JP2524940B2 - 掘削装置 - Google Patents

掘削装置

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JP2524940B2
JP2524940B2 JP4197528A JP19752892A JP2524940B2 JP 2524940 B2 JP2524940 B2 JP 2524940B2 JP 4197528 A JP4197528 A JP 4197528A JP 19752892 A JP19752892 A JP 19752892A JP 2524940 B2 JP2524940 B2 JP 2524940B2
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洋一 大竹
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は掘削装置に係り、特に地
面を垂直に掘り下げする作業に好適な構造とした掘削装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地面の穴掘り作業はパワーショベ
ル等を用い、機械力により掘削する作業が一般的に行わ
れている。このような作業機械は台車に取り付けたブー
ムおよびブームの先端に取り付けたアームを任意に駆動
して垂直旋回動作を行わせ、アーム先端に取り付けたバ
ケットにより地面を掘削する作業となっている。また、
掘削径が小さい場合や掘削予定領域の近傍に障害物があ
るような場合にはパワーショベルによる掘削作業が困難
であるため、手作業による掘削が行われ、これはスコッ
プ等を用いて行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、パワーショ
ベルによる掘削作業では、上記したようにブームやアー
ムの駆動により掘削を行うため、単純垂直掘削ができ
ず、したがって予定掘削領域を越えて掘削し、所定の深
さに達したら予定領域外を埋め戻す作業を必要とする問
題があった。予定領域外の掘削が禁止される場合にはス
コップによる手作業に依存せざるを得ず、作業効率の大
幅な低下をきたしている。また、従来のパワーショベル
等により強制的に垂直掘削を行わせようとすると、地面
に対して台車本体を上下操作させることによりバケット
に代るショベルなどを突刺すように駆動する必要があ
り、このような操作は実質上無理であり、機械の損傷の
みならず騒音発生の原因ともなってしまう。
【0004】これに対してオーガ等の使用も考えられる
が、掘削径が一定以上大きい場合には使用設備が大掛か
りになっていしまい、浅掘り作業には不向きであるのみ
ならず、特に農作業における大根やごぼうといった根野
菜の取入れ作業では取入れ野菜を損傷してしまう。パワ
ーショベルの使用もこの種の作業では根野菜が隣接して
いるため機械作業による掘削が困難であり、手作業に依
存せざるを得ないという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目し、大
幅に予定掘削領域を越えることなく垂直穴掘りを簡単に
実現でき、土木作業のみならず農作業の掘削取入れ作業
にも有効な掘削装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る掘削装置は、支持フレームに回転駆動
機構を介して吊り下げられたシャフトに開閉シリンダに
より開閉駆動可能とされ開脚時に真円線に一致するとと
もに閉脚時に凸レンズ形開口が形成される円弧断面の開
閉ショベルを取り付けてなる掘削ユニットを有し、前記
開閉ショベルの開脚状態で前記シャフトを往復回動させ
て前記開閉ショベルによる円切り可能とし、この掘削ユ
ニットには前記シャフトを挟んで一対の水平クランクバ
ランサを平行かつ対称に配設するとともに、この一対の
水平クランクバランサを互いに反対方向に回転させる回
転伝達機構を設けて両者の回転接線合力方向を前記シャ
フトの軸方向に一致させつつ同期回転させる回転駆動手
段を備えた起振装置を取り付けた構成としたものであ
る。
【0007】この場合において、前記ショベルはその閉
脚動作時に中央が開口するように形状を設定するととも
に、掘削時には掘削先端が真円となるように設定してお
けばよい。
【0008】
【作用】上記構成によれば、支持フレームを移動して掘
削箇所に開閉ショベルを突き当て、起振装置を起動すれ
ばよい。起振装置は一対のクランクバランサを回転する
が、このバランサは平行かつ対称に配置されて回転する
ため、シャフトに対してその軸方向のみの振動を付与す
る。この振動はショベルを地面に突刺す動力となり、し
たがって、ショベルは起振装置によって地面内に突き刺
さって進行するのである。所定の深さに達したら開閉シ
リンダを駆動して一対のショベルを閉脚させ、上方に持
上げることによりショベルによって圧着された土砂を取
除くことができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係る掘削装置の具体的実施
例を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1は実施例に係る掘削装置の全体正面図
である。この図に示すように、当該掘削装置は建設機械
等に取り付けられる支持フレーム10を備え、この支持
フレーム10には回転可能に保持されたシャフト12が
吊り下げ支持されている。支持フレーム10から垂下さ
れたシャフト12の下端部には一対のショベル14が開
閉可能に取り付けられており、両ショベル14はシャフ
ト12の途中に設けたホルダ16との間に介装された一
対の油圧シリンダ18に連結され、開閉駆動されるよう
になっている。各ショベル14は断面円弧に形成された
樋状のもので、開脚状態では図1(2)想像線に示すよ
うに真円線に一致するように形成されるとともに、閉脚
状態では同図実線に示すように中央部に開口を形成可能
とされている。そして、特に開脚状態ではショベル先端
が地面に対して垂直になるように設定されているのであ
る。
【0011】このように開閉ショベル14を備えたシャ
フト12は前述したように支持フレーム10に対し回転
可能に取り付けられているが、支持フレーム10内には
シャフト12を回転駆動する装置が組込まれている。こ
れを図2〜3に示す。支持フレーム10は天板プレート
10Aと底板ブレート10Bを有し、両ブレート10
A、10Bの間には回転スリーブ20を設け、これにシ
ャフト12を貫通固定している。回転スリーブ20には
上下一対の平行フランジ22が形成されており、この平
行フランジ22にスリーブ20と平行にピン24を取り
付けている。したがって、ピン24を水平回転させるこ
とによりスリーブ20が回転され、もってシャフト12
が回転されるようになっている。ピン24に回転操作を
与えるために、その側部には天板プレート10Aから垂
下されているブラケット26に取り付けられたベルクラ
ンクレバー28が配置され、これを支持フレーム10の
上部に取り付けた油圧シリンダ30によって前記ピン2
4の回転接線方向に沿った垂直面内で回動させるように
している。そして、ベルクランクレバー28の一端を前
記ピン24に連結することでベルクランクレバー28の
揺動運動をピン回転運動に変換するが、ベルクランクレ
バー28とピン24の距離および高さ位置が変動するた
め両者の連結部に連結駒32が用いられている。連結駒
32は筒部32Aと、この筒部32Aの外側面から突出
されたロッド32Bとによって外観T字状に形成された
もので、前記筒部32Aをピン24に嵌挿して上下摺動
可能に連結するとともに、前記ロッド32Bをベルクラ
ンクレバー28に摺動可能に貫通させている。これによ
ってベルクランクレバー28の揺動運動を回転操作ピン
24の円運動に円滑に変換するものとしている。この実
施例では回転装置による回転スリーブ20ひいてはシャ
フト12の回転範囲は約90度の範囲とし、これによっ
て前記一対のショベル14による掘削範囲が円形断面に
なるように設定している。
【0012】このような回転装置を組込んだ掘削ユニッ
トに対し、更に起振装置が組込まれている。この具体的
構成を図4に示す。この起振装置は前記支持フレーム1
0の下面部に配置されシャフト12に一体的に固定され
たボックス容器34を備えている。この容器34の内部
にはシャフト12を挟んで両側に水平クランクバランサ
36を回転可能に取り付けている。すなわち、クランク
バランサ36は両端の回転支軸を軸受プレート38に取
り付けて回転可能となっているが、この回転中心から偏
心して錘となる偏心ブロック40を一体的に形成するこ
とによりクランク状に形成したもので、回転支軸を回転
駆動することにより偏心ブロック40がシャフト12の
両側で偏心回転してシャフト12を起振させるようにし
ている。起振作用がシャフト12の軸方向にのみ作用さ
せるべく、この一対のクランクバランサ36は平行かつ
対称に配置され、同期して回転させるようにしている。
このため、両クランクバランサ36の回転支軸相互を歯
車42にて噛み合わせ、一方のクランクバランサ36の
回転支軸には傘歯車44を介してモータ46に連結し、
回転伝達させている。これにより、モータ46の起動に
より一対のクランクバランサ36が同時に反対方向に回
転され、一対の偏心ブロック40による慣性力はシャフ
ト12の軸方向にて合成されて大きな起振力を発生する
が、シャフト12と直交する方向への慣性力は相互に打
消し合い、シャフト12が左右に振動する等の影響は受
けないものとなっている。したがって、掘削ユニットの
ショベル14を地面に突き当てるとともに、起振装置を
駆動することでシャフト12が上下振動し、ショベル1
4を地面に突刺す力が発生するのである。
【0013】このような構成に係る掘削装置は、図5に
示したように、建設機械に取り付けて使用すればよく、
機械本体50のアーム52先端に支持フレーム10を取
り付けて装着する。そして、一対のショベル14を開脚
して地面に垂直に突き立てる。かかる状態で起振装置を
起動し、クランクバランサ36を回転する。この回転に
よりショベル14には上下振動が発生し、建設機械本体
50による掘り下げ力を与えることなく掘削ユニット単
独で垂直に掘り下げることができるのである。これによ
りショベル14は開脚円弧に沿って垂直に掘り下げられ
るので、所定の深さに達した後、図5(2)に示すよう
にショベル14を閉脚する。掘削された土砂はショベル
14の締付圧で挟まれるため落下することがなく、容易
に掘削土砂を取除くことができる。
【0014】上述のような掘削装置によれば、小断面の
垂直穴を建設機械による駆動を要することなく単純な起
振装置によりショベル14を地面に突刺し力を得て掘削
させることができる。また、予定掘削領域外の掘削も生
じないので、埋め戻しといった作業もなくなり作業性を
大幅に向上させることができる。更に、一対のショベル
14は閉脚状態で中央に隙間を形成するようになってい
るので、農作業における根野菜などの取入れ作業にも適
用することができ、取入れ時に野菜などを損傷すること
がないので、非常に有効となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る掘削
装置は、支持フレームに回転駆動機構を介して吊り下げ
られたシャフトに開閉シリンダにより開閉駆動可能とさ
開脚時に真円線に一致するとともに閉脚時に凸レンズ
形開口が形成される円弧断面の開閉ショベルを取り付け
てなる掘削ユニットを有し、前記開閉ショベルの開脚状
態で前記シャフトを往復回動させて前記開閉ショベルに
よる円切り可能とし、この掘削ユニットには前記シャフ
トを挟んで一対の水平クランクバランサを平行かつ対称
に配設するとともに、この一対の水平クランクバランサ
を互いに反対方向に回転させる回転伝達機構を設けて両
者の回転接線合力方向を前記シャフトの軸方向に一致さ
せつつ同期回転させる回転駆動手段を備えた起振装置を
取り付けた構成としたので、予定掘削領域を越えること
なく垂直穴掘りを簡単に実現でき、土木作業のみならず
農作業の掘削取入れ作業にも有効な掘削作業を行うこと
ができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る掘削装置の正面図である。
【図2】同掘削装置の回転機構部の平面図および側面図
である。
【図3】図2の左側面図および縦断面図である。
【図4】起振装置の平面図および側面図である。
【図5】実施例に係る掘削装置を建設機械に取り付けた
掘削作業状態の説明図である。
【符号の説明】
10 支持フレーム 12 シャフト 14 ショベル 16 ホルダ 18 油圧シリンダ 20 スリーブ 22 平行フランジ 24 ピン 26 ブラケット 28 ベルクランクレバー 30 油圧シリンダ 32 連結駒 32A 筒部 32B ロッド 34 ボックス容器 36 水平クランクバランサ 38 軸受プレート 40 偏心ブロック 42 歯車 44 傘歯車 46 モータ 50 建設機械本体 52 アーム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持フレームに回転駆動機構を介して吊
    り下げられたシャフトに開閉シリンダにより開閉駆動可
    能とされ開脚時に真円線に一致するとともに閉脚時に凸
    レンズ形開口が形成される円弧断面の開閉ショベルを取
    り付けてなる掘削ユニットを有し、前記開閉ショベルの
    開脚状態で前記シャフトを往復回動させて前記開閉ショ
    ベルによる円切り可能とし、この掘削ユニットには前記
    シャフトを挟んで一対の水平クランクバランサを平行か
    つ対称に配設するとともに、この一対の水平クランクバ
    ランサを互いに反対方向に回転させる回転伝達機構を設
    けて両者の回転接線合力方向を前記シャフトの軸方向に
    一致させつつ同期回転させる回転駆動手段を備えた起振
    装置を取り付けてなることを特徴とする掘削装置。
JP4197528A 1992-07-01 1992-07-01 掘削装置 Expired - Lifetime JP2524940B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0617439A JPH0617439A (ja) 1994-01-25
JP2524940B2 true JP2524940B2 (ja) 1996-08-14

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ID=16375970

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6192226A (ja) * 1984-10-12 1986-05-10 Hitachi Constr Mach Co Ltd 動床用掘削機
JPH0372768A (ja) * 1989-08-11 1991-03-27 Murata Mach Ltd ファクシミリ装置
JP2889453B2 (ja) * 1992-03-10 1999-05-10 敏雄 向井 打撃式地中穿孔装置

Also Published As

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JPH0617439A (ja) 1994-01-25

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