JP2525808B2 - カラ−中間調記録方式 - Google Patents
カラ−中間調記録方式Info
- Publication number
- JP2525808B2 JP2525808B2 JP62122051A JP12205187A JP2525808B2 JP 2525808 B2 JP2525808 B2 JP 2525808B2 JP 62122051 A JP62122051 A JP 62122051A JP 12205187 A JP12205187 A JP 12205187A JP 2525808 B2 JP2525808 B2 JP 2525808B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- recording
- dots
- pixel
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はカラー中間調記録方式、特にその記録位置
のずれによる記録色の変動の防止に関するものである。
のずれによる記録色の変動の防止に関するものである。
[従来の技術] カラー中間調記録方式の1つとして、一画素をマトリ
クスで構成し、複数のインクの記録面積によって色調を
変える方式がある。この方式の一例を第4図、5図を用
いて説明する。第4図に示すように、一画素は8×8ド
ットで構成されている。この画素が多数集まって記録画
を構成する。画素内の各ドットには、閾値が割当てられ
ている。この閾値は0を中心として渦巻状に63まであ
る。ここで「閾値」とは、各色に対する一画素内の記録
面積指令があったとき、これに応じて、どのような順序
でドットを塗りつぶしていくかを定める値である。例え
ば、イエローにたいする記録面積の指令が、35であった
場合には、0〜35までのドットがイエローで記録され
る。次に、マゼンタに対する記録面積の指令が、15であ
れば、0〜15までのドットに重ねてマゼンタが記録さ
れ、レッドの色調を生じる。さらに、シアンに対する記
録面積の指令が、3であれば、0〜3までのドットにさ
らに重ねてシアンが記録され、ブラックの色調を生じ
る。
クスで構成し、複数のインクの記録面積によって色調を
変える方式がある。この方式の一例を第4図、5図を用
いて説明する。第4図に示すように、一画素は8×8ド
ットで構成されている。この画素が多数集まって記録画
を構成する。画素内の各ドットには、閾値が割当てられ
ている。この閾値は0を中心として渦巻状に63まであ
る。ここで「閾値」とは、各色に対する一画素内の記録
面積指令があったとき、これに応じて、どのような順序
でドットを塗りつぶしていくかを定める値である。例え
ば、イエローにたいする記録面積の指令が、35であった
場合には、0〜35までのドットがイエローで記録され
る。次に、マゼンタに対する記録面積の指令が、15であ
れば、0〜15までのドットに重ねてマゼンタが記録さ
れ、レッドの色調を生じる。さらに、シアンに対する記
録面積の指令が、3であれば、0〜3までのドットにさ
らに重ねてシアンが記録され、ブラックの色調を生じ
る。
上記のようにして記録された一画素の状態を第5図に
示す。何も記録されていないため、用紙の色がそのまま
表われているホワイトWの部分が一番外側にある。その
内側に、イエローY、レッドR、ブラックKの部分が生
じている。第5図は拡大して描いているが、一画素は極
めて微小なものであり、人間の目でみると1つの色とし
て認識される。したがって、各色の面積比を変えること
により、微妙な中間色を表現することができる。
示す。何も記録されていないため、用紙の色がそのまま
表われているホワイトWの部分が一番外側にある。その
内側に、イエローY、レッドR、ブラックKの部分が生
じている。第5図は拡大して描いているが、一画素は極
めて微小なものであり、人間の目でみると1つの色とし
て認識される。したがって、各色の面積比を変えること
により、微妙な中間色を表現することができる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記3原色のインク(イエロー、マゼ
ンタ、シアン)の記録位置がずれた場合には、再現しよ
うとする色とは異なる色となってしまうことがあった。
第6図に記録位置がずれてしまった場合の記録状態を示
す。この図からも明らかなように、正常な場合の第5図
に比べて、ホワイトW、イエローY、レッドR、ブラッ
クKの面積が変ってしまっている。その上、第5図の場
合には表われていなかったマゼンタM、ブルーB、グリ
ーンG、シアンCなどの色が生じている。したがって、
画素全体としての色調は、再現しようとする色調とずい
ぶん違ったものになってしまう。すなわち、記録ずれに
よって記録色の品質が大きく低下してしまうという問題
点があった。
ンタ、シアン)の記録位置がずれた場合には、再現しよ
うとする色とは異なる色となってしまうことがあった。
第6図に記録位置がずれてしまった場合の記録状態を示
す。この図からも明らかなように、正常な場合の第5図
に比べて、ホワイトW、イエローY、レッドR、ブラッ
クKの面積が変ってしまっている。その上、第5図の場
合には表われていなかったマゼンタM、ブルーB、グリ
ーンG、シアンCなどの色が生じている。したがって、
画素全体としての色調は、再現しようとする色調とずい
ぶん違ったものになってしまう。すなわち、記録ずれに
よって記録色の品質が大きく低下してしまうという問題
点があった。
この発明は、上記の問題点を解決して、記録ずれがあ
った場合でも、記録色の品質低下の少ないカラー中間調
記録方式を提供することを目的とする。
った場合でも、記録色の品質低下の少ないカラー中間調
記録方式を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係るカラー中間調記録方式は、各色の中心
位置の相互間距離が既知の記録位置ずれ量より大きくな
るように、かつ、各色の所定の階調範囲において同一階
調における出現ドットが互いに実質的に最も離隔するよ
うに配列された閾値配列を有する。ここで、互いに実質
的に最も離隔するように、とは、隣接する他のマトリッ
クスの閾値配列をも考慮して、できるだけ高い閾値まで
各色の出現ドットが互いに所定値以上の距離を保ち得る
状態をいう。
位置の相互間距離が既知の記録位置ずれ量より大きくな
るように、かつ、各色の所定の階調範囲において同一階
調における出現ドットが互いに実質的に最も離隔するよ
うに配列された閾値配列を有する。ここで、互いに実質
的に最も離隔するように、とは、隣接する他のマトリッ
クスの閾値配列をも考慮して、できるだけ高い閾値まで
各色の出現ドットが互いに所定値以上の距離を保ち得る
状態をいう。
[作用] 各色の閾値配列の中心位置の相互間距離は既知の記録
位置ずれ量より大きく、また、各色の所定の階調範囲に
おいて同一階調における出現ドットは互いに実質的に最
も離隔しているので、各色が重なる度合いが従来より少
ない。したがって、記録位置がずれた場合でも、各色の
重なり具合いの、変化が少ない。
位置ずれ量より大きく、また、各色の所定の階調範囲に
おいて同一階調における出現ドットは互いに実質的に最
も離隔しているので、各色が重なる度合いが従来より少
ない。したがって、記録位置がずれた場合でも、各色の
重なり具合いの、変化が少ない。
[実施例] この発明の一実施例によるカラー中間調記録方式を、
第1図A、B、C、第2図、第3図を用いて説明する。
この実施例では、イエロー、マゼンタ、シアンの3原色
のインクを用いている。イエローの閾値配列を第1図A
に、マゼンタの閾値配列を第1図Bに、シアンの閾値配
列を、第1図Cに示す。何れも、渦巻型の閾値配列であ
るが、各色についての中心は異なっている。第1図A〜
Cにおいて、イエローの中心YCとマゼンタの中心MCとは
マトリックスの横方向に5ドット離隔している。イエロ
ーの中心YCとシアンの中心CCとはマトリックスの横方向
に2ドット、同縦方向に4ドット、離隔している。シア
ンの中心CCとマゼンタの中心MCとはマトリックスの横方
向に3ドット、同縦方向に4ドット、離隔している。
第1図A、B、C、第2図、第3図を用いて説明する。
この実施例では、イエロー、マゼンタ、シアンの3原色
のインクを用いている。イエローの閾値配列を第1図A
に、マゼンタの閾値配列を第1図Bに、シアンの閾値配
列を、第1図Cに示す。何れも、渦巻型の閾値配列であ
るが、各色についての中心は異なっている。第1図A〜
Cにおいて、イエローの中心YCとマゼンタの中心MCとは
マトリックスの横方向に5ドット離隔している。イエロ
ーの中心YCとシアンの中心CCとはマトリックスの横方向
に2ドット、同縦方向に4ドット、離隔している。シア
ンの中心CCとマゼンタの中心MCとはマトリックスの横方
向に3ドット、同縦方向に4ドット、離隔している。
各色について、5ドットずつの印字を行う場合には、
第2図のようになる。記録されていないホワイトWの部
分が49ドット、イエローYが5ドット、マゼンタMが5
ドット、シアンCが5ドットという面積比になってい
る。この各色の面積比により、一画素全体として一つの
色調として認識される。
第2図のようになる。記録されていないホワイトWの部
分が49ドット、イエローYが5ドット、マゼンタMが5
ドット、シアンCが5ドットという面積比になってい
る。この各色の面積比により、一画素全体として一つの
色調として認識される。
次に、この実施例の方式において記録位置がずれた場
合について説明する。既知の記録位置ずれ量の例とし
て、マゼンタMの記録位置が左へ2ドット、シアンCの
記録位置が上へ2ドットずれた場合を考えると、第3図
のような記録状態になる。この場合においても、ホワイ
トWが49ドット、イエローYが5ドット、マゼンタMが
5ドット、シアンCが5ドットという面積比は変らな
い。したがって、一画素全体として認識される色調の変
化はほとんどない。
合について説明する。既知の記録位置ずれ量の例とし
て、マゼンタMの記録位置が左へ2ドット、シアンCの
記録位置が上へ2ドットずれた場合を考えると、第3図
のような記録状態になる。この場合においても、ホワイ
トWが49ドット、イエローYが5ドット、マゼンタMが
5ドット、シアンCが5ドットという面積比は変らな
い。したがって、一画素全体として認識される色調の変
化はほとんどない。
なお、閾値配列の中心をマトリクスの端に決めると、
一画素内における各中心の距離は最長になる。しかし、
隣接するマトリクスの中心との距離が短くなるので、余
り好ましくはない。
一画素内における各中心の距離は最長になる。しかし、
隣接するマトリクスの中心との距離が短くなるので、余
り好ましくはない。
また、上記実施例では、閾値配列としてデイザ法の渦
巻型の配列を用いたが、他の中心を有するドット集中型
の閾値配列を用いてもよい。
巻型の配列を用いたが、他の中心を有するドット集中型
の閾値配列を用いてもよい。
さらに、一画素を構成するドットマトリクスは8×8
ドット以外の場合にも適用でき、ドットマトリクスとし
ては長方形、三角形などの場合にも適用できる。
ドット以外の場合にも適用でき、ドットマトリクスとし
ては長方形、三角形などの場合にも適用できる。
さらに、上記実施例では、イエロー、マゼンタ、シア
ンの3色のインクを用いる場合について説明したが、2
色以上のインクを用いる場合であれば適用することがで
きる。
ンの3色のインクを用いる場合について説明したが、2
色以上のインクを用いる場合であれば適用することがで
きる。
ところで、従来の方式では、各色インクが重なって記
録されることが前提であったが、この発明の方式では、
各色インクができるだけ重ならないようになっている。
従って、一画素全体として再現される色調と各色の面積
との関係は、従来と異なる計算に基づいてなされる必要
がある。いずれにせよ、各色インクの記録面積と、一画
素全体としての色調との関係は明確に定まるので、所望
の中間調を再現することができる。
録されることが前提であったが、この発明の方式では、
各色インクができるだけ重ならないようになっている。
従って、一画素全体として再現される色調と各色の面積
との関係は、従来と異なる計算に基づいてなされる必要
がある。いずれにせよ、各色インクの記録面積と、一画
素全体としての色調との関係は明確に定まるので、所望
の中間調を再現することができる。
[発明の効果] この発明に係るカラー中間調記録方式は、各色の中心
位置の相互間距離が既知の記録位置ずれ量より大きくな
るように、かつ、各色の所定の階調範囲において同一階
調における出現ドットが互いに実質的に最も離隔するよ
うに配列された閾値配列を有する。従って、各色の記録
位置が所定の位置よりずれた場合であっても、各色の面
積比の変化は少なく、色調の変化がほとんどない。
位置の相互間距離が既知の記録位置ずれ量より大きくな
るように、かつ、各色の所定の階調範囲において同一階
調における出現ドットが互いに実質的に最も離隔するよ
うに配列された閾値配列を有する。従って、各色の記録
位置が所定の位置よりずれた場合であっても、各色の面
積比の変化は少なく、色調の変化がほとんどない。
すなわち、この発明によれば、記録ずれがあった場合
でも、記録色の品質低下の少ないカラー中間調記録方式
を提供することができる。
でも、記録色の品質低下の少ないカラー中間調記録方式
を提供することができる。
第1図A、第1図B、第1図Cはそれぞれこの発明の一
実施例によるイエロー、マゼンタ、シアンの閾値配列を
示す図、第2図はこの実施例の方式によって記録した一
画素の状態を示す図、第3図は第2図において記録位置
がずれた場合の一画素の記録状態を示す図、第4図は従
来の閾値配列を示す図、第5図は従来の方式による一画
素の記録状態を示す図、第6図は従来の方式において記
録位置がずれた場合の一画素の記録状態を示す図であ
る。 Yはイエロー色記録部分、Mはマゼンタ色記録部分、C
はシアン色記録部分を示す。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
実施例によるイエロー、マゼンタ、シアンの閾値配列を
示す図、第2図はこの実施例の方式によって記録した一
画素の状態を示す図、第3図は第2図において記録位置
がずれた場合の一画素の記録状態を示す図、第4図は従
来の閾値配列を示す図、第5図は従来の方式による一画
素の記録状態を示す図、第6図は従来の方式において記
録位置がずれた場合の一画素の記録状態を示す図であ
る。 Yはイエロー色記録部分、Mはマゼンタ色記録部分、C
はシアン色記録部分を示す。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】色成分毎に一画素内の記録面積の指令を受
けて画像を記録し、一画素をマトリクスで構成し、複数
色のインクを、中心を有するドット集中型の閾値配列に
割当てて色表現を行うカラー中間調記録方式において、 各色の閾値配列は、各色の中心位置の相互間距離が既知
の記録位置ずれ量より大きくなるように、かつ、各色の
所定の階調範囲において同一階調における出現ドットが
互いに実質的に最も離隔するように配列されたものであ
ることを特徴とするカラー中間調記録方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62122051A JP2525808B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | カラ−中間調記録方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62122051A JP2525808B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | カラ−中間調記録方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63285081A JPS63285081A (ja) | 1988-11-22 |
JP2525808B2 true JP2525808B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=14826395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62122051A Expired - Lifetime JP2525808B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | カラ−中間調記録方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525808B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59125173A (ja) * | 1982-12-30 | 1984-07-19 | Ricoh Co Ltd | 階調カラ−記録方法 |
JPS61199380A (ja) * | 1985-02-28 | 1986-09-03 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 像形成方法及びその装置 |
-
1987
- 1987-05-18 JP JP62122051A patent/JP2525808B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63285081A (ja) | 1988-11-22 |
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