JP2526432Y2 - オートクレーブ装置 - Google Patents

オートクレーブ装置

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JP2526432Y2
JP2526432Y2 JP40160690U JP40160690U JP2526432Y2 JP 2526432 Y2 JP2526432 Y2 JP 2526432Y2 JP 40160690 U JP40160690 U JP 40160690U JP 40160690 U JP40160690 U JP 40160690U JP 2526432 Y2 JP2526432 Y2 JP 2526432Y2
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JP
Japan
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muffle
gas
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cylindrical
gas inlet
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JP40160690U
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末人 原口
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Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
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  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オートクレーブ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】オートクレーブ装置は、ワークを密閉さ
れた耐圧容器内に搬入して高温・高圧(又は減圧)下で
所定処理を行うものであり,航空機部品(例えば翼)等
を加工処理する場合等に使用されている。
【0003】図4に従来のオートクレーブ装置の概略構
成を示す。オートクレーブ装置は、図4に示す如く、耐
圧容器1内に配設された筒形マッフル11と,この筒形
マッフル11の一端側開口部12に配設された循環ファ
ン6とを備え、この循環ファン6をモータ5を用いて駆
動することにより,筒形マッフル11内から吸引した気
体を耐圧容器1とマッフル11との間に形成された気体
通路19を通じて当該マッフル11の他端側開口部13
から再び該マッフル11内に循環させるように構成され
ているのが一般的である。通常、オートクレーブ装置
は、筒形マッフル11内の雰囲気温度を例えば300℃
の如く高温とするために気体通路19内にヒーター(図
示省略)を配設している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、最近、ワー
クは大型化・多様化する傾向にある。そのため、オート
クレーブ装置においても、筒形マッフル11等が大型化
されることが多いが、かかる大型化されたマッフル11
内に比較的小型のワークWを搬入して所定処理した場
合,ワークWの大きさに比べてマッフル11の内部空間
が大きすぎるために熱効率が悪く熱ムラが発生しやす
い。本考案の目的は、上記事情に鑑み、大小種々のワー
クを熱効率よく均一加熱することができるオートクレー
ブ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、耐圧容器内に
配設された筒形マッフルと,前記筒形マッフルの一端側
開口部に配設された循環ファンとを備え、前記循環ファ
ンを駆動することにより前記筒形マッフル内から吸引し
た気体を、前記耐圧容器と筒形マッフルとの間に形成さ
れた気体通路を通じて当該筒形マッフルの他端側開口部
から再び該マッフル内に循環させるように構成されたオ
ートクレーブ装置において、前記筒形マッフルの所定周
壁部分に、気体流入穴を設けるとともに,この気体流入
穴を開閉可能で当該気体流入穴開放時に該流入穴付近の
気体通路部分を遮断する扉を設け、前記筒形マッフル内
に、中間仕切板を当該マッフルの軸心方向に移動可能に
設け、前記中間仕切板を移動させるための移動駆動手段
を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案では、例えば比較的小型のワークを筒形
マッフル内に搬入して所定処理する場合には、当該ワー
クの大きさに対応して選定されたマッフルの所定周壁部
分の気体流入穴を扉を開操作することにより開放すると
ともに,中間仕切板を移動駆動手段を用いて当該気体流
入穴の直近まで移動させる。これにより、筒形マッフル
内壁面と中間仕切板とによってワークの大きさに見合っ
た内部空間(ワーク処理空間)が生成される(このワー
ク処理空間は、その後部側で開放された気体流入穴を介
して気体通路と連通される。)。次に、その状態で循環
ファンを駆動することにより、ワーク処理空間から気体
(例えば空気)を吸引する。すると、吸引された気体
は、当該ファンから気体通路に入り,ヒーター等によっ
て加熱されつつ当該通路内を筒形マッフルの他端側開口
部に向けて流動する。しかし、加熱気体(熱風空気)
は、マッフルの他端側開口部に達しないうちに開操作さ
れた扉に行く手を阻まれて進路変更し開放された気体流
入穴からワーク処理空間に流入する。
【0007】このように、ワークが小さい場合には、気
体流入穴と扉との協働により加熱気体(熱風空気)の循
環経路を短くし,かつワーク処理空間の容積を中間仕切
板により小さくすることができるので,大小種々のワー
クを熱効率よく均一加熱することができる。
【0008】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。
【0009】本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。本実施例に係るオートクレーブ装置は、図1に示す
如く、耐圧容器1,蓋2,モータ5,循環ファン6,ワ
ーク搬送手段7,筒形マッフル11,本装置の特徴部で
ある気体流入穴15,扉16,中間仕切板21および移
動駆動手段を含み構成されている。なお、図4に示した
構成要素と同一のものについては同一の符号を付し、そ
の説明を省略もしくは簡略化する。
【0010】ここで、蓋2は耐圧容器1を開閉可能に構
成されている。また、ワーク搬送手段7は、ワークをマ
ッフル11内に搬入出するための手段であり,図中左右
方向(矢印X方向)に伸延するレール8と,当該レール
8上を移動可能でワークWを載置可能な台車9とから構
成されている。
【0011】一方、筒形マッフル11の所定周壁部分に
は、多数の気体流入穴15が設けられている。本実施例
においては、気体流入穴15は、図1および図2に示す
如く、筒形マッフル11の他端側開口部13より所定距
離L1だけ離れた周壁部分に所定ピッチ間隔で複数個設
けられている。また、各気体流入穴15には、それぞれ
当該流入穴15を開閉するための扉16が形成されてい
る。扉16は、図3に示す如く気体流入穴15を開閉可
能で当該気体流入穴15開放時に該流入穴15付近の気
体通路19部分を遮断する構成とされている。さらに、
筒形マッフル11内には、中間仕切板21が当該マッフ
ル11の軸心方向(図1における矢印X方向)に移動可
能に設けられている。
【0012】また、移動駆動手段は、中間仕切板21を
矢印X方向に移動させる手段である。本実施例では、移
動駆動手段は、ワーク搬送手段7(レール8および台車
9)を利用して形成されている。本実施例においては、
中間仕切板21は、台車9の後端部寄りの所定位置に固
設されている。
【0013】次に作用について説明する。比較的小型の
ワークWを筒形マッフル11内に搬入して所定処理する
場合には、蓋2を開けて,当該ワークWの大きさに対応
して選定されたマッフル11の所定周壁部分の各気体流
入穴15を扉16を開操作することにより開放するとと
もに,台車9をワークWが載置された状態で循環ファン
6に向けて移動させて中間仕切板21を当該気体流入穴
15の直近まで移動させる。これにより、筒形マッフル
11内壁面と中間仕切板21とによって当該ワークWの
大きさに見合った内部空間(ワーク処理空間S)が生成
される(このワーク処理空間Sは、その後部側で開放さ
れた気体流入穴15を介して気体通路19と連通され
る。)。次に、その状態で循環ファン6を駆動すること
により、ワーク処理空間Sから空気を吸引する。する
と、吸引された空気は、当該ファン6から気体通路19
に入り,図示しないヒーター等によって加熱されつつ当
該通路19内を筒形マッフル11の他端側開口部13に
向けて流動する。しかし、熱風空気は、当該開口部13
に達しないうちに開操作された扉16に行く手を阻まれ
て進路変更し開放された気体流入穴15からワーク処理
空間Sに流入する。
【0014】このように、ワークWが小さい場合には、
それに応じて気体流入穴15と扉16との協働により熱
風空気の循環経路を短くし,かつワーク処理空間Sの容
積を中間仕切板21により小さくすることができるの
で,大小種々のワークを熱効率よく均一加熱することが
できる。
【0015】しかして、この実施例によれば、筒形マッ
フル11の所定周壁部分に、気体流入穴15を設けると
ともに,この気体流入穴15を開閉可能で当該気体流入
穴15開放時に該流入穴15付近の気体通路19部分を
遮断する扉16を設け、筒形マッフル11内に中間仕切
板21を当該マッフル11の軸心方向に移動可能に設
け、中間仕切板21を移動させるための移動駆動手段
(7)を設けた構成としたので、大小種々のワークWを
熱効率よく均一加熱することができる。
【0016】また、移動駆動手段を、ワーク搬送手段7
を利用して構成したので、格別の装置を設けることなく
中間仕切板21を精度よく移動させることができる。
【0017】なお、上記実施例においては、中間仕切板
21を台車9に固設したが,台車9に相対移動可能に取
り付けてもよい。かかる構成により、中間仕切板21の
筒形マッフル11(気体流入穴15)に対する位置を微
調整することができ,一段とワークWを熱効率よく均一
加熱することができる。
【0018】また、気体流入穴15を、筒形マッフル1
1の他端開口部13より所定距離L1だけ離れた周壁部
分の一箇所に複数個設けたが,かかる複数の気体流入穴
15を複数箇所に設けてもよい。これにより、ワークW
の大きさに応じて、熱風空気の循環経路長およびワーク
処理空間Sの容積をきめ細かに可変することができ,一
段とワークWを熱効率よく均一加熱することができる。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、筒形マッフルの所定周
壁部分に、気体流入穴を設けるとともに,この気体流入
穴を開閉可能で当該気体流入穴開放時に該流入穴付近の
気体通路部分を遮断する扉を設け、筒形マッフル内に中
間仕切板を当該マッフルの軸心方向に移動可能に設け、
中間仕切板を移動させるための移動駆動手段を設けた構
成としたので、ワークが小さい場合には、それに応じて
気体流入穴と扉との協働により熱風空気の循環経路を短
くし,かつ筒形マッフル内のワーク処理空間の容積を中
間仕切板により小さくすることができるので,大小種々
のワークを熱効率よく均一加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のY−Y線による断面図である。
【図3】本考案の一実施例の要部を示す拡大図である。
【図4】従来のオートクレーブ装置の概略構成を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 耐圧容器 6 循環ファン 7 ワーク搬送手段(移動駆動手段) 11 筒形マッフル 15 気体流入穴 16 扉 19 気体通路 21 中間仕切板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐圧容器内に配設された筒形マッフル
    と,前記筒形マッフルの一端側開口部に配設された循環
    ファンとを備え、前記循環ファンを駆動することにより
    前記筒形マッフル内から吸引した気体を、前記耐圧容器
    と筒形マッフルとの間に形成された気体通路を通じて当
    該筒形マッフルの他端側開口部から再び該マッフル内に
    循環させるように構成されたオートクレーブ装置におい
    て、前記筒形マッフルの所定周壁部分に、気体流入穴を
    設けるとともに,この気体流入穴を開閉可能で当該気体
    流入穴開放時に該流入穴付近の気体通路部分を遮断する
    扉を設け、前記筒形マッフル内に、中間仕切板を当該マ
    ッフルの軸心方向に移動可能に設け、前記中間仕切板を
    移動させるための移動駆動手段を設けたことを特徴とす
    るオートクレーブ装置。
JP40160690U 1990-12-25 1990-12-25 オートクレーブ装置 Expired - Lifetime JP2526432Y2 (ja)

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JPH0491730U JPH0491730U (ja) 1992-08-10
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