JP2525283B2 - 高温調理用電子レンジオ―ブン内壁面の塗膜構造およびその塗装方法 - Google Patents

高温調理用電子レンジオ―ブン内壁面の塗膜構造およびその塗装方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、高温調理用電子オーブンレンジ内壁面の
塗膜構造に関するものであり、より特定的には、耐熱性
および非粘着性において、長期耐久性を有するように改
良された、高温調理用電子レンジオーブン内壁面の塗膜
構造に関するものである。この発明は、さらに、そのよ
うな塗膜構造を形成するための塗装方法に関する。
[従来の技術] 第1図は、電子レンジの斜視図である。電子レンジ1
は、オーブン2と、外箱3と、ドア4とからなる。第2
図は、オーブン2の斜視図である。オーブン2の内壁面
は、天面5と、天面5に連なって設けられるうしろ板面
6と、天面5およびうしろ板面6とに連なって設けられ
た右側面7と左側面8と、底面10と、前板10とからな
る。
ところで、オーブン2の内壁面には、外観を美しくす
る等の目的のために塗料が塗られる。塗料の選定にあた
り、天面5とうしろ板面6は高温(400〜800℃)になる
ので、耐熱性のある塗料が要求される。左右の側壁面7,
8および底面9に用いられる塗料は、300℃以下の耐熱性
で十分であるが、調理食品が焦付き付着しても、容易に
清掃できる非粘着性の塗料であることが要求される。こ
れらの要求をすべて満足する塗料があれば、それ一種を
オーブンの内壁面全面に塗布すればよく、問題はないの
であるが、現在そのような塗料は存在せず、それぞれの
場所に、それぞれの要件を満たす別種の塗料を塗布して
いるのが現状である。
従来、オーブン内壁面の塗装は、次の2つの方法で行
なわれている。その1つは、オーブン2を組立てた後
に、その内壁面を塗装する方法である。この方法の概略
は、次のとおりである。すなわち、たとえば耐熱性が要
求される部分には、耐熱性が要求されない部分にマスキ
ングを施して、耐熱性塗料を塗布する。そして、乾燥し
た後、マスクを取外す。その後、非粘着性が要求される
部分に、非粘着性が要求されない部分にマスキングを施
して、非粘着性塗料を塗布する。そして、乾燥した後、
マスクを取外す。この方法は、マスキングを行なうのに
手間と人手を要する。また、耐熱性が要求される面と非
粘着性が要求される面との境界面において、塗膜が剥が
れてくるという問題点があり、長期耐久性に欠ける。
第2の方法は、オーブンを組立てる前に、予め各部分
品に塗料を塗布する方法である。その後、プレコートさ
れたものを組立てて、オーブンとする。この方法は、工
数が多くなり、また生産設備に費用がかかり、効率のよ
い塗装方法とは言えない。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように、従来の方法はいずれも、手間と入手が
係り、不良率が大で、生産性が悪く、合理化するにも設
備費が莫大となり、コスト高になるという欠点があっ
た。
また、従来の方法では、油染み、清掃性、耐熱性等の
重要な特性に限界があり、満足した特性が得られないと
いう問題点もあった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためなさ
れたもので、生産効率がよく、しかも、清掃性、耐熱性
等において、満足した特性が得られる、高温調理用電子
レンジオーブン内壁面の塗膜構造およびその塗装方法を
提供すること目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、高温耐熱性が要求される第1の内壁面
と、上記第1の内壁面に連なって設けられ、かつ清掃性
が要求される第2の内壁面とを含む、高温調理用電子レ
ンジオーブン内壁面の、塗膜構造に係るものである。当
該塗膜構造は、上記第1の内壁面に設けられた高温耐熱
性のセラミック系塗料膜と、上記第2の内壁面に設けら
れたフッ素樹脂塗料膜と、を備えている。上記第1の内
壁面と上記第2の内壁面との境界面には、上記セラミッ
ク塗料膜と、上記セラミック塗料膜の上に設けられ、上
記セラミック塗料膜と上記フッ素樹脂塗料膜の双方に相
溶する組成を有する中間塗料膜と、上記中間塗料膜の上
に設けられたフッ素樹脂塗料膜と、を含む塗料膜が形成
されている。
この発明の他の局面に従う方法は、高温耐熱性が要求
される第1の内壁面に、高温耐熱性のセラミック塗料膜
を形成し、上記第1の内壁面に連なって設けられ、かつ
清掃性が要求される第2の内壁面および第3の内壁面
に、フッ素樹脂塗料膜を形成する、高温調理用電子レン
ジオーブン内壁面の塗装方法に係るものである。まず、
上記第1の内壁面におよび上記第2の内壁面に高温耐熱
性のセラミック塗料が塗布される。第2の内壁面に、上
記セラミック塗料膜と上記フッ素樹脂塗料膜の双方に相
溶する組成を有する中間塗料を塗布する。上記第3の内
壁面にフッ素樹脂塗料を塗布する。
[作用] この発明に係る塗膜構造によれば、第1の内壁面と第
2の内壁面との境界面に、セラミック塗料膜と、上記セ
ラミック塗料膜の上に設けられ、上記セラミック塗料膜
と上記フッ素樹脂塗料膜の双方に相溶する組成を有する
中間塗料膜と、上記中間塗料膜の上に設けられたフッ素
樹脂塗料膜と、を含む塗料膜が形成されている。それゆ
えに、第1の内壁面と第2の内壁面との境界面におい
て、セラミック塗料膜とフッ素樹脂塗料膜(これらは、
もともと相溶性が悪いものである)は強固に結合され
る。その結果、これらは剥がれない。それゆえに、外観
が見苦しくならない。また、長期使用しても、清掃性、
耐熱性等が劣化しない。
この発明の他の局面に従う塗装方法によれば、第1の
内壁面および第2の内壁面に高温耐熱性のセラミック塗
料を塗布するとき、第1の内壁面と第2の内壁面および
第3の内壁面との境界面にもセラミック塗料がふりかか
ることがある。しかし、第3の内壁面にフッ素樹脂塗料
を塗布する前に、第2の内壁面に、上記セラミック塗料
膜と上記フッ素樹脂塗料膜の双方に相溶する組成を有す
る中間塗料を塗布する。このとき、この中間塗料が上記
境界面にもふりかかる。その後、フッ素樹脂塗料を塗布
する。このとき、フッ素樹脂塗料が上記境界面にふりか
かる。これらの工程は、マスクを用いずに、連続的に行
なうことができるので、生産効率が向上する。また、第
1の内壁面と第2の内壁面および第3の内壁面との境界
面において、セラミック塗料膜とフッ素樹脂塗料膜と
が、中間塗料膜を間にはさんで、強固に結合した塗料膜
が得られる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を説明する。
表1に示す、下塗り塗料A、中塗り塗料B、プライマ
塗料Cおよび上塗り塗料Dを準備した。
下塗り塗料Aは、ポリチタノカルボシラン(たとえ
ば、宇部興産株式会社製のチラノコート(登録商標))
を結合剤とした有機溶剤ワニス中に、高温に耐えるFe,C
o,Mn,Cr,Cu等の金属酸化物または複合酸化物の耐熱顔
料、増粘剤、シリコンオイルおよび有機溶剤を混合して
なるものである。
中塗り塗料Bは、下塗り塗料Aにフッ素樹脂粉末(ヘ
キストジャパン株式会社製のフォスタフロン#9205(登
録商標))を添加混合してなるものである。
プライマ塗料Cは、フッ素樹脂、エポキシ、ポリミド
アミドまたはポリフェニレンスルファイド樹脂等の結合
剤、カーボンFe,Co,Mn,Crなどの金属酸化物の無機系顔
料、水、界面活性剤、少量の有機溶剤からなるものであ
り、たとえば、ダイキン工業株式会社製のポリフロンTF
E−EK−1909BK(登録商標)である。
上塗り塗料Dは、調理機器のホットプレート、鍋、フ
ライパンなどの非粘着性フッ素樹脂コーティングに用い
られているディスパージョン型水性フッ素樹脂塗料であ
り、ここでは、ダイキン工業株式会社製のポリフロンTF
E−ES−5109BK(登録商標)である。ポリフロンTFE−ES
−5109BK(登録商標)の組成は、ポリテトロフルオロエ
チレンとカーボンあるいはFe,Co,Mn,Crなどの金属酸化
物の無機系顔料および水、トルエン、界面活性剤の液体
成分とからなる。
中塗り塗料Bは、組成から明らかなように、下塗り塗
料Aからできるセラミック塗料膜と、プライマ塗料Cお
よび上塗り塗料Dから形成されるフッ素樹脂塗料膜の双
方に相溶する組成を有する塗料である。
次に、本発明に係る塗膜構造の具体的内容を説明す
る。
第1図は、この発明に係る塗膜構造が適用される電子
レンジの斜視図であり、第2図はオーブン2の斜視図で
ある。
天面5(第1の内壁面)は、ヒータ(図示せず)の影
響を受けるので、650℃以上の耐熱性が要求される。そ
のため、天面5には、第3図(天面5に設けられた塗膜
の断面図)を参照して、下塗り塗料Aから由来し、かつ
ポリチタノカルボシランを主要成分とするセラミック系
塗料膜Aが形成されている。このセラミック塗料膜A
は、400〜650℃の高温に耐える膜である。11は、天面5
のステンレス素材(SUS430)である。
うしろ板面6(第2の内壁面)は、コンベクション熱
風の吹き出る孔が設けられているため、350〜400℃の温
度になる。また、このうしろ板面6は非粘着性が要求さ
れる面である。なぜなら、この部分に食品が付着した場
合、その食品は熱分解しない。そのため、この付着物を
ふき取って除去しなければならないからである。このた
め、うしろ板面6には、第4図(うしろ板面に形成され
た塗膜の断面図)に示す、塗膜構造が形成される。第4
図を参照して、ステンレス素材11の上に下塗り塗料Aが
形成されている。下塗り塗料Aの上に、中塗り塗料Bが
10μコーティングされている。中塗り塗料Bの上に、上
塗り塗料Dが霧状(D′)にコーティングされている。
中塗り塗料Dは、その組成からも明らかなように、チラ
ノコートを主要成分とするセラミック塗料膜とフッ素樹
脂塗料膜との双方に相溶するので、下塗り塗料Aの膜と
上塗り塗料Dの膜(D′)とは強固に接着される。
左右側壁面7,8、底面9および前板10(これらを第3
の内壁面と呼ぶ)は耐熱性が要求されないが、非粘着性
が要求される面である。このため、これらの面には、第
5図(左右側壁面7,8、底面9、前板10の上に設けられ
た塗膜の断面図)に示す、塗膜構造が形成されている。
第5図を参照して、ステンレス素材11の上に、プライマ
塗料Cが、10μ以下の厚みで形成されている。プライマ
塗料Cの上に、上塗り塗料Dから由来するフッ素樹脂塗
料膜が形成されている。このフッ素樹脂塗料膜は、非粘
着性の膜であり、これが形成された面は、清掃性良好と
なる。
第6図は、天面5とうしろ板面6と他の面(7,8,9)
との境界面に設けられた塗膜の断面図である。第6図を
参照して、ステンレス素材11の上に下塗り塗料A、中塗
り塗料B、プライマ塗料Cおよび上塗り塗料Dが順次形
成されている。プライマ塗料Cおよび上塗り塗料Dはフ
ッ素樹脂を主成分とする塗料であり、下塗り塗料Aはチ
ラノコートを主要成分とするセラミック塗料である。セ
ラミック塗料とフッ素樹脂塗料との間に、両者に相溶す
る中塗り塗料Bが形成されているので、セラミック塗料
とフッ素樹脂塗料膜とな強固に接着される。したがっ
て、境界面において、下塗り塗料Aの膜から上塗り塗料
Dの膜が剥がれるということはない。
次に、上述のような塗膜構造を得るための構造工程を
説明する。第7A図〜第7E図は、実施例に係る塗膜構造を
得るための製造工程を、斜視図で示したものである。
第7A図を参照して、下塗り塗料Aを、天面5およびう
しろ板面6のそれぞれの中央面を狙って吹付ける。天面
5には20μの膜厚、うしろ板面6には10μの膜厚になる
ように吹付ける。このとき、吹付け用スプレーガンをど
んなにうまく操作しても、天面5およびうしろ板面6の
それぞれの周囲の部分(図中、点状で示した部分)に
は、霧状に下塗り塗料Aがふりかかる。図中、A′は霧
状に付着した下塗り塗料を表わしている。
次に、第7B図を参照して、うしろ板面6の中央部を狙
って、中塗り塗料Bを10μ吹付ける。このときも、うし
ろ板面6の周辺部には、霧状に中塗り塗料Bがふりかか
る。図中、B′は霧状に付着したり中塗り塗料を表わし
ている。
次に、天面5とうしろ板面6を除く、内壁面(7,8,9,
10)に、以下の塗装仕上げを行なう。
第7C図を参照して、左右側壁面7,8、底面9、前板10
に、プライマ塗料Cを10μ以下の厚みで吹付ける。この
場合、天面5とうしろ板面6との境界面には、ひかえ目
に吹付け、霧がかかる程度とする(図中、C′は霧状に
付着したプライマ塗料を表わしている。)。その後、80
〜100℃,15〜20分の強制乾燥を行なう。下塗り塗料C
と、次に塗布される上塗り塗料Dとの密着性を強固にす
るためである。
次に、第7D図を参照して、上塗り塗料Dを用いて、第
7C図に示す操作と同一の吹付け操作で、同一の場所に、
10〜20μの厚みで吹付ける。
引続き、連続して、第7E図を参照して、うしろ板面6
に上塗り塗料Dを用いて、霧状に吹付け仕上げをする
(図中、D′は霧状に付着した上塗り塗料を表わしてい
る。)。その後、予備加熱(150℃,20分)を行ない、さ
らに焼成(380℃〜400℃,15〜10分)を行なって仕上げ
る。
以上の塗装方法により、オーブンの内壁面7,8,9およ
び前板10には、第5図に示す断面構造を有する塗膜が形
成される。第5図を参照して、ステンレス素材11の上に
プライマ塗料Cが約10μが設けられ、さらにその上に上
塗り塗料Dのフッ素樹脂皮膜が約10〜20μ形成されてい
る。
天板5とうしろ板面6と他の面(7,8,9,10)との境界
面(第7E図において、Eで示す部分)には、第6図に示
す断面構造を有する塗膜が形成される。第6図を参照し
て、ステンレス素材11の上に、下塗り塗料A、中塗り塗
料B、プライマ塗料C、上塗り塗料Dが順次重なり合っ
てなる4層構造の塗膜が形成されている。下塗り塗料
A、中塗り塗料B、プライマ塗料C、上塗り塗料Dのそ
れぞれは3〜10μの膜厚の範囲内で、トータルで20〜40
μの厚みになっている。
なお、別の塗装方法として、第7C図で示す処理を行な
った後に、強制乾燥(80〜100℃,10〜20分)を行なっ
て、表面を乾燥させ、天面5とうしろ板面6にマスキン
グ治具を取付けて(すなわち、天面5とうしろ板面6を
隠して)、下塗り塗料Dを内壁面7,8,9,10に吹付け仕上
げを行なってもよい。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明によれば、高温耐熱性
が要求される面では、高温耐熱性のセラミック塗料膜が
形成され、清掃性が要求される面には粘着性のフッ素樹
脂塗料膜が形成される。そして、これらの境界面におい
ては、セラミック塗料膜と、セラミック塗料膜とフッ素
樹脂塗料膜との双方に相溶する中間塗料膜と、フッ素樹
脂塗料膜とからなる積層構造の塗膜が形成される。それ
ゆえに、境界面において、セラミック塗料膜とフッ素樹
脂塗料膜とが剥離することはない。その結果、耐熱性、
清掃性等の点において、長期耐久性を有する塗膜が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が適用されるグリル・オーブン機能を
有する電子レンジオーブンの斜視図である。 第2図は、オーブンの斜視図である。 第3図は、オーブンの天面に設けられた塗膜の断面図で
ある。 第4図は、オーブンのうしろ板面に設けられた塗膜の断
面図である。 第5図は、オーブンの両側面面、底面、前板の上に設け
られた塗膜の断面図である。 第6図は、天面とうしろ板と他の内壁面との境界面に設
けられた塗膜の断面図である。 第7A図〜第7E図は、本発明に係る塗装方法を説明するた
めの工程図である。 図において、1は電子レンジ、2はオーブン、5は天
面、6はうしろ板面、7は右側面、8は左側面、9は底
面、10は前板である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温耐熱性が要求される第1の内壁面と、
    前記第1の内壁面に連なって設けられ、かつ清掃性が要
    求される第2の内壁面とを含む、高温調理用電子レンジ
    オーブン内壁面の、塗膜構造であって、 前記第1の内壁面に設けられた高温耐熱性のセラミック
    系塗料膜と、 前記第2の内壁面に設けられたフッ素樹脂塗料膜と、を
    備え、 前記第1の内壁面と前記第2の内壁面との境界面には、
    前記セラミック塗料膜と、前記セラミック塗料膜の上に
    設けられ、前記セラミック塗料膜と前記フッ素樹脂塗料
    膜の双方に相溶する組成を有する中間塗料膜と、前記中
    間塗料膜の上に設けられたフッ素樹脂塗料膜と、を含む
    塗料膜が形成されている、高温調理用電子レンジオーブ
    ン内壁面の塗膜構造。
  2. 【請求項2】高温耐熱性が要求される第1の内壁面に、
    高温耐熱性のセラミック塗料膜を形成し、前記第1の内
    壁面に連なって設けられ、かつ清掃性が要求される第2
    の内壁面および第3の内壁面に、フッ素樹脂塗料膜を形
    成する、高温調理用電子レンジオーブン内壁面の塗装方
    法であって、 前記第1の内壁面および前記第2の内壁面に高温耐熱性
    のセラミック塗料を塗布する工程と、 前記第2の内壁面に、前記セラミック塗料膜と前記フッ
    素樹脂塗料膜の双方に相溶する組成を有する中間塗料を
    塗布する工程と、 前記第3の内壁面にフッ素樹脂塗料を塗布する工程と、 を備えた、高温調理用電子レンジオーブン内壁面の塗装
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101307757B1 (ko) * 2006-10-10 2013-09-11 엘지전자 주식회사 조리기기
KR101307755B1 (ko) * 2006-10-10 2013-09-11 엘지전자 주식회사 조리기기 및 그 제어방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101307757B1 (ko) * 2006-10-10 2013-09-11 엘지전자 주식회사 조리기기
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