JP2524888B2 - バルブ付スチ―ムトラップ - Google Patents
バルブ付スチ―ムトラップInfo
- Publication number
- JP2524888B2 JP2524888B2 JP2310611A JP31061190A JP2524888B2 JP 2524888 B2 JP2524888 B2 JP 2524888B2 JP 2310611 A JP2310611 A JP 2310611A JP 31061190 A JP31061190 A JP 31061190A JP 2524888 B2 JP2524888 B2 JP 2524888B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- bypass
- trap
- steam
- bypass valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、蒸気配管系から復水のみを自動的に排出す
るスチームトラップと、バイパス用のバルブを組合せた
バルブ付スチームトラップに関する。
るスチームトラップと、バイパス用のバルブを組合せた
バルブ付スチームトラップに関する。
スチームトラップは蒸気が仕事を行なった後に生じる
復水のみを自動的に排出する自動弁の一種であるが、一
般にその排出弁口は配管部材の口径に比べてかなり小さ
い設計となっている。これは蒸気の比容積に比べて復水
の比容積は非常に小さいためであり、また、蒸気の漏洩
を極力防止するためである。従って、蒸気使用機器の初
期立上がり時のように大量の復水が発生する場合におい
ては、上記小さい弁口のみでは復水が滞留してしまうと
いった不都合が生じる。
復水のみを自動的に排出する自動弁の一種であるが、一
般にその排出弁口は配管部材の口径に比べてかなり小さ
い設計となっている。これは蒸気の比容積に比べて復水
の比容積は非常に小さいためであり、また、蒸気の漏洩
を極力防止するためである。従って、蒸気使用機器の初
期立上がり時のように大量の復水が発生する場合におい
ては、上記小さい弁口のみでは復水が滞留してしまうと
いった不都合が生じる。
<従来の技術> そこで従来は、スチームトラップの上流側と下流側を
連通せしめる、比較的口径の大きな配管によるバイパス
流路を設け、このバイパス流路に手動弁を配置し、運転
開始時や初期立上がり時には手動弁を開いてブローする
ことが行なわれていた。
連通せしめる、比較的口径の大きな配管によるバイパス
流路を設け、このバイパス流路に手動弁を配置し、運転
開始時や初期立上がり時には手動弁を開いてブローする
ことが行なわれていた。
<発明が解決しようとする課題> しかし上記従来技術のものにおいては、手動弁を開閉
操作しなければならない繁雑さがあった。すなわち、作
動と停止を繰返して行うバッチシステムの蒸気使用機器
から復水を排出する場合、作動の度ごとに手動弁の開閉
操作が必要となるのである。特に、作動と停止の間隔が
短い場合や開閉頻度が高い場合においてはこの操作は非
常に繁雑なものとなる。
操作しなければならない繁雑さがあった。すなわち、作
動と停止を繰返して行うバッチシステムの蒸気使用機器
から復水を排出する場合、作動の度ごとに手動弁の開閉
操作が必要となるのである。特に、作動と停止の間隔が
短い場合や開閉頻度が高い場合においてはこの操作は非
常に繁雑なものとなる。
また上記従来技術のものにおいては、弁体の手動操作
が必要なために、上記使用機器の最高効率を得るための
操作の自動化が行なえず、蒸気使用機器の生産性を最大
限高めることができない問題もあった。
が必要なために、上記使用機器の最高効率を得るための
操作の自動化が行なえず、蒸気使用機器の生産性を最大
限高めることができない問題もあった。
従って本発明の技術的課題は、バイパス流路の手動開
閉操作を不要とし、蒸気使用機器の最高効率を得ること
ができる操作の自動化が行なえるようにすることであ
る。
閉操作を不要とし、蒸気使用機器の最高効率を得ること
ができる操作の自動化が行なえるようにすることであ
る。
<課題を解決するための手段> 上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技
術的手段は、スチームトラップにバイパス用のバルブを
設けたものにおいて、バイパス弁体と、バイパス弁体に
連結した圧力応動部材と、圧力応動部材を駆動する自動
弁とからバイパス用バルブを形成したものである。
術的手段は、スチームトラップにバイパス用のバルブを
設けたものにおいて、バイパス弁体と、バイパス弁体に
連結した圧力応動部材と、圧力応動部材を駆動する自動
弁とからバイパス用バルブを形成したものである。
<作用> 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
自動弁を開閉操作せしめて圧力応動部材を駆動するこ
とにより、圧力応動部材に連結したバイパス弁体を自動
的に開閉操作することができるので、バイパス弁体の手
動操作は一切不要となる。
とにより、圧力応動部材に連結したバイパス弁体を自動
的に開閉操作することができるので、バイパス弁体の手
動操作は一切不要となる。
<発明の効果> 本発明は下記の特有の効果を生じる。
上記のように本発明によれば、バイパス弁体を手動操
作する必要がなく、蒸気使用機器の最高効率を得るため
の操作の自動化を計ることができる。
作する必要がなく、蒸気使用機器の最高効率を得るため
の操作の自動化を計ることができる。
また圧力応動部材を介してバイパス弁体を操作するの
で、自動弁は小型のものを用いることができる。
で、自動弁は小型のものを用いることができる。
<実施例> 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する
(第1図参照)。
(第1図参照)。
本体1と弁体ケース2と蓋3,4とでバルブ付スチーム
トラップのケーキングを形成する。
トラップのケーキングを形成する。
本体1に流入口5と流出口6を同一軸上に形成する。
流入口5に連通して本体1内にトラップ弁室7を設け、
上部に細孔を有する半球状のスクリーン8を、スナップ
リング9により取付部材10を介して取り付ける。
流入口5に連通して本体1内にトラップ弁室7を設け、
上部に細孔を有する半球状のスクリーン8を、スナップ
リング9により取付部材10を介して取り付ける。
トラップ弁室7内に、流入してくる復水の液位に応じ
て浮上降下する中空の球形フロート11を自由状態で収容
する。トラップ弁室7の下部に弁室内に突設してトラッ
プ弁座12を取り付ける。トラップ弁座12に設けたトラッ
プ弁口15は、袋ナット16に形成したオリフィス17から立
上通路18を経て流出口5に連通する。参照番号19はフロ
ート11の降下位置を定めるフロート座である。
て浮上降下する中空の球形フロート11を自由状態で収容
する。トラップ弁室7の下部に弁室内に突設してトラッ
プ弁座12を取り付ける。トラップ弁座12に設けたトラッ
プ弁口15は、袋ナット16に形成したオリフィス17から立
上通路18を経て流出口5に連通する。参照番号19はフロ
ート11の降下位置を定めるフロート座である。
弁体ケース2に、流入口5に通じるバイパス流路21a
と、流出口6に通じるバイパス流路21bを形成し、その
間にバイパス弁座22を配置する。バイパス弁座22に設け
たバイパス弁口23を介してバイパス流路21aと21bを連通
する。バイパス弁口23を開閉する球形のバイパス弁体24
を、ばね25で閉弁方向に付勢して配置する。バイパス流
路21aとバイパス弁口23の間には、細孔を有する円筒状
のスクリーン26をプラク27で保持して配置する。
と、流出口6に通じるバイパス流路21bを形成し、その
間にバイパス弁座22を配置する。バイパス弁座22に設け
たバイパス弁口23を介してバイパス流路21aと21bを連通
する。バイパス弁口23を開閉する球形のバイパス弁体24
を、ばね25で閉弁方向に付勢して配置する。バイパス流
路21aとバイパス弁口23の間には、細孔を有する円筒状
のスクリーン26をプラク27で保持して配置する。
弁体ケース2と蓋4の間に圧力応動部材としてのダイ
ヤフラム30を挟んで取り付け、ダイヤフラム30の上面と
蓋4の間に圧力室31を、ダイヤフラム30の下面と弁体ケ
ース2との間に大気室32を形成する。ダイヤフラム30の
下面には、バイパス弁座22を貫通して配置した操作棒33
の上端が当接する。操作棒33の下端にはバイパス弁体24
の上端が当接する。参照番号34,35はそれぞれオリフィ
スである。
ヤフラム30を挟んで取り付け、ダイヤフラム30の上面と
蓋4の間に圧力室31を、ダイヤフラム30の下面と弁体ケ
ース2との間に大気室32を形成する。ダイヤフラム30の
下面には、バイパス弁座22を貫通して配置した操作棒33
の上端が当接する。操作棒33の下端にはバイパス弁体24
の上端が当接する。参照番号34,35はそれぞれオリフィ
スである。
上流配管36と圧力室31を細管37で連結し、細管37に自
動弁としての電磁弁38を取り付ける。自動弁としては電
磁弁の他に電動弁等を用いることもできる。電磁弁38に
は開閉作動の切換えを行なうための各種機器(図示せ
ず)を連結する。切換えの各種機器とは、実際の使用条
件に応じて温度センサーや圧力センサー、あるいはタイ
マーやシーケンサーやプログラマブルコントローラ等を
適宜選択することができる。
動弁としての電磁弁38を取り付ける。自動弁としては電
磁弁の他に電動弁等を用いることもできる。電磁弁38に
は開閉作動の切換えを行なうための各種機器(図示せ
ず)を連結する。切換えの各種機器とは、実際の使用条
件に応じて温度センサーや圧力センサー、あるいはタイ
マーやシーケンサーやプログラマブルコントローラ等を
適宜選択することができる。
上記実施例の作動を説明する。
図示の状態は、バイパス流路21a,21bが閉じられ、通
常のスチームトラップとしての作動を示している。すな
わち電磁弁38は閉弁状態で、バイパス弁体24がバイパス
弁口25を閉じ、バイパス流路21aと21bを遮断している。
またフロート11はトラップ弁室7内の液位が低いので、
降下してトラップ弁口15を閉じている。復水の流入によ
って、トラップ弁室7内の液位が上昇すると、フロート
11は上昇してトラップ弁口15を開け、復水を流出口6に
排出する。
常のスチームトラップとしての作動を示している。すな
わち電磁弁38は閉弁状態で、バイパス弁体24がバイパス
弁口25を閉じ、バイパス流路21aと21bを遮断している。
またフロート11はトラップ弁室7内の液位が低いので、
降下してトラップ弁口15を閉じている。復水の流入によ
って、トラップ弁室7内の液位が上昇すると、フロート
11は上昇してトラップ弁口15を開け、復水を流出口6に
排出する。
電磁弁38の作動を切換えるための各種機器からの信号
で、電磁弁38が開弁すると、上流配管36の圧力が圧力室
31に導入されて、ダイヤフラム30が下方に撓み、操作棒
33を介してバイパス弁体24を押し下げて、バイパス弁口
23を開ける。流入口5の流体はバイパス流路21aと21bを
通って流出口6に排出される。
で、電磁弁38が開弁すると、上流配管36の圧力が圧力室
31に導入されて、ダイヤフラム30が下方に撓み、操作棒
33を介してバイパス弁体24を押し下げて、バイパス弁口
23を開ける。流入口5の流体はバイパス流路21aと21bを
通って流出口6に排出される。
上記実施例においては、上流配管の圧力を圧力室に導
入せしめたが、別系統の圧力源から導入してもよい。
入せしめたが、別系統の圧力源から導入してもよい。
第1図は本発明のバルブ付スチームトラップの実施例の
断面図である。 5:流入、6:流出口 11:フロート、15:トラップ弁口 21a,21b:バイパス流路 23:バイパス弁口、24:バイパス弁体 30:ダイヤフラム、38:電磁弁
断面図である。 5:流入、6:流出口 11:フロート、15:トラップ弁口 21a,21b:バイパス流路 23:バイパス弁口、24:バイパス弁体 30:ダイヤフラム、38:電磁弁
Claims (1)
- 【請求項1】スチームトラップにバイパス用のバルブを
設けたものにおいて、バイパス弁体と、バイパス弁体に
連結した圧力応動部材と、圧力応動部材を駆動する自動
弁とからバイパス用バルブを形成したバルブ付スチーム
トラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2310611A JP2524888B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | バルブ付スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2310611A JP2524888B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | バルブ付スチ―ムトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04181099A JPH04181099A (ja) | 1992-06-29 |
JP2524888B2 true JP2524888B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=18007348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2310611A Expired - Fee Related JP2524888B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | バルブ付スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524888B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-15 JP JP2310611A patent/JP2524888B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04181099A (ja) | 1992-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2524888B2 (ja) | バルブ付スチ―ムトラップ | |
JPH0953795A (ja) | バルブ付スチ―ムトラップ | |
JP3030530B2 (ja) | フロ―ト式スチ―ムトラップ | |
JPH0758120B2 (ja) | バルブ付スチームトラップ | |
JP3443613B2 (ja) | 大容量スチ―ムトラップ | |
JP2562905Y2 (ja) | パイロット式スチ―ムトラップ | |
JPH074598A (ja) | フロ―ト弁 | |
JP2928897B2 (ja) | フロ―ト式スチ―ムトラップ | |
JPH06323495A (ja) | フロ―ト弁 | |
JP2714900B2 (ja) | フロ―ト弁 | |
JP2961343B2 (ja) | パイロット式スチ―ムトラップ | |
JPH02125197A (ja) | バルブ付スチームトラップ | |
JPH0325520Y2 (ja) | ||
JPH0979492A (ja) | フロ―ト式スチ―ムトラップ | |
JPH0629599Y2 (ja) | フロート式スチームトラップ | |
SU1257439A2 (ru) | Устройство дл отбора проб жидкости | |
JPH0637272Y2 (ja) | パイロット式スチームトラップ | |
JP3443612B2 (ja) | 大容量スチ―ムトラップ | |
JP2835688B2 (ja) | 熱応動式スチ―ムトラップ | |
JPH074597A (ja) | フロ―ト弁 | |
JPH0230525Y2 (ja) | ||
JPH022812A (ja) | フィルター | |
JPH10176794A (ja) | 大容量スチ―ムトラップ | |
JP2884293B2 (ja) | パイロット式スチ―ムトラップ | |
JPH10227397A (ja) | フロ―ト式ドレントラップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |