JP2526138Y2 - 非常開口用開戸建具のロック装置 - Google Patents

非常開口用開戸建具のロック装置

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JP2526138Y2
JP2526138Y2 JP1989077394U JP7739489U JP2526138Y2 JP 2526138 Y2 JP2526138 Y2 JP 2526138Y2 JP 1989077394 U JP1989077394 U JP 1989077394U JP 7739489 U JP7739489 U JP 7739489U JP 2526138 Y2 JP2526138 Y2 JP 2526138Y2
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JP
Japan
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insertion hole
lock pin
knob
base
lock
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恂一 入江
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、非常用扉、非常時に開放可能な窓等の建
具に使用するロック装置に関するものである。
〔この考案が解決すべき課題〕
非常時に避難口として使用する扉や窓は、通常は自由
な開閉が不必要であり、またこのような非常時のみ使用
する扉や窓にあっては、何時でも誰でも開閉ができるよ
うなものであると不都合な場所が多い。また、一方非常
時には誰でも開錠できて、避難口として使用できなけれ
ばならない。
非常用扉や非常時に開放可能な窓にあっては、このよ
うな一見背反するような双方の機能を持ち合わせなけれ
ばならない。
この考案は以上のような課題を解決するためになされ
たもので、通常は開錠が不可であるとともに、非常時に
は誰もが開錠可能な、構成の簡易な非常開口用開戸建具
のロック装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案にかかる非常開口用開戸建具のロック装置は
以下の構成要素より成るものである。基部は、ロック装
置を開戸建具に固定する部分であって、鋼製や合成樹脂
製等によって形成できる。この基部には二面に貫通する
挿通孔が形成されている。ロックピンは、基部の挿通孔
内に配されて、挿通孔の長手方向に進退可能である。ロ
ックピンは丸棒状などとし挿通孔内で回転可能である。
該ロックピンの一端は建具の施錠機構であるスライダー
に引掛けるため基部から突き出るようになっており、挿
通孔内でロックピンが進退するのに伴って基部から出没
する。ロックピンの他端も基部から突出しており、この
他端にはつまみが形成されている。
挿通孔内には、ロックピンを前記つまみ方向に付勢す
るコイルバネが配設されている。コイルバネは、例えば
ロックピンの外周に固定したリングに押し当ててロック
ピンにバネ力を与えるようにしてもよい。
また、ロックピンの長手方向中間部には、軸方向と直
交する方向に係止体が突出している。
挿通孔の内側の長手方向中間部には、前記係止体が引
掛け可能となった段部状の引掛け部が形成されている。
引掛け部は挿通孔の内周面から中心方向に突き出てお
り、係止体が係止してロックピンがバネ力によって移動
するのを妨げるためのものである。
この引掛け部の一端から挿通孔内周面に溝が、凹設さ
れている。溝は係止体が挿通孔の貫通方向に移動するの
を許すためのものである。
以上のようなロックピンを内蔵した基部には、ケース
が取り付けられている。ケースは基部の前記つまみが突
出した面を覆うように取付けられている。ケースは人力
によって破砕可能でなくてはならず、合成樹脂等の材料
によって形成可能であり、表面に折り曲げ可能なように
溝を複数形成しておいてもよい。また、ケース正面に
は、ロックピンのつまみを回転操作可能なレンチ等の工
具を挿入し得る孔を設けておく。
また、開戸建具には施錠機構としてのスライダーが上
下移動可能に収納されており、このスライダーに固定さ
れたロック板の孔に前記ロックピンの先端を挿入してス
ライダーが移動しないようにする。
〔作用〕
ロック装置の基部を開戸建具に取付け、ロックピンを
押して先端を建具の施錠機構であるスライダーのロック
板の孔に挿入する。
框に設けた嵌入溝に嵌入したスライダーの移動が、ロ
ックピンによって妨げられ、開錠が出来なくなる。ロッ
クピンを回転させれば、係止体が挿通孔内側の引掛け部
に引掛かってロックピンが戻るのを防止することがで
き、ロック状態が保持される。
ロックピンのつまみ側にはケースが取付けられている
ため、通常はロックピンに触れることが出来ず、ロック
状態が保持される。また、この通常時において窓の開閉
が必要な時は、ケースの正面に設けられた孔からレンチ
等を差し込んでロックピンを回転させて開錠することが
できる。
非常時には人力によってケースを破壊することがで
き、誰でもロックピンのつまみを廻してロックを解除で
き、避難のために開戸建具を容易に開放できる。
〔実施例〕
以下、図に示す一実施例に基づきこの考案を詳細に説
明する。
図において、Aはこの考案にかかる非常開口用開戸建
具のロック装置である。基部1は略直方体状であって、
鋼製である。基部1の二面に貫通するよう水平に挿通孔
2が形成されている。
挿通孔2には丸棒状の鋼製のロックピン3が通されて
おり、長手方向に移動可能となっている。ロックピン3
の移動に伴って、ロックピン3の先端は基部1から出没
する。ロックピン3の他端は基部から常時突出してお
り、この端部につまみ4が形成されている。つまみ4の
頭部には六角形のレンチ孔5が凹設されている。
挿通孔2内には、ロックピン3外周を囲むようにコイ
ルバネ6が配されている。コイルバネ6の一端は挿通孔
2の一端の内鍔状の当接部7に当接し、他端はロックピ
ン3外周に固定された外鍔状の押さえ金具8に当接して
いる。従って、コイルバネ6によってロックピン3をつ
まみ4方向へ付勢している。
ロックピン3の長手方向中間部には、軸方向と直交す
る方向に係止体9を突設している。
挿通孔2の貫通方向の中間部には、前記係止体9が係
止可能な段部状の引掛け部10が形成されている。この引
掛け部10の一端からは、挿通孔2の内周面に係止体9が
移動可能な溝11が凹設されている。
基部1のつまみ4が突出した面を覆うようにケース12
が取付けられている。ケース12は正面12aと上下面12b,1
2cと左右面12d,12eから成る箱形の部材であり、透明の
合成樹脂によって形成されている。正面12aと左右面12
d,12eには裏面に上下方向に折曲するための溝13が形成
されている。正面12aの中心には孔14が形成されてい
る。また、正面12aと上下面12b,12cとの間には正面12a
を折り曲げ易くするために、間隔が形成されている。ケ
ース12はビス15,15によって基部1に固定されている。
以上のような構成を有するロック装置Aを第5図に示
すような非常用窓に使用する。窓の框16内には上下方向
に移動可能なスライダー17が内蔵されており、このスラ
イダー17の上下によって上下框16に設けたスライダー17
の嵌入溝にスライダー17を出没させて、開閉を制御する
ものである。19はこのスライダー17を上下動させるため
のハンドルであり、ハンドル19を回転させることによっ
てスライダー17が上下に同時に出没して、上下框に設け
た溝に嵌入、脱出する。
スライダー17の上下方向中間部にはロック板20がビス
21,21によって固定されている。ロック板20には孔22が
形成されている。ハンドル19によってスライダー17を動
かして窓を施錠した状態でのロック板20に対応した位置
に、前記ロック装置Aをビス23,23によって固定する。
ロック装置Aのロックピン3の先端は框16内部に位置さ
せる。
この状態でロックピン3を押してロック板20の孔22に
引掛ける。これによってロック板20とともにスライダー
17がスライダー17の嵌入溝から脱出することが妨げら
れ、ハンドル19はロックした窓の開錠をすることができ
なくなる。ロックピン3を回転して係止体9を引掛け部
10に引掛けてロックピン3の戻りを妨げる。
通常の状況にて窓の開閉が必要なときは、ケース12の
孔14からレンチを差し入れて、ロックピン3のつまみ4
のレンチ孔5に嵌合して回転する。係止体9が挿通孔2
内の引掛け部10から外れて、溝11内に位置したとき、コ
イルバネ6のバネ力によってロックピン3が基部に侵入
し、ロック板20の孔22から離脱する。これによってスラ
イダー17の上下動が可能となり、ハンドル19が回転可能
となり、開錠することができる。
非常時には、ケース12を砕いてロックピン3を回転す
れば、開錠できる。
〔考案の効果〕
この考案は以上のような構成を有し、通常はケースに
よってロックピンに触れることを妨げており、開口建具
の自由な開閉が不可となっているとともに、非常時には
人力によって破砕可能であるため、誰もが開錠可能とな
っている。またその構成は極めて簡易であり、安価に製
造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる非常開口用開戸建具のロック
装置の斜視図、第2図と第3図はその作動状態の断面
図、第4図は非常用窓の框に取付けた状態の断面図、第
5図は非常用窓の正面図である。 A……非常開口用開戸建具のロック装置 1……基部,2……挿通孔 3……ロックピン,4……つまみ 6……コイルバネ,9……係止体 10……引掛部,11……溝 12……ケース,13……溝 14……孔,15……ビス 16……框,17……スライダー 18……窓枠,19……ハンドル 20……ロック板,22……孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開戸建具に固定される基部と、この基部に
    水平に貫通された挿通孔と、挿通孔内に配され挿通孔の
    長手方向に進退して先端が基部から出没可能なロックピ
    ンと、このロックピンの他端に形成されたつまみと、挿
    通孔内に配されてロックピンをつまみ方向に付勢するコ
    イルバネと、ロックピンの長手方向中間部にて軸方向と
    直交する方向に突出する係止体と、挿通孔の長手方向中
    間部にて前記係止体が引掛け可能となった段部状の引掛
    け部と、この引掛け部の一端から挿通孔内周面に凹設さ
    れた挿通孔の貫通方向に延びる溝と、前記ロックピンの
    つまみが突出した面を覆うように前記基部に取り付けら
    れ、ロックピンのつまみを回転操作可能な工具を挿入し
    得る孔を正面に有し、かつ人力により破砕可能なケース
    と、開戸建具の施錠スライダーに取付けられ、前記ロッ
    クピンの先端が係合可能なロック板とより成る非常開口
    用開戸建具のロック装置。
JP1989077394U 1989-06-30 1989-06-30 非常開口用開戸建具のロック装置 Expired - Lifetime JP2526138Y2 (ja)

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JP1989077394U JP2526138Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 非常開口用開戸建具のロック装置

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JPH0315965U JPH0315965U (ja) 1991-02-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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DE2331369C2 (de) * 1973-06-20 1983-05-11 DOM-Sicherheitstechnik GmbH & Co KG, 5040 Brühl Abschließbarer Laufschuhverschluß für parallel an hintereinanderliegenden Ebenen verschiebbare Türen o.dgl.
JPS5221440A (en) * 1975-08-13 1977-02-18 Teijin Ltd Conveyor of thread winding bobbin
JPS5519797U (ja) * 1978-07-26 1980-02-07

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JPH0315965U (ja) 1991-02-18

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