JP2525324Y2 - 鉄蓋開閉用治具 - Google Patents

鉄蓋開閉用治具

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JP2525324Y2 JP1988117942U JP11794288U JP2525324Y2 JP 2525324 Y2 JP2525324 Y2 JP 2525324Y2 JP 1988117942 U JP1988117942 U JP 1988117942U JP 11794288 U JP11794288 U JP 11794288U JP 2525324 Y2 JP2525324 Y2 JP 2525324Y2
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shaped
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iron
lid
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利之 米津
正宏 天沼
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日本鋳鉄管 株式会社
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【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案は、マンホールの鉄蓋開閉用治具に関し、鉄蓋
の種々に大きさの異なる掛合孔の殆んどに適用せしめ得
ると共に係止解脱後における鉄蓋のこじ開け操作を単一
治具で行わしめ、しかも低コスト且つ簡易に製作するこ
とができる鉄蓋開閉用治具を提供しようとするものであ
る。
(従来の技術) 路面や地表面にそって設定されたマンホール用鉄蓋を
開被するには鉄枠などに密接状に嵌合した鉄蓋をその嵌
合状態から解脱すると共に鉄蓋の一部に形成された凹陥
部に挿入してこじり開けるバール状部体を必要とし、こ
のような目的で従来、最も普通に用いられているマンホ
ール鉄蓋の開閉用治具としては、こじるのにはバールを
使用し、鉄蓋は別の道具の先端に手鍵のついた治具で開
蓋するものである。このような従来一般のものに対し、
比較的新しいものに一つの治具にバールと手鍵の双方が
具備されている第5図のような構成のものが知られてい
る。
又、比較的大型の鉄蓋のこじりと開蓋を行うものの例
としては、実公昭57-50375があり、該考案もこじりと開
蓋の双方ができるもので、第6図にその斜視図で示すよ
うに、棒状の先端にT字型の鉄蓋掛合部が設けられると
共に中程に取っ手が取り付けられている。
第5図に示したものにおいては、取っ手20の側方に、
バールの作用をなす楔型先端部21が形成され、棒状本体
22の先端部に鉄蓋掛合部23が図示のように設けられてい
る。第6図のものでは棒状本体31の先端部に鉄蓋掛合部
32が形成されており、棒状本体の略中間に取っ手33が設
けられている。該治具においては、マンホールの受枠に
支点34を当て梃子として利用し、棒状本体の末端部を力
点として押えることにより掛合部32が作用点となり、鉄
蓋をこじるバールの働きをもするがこの掛合部32は開蓋
のための嵌合解脱にも用いられる。
(考案が解決しようとする課題) 前述した実公昭57-50375号のものは、こじりと開蓋ロ
ック解脱の双方が1本の工具で間に合うようになってい
るが、単一の掛合部でこじりとロック係脱を共に行うこ
とはこじりと嵌合解脱が本質的には異なった操作である
からこれらを同一治具を用い、同じ状態で行うことは必
ずしも円滑でなく、また鉄蓋に掛合する先端のT型金具
が一定寸法のため、一定範囲内の大きさを有する係合孔
の鉄蓋にしか適応できない。即ち鉄蓋の嵌合解脱用係合
孔としては寸法的に種々のものがあり、それらの嵌合機
構を解脱操作する掛合部はそれなりの範囲では即応し得
るとしてもその即応には限度があり、所定範囲以上に寸
法の異なった鉄蓋嵌合機構用係合孔に対しては即応する
ことができないので作業者等としては複数の治具を準備
携行しなければならない不利がある。
「考案の構成」 (課題を解決するための手段) 本考案は、このような現状に鑑み検討を重ねて考案さ
れたものであって、一本の治具により殆んど全部の鉄蓋
のこじりと嵌合解脱操作を可能ならしめた治具を提供す
ることを目的とする。
即ち、本考案においては先端側に円弧状角部を有する
L形に屈曲した棒状本体の基端側に大型の鉄蓋用掛合部
を突設すると共に先端側に楔型先端部を形成し、また小
型の鉄蓋用掛合部を設けた支え棒を楔型先端部と対向さ
せて先端側の棒状本体に固着したことを特徴とする鉄蓋
開閉用治具を提案するものである。
(作用) 先端側に円弧状角部を有するL形に屈曲した棒状本体
を用いることにより、一般的なバールを用いて簡易に製
作することができるし、バールとしてのこじり操作も的
確に行い得る。
前記のような棒状本体の基端側に大型の鉄蓋用掛合部
を突設すると共に先端側に楔型先端部を形成し、また小
型の鉄蓋用掛合部を設けた支え棒を楔型先端部と対向さ
せて先端側の棒状本体に固着したことにより1本の治具
によって殆んど全般の大きさの鉄蓋掛合孔の寸法に即応
せしめた鉄蓋の開披操作を実施せしめ得る。
なお大型の鉄蓋用掛合部は棒状本体に設けられている
ので楔型先端部部分および小型鉄蓋用掛合部を有する支
え棒部分を把持してそれなりに強力な操作をも円滑に実
施することができる。
これらの結果として1本の治具によって殆んど全般の
大きさの鉄蓋における掛合孔の寸法に適切に即応して鉄
蓋の開閉をなすことができると共に嵌合開披後における
鉄蓋のこじり開けも適宜に行い得て、治具の取扱ないし
管理を著しく容易とする。
又、梃子として利用するから、棒状本体の長さに比較
してこの取っ手を兼用するバール部分は短かくし、大型
の鉄蓋を開蓋する際は、このバール部分と小型鉄蓋に掛
合する部分が形成されている支え棒の略連続した水平の
金具部分が取っ手を兼ねることになる。
上記のような本考案治具は、L型の市販のバールを利
用することが望ましく、その長軸の先端に大型の鉄蓋開
蓋用掛合部を設け短軸側先端は楔状を形成しているか
ら、市販バールがそのまま利用することができ、小型の
鉄蓋用掛合部を有する支え棒を溶接するだけでよい。
尚、鉄蓋に掛合する部分の形状は、先端がT字型でも、
三角状でも、台形でもよく、殊更に限定はない。鉄蓋の
掛合孔に差し込み、90°回転せしめた時に鉄蓋の裏側に
接し、蓋の重量でも変形せず開蓋することが可能であれ
ば充分である。
(実施例) 第1図は、本考案の鉄蓋開閉用治具の構成を示した斜
視図である。
角部に円弧を形成してL字状に屈曲成形された棒状本
体1の長軸側先端部に、大型の鉄蓋用掛合部2が設けら
れ、また短軸先端部には楔型先端部3を形成せしめ、更
にこの短軸側には、前記屈曲部からその軸線に沿って小
型の鉄蓋掛合部4を先端に設けた支え棒5を溶接により
固定してある。
第2図は、該治具による鉄蓋7をこじる際の態様を、
断面略図で示したものである。マンホールの受枠6に、
該治具の楔型先端部3の外側を当て、梃子の利用で長軸
側の先端部を押し上げることにより、鉄蓋7を簡単にこ
じることができるように成っている。
第3図は、鉄蓋7に配設された掛合孔8に該治具の大
型の鉄蓋掛合部2を差し込み、90°回転させた状態を示
したもので、この状態で楔型先端部3と小型の鉄蓋掛合
部4を把手として開蓋することが可能である。
第4図は、小型の鉄蓋掛合部4の使用状態を示すもの
で、前図同様に先端の掛合部4を差し込み、90°回転せ
しめた状態を示しており、この状態で開蓋し得る。
以上、実施例について説明したが、取扱う鉄蓋の重量
等も考慮して、大型の鉄蓋掛合部2を長軸側に楔型先端
部3を短軸側とする市販のL型バールを利用した場合を
図示したが、楔型先端部3と支え棒5を取っ手として利
用する場合には、同じ大きさの方が好ましい場合もあり
実施態様の例としてはそのような形状のものも使用して
いる。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、本考案の治具は、従来の
もののように、こじり用の先端部と一種類の鉄蓋掛合部
を具備したものと異なり、大小二種の鉄蓋掛合部を有す
るので、鉄蓋の解脱に当っては、殆んど全部の鉄蓋掛合
孔に適合せしめることが可能であり、即ち全て一本の鉄
蓋開閉用治具で間に合うことになり、しかもその製作は
量産市販されている一般バールを利用して簡易に得られ
るので、その費用も従来のものと略同等あるいはそれ以
下であり、マンホール等の定期調査等において、現場に
持参する工具の数を減らすことにもなり、工具の管理な
ども含めた省力効果が大きいと共に操作部より手前に突
出するような部分がなく両掛合部の板面が交叉方向とな
っているから操作性に優れているなど、その効果の大き
い考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の鉄蓋開閉用治具の説明のための斜視
図、第2図は該治具を使用するこじりの状態を示す断面
略図、第3図は該治具の大型の鉄蓋用掛合部の適用を、
第4図は該治具の小型の鉄蓋用掛合部の適用を示す説明
図、第5図、第6図は従来公知の鉄蓋開閉用治具を示す
説明図である。 1:棒状本体、2:大型の鉄蓋用掛合部 3:楔型先端部、4:小型の鉄蓋掛合部 5:支え棒、6:マンホールの受枠 7:鉄蓋、8:掛合孔 20:取っ手、21:楔型先端部 22:棒状本体、23:鉄蓋掛合部 31:棒状本体、32:鉄蓋掛合部 33:取っ手、34:支点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭61−131777号(実開 昭63− 41645号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端側に円弧状角部を有するL形に屈曲し
    た棒状本体の基端側に大型の鉄蓋用掛合部を突設すると
    共に先端側に楔型先端部を形成し、また小型の鉄蓋用掛
    合部を設けた支え棒を楔型先端部と対向させて先端側の
    棒状本体に固着したことを特徴とする鉄蓋開閉用治具。
JP1988117942U 1988-09-09 1988-09-09 鉄蓋開閉用治具 Expired - Lifetime JP2525324Y2 (ja)

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