JP2527445Y2 - 熱間鋼片端面打刻装置 - Google Patents

熱間鋼片端面打刻装置

Info

Publication number
JP2527445Y2
JP2527445Y2 JP7078291U JP7078291U JP2527445Y2 JP 2527445 Y2 JP2527445 Y2 JP 2527445Y2 JP 7078291 U JP7078291 U JP 7078291U JP 7078291 U JP7078291 U JP 7078291U JP 2527445 Y2 JP2527445 Y2 JP 2527445Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
embossing
stamping
hot
heads
character
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7078291U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0524375U (ja
Inventor
良久 藤沢
幸博 鈴木
博季 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP7078291U priority Critical patent/JP2527445Y2/ja
Publication of JPH0524375U publication Critical patent/JPH0524375U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2527445Y2 publication Critical patent/JP2527445Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は製品工場等の次工程へビ
レット等の複数の熱間鋼片を同時に搬送するラインにお
いて、間欠的な搬送の流れの中で、鋼片を一旦停止した
状態で高温の鋼片端面に文字や記号を短時間に打刻する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に分塊圧延された鋼片は所定の長
さに剪断された後、鋼種、製造番号、或いは規格、剪断
順等の履歴をマーキングする。これは異材の混入を防止
するため及び工程管理上必要なものである。このためマ
ーキングは消失しないものがよく、鋼片端面への打刻に
より行われる。
【0003】この種の装置としては、(A)打刻機に高
温の鋼片端面に対向した進退装置により鋼片端面に対し
て進退自在とされる1台の打刻ヘッドを備え、打刻ヘッ
ドに打刻ホイールを回転自在に備え、打刻ホイールを前
進させることによって鋼片端面に文字や記号等を打刻す
る打刻部を周方向に複数備え、打刻ホイールを回転させ
ることで所定の打刻部を選択する装置を備えるものがあ
る。これには打刻ホイールが単一で、1回の打刻で一つ
の文字や記号等を打刻する所謂一打1文字打刻方式のも
のと、打刻ホイールが例えば6個等の多数個あって1回
の打刻で多数の文字や記号等を打刻する所謂一打多文字
打刻方式がある。また、(B)2台の打刻ヘッドを備え
たものとして特開昭61−139479号公報に開示さ
れたものがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記(A)において
は、打刻ヘッドが1台でかつ一打1文字打刻方式の場
合、複数同時に搬送される鋼片を一旦停止して打刻する
場合は全数打刻に長時間を要し、停止時間が長くなり圧
延能率を低下させる。また近年の品質管理の厳格化に伴
い打刻文字数が増加し、停止時間が長くなる傾向にあ
る。また打刻ホイールが多数ある場合、多数の打刻ホイ
ールを単一の選字装置により回転させて打刻する文字を
選択するものであり、多少打刻時間を短縮できるが、打
刻ホイール間隔で同時打刻する文字間隔が一定であり、
文字間隔を小さくして小さい鋼片端面に多数の文字を打
刻することはできず、文字間隔を任意に調整することも
できない。また鋼片端面には凹凸が有り、打刻範囲が広
くなる一打多文字打刻方式では一定の打刻深さの文字を
得ることはできない。
【0005】前記(B)の特開昭61−139479号
公報に開示された装置では、鋼片端面に平行に移動可能
な台車、台車上に設けた昇降台、昇降台に打刻ヘッドの
進退装置及び選字装置を備えて、打刻ホイールを一対と
した一打2文字打刻方式であり、それぞれ専用の選字装
置を備え、また2台の打刻ヘッドを有し、各々両端の鋼
片から中心鋼片に向かって打刻するものである。しかし
ながらこの方式では、一打2文字の打刻により打刻時間
は短縮できるが、前記(A)の打刻ホイールが多数ある
場合と同様に、凹凸のある鋼片端面に一定の打刻深さの
文字を得ることは出来ない。また打刻ヘッドが大きくな
り、鋼片寸法の小さい鋼片が連続して並んでいる端面に
打刻する時、全ての文字間隔を任意に調整することはで
きず、特に打刻文字数が奇数の場合隣の文字及び鋼片と
接触する等の問題が有る。その他2台の打刻ヘッドで打
刻するが打刻ヘッドが大きいため、中央部の鋼片端面の
打刻は一方の打刻ヘッドが干渉しない位置に退避した後
他方の打刻ヘッドで打刻することになり、打刻時間の大
幅な短縮はできない。
【0006】本考案は一定の打刻深さの打刻文字を得つ
つ、打刻文字間隔を自由に調整でき、複数並んでいる断
面の小さい鋼片端面に連続して打刻する場合の打刻時間
を最短とするため、常に2台の打刻ヘッドで打刻可能な
熱間鋼片端面打刻装置を提供するものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記の課題を解決する
ための本考案の要旨は、側面で隣接して一群をなす熱間
鋼片がその長さ方向に搬送されるラインにおける打刻停
止位置の前方で該ラインを横切る方向に移動可能に設置
した台車と該台車の下部に昇降可能に設置した打刻ヘッ
ド取付台と該打刻ヘッド取付台の下面に該ラインを横切
る方向に移動可能な2台の打刻ヘッドを備えた熱間鋼片
端面打刻装置において、該2台の打刻ヘッドは各々その
中心軸に対して内側になるように打刻活字を円周に持つ
打刻ホイール及び該打刻ホイールを熱間鋼片の長さ方向
に進退可能とする打刻シリンダを設けると共に該中心軸
に対して各々外側になるように該打刻ホイールを回転す
る駆動ギア及び駆動軸を設けたことを特徴とする熱間鋼
片端面打刻装置、である。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例を図面により説明する。
図1(a),(b)に示す如く、熱間鋼片1を搬送する
搬送テーブル2及び熱間鋼片1を案内するサイドガイド
30(図3)を設けたラインに於いて、熱間鋼片1は前
工程でその前端をストッパーに衝突させて先端位置を揃
えた後搬送され打刻位置で停止する。搬送ローラ2を横
切る方向に設置された架台3及びその上面に敷設したレ
ール4上に、打刻停止位置における該熱間鋼片1の先端
打刻面の前方位置で熱間鋼片1を横切る方向に移動可能
な台車5が設置されている。該台車5には、下部に昇降
可能に取り付けられる打刻ヘッド取付台6の昇降モータ
7、昇降ジャッキ8及び昇降ガイドレール9が取り付け
られている。該打刻ヘッド取付台6の下面に各々単独に
前記搬送ローラ2の軸心方向に移動可能な2台の打刻ヘ
ッド10A及び10Bが取り付けられ、該打刻ヘッド1
0A及び10Bを駆動する打刻ヘッド移動モータ11A
及び11Bは前記打刻ヘッド取付台6に設置される。2
台の打刻ヘッド10A及び10Bはそれぞれ一対の移動
ガイド12A及び12Bに懸架され、前記打刻ヘッド移
動モータ11A及び11Bの動力はチェーン13A及び
13B、ボールスクリュ14A,14Bを介して伝えら
れ、打刻ヘッド移動モータ11A及び11Bに付属され
ているモータ回転検出器(図示せず)で位置検出しつつ
打刻ヘッド移動モータ11A及び11Bを起動させるこ
とにより、各々単独に移動可能である。
【0009】図2(a),(b),(c)に示す如く、
打刻活字21を円周に持つ打刻ホイール20及び該打刻
ホイール20を熱間鋼片1の長さ方向に進退可能とする
打刻シリンダ26が、前記2台の打刻ヘッド10A及び
10Bの中心軸Xに対して各々内側になるように取り付
けられている。打刻ホイール20を回転する選字モータ
22は打刻ヘッド10A及び10Bの各々に取り付けら
れ、ベルト23、軸24、駆動ギア25を介して打刻ホ
イール20を回転する。該軸24及び駆動ギア25は、
打刻ヘッド10A及び10Bの中心に対して各々外側に
なるように取り付けられている。また、打刻ホイール2
0の進退を案内する摺動ガイド27が、打刻ヘッド10
A及び10Bの中心に対して内側と外側に取り付けられ
ている。その他、打刻ホイール20の軸28の端部と打
刻シリンダ26の外側が一致する程度の位置に打刻シリ
ンダ26を配設し、打刻ホイール20と打刻シリンダ2
6の中心のずれを最小限として摺動ガイド27に大きな
力が作用しないようにしている。打刻ホイール支持フレ
ーム29は打刻ホイール20を支持するフレームであ
り、摺動ガイド27をガイドとして摺動する。
【0010】
【作用】先ず、台車5が架台3及びレール4上を搬送ロ
ーラ2の外側の退避位置から打刻すべき位置に移動して
停止する。この時打刻ヘッド取付台6は上限にあり、打
刻ヘッド10A及び10Bの下部を熱間鋼片1が通過で
きる位置と成っている。
【0011】次に、数本の熱間鋼片1は搬送ローラ2で
図にないストッパ等に衝突して先端を揃えた後、打刻位
置で停止する。この時、熱間鋼片1は搬送ローラ2の傾
斜搬送(スキュー搬送)及びサイドガイド30により、
一方の熱間鋼片1の側面基準で搬送されると共に、熱間
鋼片1同士が接触して搬送される。また、熱間鋼片1が
打刻停止位置に停止した後、台車5が退避位置から打刻
位置に移動しても構わないが、動作時間を短縮するため
には搬送ローラ2上で待機する前者の方法がよい。
【0012】打刻する熱間鋼片1の停止指令を受けた
後、打刻ヘッド取付台6が昇降ガイドレール9により確
実に案内されながら、昇降モータ7及び昇降ジャッキ8
により予め定めておいた打刻位置に下降して停止する。
この下降位置を一定とするため、搬送ローラ2を打刻位
置に近づけて配設している。
【0013】次に、打刻ホイール20の円周上に取付ら
れた打刻活字21を選択するため、選字モータ22によ
りベルト23、軸24、駆動ギア25を介して打刻ホイ
ール20を回転した後、打刻シリンダ26が摺動ガイド
27で確実に案内されながら該打刻ホイール20が前進
し、該打刻ホイール20に取付られた打刻活字21が熱
間鋼片1に衝突して打刻する。
【0014】打刻のため前進した打刻シリンダ26は直
ちに後退し、次に打刻する文字を前記と同様の方法で選
字すると共に、次に打刻する任意の位置に前記の打刻ヘ
ッド移動モータ11A及び11Bにより桁方向に移動し
た後、次桁の文字を打刻する。この動作を繰り返し、例
えば5桁の文字を打刻した後、昇降モータ7より前記し
た方法で次に打刻する行に移動する。
【0015】打刻ヘッド10Bは搬送基準となるサイド
ガイド30側の熱間鋼片1のサイドガイド30側の文字
から打刻し、中心の熱間鋼片1側の桁の文字へ移動しな
がら打刻する。打刻ヘッド10Aは中心部の熱間鋼片1
から反搬送基準側へ移動しながら打刻する。この2台の
打刻ヘッド10A及び10Bは常に同時に打刻し、打刻
する一つの行に於ける打刻文字の桁数が同一なため一つ
の行の打刻時間は同一となり、打刻する行を変更する昇
降モータ7などの昇降装置は打刻ヘッド10A及び10
Bに共通な1台で十分である。
【0016】以上の様にして1本の熱間鋼片1の打刻が
終了した後、打刻ヘッド10A及び10B共に反搬送基
準側の熱間鋼片1へ移動し、前記と同様の方法で打刻す
る。前記した打刻ホイール20、打刻シリンダ26、軸
24、及び駆動ギア25の設備配置により、2台の打刻
ヘッド10A及び10Bの内側の間隔が小さくなり、常
に2台の打刻ヘッド10A及び10Bで打刻可能であ
る。全本数への打刻完了後打刻ヘッド取付台6が上昇し
て熱間鋼片1を次工程に搬送し、打刻ヘッド取付台6は
上限位置で次材の搬入まで待機する。
【0017】
【考案の効果】本考案によって得られる効果は次の通り
である。 (イ)常に2台の打刻ヘッドで打刻できるためサイクル
タイムが小さくなり、打刻作業能率の向上が可能であ
る。 (ロ)一打1文字打刻のため鋼片端面への打刻面積が小
さくなり、鋼片端面に凹凸や傾きがあっても一定の深さ
の鮮明な打刻文字が得られる。 (ハ)構造が簡単で安価である。 (ニ)打刻文字のレイアウトを自由に変えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の全体図であり、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図2】本考案装置の要部を示す図であり、(a)は側
面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は正面図
である。
【図3】本考案装置の打刻方向を示す平面図である。
【符号の説明】
1 熱間鋼片 2 搬送ロー
3 架台 4 レール 5 台車 6 打刻ヘッ
ド取付台 7 昇降モータ 8 昇降ジャ
ッキ 9 昇降ガイドレール 10 打刻ヘッ
ド 11 打刻ヘッド移動モータ 12 移動ガ
イド 13 チエーン 14 ボール
スクリュ 20 打刻ホイール 21 打刻活
字 22 選字モータ 23 ベルト 24 軸 25 駆動ギ
ア 26 打刻シリンダ 27 摺動ガ
イド 28 軸 29 打刻ホ
イール支持フレーム 30 サイドガイド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面で隣接して一群をなす熱間鋼片がそ
    の長さ方向に搬送されるラインにおける打刻停止位置の
    前方で該ラインを横切る方向に移動可能に設置した台車
    と該台車の下部に昇降可能に設置した打刻ヘッド取付台
    と該打刻ヘッド取付台の下面に該ラインを横切る方向に
    移動可能な2台の打刻ヘッドを備えた熱間鋼片端面打刻
    装置において、該2台の打刻ヘッドは各々その中心軸に
    対して内側になるように打刻活字を円周に持つ打刻ホイ
    ール及び該打刻ホイールを熱間鋼片の長さ方向に進退可
    能とする打刻シリンダを設けると共に該中心軸に対して
    各々外側になるように該打刻ホイールを回転する駆動ギ
    ア及び駆動軸を設けたことを特徴とする熱間鋼片端面打
    刻装置。
JP7078291U 1991-09-04 1991-09-04 熱間鋼片端面打刻装置 Expired - Lifetime JP2527445Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7078291U JP2527445Y2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 熱間鋼片端面打刻装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7078291U JP2527445Y2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 熱間鋼片端面打刻装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0524375U JPH0524375U (ja) 1993-03-30
JP2527445Y2 true JP2527445Y2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=13441442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7078291U Expired - Lifetime JP2527445Y2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 熱間鋼片端面打刻装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2527445Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0524375U (ja) 1993-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5743375A (en) Conveyer transfer apparatus
JP2527445Y2 (ja) 熱間鋼片端面打刻装置
CN210504531U (zh) 一种钢坯调头输送装置
US4083275A (en) Method and apparatus for the spreading and transferring of rows of brick-like articles
US3442029A (en) Cooling device for workpieces,such as rod bundles
US3765325A (en) Apparatus for marking a moving elongated workpiece
JPH079660Y2 (ja) 鋼片端面打刻装置
JP2593375B2 (ja) 鋼片端面への打刻表示方法
US5186958A (en) Industrial equipment for manufacturing compression moldings
JPH06298483A (ja) 搬送装置
JPH0147245B2 (ja)
JP2532830Y2 (ja) 金型等の移載装置
CN217393326U (zh) 一种热轧角钢进成排矫直机前定距装置
KR0167255B1 (ko) 리드 프레임 이송장치
CN220943738U (zh) 一种包装制品表面打标设备
KR100553613B1 (ko) 플랜지용 자동마킹기
JP7384676B2 (ja) 印字装置及び印字設備
JPH02284836A (ja) リフトアップ機構をそなえた流れ作業用搬送装置
KR20030089100A (ko) 주편 마킹설비의 주편마킹 센터링 및 레벨 조정장치
EP0699502B1 (en) Device for transporting pallets carrying pieces in a production line
JPH071233Y2 (ja) 搬送装置
JPH0337772Y2 (ja)
JP2003260629A (ja) ワークの移載装置
JPS59110536A (ja) パレツト搬送装置
CN115072263A (zh) 一种纸品印刷生产系统

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19961001