JP2526495Y2 - 録音レベル自動制御装置 - Google Patents

録音レベル自動制御装置

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JP2526495Y2
JP2526495Y2 JP11845890U JP11845890U JP2526495Y2 JP 2526495 Y2 JP2526495 Y2 JP 2526495Y2 JP 11845890 U JP11845890 U JP 11845890U JP 11845890 U JP11845890 U JP 11845890U JP 2526495 Y2 JP2526495 Y2 JP 2526495Y2
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智 山本
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はテープレコーダにおける録音レベルの自動制
御装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 一般にテープレコーダにおける録音レベルとしては、
ALC回路が録音回路内に設けられ、該ALC回路によって過
大な録音入力信号のレベルを自動的に抑えるように構成
されている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 このような従来のALC回路は、抵抗器やコンデンサに
よってアタックタイムが定められているが、コンデンサ
の劣化等によって大入力信号が入力されてALC回路が動
作するまでのアタックタイムに変化が生じ、場合によっ
ては大入力信号がそのままテープ上に録音されてしまう
という問題があった。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は上記の課題に鑑み、録音入力信号をデジタル
信号に変換するA/D変換器と、該A/D変換器出力を一定時
間記憶するデジタルメモリと、該デジタルメモリに記憶
された信号レベルと予め設定された基準レベルとを比較
し記憶信号レベルが大なる時にレベルダウン信号を出力
する制御回路と、前記デジタルメモリに記憶されていた
信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、該D/A変換
器の出力信号が入力されると共に前記制御回路からのレ
ベルダウン信号によって前記デジタルメモリの記憶時間
内においてアナログ信号レベルを抑制する電子ボリュー
ムとを具備したことを特徴とする録音レベル自動制御装
置を提供するものである。
(ホ)作用 本考案によれば、録音時に、録音入力信号を一旦デジ
タルメモリに記憶させて、制御回路によってレベル判定
を行い、デジタルメモリの記憶時間内において電子ボリ
ュームによってアナログ信号レベルを抑制するように作
用させることができるものである。
(ヘ)実施例 以下、図面に示す本考案の実施例について説明する。
図は本考案装置の概略構成図であり、(1)は録音入
力信号が印加される入力端子、(2)は該入力端子から
のアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、
(3)は該A/D変換器(2)からのデジタル信号を一定
時間だけ記憶するデジタルメモリ、(4)は該デジタル
メモリ(3)から一定時間後に読み出されたデジタル信
号をアナログ信号に変換するD/A変換器、(5)は該D/A
変換器(4)からのアナログ信号のレベルを抑制する電
子ボリューム、(6)は前記デジタルメモリ(3)に記
憶された信号のレベルと予め設定された基準レベルとを
比較する機能及びこの比較の結果記憶信号レベルが大な
る時にレベルダウン信号を出力する機能を有する制御回
路であり、該制御回路(6)から出力されたレベルダウ
ン信号は前記電子ボリューム(5)を制御してアナログ
信号レベルを抑制するように作用するものである。
(7)はRec IN、Play IN、Line OUT、Rec OUT、の端子
を有する雑音低減IC回路、(8)は録音アンプ、(9)
は再生アンプ、(10)はバイアス回路、(11)は録音再
生切換スイッチ、(12)は録音再生ヘッドである。
本考案装置は上述のように構成されており、以下その
動作について説明する。
録音再生切換スイッチ(11)が図示のように切換えら
れている録音時に、入力端子から録音入力信号が印加さ
れると、この録音信号はA/D変換器(2)によってデジ
タル信号に変換され、このデジタル変換された信号はデ
ジタルメモリ(3)に一定時間だけ記憶されることにな
る。そして、この記憶されたデジタル信号は制御回路
(6)へも入力されることになり、該制御回路(6)に
よって予め設定されている基準レベルと比較される。
ここで、今、デジタルメモリ(3)に記憶された信号
レベルが基準レベルより大きいことを判定したならば、
該制御回路(6)からレベルダウン信号が電子ボリュー
ム(5)に入力されることになる。
このレベルダウン信号は、デジタルメモリ(3)にそ
の時点の録音入力信号が記憶保持されている一定時間内
に出力されており、電子ボリューム(5)はアナログ信
号出力レベルを抑える位置に調整される。
このように、録音入力信号がデジタルメモリ(3)に
記憶保持されている間に、電子ボリュームの調整が行わ
れており、一定時間の後にデジタルメモリ(3)から読
み出されたデジタル信号はD/A変換器(4)でアナログ
信号に変換されて電子ボリューム(5)を通過するが、
この時、既に該電子ボリューム(5)はアナログ信号レ
ベルを抑える位置に自動的に調整されているので、読み
出されたアナログ信号は電子ボリューム(5)によって
そのレベルが抑制された状態となる。
このようにして、大きいレベルの録音入力信号は、そ
のレベルが自動的に抑制されて、雑音低減IC回路
(7)、録音アンプ(8)を通じて録音再生ヘッド(1
2)に導かれ、最適レベルでの録音を行うことができる
ものである。
一方、録音入力信号のレヘルが制御回路(6)によっ
て基準レベルと比較された時、設定された基準レベル以
下であると判断されたならば、該制御回路(6)からは
レベルアップ信号が電子ボリューム(5)に出力される
ことになって、該電子ボリュームは元の設定位置に復帰
することになるものである。
(ト)考案の効果 上述したように本考案装置は、録音入力信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器と、該A/D変換器出力を一定
時間記憶するデジタルメモリと、該デジタルメモリに記
憶された信号レベルと予め設定された基準レベルとを比
較し記憶信号レベルが大なる時にレベルダウン信号を出
力する制御回路と、前記デジタルメモリに記憶されてい
た信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、該D/A変
換器の出力信号が入力されると共に前記制御回路からの
レベルダウン信号によって前記デジタルメモリの記憶時
間内においてアナログ信号レベルを抑制する電子ボリュ
ームとを具備したものであるから、録音入力信号がデジ
タルメモリに記憶されている一定時間内に自動的にレベ
ル制御を行うことができ、入力される過大信号を最適レ
ベルで歪みなくテープに録音することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案装置の概略回路構成図である。 (1)……入力端子、(2)……A/D変換器、(3)…
…デジタルメモリ、(4)……D/A変換器、(5)……
電子ボリューム、(6)……制御回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】録音入力信号をデジタル信号に変換するA/
    D変換器と、該A/D変換器出力を一定時間記憶するデジタ
    ルメモリと、該デジタルメモリに記憶された信号レベル
    と予め設定された基準レベルとを比較し記憶信号レベル
    が大なる時にレベルダウン信号を出力する制御回路と、
    前記デジタルメモリに記憶されていた信号をアナログ信
    号に変換するD/A変換器と、該D/A変換器の出力信号が入
    力されると共に前記制御回路からのレベルダウン信号に
    よって前記デジタルメモリの記憶時間内においてアナロ
    グ信号レベルを抑制する電子ボリュームとを具備したこ
    とを特徴とする録音レベル自動制御装置。
JP11845890U 1990-11-09 1990-11-09 録音レベル自動制御装置 Expired - Lifetime JP2526495Y2 (ja)

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JPH0476654U JPH0476654U (ja) 1992-07-03
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