JP2526272Y2 - ピックアップの配線機構 - Google Patents

ピックアップの配線機構

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JP2526272Y2
JP2526272Y2 JP1993006566U JP656693U JP2526272Y2 JP 2526272 Y2 JP2526272 Y2 JP 2526272Y2 JP 1993006566 U JP1993006566 U JP 1993006566U JP 656693 U JP656693 U JP 656693U JP 2526272 Y2 JP2526272 Y2 JP 2526272Y2
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JP
Japan
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pickup
flexible cable
cable
pick
flexible
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JP1993006566U
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JPH0596950U (ja
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充雄 上子
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンパクトディスクプ
レーヤなどのように移動式のピックアップを備えた装置
に係り、特にフレキシブルケーブルを使用した配線機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】図はコンパクトディスクプレーヤの主
要部を示す概略図である。符号1はベースである。ベー
ス1上にはモータ機構2が設けられており、このモータ
機構2上にコンパクトディスクDが支持される。またベ
ース1上には光学式で非接触式のピックアップ3が設け
られている。このピックアップ3はガイド軸4に沿って
の左右方向へ往復移動自在に設けられている。この
ピックアップ3の対物レンズ3aがコンパクトディスク
Dの記録面に対向している。ピックアップ3内には発光
素子と受光素子ならびにレンズなどの光学部材が設けら
れており、対物レンズ3aから発せられるレーザビーム
をコンパクトディスクDの記録面に照射し、その反射光
を受光素子により検知し、情報の読取りを行なうように
なっている。
【0003】また、コンパクトディスクプレーヤでは、
シャーシなどの固定部に回路が装備されており、ピック
アップ3内の発光素子ならびに受光素子などと上記回路
との間はフレキシブルケーブル6によって接続されてい
る。図に示すようにピックアップ3の側部には基板5
が設けられ、この基板5とピックアップ3内の発光素
子、受光素子とが接続されている。そしてフレキシブル
ケーブル6はこの基板5に接続されており、またフレキ
シブルケーブル6の先部には回路装置に接続するための
コネクタ6aが設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この種のディスクプレ
ーヤでは、ピックアップ3がガイド軸4に沿って図示の
左右方向へ移動するので、この移動に追従できるように
するために、フレキシブルケーブル6には撓み部Aを設
けなければならない。ところが、従来は、図4に示すよ
うに、この撓み部Aがピックアップ3の移動空間外の側
方にて湾曲した状態になっている。したがってピックア
ップ3の移動空間とフレキシブルケーブル6との距離W
が大きく離れることになる。この距離Wの空間はピック
アップ3の移動に追従して前記撓み部Aが移動するた
め、この空間に他の部品を配置することができない。
た、ピックアップ機能の増大に合わせてフレキシブルケ
ーブル6の信号線を増やすと、フレキシケーブル6の幅
はピックアップ3の高さ方向に太くなり、これを収納す
るための空間を確保するために、プレーヤをピックアッ
プの高さ方向へ大きくしなくてはならない。よってプレ
ーヤ全体の小型化あるいは薄型化のための部品配置の集
約化の障害になっている。また前記撓み部Aの曲率を小
さくすれば前記距離Wを短くできる。しかし撓み部Aの
曲率を小さくすると、撓み部Aにおいてフレキシブルケ
ーブル6に作用する応力が大きくなり、フレキシブルケ
ーブルの寿命に影響を与えることになる。
【0005】本考案は上記従来の問題点に着目してなさ
れたものであり、フレキシブルケーブルがピックアップ
の移動方向に沿うように設けられ且つ撓み部を有してピ
ックアップに固定されているものにおいて、ピックアッ
プとフレキシブルケーブルとの前記Wで示す距離を最小
にでき、しかも撓み部に大きな応力が発生しないように
したピックアップの配線機構を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、ディスクに沿
ガイド部と、このガイド部に導かれて移動するピック
アップと、ピックアップと固定部との間を接続するフレ
キシブルケーブルとが設けられているピックアップの配
線機構において、前記フレキシブルケーブルは、その基
部が固定部に固定され且つピックアップの移動空間外に
ケーブル表面がピックアップの底面と平行で且つこの
ピックアップの移動方向に沿って延びさらにその先部
ピックアップの移動方向前方にて撓み部を有してピッ
クアップに固定されており、前記撓み部は、ピックアッ
プが移動するときにその移動空間を通過する部分を有し
且つこの移動空間を通過する部分では同じ曲げ方向にの
み湾曲していることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記手段では、フレキシブルケーブルの表面
ピックアップの底面と平行で且つピックアップの移動方
に沿って延びている。この種のピックアップは、高さ
寸法に比べて幅方向の寸法が大きく、また全体を薄型化
するために前記高さ寸法が小さくなる傾向にあるが、デ
ィスクの面に沿う幅寸法には余裕がある。したがって、
フレキシブルケーブルのケーブル(信号線)の本数が増
えてケーブルの幅が大きくなったとしても、ケーブル表
面をピックアップの底面に平行に引き延ばすことによ
り、装置全体の薄型化を阻害することがない。したがっ
て、プレーヤの高さを大きくすることなく薄型化を実現
できた上でフレキシブルケーブルの幅の変更に対応でき
るものとなる。 また、前記フレキシブルケーブルは撓み
部を有してピックアップに固定されている。そしてフレ
キシブルケーブルはピックアップの移動空間を通過する
部分を有し、この部分では同じ曲げ方向にのみ湾曲して
いるため、ピックアップが移動するときに、フレキシブ
ルケーブルがピックアップの移動空間において無理なく
大きな応力を発生することなく自然に撓むようになる。
また撓み部が移動空間を通過する部分を有しているた
め、フレキシブルケーブルのガイド部に沿う部分とピッ
クアップとの距離(図1のW)を最小にでき、よってプ
レーヤ全体の小型化を促進できるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1および図2の図
面によって説明する。図1、図2は配線機構を示したも
のであり、図1はコンパクトディスクプレーヤにおける
光学式のピックアップの部分を側面(図と同じ側)か
ら見た図であり、図2は底面側から見た図である。図
示したものと同様に、ピックアップ3はガイド軸4に
沿って図の左右方向へ移動自在に設けられている。ピッ
クアップ3の上面に対物レンズ3aが設けられており、
この対物レンズ3aがコンパクトディスクDの記録面に
対向している。この実施例では、ピックアップ3の前面
に基板5が設けられており、ピックアップ3内の発光素
子と受光素子がこの基板5に電気的に接続されている。
そしてこの基板5にフレキシブルケーブル6の先部が接
続されている。また、フレキシブルケーブル6の基部の
コネクタ6aはベース1上のコネクタ(図示せず)など
の固定部に接続され、ベース1上あるいは他のシャーシ
上などに設けられた回路装置とピックアップ3とが電気
的に接続されている。
【0009】ピックアップ3が図の左右方向へ移動する
ためにフレキシブルケーブル6には撓み部Aが必要とな
るが、この撓み部Aはピックアップ3の前面から下面を
囲む状態に形成されている。このように撓み部Aがピッ
クアップ3を囲む状態にてピックアップ3の移動空間を
通過する部分を有して形成されているので、ピックアッ
プ3の移動の際にピックアップの移動空間を撓み部Aが
通過するようになる。よってフレキシブルケーブル6を
ピックアップ3にきわめて接近させて配置でき、フレキ
シブルケーブル6のガイド軸4に沿う部分とピックアッ
プ3との距離Wを充分に小さくできるようになる。そし
て、フレキシブルケーブル6はケーブルの表面がピック
アップの底面と平行となっており且つピックアップ3の
下面に接近した位置にてピックアップ3の移動方向に沿
って後方へ延びている。通常ピックアップ3はその高さ
寸法(厚み寸法)よりも幅寸法の方が大きく形成されて
いる。したがって、ピックアップ3の機能の増加に合わ
せてケーブルの本数が増えても、フレキシケーブル6の
幅は空間的に余裕のあるピックアップ3の幅方向へ大き
くなるだけである。よってフレキシブルケーブル6を収
納するために装置内の空間を広げる必要はなく、図1に
示す距離Wのみを確保すればよく、フレキシブルケーブ
ル6の幅が増大しても、プレーヤ全体の薄型化や小型化
を阻害することがない。
【0010】次に動作について説明する。コンパクトデ
ィスクプレーヤによる再生動作中は、モータ機構2によ
ってコンパクトディスクDを回転駆動する。また、ピッ
クアップ3はモータとスクリュー軸などを用いた送り機
構によりガイド軸4に沿って往復駆動される。再生動作
中、ピックアップ3はコンパクトディスクDの中心側か
ら外方向へ向って(図の左から右へ向って)移動する。
この間ピックアップ3内の光学装置によって情報の読取
りが行なわれるようになっている。本考案では、フレキ
シブルケーブル6の撓み部Aがピックアップ3の前方に
て湾曲して形成されているが、ピックアップ3が図の左
側へ移動するとフレキシブルケーブル6が延びて撓み部
Aの湾曲量が少なくなる。また、ピックアップ3が図の
右方向へ移動すると、撓み部Aの湾曲量が大きくなる。
【0011】このようにピックアップ3が図の左方向へ
移動したときには撓み部Aの突出量が小さくなるので、
ピックアップ3の移動スペースの左端からのフレキシブ
ルケーブル6の突出量は小さくなる。また、ピックアッ
プ3が右へ移動したときに撓み部Aの突出量が大きくな
っても、撓み部Aはピックアップ3の移動空間内を通過
するため、移動空間外へ大きく突出することはない。さ
らに撓み部Aはピックアップの移動空間を通過する部分
にて同じ曲げ方向にのみ湾曲しているため、ピックアッ
プ3の移動に追従して撓み部Aにて自然に湾曲し、フレ
キシブルケーブル6に大きな応力が発生することはな
い。また、フレキシブルケーブル6のガイド軸4に沿う
部分はピックアップ3の底面に接近して引き延ばされて
おり、前記距離Wも小さい。以上から、スペースの無駄
を作ることなくフレキシブルケーブル6を配置できるこ
とになる。なお、本考案による配線機構はコンパクトデ
ィスクプレーヤに限られるものではなく、磁気ディスク
プレーヤにおける磁気式のピックアップなどにも実施可
能である。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、フレキシ
ブルケーブルは、その表面がピックアップの底面と平行
で且つピックアップの移動方向に沿って延び、フレキシ
ブルケーブルの幅方向がピックアップの幅方向に向けら
れている。したがって信号線の本数が多くなり、ケーブ
ルの幅が広くなっても、このケーブルは寸法に余裕のあ
るピックアップの幅方向に広がるだけであり、信号線の
本数の増加しても前記距離Wが変わることがなく、プレ
ーヤの高さ寸法が大きくなることはない。 また、フレキ
シブルケーブルの撓み部がピックアップの移動空間を通
過する部分に設けられ、しかもこの部分で撓み部が同じ
曲げ方向のみに湾曲しているため、ピックアップの移動
に追従して、フレキシブルケーブルが移動空間を通過し
て自然と湾曲するようになる。よってフレキシブルケー
ブルのガイド部に沿う部分とピックアップとの距離(前
記W)を最短にでき、フレキシブルケーブルがピックア
ップの移動空間の外に大きくはみ出すことがなくなり、
プレーヤを薄型化できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のピックアップの側面図、
【図2】図1の底面図、
【図3】コンパクトディスクプレーヤの主要部の概略を
示す側面図、
【図4】従来のピックアップの配線機構を示す平面図、
【符号の説明】
1 ベース 3 ピックアップ 3a 対物レンズ 4 ガイド軸 5 基板 6 フレキシブルケーブル A 撓み部 D コンパクトディスク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに沿ガイド部と、このガイド
    部に導かれて移動するピックアップと、ピックアップと
    固定部との間を接続するフレキシブルケーブルとが設け
    られているピックアップの配線機構において、前記フレ
    キシブルケーブルは、その基部が固定部に固定され且つ
    ピックアップの移動空間外にてケーブル表面がピックア
    ップの底面と平行で且つこのピックアップの移動方向に
    沿って延びさらにその先部がピックアップの移動方向
    前方にて撓み部を有してピックアップに固定されてお
    り、前記撓み部は、ピックアップが移動するときにその
    移動空間を通過する部分を有し且つこの移動空間を通過
    する部分では同じ曲げ方向にのみ湾曲していることを特
    徴とするピックアップの配線機構。
JP1993006566U 1993-01-29 1993-01-29 ピックアップの配線機構 Expired - Lifetime JP2526272Y2 (ja)

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JPH0596950U JPH0596950U (ja) 1993-12-27
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031095A (ja) * 1983-07-30 1985-02-16 三井造船株式会社 放射性廃有機溶媒の熱分解方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031095A (ja) * 1983-07-30 1985-02-16 三井造船株式会社 放射性廃有機溶媒の熱分解方法

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JPH0596950U (ja) 1993-12-27

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