JP2525382Y2 - プーリ - Google Patents

プーリ

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JP2525382Y2
JP2525382Y2 JP1992035346U JP3534692U JP2525382Y2 JP 2525382 Y2 JP2525382 Y2 JP 2525382Y2 JP 1992035346 U JP1992035346 U JP 1992035346U JP 3534692 U JP3534692 U JP 3534692U JP 2525382 Y2 JP2525382 Y2 JP 2525382Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
pulley
grooves
support shaft
belt
resin
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Application number
JP1992035346U
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English (en)
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JPH0596612U (ja
Inventor
裕昭 笹野
利一 古谷
潔 川久保
宏征 西連地
Original Assignee
アイワ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ベルトを掛けるため
の溝を周面に複数形成したプーリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、駆動部の回転力を被駆動部に
伝達するのに、プーリの外周面にベルトを掛けるための
溝を複数形成した中継プーリを介在させることがある。
図2はその一例を示すものである。
【0003】同図において、1は支軸であり、この支軸
1の両端が一対のシャーシ10,11に回転可能に取り
付けられる。2は中継プーリであり、この中継プーリ2
は図示しない駆動部と被駆動部との間に配される。中継
プーリ2は、樹脂等で一体成形されており、支軸1に固
定されている。
【0004】また、中継プーリ(プーリ)2には、その
外周面にベルト5,6を掛けるための溝3,4が適宜間
隔をもって2ヶ所に形成されている。ベルト5は駆動部
とプーリ2とに掛装され、ベルト6はプーリ2と被駆動
部とに掛装されている。そして、駆動部が回転すること
によってプーリ2を回転駆動させて被駆動部に駆動部の
回転力を伝達する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図2のような構成にお
いては、樹脂等の充填の際に、溝3,4の間に対応する
部位(特にベルト5,6を掛ける部分)付近に巣(空
穴)7が形成されるために、かかる部位の樹脂の充填度
を均一にすることができなかった。そのため、プーリ2
が回転ぶれを生じてシャーシ10,11を振動させた
り、支軸1に負担がかかる等回転系に悪影響を及ぼす不
都合が生ずる。
【0006】そこで、この考案は、複数のベルトを掛装
するプーリの回転を円滑にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案においては、ベ
ルトを掛けるための溝を周面に複数形成したプーリにお
いて、プーリを樹脂等で一体成形すると共に、溝と溝と
の間に、肉逃げ部を形成したものである。
【0008】
【作用】プーリ2の溝3,4の間に肉逃げ部8を形成し
たので、溝3,4の間に対応する部位に巣(空穴)が形
成されるのを防止でき、溝3,4の間の樹脂等の充填度
を均一にできる。従って、プーリ2の回転ぶれがなくな
ってプーリ2が円滑に回転するので、プーリ2を取り付
けた支軸1にかかる負担を軽減でき、回転系を良好な状
態に維持できる。
【0009】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この考案の一実
施例について説明する。図1において、図2と対応する
部分には同一符号を付して、その詳細説明は省略する。
【0010】同図において、8は肉逃げ部であり、この
肉逃げ部8は溝3,4との間で適宜間隔をもって形成さ
れる。肉逃げ部8はプーリ2の外周面から支軸1付近に
まで形成される。また、肉逃げ部8に対応するプーリ2
の部位(肉部)9は、プーリ2にベルト5,6を掛けて
プーリ2を回転させた場合等でも、肉部9に切れ等が生
じないように設定される。なお、その他の構成は図2の
例と同様である。
【0011】本例によれば、プーリ2の溝3,4の間に
肉逃げ部8を形成したので、溝3,4の間に対応する部
位に巣(空穴)が形成されるのを防止でき、溝3,4の
間の樹脂等の充填度を均一にできる。従って、本例によ
れば、プーリ2の回転ぶれがなくなってプーリ2が円滑
に回転するので、プーリ2の支軸1を取り付けたシャー
シ10,11の振動や支軸1の負担を軽減でき、回転系
を良好な状態に維持できる。
【0012】なお、上述実施例においては、プーリ2の
溝3,4が2ヶ所に形成された例であるが、ベルトを掛
けるための溝の数はこれに限定されない。この場合、溝
の間にそれぞれ肉逃げ部を形成することによって溝の間
の樹脂等の充填度をそれぞれ均一にできる。
【0013】また、上述実施例においては、プーリ2が
駆動部と被駆動部との間に配されるものの例であるが、
プーリはこれに限定されない。例えば駆動部のプーリあ
るいは被駆動部のプーリ等にも同様に適用できる。
【0014】
【考案の効果】この考案によれば、プーリのベルトを掛
けるための複数の溝の間に肉逃げ部を形成したので、溝
の間に対応する部位に巣が形成されるのを防止でき、溝
の間の樹脂等の充填度を均一にできる。従って、この考
案によれば、プーリの回転ぶれがなくなってプーリが円
滑に回転できるので、プーリを取り付けた支軸にかかる
負担を軽減でき、回転系を良好な状態に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 支軸 2 中継プーリ 3,4 溝 5,6 ベルト 8 肉逃げ部 10,11 シャーシ
フロントページの続き (72)考案者 西連地 宏征 東京都台東区池之端1丁目2番11号 ア イワ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−148219(JP,A) 実開 平1−178271(JP,U) 実開 平2−58124(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトを掛けるための溝を周面に複数形
    成したプーリにおいて、 上記プーリを樹脂等で一体成形すると共に、上記溝と溝
    との間に、肉逃げ部を形成したことを特徴とするプー
    リ。
JP1992035346U 1992-05-27 1992-05-27 プーリ Expired - Lifetime JP2525382Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0596612U JPH0596612U (ja) 1993-12-27
JP2525382Y2 true JP2525382Y2 (ja) 1997-02-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62148219A (ja) * 1985-12-24 1987-07-02 Shigeru Aoki 歯車の射出成形方法

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JPH0596612U (ja) 1993-12-27

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