JP2526966Y2 - 慣性スイッチ装置 - Google Patents

慣性スイッチ装置

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JP2526966Y2
JP2526966Y2 JP3081591U JP3081591U JP2526966Y2 JP 2526966 Y2 JP2526966 Y2 JP 2526966Y2 JP 3081591 U JP3081591 U JP 3081591U JP 3081591 U JP3081591 U JP 3081591U JP 2526966 Y2 JP2526966 Y2 JP 2526966Y2
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太樹 青山
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は加速度又は減速度が所
定値を上回った時に電気接点を開又は閉とすることが可
能な慣性スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の慣性スイッチ装置としては、例え
ば図4、図5に示すようなものがある(特表昭58−5
02120号参照)。この慣性スイッチ装置は、例えば
自動車のような車両の電気作動式ドアロックを解除し、
又は車両電気作動式燃料ポンプから電源を切り離すため
の電気回路等に使用されるもので、車両中に直立させて
取付けられる。そしてこの装置は、電気絶縁材で成形し
たハウジング101内に固定接点103,105を設
け、この固定接点103,105に対しヒンジ機構10
7に設けた可動接点109,111が図4のように接触
し、固定接点103,105間の電気的導通を図ってい
る。ヒンジ機構107はスプリング113によって図4
の位置に保たれている。車両衝突等により所定以上の加
速度又は減速度が働いた時には慣性質量115が載頭円
錐シート117から外れ、ヒンジ機構107の下側に当
たる。こうして慣性質量115がヒンジ機構107に加
える衝撃力によってヒンジ機構107は図4の破線で示
されている中心位置を越えて図5の実線で示されている
位置へ上向きに動く。スプリング113はヒンジ機構1
07をこの位置に保持し、可動接点109,111は固
定接点103,105から離れ、電気回路は遮断され
る。
【0003】装置のリセットはリセットプランジャ11
9を包囲筒121の中に押し込み、ヒンジ機構107を
図4の実線で示される元の位置に戻して可動接点10
9,111を固定接点103,105に接触させること
により行なうことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の装置では、リセット動作で明らかなようにヒン
ジ機構107を図5から図4の状態へと移動させ、これ
によって可動接点109,111を固定接点103,1
05へ押し付けるのみであるため、固定接点103,1
05や可動接点109,111に酸化膜が形成されてい
る場合、通電不良を招く恐れがある。また、可動のヒン
ジ機構107をスプリング113で保持するのみである
から、2次的な入力によって誤作動を招きやすいという
問題がある。
【0005】そこでこの考案は、通電不良や誤作動を抑
制することのできる慣性スイッチ装置の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの考案は、一側から他側へ先細形状であると共に他
側に幅狭の接点保持部を有した摺接面と、この摺接面に
弾接しつつ摺動可能な可動接点と、前記摺接面に設けら
れ所定位置の可動接点と接触可能な固定接点と、加速度
又は減速度が所定値を上回ったときに前記接点保持部で
摺接面に弾接している可動接点を摺接面の一側へ移動さ
せるよう休止位置から移動可能な慣性質量とを備えたこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】加速度又は減速度が所定値を上回ったときに慣
性質量が休止位置から移動し、接点保持部で摺接面に弾
接している可動接点を摺接面の一側へ移動させる。可動
接点は摺接面に弾接しつつ摺動するため、固定接点や可
動接点に酸化膜が形成されていても可動接点の摺動によ
って酸化膜が剥ぎ取られ、可動接点と固定接点との確実
な導通が可能となる。また、2次的な入力があり、可動
接点が接点保持部側へ移動しようとしても摺接面の先細
形状が、可動接点の移動を抑制する。
【0008】
【実施例】以下この考案の実施例を説明する。
【0009】図1はこの考案の一実施例に係る関係スイ
ッチ装置の断面図である。ハウジング1は電気絶縁材で
成形され、内部に中間壁3を有し、この中間壁3下部及
び上部に第1室5及び第2室7が設けられている。前記
中間壁3の中央には摺接面9が設けられている。この摺
接面9は図2の拡大図で示すように、一側の上部から他
側の下部へ湾曲する先細形状を呈した拡大部11と、他
側の下部に幅狭の接点保持部13とを有している。前記
摺接面9には左右一方側において拡大部11に第1の固
定接点15が設けられ、接点保持部13に第2の固定接
点17が設けられている。また、摺接面9の他方側にお
いて拡大部11から接点保持部13に渡って第3の固定
接点19が設けられている。これら接点15,17,1
9はリード21,23,25を介してハウジング1下端
の端子27,29,31に接続されている。
【0010】前記中間壁3には摺接面9間においてプラ
ンジャ33が貫通している。プランジャ33の中間部に
は図3のように接点収容部35が設けられ、この接点収
容部35にピン37を介し、可動接点39a,39bを
備えた2叉状のスプリング41が支持されている。な
お、スプリング41はピン37に固着されるものである
が、固着せずとも保持できる。可動接点39a,39b
は湾曲形成され、摺接面9に弾接しつつ摺動可能となっ
ている。
【0011】図2のように可動接点39a,39bが摺
接面9の接点保持部13に位置しているときスプリング
41は閉じた状態となっており、可動接点39a,39
bが拡大部11に至るとスプリング41が開き、可動接
点39a,39bが摺接面9に弾接する状態となる。
【0012】前記プランジャ3の上端はハウジング1外
へ突出し、リセットフランジ43を備えている。プラン
ジャ33の中間部には第2室7内においてばね受フラン
ジ45が設けられ、このばね受フランジ45とハウジン
グ1との間にセットスプリング47が設けられている。
プランジャ33の下端は第1室5内に突出し、作動フラ
ンジ49を備えている。この作動フランジ49の下側に
は球状の慣性質量51が配置されており、この慣性質量
51は第1室5内底部に設けられた載頭円錐状の凹部5
3内の休止位置に収容されている。凹部53の下端には
永久磁石55が設けられ、慣性質量51を吸引保持して
いる。
【0013】従って、慣性質量51は加速度又は減速度
が所定値を上回った時に移動可能となっている。慣性質
量51がプランジャ33を押し上げるときは、傾斜面か
らの反力、永久磁石55の吸引力セットスプリング47
の力、プランジャ33の自重、可動接点39a,39b
の摺接面9に対する摺接抵抗等が作用するため、これら
を総合的に判断して可動接点39a,39bが移動する
ときの加速度又は減速度の所定値が予め決定されるもの
である。
【0014】この慣性スイッチ装置を自動車のような車
両の電気作動式ドアロックの解除、或は電気作動式燃料
ポンプの電源オフのための電気回路等に使用する場合、
この装置は車両に直立して取付けられ、端子27,2
9,31は関連する電気回路に接続される。そして、慣
性スイッチの非作動時には図1、図2(a)のように可
動接点39a,39bが接点保持部13において摺接面
9に弾接している。この位置には第2の固定接点17と
第3の固定接点19とが存在し、可動接点39aは第2
の固定接点17に接触し、可動接点39bは第3の固定
接点19に接触する。従って、端子29,31によって
電気回路が構成され、所定の電気的制御を行わせること
ができる。
【0015】ここで車両衝突等により加速度、減速度が
予め設定された所定値を上回った時には慣性質量51が
凹部53内の休止位置から外れ、プランジャ33の作動
フランジ49に当る。プランジャ33は慣性質量51か
らの衝撃力によってセットスプリング47に抗しつつ上
昇し、可動接点39a,39bが摺接面9に弾接しつつ
接点保持部13から拡大部11へ移動する。従って、可
動接点39aは第1の固定接点15と接触し、可動接点
39bはそのまま第3の固定接点19と接触する。この
状態では端子27,31によって回路が構成され、電気
作動式ドアロック解除等、所定の電気的制御を行なうこ
とができるものである。
【0016】可動接点39a,39bは摺接面9、換言
すれば第1〜第3の固定接点15,17,19に弾接し
ながら摺動するため各接点15,17,19,39a,
39bの表面に酸化膜等が形成されていても、可動接点
39a,39bの移動時に酸化膜が剥ぎ取られ、確実な
電気的導通を得ることができる。また、可動接点39
a,39bが拡大部11に至った後、2次的な入力があ
っても拡大部11から接点保持部13へは急激に間隔が
狭くなっているため、可動接点39a,39bが接点保
持部13へ入り込むことはできず、誤作動を起すことが
ない。
【0017】装置のリセットに際しては、図2(b)の
状態においてリセットフランジ43を押し込めばプラン
ジャ33が下降し、可動接点39a,39bが摺接面9
に弾接しながら摺動して拡大部11から接点保持部13
へ移動し、図1、図2(a)の状態に保持される。従っ
て、必要なときには再び端子29,31による回路を構
成することができる。
【0018】なお、この考案は上記実施例に限定される
ものではない。例えば、摺接面は先細形状であればよ
く、拡大部11を直線的な傾斜面等で構成することもで
きる。固定接点は接点保持部のみに設け、スイッチの作
動を閉状態から開状態とする構成にすることもできる。
また、固定接点を拡大部にのみ設け、スイッチの作動を
開状態から閉状態にする構成にすることもできる。第3
の固定接点19も拡大部11と接点保持部13とに別々
に設け、端子を4本にすることもできる。
【0019】
【考案の効果】以上より明らかなようにこの考案の構成
によれば、可動接点が摺接面に設けられている固定接点
に対し弾接しつつ摺動するため、固定接点や可動接点に
酸化膜が形成されていても可動接点の摺動によって剥ぎ
取られ、確実な導通が可能となる。また、摺接面は一側
から他側へ先細形状であり他側に幅狭の接点保持部を有
しているため、可動接点が接点保持部から外れた後、2
次的な入力があっても誤作動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る断面図である。
【図2】要部拡大図である。
【図3】要部分解斜視図である。
【図4】従来例に係る断面図である。
【図5】作用説明に係る断面図である。
【符号の説明】
9 摺接面 13 接点保持部 15,17,19 固定接点 39a,39b 可動接点 51 慣性質量

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側から他側へ先細形状であると共に他
    側に幅狭の接点保持部を有した摺接面と、この摺接面に
    弾接しつつ摺動可能な可動接点と、前記摺接面に設けら
    れ所定位置の可動接点と接触可能な固定接点と、加速度
    又は減速度が所定値を上回ったときに前記接点保持部で
    摺接面に弾接している可動接点を摺接面の一側へ移動さ
    せるよう休止位置から移動可能な慣性質量とを備えたこ
    とを特徴とする慣性スイッチ装置。
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