JP2525380B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2525380B2 JP61268076A JP26807686A JP2525380B2 JP 2525380 B2 JP2525380 B2 JP 2525380B2 JP 61268076 A JP61268076 A JP 61268076A JP 26807686 A JP26807686 A JP 26807686A JP 2525380 B2 JP2525380 B2 JP 2525380B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は探触子から測定対象に超音波を照射し、測定
対象から例えば反射した超音波を測定する超音波診断装
置において、探触子が空気中に放置されていることを判
別する判別手段を設けて、測定を行っていない時間の超
音波照射駆動を中断することにより、探触子の発熱を防
止して特性劣化を防ぐものである。
〔産業上の利用分野〕 本発明は超音波診断装置に係り、特に不必要な超音波
探触子の駆動を防止し、発熱による探触子の劣化を防ぐ
構成を提供するものである。
〔従来の技術〕
超音波診断装置は、探触子を測定対象物に接触し、超
音波を照射し、その反射波等を測定するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような探触子の超音波放射面は、接触する測定対
象物である生体(音響インピーダンス:1.5〜1.6×106kg
/m2.sとの音響マッチングが良好になるように製作され
ている。
従って、探触子が空気中に放置されると、空気の音響
インピーダンスはほぼ0に近いので超音波放射面で、音
響的ミスマッチングが発生する。このことが原因で、境
界面での発熱現象と探触子の中への超音波とじ込め現象
が生じ、探触子の温度が上昇する。
この温度上昇のために、探触子の劣化が生じるという
問題を有している。
このための解決手段として、特願昭60−22936号(特
開昭61−18144号)において、感温素子で温度を検知す
ることにより測定対象に接触しているか否かを検知する
技術が提案されている。
しかしながら、かかる手段は、 感温素子で所定温度を検知するまでに熱のイナーシ
ャによる相当時間を要し、即時応答性に欠ける。
測定対象に感温素子が接するように配置する関係
上、感温素子を介して超音波の送信、受信を行うことか
ら、感温素子による超音波の歪が生じ、信号解析に悪影
響を与える。
等の欠点を有している。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においては、空中へ超音波照射した時のリンギ
ングが所定時間内で一定の減衰を示すことを検出するこ
とにより、探触子が空気中に放置されていることを判別
する手段を設け、測定を行っていない時間の超音波照射
駆動を中断するようにしたものであり、かかる従来の提
案における欠点を除去している。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示す図である。
ここでは、超音波診断装置の一例をとり、その概略の
動作を説明する。
タイミング制御回路1は超音波駆動回路D1〜DNの駆動
タイミングを制御し、探触子であるトランスジューサT1
〜TNにより超音波のセクタ走査を行う。
反射エコーは受信回路R1〜RNおよびそれぞれ走査方向
に合った遅延量をあらかじめ設定された遅延回路DL1〜D
LNを経由し、加算回路2で加算される。
加算された信号は通常の断属像を得る公知の処理を行
う。加算された信号は同時にある走査タイミングでかつ
ある時刻(深さ)のタイミングでゲート回路3により取
り出され、本発明において付加された構成である判定回
路4の入力となる。
この判定回路4において、後述するように、探触子が
空気中に放置されているか否かを判定する。
制御回路5は、判定回路4の判定結果を受けて、超音
波駆動回路D1〜DNの駆動を行うか否かの制御を行う。
次に、第2図のタイムチャートを用いて、判定回路4
の判定動作を説明する。
本図において、(a)はトランスジューサTから超音
波を発射するタイミングを示す波形、(b)は測定対象
としての生体に接した場合のトランスジューサTに生じ
る波形、(c)は、トランスジューサTが空気中に放置
されたときのトランスジューサTの波形、(d)はトラ
ンスジューサTが水等の音響媒体に接した場合の波形で
ある。
トランスジューサTが生体に接しているとき、第2図
(b)に示すように生体内部からの超音波の連続的反射
が生じ、トランスジューサに生じる波形としてはいわゆ
る生体エコー信号(Aモード信号)であり、長く尾を引
き、減衰するまでの時間が長い。
トランスジューサTが空気中に放置されているとき、
第2図(e)に示すように、いわゆるトランスジューサ
内部にとじこめられた音のリンギングであり、生体エコ
ーに比較し急速に減衰する。一例として、Δt1=20〜40
μsの間にA=60dBの減衰を示す。
トランスジューサTが水等の音響媒体Wに接している
とき(第3図)は水等の音響媒体Wの音響インピーダン
スがほぼ生体と等しいため超音波放射面の音響マッチン
グがとられていることになり、トランスジューサ内部に
とじこめられる音は空中放置の場合に比較し非常に少く
なり、その結果、波形は第2図(d)に示すように、空
気中に放置する場合よりも更に急速な減衰を示す。一例
として、Δt2=6μsで60dBの減衰を示す。
このように、トランスジューサT(探触子)が接して
いる対象により、トランスジューサTに生じる波形が所
定パターンをもっていることから、空気中放置を判別す
る。
すなわち、探触子を生体に接触させて用いる場合が空
中放置中か、あるいは水等の音響媒体を用いている場合
かの判別は、所定の時間内に一定以上の減衰を生じるか
否かで、あるいは一定の減衰を示すまでの時間Δt1,Δt
2を検知し、その時間の大小関係で判定する。
最も多く用いられるのは上記の波形(b),(c)と
の判別手段であるが(c),(d)との判別手段を組み
合わせて、空気中放置を検知することもできる。
次に判別回路について詳細な実施例を第5図を用いて
説明する。また、第6図は第5図図示のそれぞれの部分
のタイムチャートである。この実施例は所定の時間間に
一定以上の減衰を生るみか否かによって判別する方式で
あり、具体的には振幅の2重のある時間までの積分値の
大小によって減衰の大小を判別する方式である。本実施
例で積分値を用いたのは、瞬時の振幅ではフェーズキャ
ンセルで振幅が0附近に落ちこみ誤判定してしまうこと
を避けるためであり、受信信号r(t)を低域通過フィ
ルタに通すなど他の手段でフェーズキャンセルによる誤
判定を避けても良いことは当然である。
第4図に、第2図(b)〜(d)に対応する波形と、
ゲート信号とを示した。
判定回路の前のゲート3により受信信号r(t)は第
4図に示すごとく、t3−Δt3≦t≦t3+Δt3,t4−Δt4
≦t≦t4+Δt4の2つの区間切り出される。初めの区間
は、空気中放置の場合の信号(c)の継続期間中であ
り、かつ水などの音響媒体Wに接した時の信号(d)の
継続期間外である時間、たとえば6μs≦t≦20μsが
選ばれる。また後の区間は、信号(c)も信号(d)も
減衰して非常に小さくなったタイミング、たとえば100
μs≦t≦150μsが選ばれる。
ゲート3によって切り出された信号は判別回路の積分
回路10に入力される。積分回路10の出力にリセット信号
RESST IIによりリセットされ、判別回路より第6図図示
のタイムチャートの(P1)のごとき出力波形を出力す
る。2つの比較器11,12は初めの区間の信号の比較(比
較器11)と後の区間の信号の比較し比較器12)とに用い
られ、信号(P1)のそれぞれの比較器への分配はスイッ
チ回路SWによって行なわれる。
比較器11は信号(P1)の初めの区間の信号(P2)を入
力とし、該信号のレベルがあらかじめ定めたKdのレベル
以上であるかどうかを判別し、以上であれば第6図に示
すごとく“1"の信号を出力する。((P3))。比較器11
の出力端にはフリップフロップを有し、Kd以上を検出し
た時セットされリセット信号RESET IIによってリセット
されるべく動作するので前述の出力“1"はリセット信号
RESET IIの信号すなわち次の超音波送信タイミング直前
までホールドされる。すなわち第4図(b)又は(c)
のような信号のとき“1"が出力される。
比較器12は信号(P1)の後の区間の信号(P4)を入力
とし、該信号のレベルがあらかじめ定めた値Kb以下かど
うかを出力し、以下であれば“1"を出力する(P5)。
第6図はKb以上の場合を示し(P5)は“0"のままであ
る。比較器12の出力端にも出力状態をホールドするフリ
ップフロップを有し、比較器11と同様にS≦Kpでセット
されリセット信号RESET IIでリセットされる。すなわち
第4図(c)又は(d)のような信号のとき“1"が出力
される。
比較器11,12の状態はAND回路13に導かれ、その出力結
果が判別結果として制御回路に知らされる。結果として
判定回路3ではリセット信号RESET IIの直前のタイミン
グ(第6図)で“1"であれば空気中放置(c)、“0"で
あればそれ以外(b)あるいは(d)と判別できる。
以上判別回路の動作について実施例を示して説明した
が、次にこの判別の行なわれるタイミング超音波発振の
中止などの制御を行う制御回路5の制御例についてタイ
ムチャート(第7図)を用いて詳しく説明する。通常の
Bモードの場合、セクタの走査方向は−45゜→0゜→+
45゜の順で走査され、1フレームを形成し、これが順次
繰り返される。本実施例の特徴は、判別回路を動作させ
るのを真下に超音波を送信した場合、すなわちセクタ走
査方向0゜の場合としたことである。その理由は角度の
ある走査の場合超音波が筋骨にあたったりして、生体に
プローブが接している時に生じる典型的減衰パターンが
得られない場合があることを配慮したためである。従っ
て、第7図に示すごとくゲートは0゜走査の時のみ開か
れる。また駆動制御信号D1〜DNは本例の場合の実線は駆
動中止を示しているが、判別回路の結果によっては実線
のごとく駆動継続を指示する。
〔発明の効果〕
本発明を適用することにより、短時間に、しかも診断
のための波形の歪等を生ずることなく、超音波診断装置
の探触子の空気中放置とそれ以外の状態とを判別するこ
とができ、探触子の発熱を防止して、特性劣化を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第5図は本発明実施例を示す図、 第2図、第6図、第4図、第7図は本発明を説明するた
めのタイムチャートを示す図、 第3図は本発明の説明図である。 図において、1はタイミング回路、2は加算回路、3は
ゲート回路、4は判定回路、5は制御回路、D1〜DNは超
音波駆動回路、R1〜RNは受信回路、T1〜TNはトランスジ
ューサである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】探触子から測定対象に超音波照射し、該測
    定対象から反射又は透過した超音波を測定する超音波診
    断装置において、 超音波を照射した後の波形の振幅減衰を検出して、該振
    幅減衰が予め設定された第一の判定条件よりも小さく、
    かつ予め設定された第二の判定条件よりも大きいもので
    あることを判定した場合に、該探触子が空気中に放置さ
    れていると判別する判別手段と、 該判別手段で空気中に放置されていると判別されたと
    き、該探触子からの超音波照射駆動を中断する手段を有
    することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】上記判別手段は、超音波を照射した後の波
    形振幅を予め定められた第一の時刻と、該第一の時刻以
    後である予め定められた第二の時刻とで検出し、該第一
    の時刻での波形振幅が予め設定された第一の閾値以上で
    ある場合に上記振幅減衰が第一の判定条件よりも小さい
    と判定し、該第二の時刻での波形振幅が予め設定された
    第二の閾値以下である場合に上記振幅減衰が上記第二の
    判定条件より大きいと判定することを特徴とする特許請
    求の範囲第(1)項に記載の超音波診断装置。
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