JP2526909Y2 - 圧力調整弁 - Google Patents
圧力調整弁Info
- Publication number
- JP2526909Y2 JP2526909Y2 JP5560391U JP5560391U JP2526909Y2 JP 2526909 Y2 JP2526909 Y2 JP 2526909Y2 JP 5560391 U JP5560391 U JP 5560391U JP 5560391 U JP5560391 U JP 5560391U JP 2526909 Y2 JP2526909 Y2 JP 2526909Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- piston
- chamber
- air supply
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば鉄道車両用ブレ
ーキ装置等に使用される圧力調整弁に関するものであ
る。
ーキ装置等に使用される圧力調整弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧力調整弁としては、例
えば特開平1−223065号公報のものがある。この
圧力調整弁を図6に示す。この圧力調整弁1は、圧力空
気源に接続される給気室3、給気孔7、給気弁座8、給
気弁10が中間体5に設けられており、この中間体5の
上面には、電磁弁30の切り換え動作により、前記給気
室3の圧力空気を給排されるパイロット室16が設けら
れている。図中、4は出力室で、空気圧機器を接続され
る。17はストッパーで、中間体5の下方前進位置を規
制する。また、9は戻しバネ、12は調圧バネ、15は
排気口、19は出力口、20は排気室、31、32は連
通孔である。
えば特開平1−223065号公報のものがある。この
圧力調整弁を図6に示す。この圧力調整弁1は、圧力空
気源に接続される給気室3、給気孔7、給気弁座8、給
気弁10が中間体5に設けられており、この中間体5の
上面には、電磁弁30の切り換え動作により、前記給気
室3の圧力空気を給排されるパイロット室16が設けら
れている。図中、4は出力室で、空気圧機器を接続され
る。17はストッパーで、中間体5の下方前進位置を規
制する。また、9は戻しバネ、12は調圧バネ、15は
排気口、19は出力口、20は排気室、31、32は連
通孔である。
【0003】この圧力調整弁1aは、電磁弁30の作動
によりパイロット室16に給気室3の圧力空気が供給さ
れたとき、前記中間体5を排気弁棒13側の所定前進位
置に前進移動させ、前記給気弁10が排気弁棒13によ
り押し上げられて通常の調圧動作を行い、パイロット室
16の圧力空気が排出されているときは、前記中間体5
が図に示す後退位置にあって、排気弁棒13が給気弁1
0から離れ、出力室4内の圧力空気がこの排気弁棒13
の排気孔14より排出されるものである。
によりパイロット室16に給気室3の圧力空気が供給さ
れたとき、前記中間体5を排気弁棒13側の所定前進位
置に前進移動させ、前記給気弁10が排気弁棒13によ
り押し上げられて通常の調圧動作を行い、パイロット室
16の圧力空気が排出されているときは、前記中間体5
が図に示す後退位置にあって、排気弁棒13が給気弁1
0から離れ、出力室4内の圧力空気がこの排気弁棒13
の排気孔14より排出されるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の圧力調整弁1a
は、一定圧の調圧機能と排気機能とを有するが、2段階
の圧力を切り換えて出力することができない。このた
め、従来より異なる圧力を必要とする場合には、例えば
図7に示すように低圧の圧力調整弁PRV1と高圧の圧
力調整弁PRV2に圧力空気源の空気圧P0 を入力し、
電磁切換弁MCVをA位置またはB位置に切り換えて出
力していた。
は、一定圧の調圧機能と排気機能とを有するが、2段階
の圧力を切り換えて出力することができない。このた
め、従来より異なる圧力を必要とする場合には、例えば
図7に示すように低圧の圧力調整弁PRV1と高圧の圧
力調整弁PRV2に圧力空気源の空気圧P0 を入力し、
電磁切換弁MCVをA位置またはB位置に切り換えて出
力していた。
【0005】しかし、このような方法では、2個の圧力
調整弁、圧力調整弁と同等以上の通路容量を有する電磁
切換弁、及びこれらを連結する配管が必要となり、大
型、高価となる。
調整弁、圧力調整弁と同等以上の通路容量を有する電磁
切換弁、及びこれらを連結する配管が必要となり、大
型、高価となる。
【0006】そこで本考案は、従来の圧力調整弁に排気
用として設けられた中間体および電磁弁の構成を利用す
ることにより、異なる空気圧を切り換え出力できる圧力
調整弁を提供することを技術的課題とする。
用として設けられた中間体および電磁弁の構成を利用す
ることにより、異なる空気圧を切り換え出力できる圧力
調整弁を提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、圧力空気源に
接続される給気室と、空圧機器に接続される出力室と、
前記給気室と出力室との間に設けられる給気弁と、この
給気弁を開閉させると共にその内部に排気孔が開口する
排気弁棒と、一方に前記出力室の空気圧を受け他方に調
圧バネの付勢力又は空気圧力を受ける調圧ピストンとを
備え、前記給気室と給気弁とを給気弁の開閉移動方向に
一定範囲で進退移動自在な中間体を設け、この中間体の
上部に圧力給排手段によりパイロット圧を給排されてこ
の中間体を進退移動させるパイロット室を設けた圧力調
整弁において、前記調圧ピストンを小径ピストンと大径
環状ピストンとで構成し、前記中間体がパイロット圧を
受けて前記排気弁棒側に移動した前進位置にあるとき、
前記大径環状ピストンが弁本体に設けたストッパーに当
接して小径ピストンのみで調圧動作を行い、前記中間体
がパイロット圧を排出されて後退位置にあるとき、大径
環状ピストンが小径ピストンに支持されて共に調圧動作
を行うように構成したことを特徴とする。
接続される給気室と、空圧機器に接続される出力室と、
前記給気室と出力室との間に設けられる給気弁と、この
給気弁を開閉させると共にその内部に排気孔が開口する
排気弁棒と、一方に前記出力室の空気圧を受け他方に調
圧バネの付勢力又は空気圧力を受ける調圧ピストンとを
備え、前記給気室と給気弁とを給気弁の開閉移動方向に
一定範囲で進退移動自在な中間体を設け、この中間体の
上部に圧力給排手段によりパイロット圧を給排されてこ
の中間体を進退移動させるパイロット室を設けた圧力調
整弁において、前記調圧ピストンを小径ピストンと大径
環状ピストンとで構成し、前記中間体がパイロット圧を
受けて前記排気弁棒側に移動した前進位置にあるとき、
前記大径環状ピストンが弁本体に設けたストッパーに当
接して小径ピストンのみで調圧動作を行い、前記中間体
がパイロット圧を排出されて後退位置にあるとき、大径
環状ピストンが小径ピストンに支持されて共に調圧動作
を行うように構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】調圧ピストンを小径ピストンと大径環状ピスト
ンとで形成したので、中間体が排気弁棒側に移動した前
進位置にあるとき、大径環状ピストンがストッパーに当
接して小径ピストンから離れ、小径ピストンのみで調圧
動作を行うことになり、調圧ピストンの有効面積が小径
ピストンの有効面積のみとなる。また、中間体が後退し
た位置にあるとき、大径環状ピストンが小径ピストンに
支持されて共に調圧動作を行うようにしたため、調圧ピ
ストンの有効面積が、小径ピストンの有効面積と大径環
状ピストンの有効面積との和となり大きな有効面積とな
る。したがって、給排手段によりパイロット室の給排を
行い、中間体を前進位置または後退位置に移動させれ
ば、2段階の異なる空気圧力に切り換えが可能となる。
ンとで形成したので、中間体が排気弁棒側に移動した前
進位置にあるとき、大径環状ピストンがストッパーに当
接して小径ピストンから離れ、小径ピストンのみで調圧
動作を行うことになり、調圧ピストンの有効面積が小径
ピストンの有効面積のみとなる。また、中間体が後退し
た位置にあるとき、大径環状ピストンが小径ピストンに
支持されて共に調圧動作を行うようにしたため、調圧ピ
ストンの有効面積が、小径ピストンの有効面積と大径環
状ピストンの有効面積との和となり大きな有効面積とな
る。したがって、給排手段によりパイロット室の給排を
行い、中間体を前進位置または後退位置に移動させれ
ば、2段階の異なる空気圧力に切り換えが可能となる。
【0009】
【実施例】図1、図2は本考案の第1実施例を示す。図
1は調圧ピストン11の小径ピストン21と大径環状ピ
ストン22とが一体化した状態、図2は小径ピストン2
1のみが有効に作用している状態を示す。図中、従来技
術と同じ部分は同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
1は調圧ピストン11の小径ピストン21と大径環状ピ
ストン22とが一体化した状態、図2は小径ピストン2
1のみが有効に作用している状態を示す。図中、従来技
術と同じ部分は同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0010】本実施例では、調圧ピストン11を、小径
ピストン21と大径環状ピストン22で構成する。小径
ピストン21は、図6に示した従来の調圧ピストンと略
同様に、短円筒状をなし排気弁棒13の下端部に一体に
形成されていて、出力室4とその下側の排気室20とを
区画するように設けてある気密な可撓性の膜板41の中
央部に、これを両面から挟持するように結合され、排気
室20側の内面に沿って摺動する。図6のものと異なる
点は、この小径ピストン21の膜板41に下側から接す
る上端面側にその外径が小径となるように切り欠き部4
0が設けられている点である。この小径ピストン21に
大径環状ピストン22を組み合わせてある。大径環状ピ
ストン22は、小径ピストン21の切り欠き部40に嵌
合する内径を有し小径ピストン21の外径よりも大きい
外径に形成された環状体であり、小径ピストン21と同
心的に上面を前記膜板41の下面に結合されている。
ピストン21と大径環状ピストン22で構成する。小径
ピストン21は、図6に示した従来の調圧ピストンと略
同様に、短円筒状をなし排気弁棒13の下端部に一体に
形成されていて、出力室4とその下側の排気室20とを
区画するように設けてある気密な可撓性の膜板41の中
央部に、これを両面から挟持するように結合され、排気
室20側の内面に沿って摺動する。図6のものと異なる
点は、この小径ピストン21の膜板41に下側から接す
る上端面側にその外径が小径となるように切り欠き部4
0が設けられている点である。この小径ピストン21に
大径環状ピストン22を組み合わせてある。大径環状ピ
ストン22は、小径ピストン21の切り欠き部40に嵌
合する内径を有し小径ピストン21の外径よりも大きい
外径に形成された環状体であり、小径ピストン21と同
心的に上面を前記膜板41の下面に結合されている。
【0011】この調圧ピストン11の上下移動に対し
て、上ストッパー18、下ストッパー25を設けてあ
る。上ストッパー18は調圧ピストン11が上方へ移動
したときの上限を規制するように小径ピストン21の上
端面に対して出力室4内に設けてあり、下ストッパー2
5は調圧ピストン11が下方へ移動する途中において大
径環状ピストン22の下面に対してのみ作用するように
排気室20の内面に段をなして設けてある。
て、上ストッパー18、下ストッパー25を設けてあ
る。上ストッパー18は調圧ピストン11が上方へ移動
したときの上限を規制するように小径ピストン21の上
端面に対して出力室4内に設けてあり、下ストッパー2
5は調圧ピストン11が下方へ移動する途中において大
径環状ピストン22の下面に対してのみ作用するように
排気室20の内面に段をなして設けてある。
【0012】給気弁10及び排気弁棒13は、中間体5
が後退または前進位置のいずれにあっても排気弁棒13
が給気弁10を開閉できるように構成されている。また
中間体5及び調圧ピストン11は、前記中間体5が後退
位置の時に、上方へ移動して大径環状ピストン22が下
ストッパ25から離れて小径ピストン21と一体化さ
れ、また、中間体5が前進位置の時に、下方へ移動して
大径環状ピストン22が下ストッパ25に当接して大径
環状ピストン22に作用する圧力が無効となるように定
められている。図において、23は調整ネジであり、中
間体5の後退位置を調整するためのものである。
が後退または前進位置のいずれにあっても排気弁棒13
が給気弁10を開閉できるように構成されている。また
中間体5及び調圧ピストン11は、前記中間体5が後退
位置の時に、上方へ移動して大径環状ピストン22が下
ストッパ25から離れて小径ピストン21と一体化さ
れ、また、中間体5が前進位置の時に、下方へ移動して
大径環状ピストン22が下ストッパ25に当接して大径
環状ピストン22に作用する圧力が無効となるように定
められている。図において、23は調整ネジであり、中
間体5の後退位置を調整するためのものである。
【0013】以上の構成により動作を説明する。まず電
磁弁30をオフし、パイロット室16内の圧力空気を排
出した中間体5の後退位置(図1)において、大径環状
ピストン22は小径ピストン21と一体となって移動し
て調圧を行う。この結果、調圧ピストン11の有効面積
は小径ピストン21の有効面積と大径環状ピストン22
の有効面積の和A3となる。従って、調圧された出力圧
P1は、 P1=W1/A3・・・・・・・・(1) (但し、W1は調圧バネ12の付勢力)となる。
磁弁30をオフし、パイロット室16内の圧力空気を排
出した中間体5の後退位置(図1)において、大径環状
ピストン22は小径ピストン21と一体となって移動し
て調圧を行う。この結果、調圧ピストン11の有効面積
は小径ピストン21の有効面積と大径環状ピストン22
の有効面積の和A3となる。従って、調圧された出力圧
P1は、 P1=W1/A3・・・・・・・・(1) (但し、W1は調圧バネ12の付勢力)となる。
【0014】次に、電磁弁30をオンし、パイロット室
16に圧力空気を供給した中間体5の前進位置(図2)
において、大径環状ピストン21がストッパ25に当接
するので、小径ピストン21のみが調圧を行う。この結
果、調圧ピストン11の有効面積はA4となり、小さな
有効面積となる。従って、調圧された出力圧力P2は、 P2=W2/A4・・・・・・・・(2) (但し、W2は調圧バネ12の付勢力)となる。(1)
式と(2)式を比較すると、W2>W1(W2の方がW
1より圧縮されているため)、A3>A4、従ってP2
>P1となり、電磁弁30のオン、オフにより出力圧力
を高圧、低圧の2段に切り換えられることとなる。
16に圧力空気を供給した中間体5の前進位置(図2)
において、大径環状ピストン21がストッパ25に当接
するので、小径ピストン21のみが調圧を行う。この結
果、調圧ピストン11の有効面積はA4となり、小さな
有効面積となる。従って、調圧された出力圧力P2は、 P2=W2/A4・・・・・・・・(2) (但し、W2は調圧バネ12の付勢力)となる。(1)
式と(2)式を比較すると、W2>W1(W2の方がW
1より圧縮されているため)、A3>A4、従ってP2
>P1となり、電磁弁30のオン、オフにより出力圧力
を高圧、低圧の2段に切り換えられることとなる。
【0015】図3〜図5は本考案の第2実施例を示す。
この実施例が第1実施例と異なるところは、上記の調圧
機能に加えて排気機能を持たせたことである。図3、図
4は図1、図2に対応し、図5は排気状態を示す。図
中、従来技術(図6)及び第1実施例(図1、図2)と
同一部分は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この実施例が第1実施例と異なるところは、上記の調圧
機能に加えて排気機能を持たせたことである。図3、図
4は図1、図2に対応し、図5は排気状態を示す。図
中、従来技術(図6)及び第1実施例(図1、図2)と
同一部分は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0016】本第2実施例は、仕切り壁27を追加して
出力室4を出力室4とピストン室29とに二分すると共
に、ピストン室29に供給される圧力空気を出力室4か
らの圧力空気または給気室3からの圧力空気に選択して
切り換える電磁弁34を追加している。図中、26は調
圧ピストン下限ストッパー、36、37は連通孔であ
る。電磁弁34のオンでピストン室29が出力室4に連
通し(図3、図4参照)、電磁弁34のオフでピストン
室29が給気室3に連通する(図5参照)。
出力室4を出力室4とピストン室29とに二分すると共
に、ピストン室29に供給される圧力空気を出力室4か
らの圧力空気または給気室3からの圧力空気に選択して
切り換える電磁弁34を追加している。図中、26は調
圧ピストン下限ストッパー、36、37は連通孔であ
る。電磁弁34のオンでピストン室29が出力室4に連
通し(図3、図4参照)、電磁弁34のオフでピストン
室29が給気室3に連通する(図5参照)。
【0017】以上の構成で、調圧時(図3または図4)
は、電磁弁34をオンとし、連通孔36、37を通して
ピストン室29に出力室4の空気圧を供給する。する
と、調圧ピストン11には第1実施例の場合と同様に出
力室4の空気圧が作用するため、電磁弁30のオフ時は
低圧、オン時は高圧が出力される。
は、電磁弁34をオンとし、連通孔36、37を通して
ピストン室29に出力室4の空気圧を供給する。する
と、調圧ピストン11には第1実施例の場合と同様に出
力室4の空気圧が作用するため、電磁弁30のオフ時は
低圧、オン時は高圧が出力される。
【0018】また、排気時(図5)は、電磁弁30がオ
ン、オフのいずれであっても、電磁弁34をオフとして
ピストン室29に給気室3の空気圧を供給する。する
と、調圧ピストン11には最大出力圧よりも高い給気室
3の空気圧(圧力空気源圧)が作用するため調圧ピスト
ン11には調圧バネ12の付勢力に抗して下降する。こ
の結果、排気弁棒13の先端が給気弁10から離れて出
力室4の空気圧が排気孔14、排気口15を通して外部
へ排気される。
ン、オフのいずれであっても、電磁弁34をオフとして
ピストン室29に給気室3の空気圧を供給する。する
と、調圧ピストン11には最大出力圧よりも高い給気室
3の空気圧(圧力空気源圧)が作用するため調圧ピスト
ン11には調圧バネ12の付勢力に抗して下降する。こ
の結果、排気弁棒13の先端が給気弁10から離れて出
力室4の空気圧が排気孔14、排気口15を通して外部
へ排気される。
【0019】なお、以上の実施例では、調圧バネ12を
使用した例を示したが、調圧バネ12に代えて、排気室
20と調圧ピストン11の下面との間に圧力室を設けて
圧力空気を供給してもよい。この場合は排気弁棒13を
下方へ延長して圧力室と排気室20との仕切り壁を気密
摺動するように貫通させ、排気孔14を排気室20に開
口させればよい。また、この場合、上記圧力室の圧力空
気を制御圧として使用することも可能である。
使用した例を示したが、調圧バネ12に代えて、排気室
20と調圧ピストン11の下面との間に圧力室を設けて
圧力空気を供給してもよい。この場合は排気弁棒13を
下方へ延長して圧力室と排気室20との仕切り壁を気密
摺動するように貫通させ、排気孔14を排気室20に開
口させればよい。また、この場合、上記圧力室の圧力空
気を制御圧として使用することも可能である。
【0020】
【考案の効果】本考案による圧力制御弁は、中間体を移
動させて調圧ピストンの大径環状ピストンを有効または
無効とする構成としたので、従来の圧力調整弁と略同等
の大きさで異なる空気圧力に切り換えて出力することが
でき、装置の小型化を図ることができる。
動させて調圧ピストンの大径環状ピストンを有効または
無効とする構成としたので、従来の圧力調整弁と略同等
の大きさで異なる空気圧力に切り換えて出力することが
でき、装置の小型化を図ることができる。
【図1】本考案の第1実施例で、調圧状態を示す断面
図。
図。
【図2】本考案の第1実施例で、図1と異なる調圧状態
を示す断面図。
を示す断面図。
【図3】本考案の第2実施例で、調圧状態を示す断面
図。
図。
【図4】本考案の第2実施例で、図3と異なる調圧状態
を示す断面図。
を示す断面図。
【図5】本考案の第2実施例で、排気状態を示す断面
図。
図。
【図6】従来の圧力調整弁の断面図。
【図7】高圧と低圧とを切り換えて出力する従来の方法
を示す接続図。
を示す接続図。
1 圧力調整弁 2 本体 3 給気室 4 出力室 5 中間体 10 給気弁 11 調圧ピストン 12 調圧バネ 13 排気弁棒 16 パイロット室 21 小径ピストン 22 大径環状ピストン 30 圧力空気の供給手段
Claims (1)
- 【請求項1】 圧力空気源に接続される給気室と、空圧
機器に接続される出力室と、前記給気室と出力室との間
に設けられる給気弁と、この給気弁を開閉させると共に
その内部に排気孔が開口する排気弁棒と、一方に前記出
力室の空気圧を受け他方に調圧バネの付勢力又は空気圧
力を受ける調圧ピストンとを備え、前記給気室と給気弁
とを給気弁の開閉移動方向に一定範囲で進退移動自在な
中間体を設け、この中間体の上部に圧力給排手段により
パイロット圧を給排されてこの中間体を進退移動させる
パイロット室を設けた圧力調整弁において、前記調圧ピ
ストンを小径ピストンと大径環状ピストンとで構成し、
前記中間体がパイロット圧を受けて前記排気弁棒側に移
動した前進位置にあるとき、前記大径環状ピストンが弁
本体に設けたストッパーに当接して小径ピストンのみで
調圧動作を行い、前記中間体がパイロット圧を排出され
て後退位置にあるとき、大径環状ピストンが小径ピスト
ンに支持されて共に調圧動作を行うように構成したこと
を特徴とする圧力調整弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5560391U JP2526909Y2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 圧力調整弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5560391U JP2526909Y2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 圧力調整弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04137960U JPH04137960U (ja) | 1992-12-22 |
JP2526909Y2 true JP2526909Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=31929798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5560391U Expired - Lifetime JP2526909Y2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 圧力調整弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526909Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP5560391U patent/JP2526909Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04137960U (ja) | 1992-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6584999B2 (en) | Fluid pressure controller | |
JPH0719202A (ja) | ソレノイド弁制御を備えた電空変換器 | |
JP2526909Y2 (ja) | 圧力調整弁 | |
JP2584314B2 (ja) | 切換機構付圧力調整弁 | |
JP3476593B2 (ja) | パイロット型電磁弁 | |
US6273524B1 (en) | Braking force control valve and air brake system with the same | |
JP2528037Y2 (ja) | 切換機構付圧力調整弁 | |
JP2659152B2 (ja) | 圧力制御弁 | |
JP2002243059A (ja) | 流体圧力調整装置 | |
JPH0429602A (ja) | 負荷を有する空圧シリンダの長期停止時の制御方法 | |
KR200229986Y1 (ko) | 화차 제동장치용 막판식 제어밸브 | |
JP4296306B2 (ja) | 供給停止弁 | |
JPH0727256Y2 (ja) | 圧力制御弁 | |
KR100303745B1 (ko) | 클러치배력장치 | |
JPH0616162Y2 (ja) | パイロット操作逆止め弁 | |
JP3749313B2 (ja) | 負圧制御弁 | |
JPS6237028Y2 (ja) | ||
JPH06249352A (ja) | 差動型直動リリーフ弁 | |
JP2023082494A (ja) | 整圧装置 | |
JPH10283036A (ja) | 減圧弁 | |
JP2597869Y2 (ja) | 制御弁 | |
JP2615298B2 (ja) | 空圧用制御弁装置 | |
JPS6237267A (ja) | 倍力装置の圧力制御装置 | |
JP2000257658A (ja) | ショックアブソーバ | |
JPH0319448Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960827 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |