JP2524730Z - - Google Patents

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JP2524730Z
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wheel
train
wheel train
pinion
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【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本考案は指針式時計の輪列案内構造の改良に関する。 【従来の技術】 従来の指針式時計の輪列案内構造の断面図を第4図に示す。三番車3は下ほぞ
3aを基枠である地板1のほぞ穴部1aで案内し、かつ歯車3bの外周部に組立時にお
ける倒れ防止用ダボ1bを構成している。自動組立ラインの組込み時において、三
番車3は地板1のほぞ案内斜面部1cによって案内されてほぞ穴1aに入り、輪列受
7が組み込まれて上ほぞ3cが案内支持されるまでの間、地板の倒れ防止用ダボ1b
によりサポートされ倒れることなく、輪列受7を組み易くしている構造であった
。 【考案が解決しようとする課題】 しかし、前述した従来技術では自動組立ライン等において輪列受けの組み込み
までの間の軽衝撃等により、輪列がほぞ穴係合部より上方に飛び出してしまい、
輪列受を組んでも 上ほぞをひろわず組み込み不良になったり、部品破損等になる問題点を有してい
た。 そこで、本考案はこの様な問題点を解決するもので、その目的とするところは
輪列の組み込み、ほぞ立性の向上と自動組立ライン等における搬送時の輪列のほ
ぞ外れ等による部品破壊を防止し、製品の品質安定を提供するところにある。 【課題を解決するための手段】 指針式時計の指針表示及び伝達を行う輪列、該輪列を支持し時計構成部材を保
持する基枠よりなる時計の輪列案内構造において、 前記輪列の少なくとも一つの輪列のかな部の側面近傍の前記基枠に壁面形状部
を構成し、 前記壁面形状部は、前記輪列のかな部を挟んで、このかな部と噛合する輪列と
反対側に円環の一部である円弧形状に構成され、 該輪列の歯車の外周部近傍には突起部1bが設けられ、前記壁面形状部の輪列保
持長さHが前記輪列のほぞと斜面を含む係合長さIよりも長く形成され、 前記壁面形状部と前記輪列のかな部との平面スキマDは前記輪列を案内支持す
る地板に設けられたほぞ案内斜面部の幅Cより小さく構成されることを特徴とす
る。 【実施例】 以下、本考案について実施例に基づき詳述する。第1図は本考案の一実施例を
示す平面図である。第2図は第1図の主要輪列部を示す断面図である。第1図、
第2図において、1はエンジニアリングプラスチックで一体成形された基枠とな
る地板、7は同じくプラスチックで一体成形された輪列受であり、それぞれ各輪
列のほぞを案内支持している。2は分針の付く二番車、4は秒針の付く四番車、
3は該四番車4と前記二番車2に噛合し、伝達を行う三番車である。6は電磁式
モータの回転子であるロータ、5は該ロータ6と前記四番車と噛合し、伝達を行
う五番車、8は時針の付く筒車である。 三番車3は組込み時において地板1に一体で構成された斜面部1cで案内され、
下ほぞ3aと下ほぞ穴1aが係合し組み込まれる。そして、輪列受7が組み込まれれ
る間において、地板1に構成された倒れ防止用ダボ1bによって倒れることなく、
輪列受7の上ほぞ穴7aにもうけられた斜面7cに案内されながら上ほぞ3cは組み込
まれる様配慮されている。また三番車3はかな部3dの側面近傍に地板1の壁面形
状部1dを有している。該壁面形状部1dの高さは、三番車3のかな部3dとの保持長
さHがほぞと斜面の長さを含む係合長さI より長くなる様に構成されており、後で詳述する様に三番車が上方に動いてもほ
ぞ外れを防止する構造になっている。さらに、前記地板1の壁面形状部1dは平面
的に二番車の相対する側に三番車3が移動しない様にDのスキマを持って三日月
状になっており、該スキマDは地板下ほぞ斜面1cの幅より小さくなる様構成され
ている。 第3図は本考案の第2図輪列受7を組む前において、自動組立ライン等の搬送
中に三番車3が下ほぞ穴から上方に外れた状態を示す。この状態において、三番
車3は地板1の壁面形状部1dによってほぞと斜面を外れてもまだ断面的に保持長
さH1を持っているため、横方向にズレ移動することがない。さらに、壁面形状部
1dに平面スキマDだけ移動しても、 平面スキマD<地板斜面幅C であることにより、三番車3の下ほぞ3aは斜面1cより外れることなく、三番車
3の自重によりほぞ穴1aに自然に組み込まれるものとなる。 輪列受を組む時の輪列のほぞ立性については、輪列倒れ防止ダボをもうけると
同時にかな部近傍に壁面形状部を形成し、上方への外れを防止することにより、
輪列受のスムーズな組込が可能となり、輪列、輪列受、地板等の部品破損を皆無
にすることができる。 本考案は地板に壁面形状を構成する例でのべたが、輪列受、回路受等で実施し
ても同様の効果は狙えるものとなる。また、プラスチックで一体で構成した例で
述べたが、金属地板等で実施してもその効果は同じである。 【考案の効果】 以上述べた様に、本考案によれば輪列のかな部の側面近傍に地板により壁面形
状部を構成し、その輪列との保持長さHが前記輪列のほぞと斜面を含む係合長さ
Iより長くしたことにより、自動組立ライン等のはん送中における輪列のほぞ外
れ防止とほぞ立性の向上、輪列受のスムーズな組込が可能となり、輪列、輪列受
、地板等の部品破損を皆無にすることができる。さらに、自動組立の工程安定化
、組立製品の品質の安定につながり、その効果は大である。 更に、輪列の組込性の向上、ほぞ立て性の向上はもちろんのこと、自動組立ラ
インにおける搬送中のほぞ外れ、輪列外れを防止すると同時に、搬送中の振動な
どにより、ほぞが外れても再度元の位置に戻ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す平面図。 第2図は第1図の主要輪列部を示す断面図。 第3図は第2図の輪列受組み込み前を示す断面図。 第4図は従来例を示す主要断面図。 1……地板 2……二番車 3……三番車 4……四番車 7……輪列受

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 指針式時計の指針表示及び伝達を行う輪列、該輪列を支持し時計構成部材を保
    持する基枠よりなる時計の輪列案内構造において、 前記輪列の少なくとも一つの輪列のかな部の側面近傍の前記基枠に壁面形状部
    を構成し、 前記壁面形状部は、前記輪列のかな部を挟んで、このかな部と噛合する輪列と
    反対側に円環の一部である円弧形状に構成され、 該輪列の歯車の外周部近傍には突起部1bが設けられ、前記壁面形状部の輪列保
    持長さHが前記輪列のほぞと斜面を含む係合長さIよりも長く形成され、 前記壁面形状部と前記輪列のかな部との平面スキマDは前記輪列を案内支持す
    る地板に設けられたほぞ案内斜面部の幅Cより小さく構成されることを特徴とす
    る時計の輪列案内構造。

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