情報の出力を第2音声警報ユニットに指令する扉スイ
ッチと、を備える簡単な構造により、 悪戯者の無用な操作による消火設備からの消火剤の放
出が抑制できる。
人身事故の発生が未然に防止できる。
消火剤補充の経済的負担が軽減できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すブロック図、第2図
はこの考案の一実施例を示すフローチャート、第3図は
従来の消火設備の手動起動装置の一例を示すブロック
図、第4図は従来の消火設備の作動の一例を示すフロー
チャートである。 図において、1は手動起動装置、2はタッチセンサ、3
は第1音声警報ユニット、4は第1スピーカ、5は扉ス
イッチ、11は起動スイッチ、12は停止スイッチ、13は表
示灯、15はシリンダ、16はノズルである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】防護区画または防護対象物に発生した火災
    の報知や火災発生箇所よりの退避指令報知および火災を
    消火するための消火剤放出を指令する消火設備の手動起
    動装置であって、 手動起動装置の扉に配設され、人体の接触に感応し作動
    するタッチセンサと、 上記タッチセンサからの信号により手動起動装置の無用
    操作を警告する音声情報を出力する第1音声警報ユニッ
    トと、 第1音声警報ユニットからの音声情報を放送する第1ス
    ピーカと、 前記タッチセンサの作動とは独立に、手動起動装置の扉
    の開成により作動して、防護区画内に配設された第2ス
    ピーカから火災の報知や火災発生箇所よりの退避指令を
    報知させるための音声情報の出力を第2音声警報ユニッ
    トに指令する扉スイッチと、 消火剤放出を指令する起動スイッチと、 を備えたことを特徴とする消火設備の手動起動装置。
JP1990127520U 1990-11-29 1990-11-29 消火設備の手動起動装置 Expired - Lifetime JP2527979Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990127520U JP2527979Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 消火設備の手動起動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990127520U JP2527979Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 消火設備の手動起動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0483267U JPH0483267U (ja) 1992-07-20
JP2527979Y2 true JP2527979Y2 (ja) 1997-03-05

Family

ID=31875015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990127520U Expired - Lifetime JP2527979Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 消火設備の手動起動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2527979Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020177329A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 東京計器株式会社 カバー装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6313164U (ja) * 1986-07-14 1988-01-28
JPS63201899A (ja) * 1987-02-18 1988-08-19 株式会社日立製作所 Ic音源による避難誘導システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0483267U (ja) 1992-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102226530B1 (ko) 소방피난유도장치
CN111258251B (zh) 一种面向智能建筑的消防系统
KR20070102042A (ko) 차량 화재 자동 진압 장치 및 제어방법
CN111243219A (zh) 一种用于智能建筑的防火警报系统
KR102226529B1 (ko) 공동주택의 신속한 화재진압을 위한 소방장치
KR20200101147A (ko) 차량탑재식 소화방법 및 소화시스템
US5016715A (en) Elevator cab fire extinguishing system
RU2605681C2 (ru) Способ тушения пожара в замкнутом пространстве и установка для тушения пожара
CN111199625A (zh) 一种建筑整体消防安全智能系统
US4895208A (en) Elevator cab fire extinguishing system
JP2527979Y2 (ja) 消火設備の手動起動装置
JP4108885B2 (ja) 操作箱およびそのカバー装置
JP3532799B2 (ja) ガス系消火設備における消火ガスの放出制御システム
JP3397382B2 (ja) 二酸化炭素消火設備
JP3440153B2 (ja) 消火装置
JP3322381B2 (ja) 消火設備
CN114694338A (zh) 一种智能建筑消防监控系统及其监控方法
JP3097376U (ja) 緊急用具収納ケース
KR101828028B1 (ko) 불연가스인 질소가스 또는 ig-541를 사용하는 소화설비 원격제어 시스템
JP4107458B2 (ja) 消火用設備
JPH09253233A (ja) ガス系消火設備
JPH08308951A (ja) 消火設備
JP2001061984A (ja) ガス系消火設備の非常停止システム
JPH085725Y2 (ja) ガス充満表示装置
JPH0621501Y2 (ja) 消火設備