JP2524849B2 - 作業機の安全装置 - Google Patents

作業機の安全装置

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JP2524849B2
JP2524849B2 JP2043541A JP4354190A JP2524849B2 JP 2524849 B2 JP2524849 B2 JP 2524849B2 JP 2043541 A JP2043541 A JP 2043541A JP 4354190 A JP4354190 A JP 4354190A JP 2524849 B2 JP2524849 B2 JP 2524849B2
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    • F02B63/02Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for hand-held tools

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原動機として内燃機関を有するチエンソー
や草刈機などの作業機に用いられ、該作業機の正当な使
用者以外の使用を阻止する作業機の安全装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来より提供されているチエンソーあるいは草刈機な
どの作業機は、点火停止用の停止スイッチは有するもの
の、自動車やオートバイなどにおけるイグニッションキ
ー機構やドアロック機構に相当するものは何ら設けられ
ていなかったので、誰でも簡単に原動機たる内燃機関を
運転して使用操作することができるものであった。
このため、子供などが誤ってスイッチを誤操作するな
どして人身事故を引き起こしたり、作業機の窃盗者も該
作業機を簡単に使用することができることから、その使
用を誤ると危険であるばかりか、作業機の盗難が後を絶
たないという問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、作業機
の正当な使用者以外の使用を阻止することができ、これ
によって、子供などが誤って使用することによって引き
起こされる人身事故を防止することができるとともに、
作業機の盗難を防止することができ、しかも、構造が簡
単で安価な作業機の安全装置を提供しようとするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、本発明は、原動機として内
燃機関を有する作業機の本体の外部側に設けられた雌ね
じを有する受部と、該受部に螺合する雄ねじが設けら
れ、かつ内部に前記内燃機関の点火装置の一部を合成樹
脂で埋め込んだ着脱部材とからなり、前記受部及び前記
着脱部材が互いに螺合装着されたときに前記点火装置の
一部と前記作業機の本体に組み込まれた前記点火装置の
残部とが電気的に接続されるように構成したものであ
る。
〔作 用〕
本発明によれば、作業機の使用が終了したときには、
着脱部材が作業機の本体に設けられた受部から外されて
正当な使用者(当該作業機の所有者等)により保管され
る。この場合、着脱部材には点火装置の一部が合成樹脂
によって埋め込まれていることから、この点火装置の一
部を湿気や塵埃から保護することができ、したがってそ
の一部の絶縁劣化が回避されるほか、その点火装置の一
部が作業機の本体に組み込まれた点火装置の残部から電
気的に分離した場合には、前記点火装置はその点火機能
を果し得なくなり、内燃機関には正常な点火火花を供給
するのを回避可能にする。したがって、作業機の内燃機
関の運転が不能となって、該作業機の子供などによる始
動が阻止される。
次に、正当な使用者が作業機を使用する場合には、保
管していた着脱部材を作業機の本体に設けられた受部に
螺合装着すればよい。この場合、着脱部材に組み込まれ
た点火装置の一部と作業機の本体に組み込まれた点火装
置の残部とが電気的に接続され、したがって、点火装置
はその機能を果し得るようになり、内燃機関に正常な点
火火花が供給される。このため、作業機の内燃機関の運
転が可能となって、該作業機の使用が可能となる。
このように、本発明によれば、作業機の正当な使用者
が着脱部材を自動車等におけるイグニッションキーと同
様に取り扱うことによって、作業機の正当な使用者以外
の使用が阻止され、ひいては、子供などが誤って使用す
ることによって引き起こされる人身事故が未然に防止さ
れるとともに、副次的効果として作業機の盗難が未然に
防止されるものである。
また、本発明は、雌ねじが形成された受部と、点火装
置の一部が組み込まれた、前記受部に螺合する雄ねじが
設けられた着脱部材とから構成され、該受部及び着脱部
材にそれぞれ接続部を設けたものであり、該着脱部材の
着脱に、他の機械的着脱機構や解除機構等の特別の着脱
機構を設ける必要がなく構造が簡単であり、しかも内燃
機関の振動等により不意に脱落したり、雨天使用時にお
いても受部の内部に雨水が侵入したりすることがなく、
さらに自動車等における入出力イグニッションキー機構
の如き複雑な構造を有していないので、安価に提供でき
る。なお、前記受部及び着脱部材を導電材とする着脱部
材の螺合装着を一つの電気的接点として利用可能にす
る。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づき本発明を説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る安全装置(a)を備
えた作業機たるチエンソー(b)の斜視図、第2図は該
チエンソー(b)に搭載された内燃機関の点火装置
(1)の電気的回路図、第3図は前記安全装置(a)を
構成する受部(2)の縦断面図、第4図は前記安全装置
(a)を構成する着脱部材(3)の縦断面図である。
前記チエンソー(b)は原動機として本体に内蔵され
た内燃機関(図示せず)、その点火装置(1)は、ソー
チエン案内板(4)、前記内燃機関の動力を受けてソー
チエン案内板(4)の外周に沿って駆動されるソーチエ
ン(5)等により構成されている。
第1図乃至第4図示の実施例の場合には、前記点火装
置(1)は、第2図示の如く、点火プラグ(6)、イグ
ニッションコイル(7)、ダイオード(8)(9)(1
0)(11)、抵抗(12)、サイリスタ(13)、コンデン
サ(14)、点火停止用スイッチ(15)、前記内燃機関の
回転に同期回転する磁石が埋設されたロータ(16)、該
ロータ(16)の近傍に配設された発電コイル(17)で構
成されている。この点火装置(1)は、発電コイル(1
7)に正方向電圧が誘起されるときにコンデンサ(14)
が充電され、発電コイル(17)に負方向電圧が誘起され
るときに、サイリスタ(13)が導通してこれを介してコ
ンデンサ(14)の充電電荷がイグニッションコイル
(7)の一次コイルに放電されることによって、点火プ
ラグ(6)に点火火花が得られるものである。
そして、本発明の一実施例に係る前記安全装置(a)
は、第1図示の如く、受け(2)と着脱部材(3)とか
ら構成されている。
第1図乃至第4図示の実施例の場合には、前記受部
(2)は、第1図乃至第3図示の如く、内周に雌ねじ
(18)が形成された導電材からなるカップ状部材(19)
で構成されており、そのフランジ部(19a)がねじ(2
0)及びナット(21)で前記チエンソー(b)の本体の
金属製ケース(22)に固定されることによって、前記チ
エンソー(b)の本体の外部側に設けられている。そし
て、図面には示していないが、前記第2図示の点火装置
(1)の一部としてのコンデンサ(14)を除いた残部は
チエンソー(b)の本体に組み込まれており、そのコン
デンサ(14)との一方の接続点に接続された絶縁被覆付
きのリード線(23)が前記カップ状部材(19)内に挿通
され、該リード線(23)の先端が絶縁板(24)に挿通さ
れて該絶縁板(24)に設けられた電極(25)に接続さ
れ、前記絶縁板(24)と前記カップ状部材(19)の底部
との間にはスプリング(26)が設けられている。なお、
前記第2図示の点火装置(1)の残部におけるコンデン
サ(14)とのアース側の接続点は、前記ケース(22)又
は圧着端子(27a)付きのリード線(27)、ねじ(20)
及びナット(21)を介して前記カッブ状部材(19)に電
気的に接続されている。
また、第1図乃至第4図示の実施例の場合には、前記
着脱部材(3)は、第1図及び第4図示の如く、外周に
前記受部(2)の雌ねじ(18)に適合する雄ねじ(28)
が形成された導電材からなる筒状部材(29)内に、前記
点火装置(1)の一部、すなわち、前記コンデンサ(1
4)を合成樹脂(30)で埋設することによって組み込ん
だ構成となっており、これにより、コンデンサ(14)は
雨水などによる湿気や塵埃の付着による絶縁劣化や電気
的特性劣化が回避可能となっている。また、前記雄ねじ
(28)を前記受部(2)の雌ねじ(18)に螺合すること
によって前記受部(2)に着脱自在となっている。な
お、前記筒状部材(29)の頭部にはドライバ適合孔(3
1)が形成され、ドライバを利用して着脱部材(3)の
受部(2)への螺合着脱ができるようになっている。そ
して、前記着脱部材(3)では、筒状部材(29)に埋設
された前記コンデンサ(14)の一方の接続端がリード線
(32)を介して前記合成樹脂(30)の端部に設けた電極
(33)に接続され、前記コンデンサ(14)の他方の接続
端がリード線(34)を介して前記筒状部材(28)に接続
されている。
したがって、第1図乃至第4図示の実施例の場合に
は、前記着脱部材3を前記受部(2)の螺合装着する
と、前記電極(25)と前記電極(33)とが電気的に接続
されるとともに、前記カップ状部材(19)と前記筒状部
材(29)とが電気的に接続され、その結果、第2図示の
点火装置(1)の一部たるコンデンサ(14)とその残部
とが電気的に接続され、第2図示の接続状態となるもの
である。すなわち、この実施例の場合には、前記電極
(25)、電極(33)、カップ状部材(19)及び筒状部材
(29)が、受部(2)に着脱部材(3)が装着されたと
きに互いに電気的に接続されて着脱部材(3)に組み込
まれた点火装置(1)の一部とチエンソー(b)の本体
に組み込まれた点火装置(1)の残部とを電気的に接続
せしめる接続部となっている。
前記構成の本発明にかかる安全装置(a)によれば、
チエンソー(b)の使用が終了したときには、着脱部材
(3)がチエンソー(b)の本体に設けられた受部
(2)から外されて正当な使用者により保管される。こ
の場合、着脱部材(3)には点火装置(1)の一部たる
コンデンサ(14)が合成樹脂(30)内に埋設された状態
で組み込まれていることから、そのコンデンサ(14)が
チエンソー(b)の本体に組み込まれた点火装置(1)
の残部から電気的にも分離されて、点火装置(1)はそ
の機能を果し得なくなり、内燃機関には点火火花が供給
されない。したがって、チエンソー(b)の内燃機関の
運転が不能となって、チエンソー(b)の使用が阻止さ
れる。
次に、正当な使用者がチエンソー(b)を使用する場
合には、保管していた着脱部材(3)をチエンソー
(b)の本体に設けられた受部(2)に螺合装着すれば
よい。この場合、着脱部材(3)に組み込まれた点火装
置(1)の一部たるコンデンサ(14)とチエンソー
(b)の本体に組み込まれた点火装置(1)の残部とが
電気的に接続され、したがって、点火装置(1)はその
機能を果し得るようになり、内燃機関に点火火花が供給
され得る。このため、チエンソー(b)の内燃機関の運
転が可能となって、チエンソー(b)の使用が可能とな
る。
このように、前記構成の本発明に係る安全装置によれ
ば、着脱部材(3)を自動車等におけるイグニッション
キーと同様に取り扱うことによって、チエンソー(b)
の正当な使用者以外の使用が阻止され、ひいては、子供
などが誤って使用することによって引き起こされる人身
事故が未然に防止されるとともにチエンソー(b)の盗
難が未然に防止されるものである。
前述した第1図乃至第4図示の実施例においては、着
脱部材(3)への点火装置(1)の一部たるコンデンサ
(14)の組み込みは、合成樹脂(30)の埋設によって行
われていたが、他の絶縁手段で組み込んでもよいのであ
る。また、点火装置(1)の一部として、前記コンデン
サ(14)のみではなく第2図中の回路部分(35)を合成
樹脂(30)内に埋設した状態で着脱部材(3)に組み込
んでもよいし、その組み込む部分は特に限定されるもの
ではない。
また、前述した第1図乃至第4図示の実施例におい
て、第1図及び第4図示の着脱部材(3)に代えて、例
えば、第5図示の着脱部材(36)又は第6図示の着脱部
材(37)を用いることができる。第5図示の着脱部材
(36)及び第6図示の着脱部材(37)も基本的には前記
第1図及び第4図示の着脱部材(3)と同様に構成され
てたいるが、第5図示の着脱部材(36)では、頭部にド
ライバ適合孔(31)に代えてつまみ(38)が設けられて
いる点で異なり、ドライバを使用せずに着脱部材(36)
の着脱ができるようになっている。また、第6図示の着
脱部材(37)では、頭部にドライバ適合孔(31)を設け
る代わりに、その周囲に滑り止め用の溝(39)が形成さ
れている点と、第1図示の如く第2図示の点火停止用ス
イッチ(15)をチエンソー(b)の本体に組み込む代わ
りに、該着脱部材(37)に点火停止用スイッチ(15)も
組み込まれている点で異なる。
さらに、前述した第1図乃至第4図示の実施例のごと
く、受部(2)と着脱部材(3)とを雌ねじ(18)及び
雄ねじ(28)の螺合によって着脱自在に構成すると、前
記着脱部材(3)の着脱に、他の機械的着脱自在構成の
ごとく係止及びその解除機構等の特別の着脱機構を設け
る必要がなく構造が簡単であり、しかも内燃機関の振動
等により不意に着脱部材(3)が脱落したり、雨天使用
時においても受部(2)の内部に雨水が侵入したりする
ことがないものである。
さらに、前記点火装置の一部は着脱部材内に合成樹脂
により埋設されているため、この一部を作業機から分離
した後も湿気や塵埃に晒されることがなく、所期の良好
な絶縁特性及び電気的特性を安定的に確保できる。
さらにまた、前述した第1図乃至第4図の実施例で
は、チエンソー(b)が第2図示の点火装置(1)を備
えていたが、本発明では、この点火装置(1)に限定さ
れるものではなく、例えば、チエンソー(b)が第7
図、第8図又は第9図に示す点火装置を備えていてもよ
い。
第7図示の点火装置(40)は、いわゆる電流遮断式と
して構成されており、点火プラグ(41)、内燃機関の回
転に同期回転する磁石が埋設されたロータ(42)、該ロ
ータ(42)の近傍に配設されたイグニッションコイル
(43)、点火停止用スイッチ(44)、点火制御回路(詳
細に図示せず)(45)で構成されている。この点火装置
(40)は、イグニッションコイル(43)の一次コイルに
正方向電圧が誘起されるときに点火制御回路(45)によ
って一次短絡電流が流れ、この一次短絡電流が点火制御
回路(45)によって遮断されることによって、点火プラ
グ(41)に点火火花が得られるものである。この点火装
置(40)の場合には、例えば、該点火装置(40)の一部
として前記点火制御回路(45)を合成樹脂(30)内に埋
設した状態で第1図乃至第4図示の実施例における着脱
部材(3)に組み込めばよい。
また、第8図示の点火装置(46)は、点火プラグ(4
7)、イグニッションコイル(48)、コンデンサ(4
9)、サイリスタ(50)、(51)、ツェナーダイオード
(52)(53)、ダイオード(54)(55)(56)(57)
(58)、抵抗(59)(60)(61)、点火停止用スイッチ
(62)、内燃機関の回転に同期回転する磁石が埋設され
たロータ(63)、該ロータ(63)の近傍に配設された発
電コイル(64)で構成されており、前記ツェナーダイオ
ード(53)は前記ツェナーダイオード(52)より低い発
電コイル(64)の正方向電圧でブレークオーバするよう
になっている。第8図中の回路部分(65)及び(66)を
取り除いたものが従来から提供されている点火装置であ
るが、第8図示の点火装置(46)では、その従来の点火
装置に対して、その正常な点火動作を阻止する回路部分
(65)を付加するとともに、該回路部分(65)を無効化
して正常な点火動作を行わせる回路部分(66)を付加し
たものである。この点火装置(46)の場合には、例え
ば、該点火装置(46)の一部として前記回路部分(66)
を合成樹脂(30)内に埋設した上で第1図乃至第4図示
の実施例における着脱部材(3)に組み込めばよい。
なお、第8図示の点火装置(46)では、第8図示の接
続状態の場合には、発電コイル(64)に正方向電圧が得
られると、ツェナーダイオード(53)がブレークオーバ
し、これによりツェナーダイオード(52)のブレークオ
ーバが阻止されてサイリスタ(50)が不導通状態に保た
れるとともに、前記ツェナーダイオード(53)で定まる
所定電圧までコンデンサ(49)が充電される。そして、
発電コイル(64)に負方向電圧が得られると、サイリス
タ(51)が導通し、コンデンサ(49)の充電電荷がイグ
ニッションコイル(48)の一次コイルに急激に放電され
ることによって、点火プラグ(47)に点火火花が得られ
るものである。他方、第8図において回路部分(66)が
取り除かれた場合には、発電コイル(64)に正方向電圧
が得られると、今度はツェナーダイオード(52)がブレ
ークオーバし、サイリスタ(50)が導通し、その結果、
ツェナーダイオード(52)がブレークオーバするまでコ
ンデンサ(49)に充電されつつあった充電電荷が抵抗
(59)、サイリスタ(50)及びイグニッションコイル
(48)の一次コイルの経路で比較的緩慢に放電されてし
まう(なお、このように比較的緩慢に放電されるので、
このときにも点火プラグ(47)には点火火花は発生しな
い)。したがって、発電コイル(64)に負方向電圧が得
られてサイリスタ(51)が導通しても、コンデンサ(4
9)は十分に充電されていないので点火プラグ(47)に
点火火花は得られない。このように、第8図示の点火装
置(46)では、第8図示の接続状態の場合には正常な点
火動作が行われるとともに、回路部分(66)を取り除い
た場合には失火状態となるのである。
さらに、第9図示の点火装置(67)は、点火プラグ
(68)、イグニッションコイル(69)、コンデンサ(7
0)、サイリスタ(71)、ダイオード(72)(73)(7
4)(75)(76)、抵抗(77)(78)、点火停止用スイ
ッチ(79)、内燃機関の回転に同期回転する磁石が埋設
されたロータ(80)、該ロータ(80)の近傍に配設され
た発電コイル(81)で構成されている。第10図に発電コ
イル(81)の無負荷電圧波形を示す。第9図中の回路部
分(82)が取り除いて抵抗(77)の定数を比較的小さく
選定したものが従来から知られている点火装置である
が、第9図示の点火装置(67)では、その従来の点火装
置において、その正常な点火動作を阻止するように抵抗
(77)の定数を比較的大きく選定するとともに、それに
もかかわらず正常な点火動作を行わせる回路部分(82)
を付加したものである。この点火装置(67)の場合に
は、例えば、該点火装置(67)の一部として前記回路部
分(82)を合成樹脂(30)内に埋設した上で第1乃至第
4図示の実施例における着脱部材(3)に組み込めばよ
い。
なお、第9図示の点火装置(67)では、第9図示の接
続状態の場合には、発電コイル(81)に第10図示の正方
向電圧Bが得られると、後述の如くこのときにはサイリ
スタ(71)が不導通状態にあるので、コンデンサ(70)
が充電される。そして発電コイル(81)に第10図示の第
二の負方向電圧Cが得られると、サイリスタ(71)が導
通し、コンデンサ(70)の充電電荷がイグニッションコ
イル(69)の一次コイルに放電されることによって、点
火プラグ(68)に点火火花が得られるものである。な
お、発電コイル(81)に負方向電圧が得られるときに
は、抵抗(78)及びダイオード(76)の経路にも電流が
流れ、この経路に抵抗(77)に流れる電流が分流される
こととにるので、発電コイル(81)の負方向電圧A,Cの
レベルが比較的大きくなければサイリスタ(71)に十分
なトリガ電圧が加わらない。したがって、発電コイル
(81)の第10図示の第一の負方向電圧Aを受けて一旦タ
ーンオンしたサイリスタ(71)には、発電コイル(81)
に前記負方向電圧Aに引き続いて第10図示の正方向電圧
Bが得られるときまでに十分なターンオフ時間が与えら
れることとなり、発電コイル(81)に第10図示の正方向
電圧Bが得られるときにはサイリスタ(71)は不導通状
態に維持されるものである。他方、第9図において回路
部分(82)が取り除かれた場合には、発電コイル(81)
に第10図示の第一の負方向電圧Aが得られると、サイリ
スタ(71)が導通するが、抵抗(78)及びダイオード
(76)が取り除かれているので前述の如き分流はなく、
しかも抵抗(77)の定数は比較的大きく選定されている
ため、発電コイル(81)の前記負方向電圧Aのレベルが
比較的小さくてもサイリスタ(71)に十分なトリガ電圧
が加わる。したがって、発電コイル(81)の前記負方向
電圧Aを受けて一旦ターンオンしたサイリスタ(71)に
は、発電コイル(81)に前記負方向電圧Aに引き続いて
第10図示の正方向電圧Bが得られるときまでに十分なタ
ーンオフ時間が与えられないこととなり、発電コイル
(81)に前記正方向電圧Bが得られるときにもサイリス
タ(71)は引き続き導通状態を維持することとなる。こ
のため、発電コイル(81)に前記正方向電圧Bが得られ
てもコンデンサ(70)が充電されず、前述の如く発電コ
イル(81)に第10図示の第二の負方向電圧Cが得られて
サイリスタ(71)が導通しても点火プラグ(68)に点火
火花は得られない。このように、第9図示の点火装置
(67)では第9図示の接続状態の場合には正常な点火動
作が行われるとともに、回路部分(82)を取り除いた場
合は失火状態となるのである。
なお、以上説明した実施例は本発明のチエンソー
(b)に適用した例であったが、本発明は、草刈機など
の他の種々の作業機に適用できるものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、作業機の正当な使用者以外の使用を
阻止することができ、これによって、子供などに誤って
使用することによって引き起こされる人身事故を防止す
ることができるとともに、作業機の盗難を防止すること
ができ、しかも、雌ねじが構成された受部と該受部に螺
合する雄ねじが構成され内部に内燃機関の点火装置の一
部が組み込まれた着脱部材で構成したため、構造が簡単
で安価に提供でき、しかも内燃機関の振動等により不意
に着脱部材が脱落したり、雨天使用時においても受部の
内部に雨水が侵入したりすることがない効果が得られる
もので有る。
また、前記点火装置の一部は着脱部材に合成樹脂によ
り埋設されているため、この一部を作業機から分離した
後も湿気や塵埃に晒されることがなく、所期の良好な絶
縁特性及び電気的特性を安定的に維持できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る安全装置を装備したチ
エンソーの斜視図、第2図は点火装置の電気回路図、第
3図は受部の縦断面図、第4図は着脱部材の縦断面図、
第5図は他の着脱部材の斜視図、第6図はさらに他の着
脱部材の斜視図、第7図は他の点火装置の電気回路図、
第8図はさらに他の点火装置の電気回路図、第9図はさ
らに他の点火装置の電気回路図、第10図は発電コイルの
無負荷電圧波形である。 (a)……安全装置、(b)……チエンソー(作業
機)、(1)(40)(46)(67)……点火装置、(2)
……受部、(3)(36)(37)……着脱部材、(30)…
…合成樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 雅夫 神奈川県横須賀市追浜本町1丁目114番 地 追浜工業株式会社内 (72)発明者 渡辺 裕己 神奈川県横須賀市追浜本町1丁目114番 地 追浜工業株式会社内 (72)発明者 石川 義徳 神奈川県横須賀市追浜本町1丁目114番 地 追浜工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−83182(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機として内燃機関を有する作業機の本
    体の外部側に設けられた雌ねじを有する受部と、該受部
    に螺合する雄ねじが設けられ、かつ内部に前記内燃機関
    の点火装置の一部を合成樹脂で埋め込んだ着脱部材とか
    らなり、前記受部及び前記着脱部材が互いに螺合装着さ
    れたときに前記点火装置の一部と前記作業機の本体に組
    み込まれた前記点火装置の残部とが電気的に接続される
    ように構成したことを特徴とする作業機の安全装置。
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