JP2526087Y2 - 感知器ベース - Google Patents

感知器ベース

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JP2526087Y2
JP2526087Y2 JP1023991U JP1023991U JP2526087Y2 JP 2526087 Y2 JP2526087 Y2 JP 2526087Y2 JP 1023991 U JP1023991 U JP 1023991U JP 1023991 U JP1023991 U JP 1023991U JP 2526087 Y2 JP2526087 Y2 JP 2526087Y2
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JP
Japan
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clamp
base body
base
mounting screw
nut
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JP1023991U
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JPH04108290U (ja
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秀雄 山下
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、埋込穴を形成した天井
板への、感知器ベースの取り付けに関するものである。
【0002】
【従来の技術】火災感知器は天井直付型のものが多かっ
たが、近年顧客からの美観に対する要望から天井埋め込
み型の火災感知器が主流に成ってきている。天井埋め込
み型の火災感知器は、センサーを備えるヘッド部と、天
井板に埋め込み取り付けしてヘッド部が嵌着されるベー
ス部と、ベース部を天井板に埋め込み取り付けする際の
外観的に見苦しいベース下部の鍔部の孔開け加工部やね
じ止め部等を目隠しするためのプレートとを備えてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、天井板に設け
た埋込穴に挿着する天井埋め込み型の火災感知器のベー
ス部は、埋込穴に取り付け金具を挿設し、その後該取り
付け金具にベース部を固着するような、ベース部と取り
付け金具とが別々になったもの、または、ベース部と取
り付け金具とは一体と成っているものの埋込穴に挿着す
るに際し取り付け金具に設けられた挟金具を倒す等取り
付けねじを締め付ける以外の作業を必要とし、いずれも
施工に手間がかかると言う問題点が有った。
【0004】本考案は上記の問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、ベース部と取
り付け金具とを一体化すると共に天井板に設けた埋込穴
に挿入し、取り付けねじを回転締め付けするのみで取り
付けできる施工に手間のかからない省施工化の図れる感
知器ベースを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の問題点
を解決するため、下端周縁部に鍔を有する筒状のベース
本体と、ベース本体天板とバネと挟金具とを介してナッ
トを螺合する取り付けねじとを備え、ベース本体筒状部
より僅かに大きい埋込穴を形成した天井板の下面からベ
ース本体筒状部を挿入して前記取り付けねじを回転する
ことで鍔と挟金具とで埋込穴周縁を挟持して取り付ける
感知器ベースであって、前記ベース本体天板に前記挟金
具とナットとが取り付けねじと供回りすることを防止す
る回動規制を立設すると共に挿入棒で挟金具の内側先端
を突き上げるための挿通孔を設け、挿入棒で挟金具の内
側先端を突き上げたとき挟金具全体が平面視でベース本
体筒状部より内側に位置した状態で係止する係止突起を
前記回動規制に設け、前記取り付けねじに挟金具の下端
がベース本体天板より上に達した位置で緩めることをで
きなくするねじ止め手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記のように構成したことにより、各々の取り
付けねじをいっぱいに緩めた後、ベース本体筒状部より
僅かに大きい埋込穴を形成した天井板に下面からベース
本体筒状部を挿入すると、バネで付勢されナットに押圧
されて平面視でベース本体筒状部の外側に突出した挟金
具が天井板の埋込穴の周側によって内側に押圧され、挟
金具はナットと当接した部分を支点としてバネを僅かに
圧縮して傾き窄むので、ベース本体筒状部を埋込穴にベ
ース本体の鍔まで挿入でき、鋏金具の下端が天井板の厚
さを乗り越えると、窄んだ挟金具が再びバネで付勢され
ナットに押圧されるので広がる。
【0007】ここで取り付けねじを回転締め付けする
と、回動規制にガイドされて取り付けねじと供回りしな
いナットと挟金具とがバネを圧縮しながら回動規制に沿
って下降して、挟金具の下端とベース本体の鍔とで埋込
穴周縁を挟持し、感知器ベースは埋込穴に取り付けでき
る。
【0008】また、埋込穴に取り付けされた感知器ベー
スを取り外すには、取り付けねじをいっぱいまで緩める
(ねじ止め手段が設けあるので緩め過ぎてナットが外れ
ることは無い)。するとナットが回動規制に沿って上昇
するに伴ってバネの付勢で挟金具が上昇し挟金具の下端
はベース本体天板より上に位置する。ここでベース本体
天板に設けた挿通孔から挿入棒を挿通し挟金具の内側先
端を突き上げると、ナットと挟金具との当接部を支点と
して挟金具がバネを僅かに圧縮して傾き、挟金具は内側
に窄み回動規制に設けた係止突起に係止され、挿通孔か
ら挿入棒を抜き去っても挟金具は平面視でベース本体筒
状部の内側に窄んだ状態を維持する。従って、感知器ベ
ースは埋込穴から取り外すことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係る感知器ベースの一実施例
を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は本考案に係る感知器ベースAを天井
板Bに取り付けした状態を示す一部断面側面図であり、
図2は感知器ベースAの要部を示す斜視図であり、図3
は感知器ベースAの要部を示す断面図であり、図4は要
部を示す分解斜視図であり、図5はベース本体天板1b
に立設した回動規制1eの近傍の斜視図を示し、図6は
感知器ベースAの斜視図を示してる。
【0011】図1〜図6に示すように、感知器ベースA
のベース本体1は筒状の下端周縁に鍔1aを備えるプラ
スチック製のものであって、ベース本体天板1bの周縁
近傍には1対の貫通孔1c,1cが設けられると共に貫
通孔1c,1cの各々を囲むように平面視略コ字状リブ
1d,1dが開口側を外側にして立設され、図5に示す
ように、該平面視略コ字状リブ1dの対向する2辺の回
動規制に相当するリブ1e,1eは他の1辺のリブ1f
より高く立設されると共に2辺のリブ1e,1eの内側
の開口側近傍に小さな三角状に突出した係止突起1g,
1gが設けられている。また、リブ1fの直ぐ後ろのベ
ース本体天板1bには挿通孔1h,1hが各々設けられ
ている。
【0012】以上のようなベース本体1には、感知器ベ
ースを天井板Bに形成した埋込穴Baに取り付けする際
に用いる取り付けねじ11,11とコイルバネ12,1
2と挟金具13,13と板ナット14,14とが、図4
に示すように組付けされる。つまり、ベース本体天板1
bに設けられた貫通孔1c,1cにベース本体1の内側
から取り付けねじ11を各々挿通し、ベース本体天板1
bに立設された平面視略コ字状リブ1dの内側に突出し
た取り付けねじ11の取り付けねじ足11aにコイルバ
ネ12を挿通し、更に略へ字状に屈曲した挟金具13の
1辺に設けた長穴13aを貫通すると共に四角い板状の
板ナット14を螺合し、螺合して板ナット14から突出
した取り付けねじ11の先端11b付近のねじ山を潰し
加工してねじ止め手段を形成する。
【0013】なお、コイルバネ12の外径は平面視略コ
字状リブ1dの内側に緩挿できる程度の外径と成ってい
ると共に、コイルバネ12の内径は取り付けねじ11の
取り付けねじ足11aが緩挿できる程度の内径と成って
いる。また、板ナット14の外寸は平面視略コ字状リブ
1dの内側に緩挿できる程度にされており、取り付けね
じ11を回転した際には板ナット14と挟金具13とは
平面視略コ字状リブ1d中リブ1e,1eの内側面に当
接して取り付けねじ11と供回りしないように成ってい
る。更に、取り付けねじ11の先端11b付近のねじ山
の潰し加工は取り付けねじ11を回転して緩め過ぎて
も、取り付けねじ11から板ナット14が脱落しないよ
うにすると共に挟金具13がいっぱいまで上昇したこと
を取り付けねじ11の回転の感触で知るためである。ま
た、取り付けねじ11の長さ及びリブ1eの高さは共に
ベース本体筒状部1iの高さと略等しく成っている。
【0014】以上のようにして、取り付けねじ11,1
1とコイルバネ12,12と挟金具13,13と板ナッ
ト14,14とをベース本体1に組付け完了した状態
の、感知器ベースAの平面視略コ字状リブ1d付近の斜
視図を示すのが図2である。
【0015】従って、この様にして完成した感知器ベー
スAを天井板Bに取り付けるには次のように行う。まず
天井板Bにベース本体筒状部1iの外径より僅かに大き
い孔開け加工をし埋込穴Baを設ける。また、取り付け
ねじ11をいっぱいに回転して緩めた状態の感知器ベー
スAの挟金具13,13は、コイルバネ12,12で板
ナット14,14に付勢押圧されるので挟金具13,1
3の先端は図6に示すようにベース本体天板1bより上
の位置でハ字状にベース本体筒状部1iの外径より広が
る。
【0016】しかし、感知器ベースAをベース本体天板
1b側から埋込穴Baに挿入すると、ハ字状に広がった
1対の挟金具13,13は、埋込穴Baの周側によって
内側に押圧され板ナット14と挟金具13との当接する
部分を支点として、挟金具13がコイルバネ12を僅か
に圧縮して傾き内側に窄むので、ベース本体筒状部1i
を埋込穴Baに鍔1aが当接するまで挿入できる。
【0017】埋込穴Baに鍔1a部まで挿入され埋込穴
Ba周縁の厚さを乗り越えた感知器ベースAの1対の挟
金具13,13は再びコイルバネ12で付勢され板ナッ
ト14、14に各々押圧されるので挟金具13,13は
ハ字状に広がり、挟金具13,13の下端はベース本体
筒状部1iの外径よりも広がる。この状態で取り付けね
じ11を回転して締め付けると、板ナット14と挟金具
13とは平面視略コ字状リブ1d中リブ1e,1eの内
側面に当接して取り付けねじ11とは供回りしないの
で、板ナット14は取り付けねじ11の回転に伴って下
降して行き挟金具13を下降しコイルバネ12を圧縮す
る。
【0018】そして、挟金具13の先端が埋込穴Ba周
縁の天井板Bの裏面に当接し、挟金具13の下端とベー
ス本体1下端周縁の鍔1aとで埋込穴Ba周縁を挟持
し、感知器ベースAを天井板Bに取り付けることができ
る。このとき、平面視略コ字状リブ1dの他の1辺のリ
ブ1fに挟金具13の長穴13aを設けた辺の先端13
bが当接して支点となり、挟金具13の先端は薄い天井
板でも挟持できる。
【0019】また、埋込穴Baに挟着された感知器ベー
スAを取り外すには、取り付けねじ11を回転していっ
ぱいに緩める(取り付けねじの先端はねじ止め手段に相
当する潰し加工が施してあるので緩め過ぎてナットが外
れることは無いと共に、いっぱいに緩めたことが手感触
で分かる)。すると板ナット14はリブ1e,1eの間
を上昇していき、コイルバネ12の付勢で挟金具13は
板ナット14の上昇に伴って上昇する。
【0020】ここで、図3に示すように、挿入棒に相当
するドライバー20の先端をベース本体1の内側から挿
通孔1hに挿通し、挟金具13の長穴13aの設けた辺
の先端13bをドライバー20の先端で押し上げると、
板ナット14と挟金具13との当接部を支点として挟金
具13が傾き、ハ字状に広がった挟金具13が内側に窄
み対向する回動規制に相当する2辺のリブ1e,1eの
内側に各々設けた係止突起1g,1gに係止する。従っ
て、挿通孔1hからドライバー20を抜き去っても挟金
具13,13はハ字状に広がらず、挟金具13全体が平
面視でベース本体筒状部1iの内側に窄んだ状態を維持
する。従って、感知器ベースAは埋込穴Baから取り外
すことができる。
【0021】
【考案の効果】本考案の感知器ベースは、上記のように
構成したものであるから、ベース本体筒状部より僅かに
大きい埋込穴を形成した天井板に、作業者が感知器ベー
スを施工する場合には、取り付けねじをいっぱいに緩め
た感知器ベースを単に挿入した後、取り付けねじを回転
して締め付けるのみで天井板への感知器ベースの施工が
完了できると共に取り付けねじをいっぱいに緩めて挿入
棒によって挟金具の内側先端を突き上げることで取り外
しのできる、施工に手間がかからず省施工化の図れる感
知器ベースを提供できると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る感知器ベースの一実施例を天井板
の埋込穴に取り付けた状態を示す一部断面側面図であ
る。
【図2】本考案に係る感知器ベースの一実施例の要部を
示す斜視図である。
【図3】本考案に係る感知器ベースの一実施例の要部を
示す断面図である。
【図4】本考案に係る感知器ベースの一実施例の要部を
示す分解斜視図である。
【図5】本考案に係る感知器ベースの一実施例のベース
本体天板に立設した略コ字状リブを示す斜視図である。
【図6】本考案に係る感知器ベースの一実施例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
A 感知器ベース B 天井板 Ba 埋込穴 1 ベース本体 1a 鍔 1b ベース本体天板 1e 回動規制 1g 係止突起 1h 挿通孔 1i ベース本体筒状部 11 取り付けねじ 11b ねじ止め手段 12 バネ 13 挟金具 13b 挟金具の内側先端 14 ナット 20 挿入棒

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端周縁部に鍔を有する筒状のベース本
    体と、ベース本体天板とバネと挟金具とを介してナット
    を螺合する取り付けねじとを備え、ベース本体筒状部よ
    り僅かに大きい埋込穴を形成した天井板の下面からベー
    ス本体筒状部を挿入して前記取り付けねじを回転するこ
    とで鍔と挟金具とで埋込穴周縁を挟持して取り付ける感
    知器ベースであって、前記ベース本体天板に前記挟金具
    とナットとが取り付けねじと供回りすることを防止する
    回動規制を立設すると共に挿入棒で挟金具の内側先端を
    突き上げるための挿通孔を設け、挿入棒で挟金具の内側
    先端を突き上げたとき挟金具全体が平面視でベース本体
    筒状部より内側に位置した状態で係止する係止突起を前
    記回動規制に設け、前記取り付けねじに挟金具の下端が
    ベース本体天板より上に達した位置で緩めることをでき
    なくするねじ止め手段を設けたことを特徴とする感知器
    ベース。
JP1023991U 1991-02-28 1991-02-28 感知器ベース Expired - Lifetime JP2526087Y2 (ja)

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JPH04108290U JPH04108290U (ja) 1992-09-18
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