JP2524822Y2 - チップ型フェライトビーズ - Google Patents

チップ型フェライトビーズ

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JP2524822Y2
JP2524822Y2 JP11887290U JP11887290U JP2524822Y2 JP 2524822 Y2 JP2524822 Y2 JP 2524822Y2 JP 11887290 U JP11887290 U JP 11887290U JP 11887290 U JP11887290 U JP 11887290U JP 2524822 Y2 JP2524822 Y2 JP 2524822Y2
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JP
Japan
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piece
conductive member
groove
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type ferrite
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JP11887290U
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秀昭 斎藤
光司 二宮
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富士電気化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、導電部材が貫通されるフェライトのコア
を複数ピースの嵌合によりなし、いわゆるEMI(Electro
Magnetic Interfer)の阻止に用すチップ型フェライト
ビーズに関する。
《従来の技術》 フェライトのコアに導電部材の貫通孔を設けたフェラ
イトビーズと呼ばれるものは電子回路のノイズ対策に関
してすでに知られるものであり、その貫通孔に導電部材
を挿通して巻数が1/2回のインダクタとなし、これをい
わゆるノイズフィルタとしてEMIの阻止に用すといった
ことが行われている。また、基板等への実装を容易とす
るため、予めに導電部材をフェライトビーズの貫通孔に
挿通させると共に、挿通両端を適宜に折曲するなど電極
に構成し、いわゆる抵抗やコンデンサ等と同様に取扱え
る回路素子様態とすることが行われている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、そうした回路素子様態のものでは、た
しかに基板等への実装が容易にはなるものの、その製造
に関して問題があった。すなわち、フェライトビーズの
貫通孔に導電部材を挿通させる工程にはそれらが極めて
小さなものなため挿通の位置合せがきびしいなど量産上
の困難があり、その導電部材の両端を電極となるための
折曲げ加工も極めて小さいがために容易ではなく、生産
性が悪くコスト高は否めなかった。
また、導電部材の両端はフェライトビーズに挿通した
後でなければ折曲げ加工できなく、このため加工治具の
設定にもよるが折曲げの力がフェライトビーズ側にも加
わりかねず、コアの破損を引起す恐れがあった。
この考案は、上記のような背景に鑑みてなされたもの
であり、コア破損を招くといった煩雑な工程なく容易に
製造でき、基板等への実装性に優れるチップ型フェライ
トビーズの提供をその目的とする。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するため、この考案は、フェライトコ
アからなる第一,第二ピース間に導電部材が介装されて
インダクタンスを構成するものであって、該第一ピース
はその表面に前後方向に両端開口される溝部を有し、該
第二ピースは該溝部内に嵌合される本体と、その本体の
両端に設けられ、該第一ピースの前後端面に当接可能な
フランジ部とを有し、かつ、該導電部材は該溝部と本体
間に介装されるとともにその前後端を該フランジ部上ま
で延設していることを特徴とする。
《作用》 以上のように構成すると、第一ピースの溝部と第二ピ
ースの本体との嵌合により両ピースが一体化され、その
両ピース嵌合の溝部,本体間には導電部材が介装される
ことから、一体化なフェライトコアを導電部材が挿通な
回路素子様態を呈することになる。
《実施例》 以下、この考案の実施例を添付図面を参照しながら説
明する。
第1図(A),(B)は、本考案によるチップ型フェ
ライトビーズの好適な一実施例を示す斜視図であり、
(A)は各部を分離に示す斜視図、(B)は基板上への
実装状態を示す斜視図である。そして、第2図は、第1
図(B)をII-II矢視した断面図である。
このチップ型フェライトビーズは、基本的にはフェラ
イトの第一ピース1および第二ピース2と導電部材3と
を備えて構成され、両ピース1,2を嵌合のフェライトコ
アに導電部材3が貫通に配されて巻数が一回のインダク
タをなす。
第一ピース1は、略U字状断面のブロックに成形され
ており、内側の溝部10は両端が開口とされる。
第二ピース2は、略H字形状のブロックに成形されて
おり、すなわち略角棒状の本体20の端部が交差な方向に
延びてフランジ部21に成形され、これが本体20の両端に
ついてなり略H字形状の形態を呈する。この本体20は第
一ピース1の溝部10と係合に構成されており、本体20と
溝部10との嵌合に際しては、本体20と連なるフランジ部
21側面が溝部10の開端縁面と当接される。
導電部材3は、上述の第二ピース2と同様な略H字形
状のものに構成されており、すなわち略長抜形状の挿通
部30の端部が交差な方向に延びて電極部31に構成され、
これが挿通部30の両端についてなり略H字形状の形態を
呈する。この挿通部30は、第一ピース1の溝部10と係合
に構成されるが、その厚さについては極めて薄厚とされ
る。そして、第一ピース1の溝部10と第二ピース2の本
体20との嵌合に際しては、両者間に挿通部30がサンドイ
ッチ様に挟込まれ、こにより導電部材3が両ピース1,2
間に介装される。
このような構成によれば、第一ピース1の溝部10と第
二ピース2の本体20との嵌合により両ピース1,2が一体
化され、その両ピース1,2嵌合の溝部10,本体20間には導
電部材3が介装されることから、一体化なフェライトコ
アを導電部材3が挿通な回路素子様態を呈することにな
る。すなわち、両ピース1,2を嵌合に際して導電部材3
をサンドイッチ様に挟込むことで組立てることができ、
従来とは異なりコア破損を招くといった煩雑な工程がな
く、簡単であり容易に製造できる。ここに、基板等への
実装はいわゆる抵抗やコンデンサ等と同様に取扱えるこ
とになり、第1図(B)および第2図に示すように、基
板4上の所定部位にこれを載置し、その電極部31,31を
これと当接な導体パターン5,5に例えばハンダ付け等に
より導通に固着すれば良く、容易に行えて実装性に優れ
る。
ところで、両ピース1,2の接触面では若干の磁束もれ
は避け得ず、このため結合が粗となり特性劣化の懸念が
あるが、ここでは第二ピース2のフランジ部21が第一ピ
ース1の溝部10の開端縁面に当接されるので接触面が増
すことになり、複数ピース分割に起因するロスが少な
い。
なお、両ピース1,2および導電部材3は、互いの嵌合に
かかる部位については上述の実施例のような構成となる
が、他は適宜に変更可能であり、例えば第3図に示す他
例のように、導電部材6は挿通部60の両端を予めに折曲
げて各々を電極部61に加工したものでも良く、限定され
ない。また、挿通部60が挟込まれるは、第2図に示すよ
うな両ピース1,2嵌合の略中央部位である必要はなく、
第3図に示すように中央部位からズレた位置とすること
も適宜である。
《考案の効果》 以上、実施例で詳細に説明したように、この考案にか
かるチップ型フェライトビーズによれば、両ピースを嵌
合に際して導電部材をサンドイッチ様に挟込むことで組
立てることができ、従来とは異なりコア破損を招くとい
った煩雑な工程がなく、簡単であり容易に製造できる。
また、回路素子様態を呈することから基板等への実装は
容易に行うことができ、実装性に優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)は本考案の一実施例を示す斜視
図、第2図は第1図(B)のII-II矢視断面図、第3図
は他例を示す第2図と同様視の断面図である。 1……第一ピース、2……第二ピース、3……導電部
材、10……溝部、20……本体、21……フランジ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェライトコアからなる第一,第二ピース
    間に導電部材が介装されてインダクタンスを構成するも
    のであって、該第一ピースはその表面に前後方向に両端
    開口される溝部を有し、該第二ピースは該溝部内に嵌合
    される本体と、その本体の両端に設けられ、該第一ピー
    スの前後端面に当接可能なフランジ部とを有し、かつ、
    該導電部材は該溝部と本体間に介装されるとともにその
    前後端を該フランジ部上まで延設していることを特徴と
    するチップ型フェライトビーズ。
JP11887290U 1990-11-15 1990-11-15 チップ型フェライトビーズ Expired - Lifetime JP2524822Y2 (ja)

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JPH0476009U JPH0476009U (ja) 1992-07-02
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JP2586599Y2 (ja) * 1992-11-09 1998-12-09 コーア株式会社 インピーダンス素子

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