JP2524715Y2 - ワイドベルトサンダー機の踏圧装置 - Google Patents

ワイドベルトサンダー機の踏圧装置

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JP2524715Y2
JP2524715Y2 JP1991003772U JP377291U JP2524715Y2 JP 2524715 Y2 JP2524715 Y2 JP 2524715Y2 JP 1991003772 U JP1991003772 U JP 1991003772U JP 377291 U JP377291 U JP 377291U JP 2524715 Y2 JP2524715 Y2 JP 2524715Y2
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JP
Japan
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pressure regulating
pressure
material feeding
belt sander
regulating unit
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JP1991003772U
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JPH0497641U (ja
Inventor
敬一 近藤
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アミテック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、ワイドベルトサンダー
機の踏圧装置に関し、詳しくは、その踏圧力を均一に加
工材の研削面に伝える整圧部体に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来からの踏圧装置Pの構成を図5に従
って説明する。踏圧フレーム20には送材通路側に開口
する装着溝21が設けられ、該装着溝21内に空気袋2
2が装着されている。前記空気袋22の下面には、ゴム
板23aを介して送材方向に差渡して、幅方向に複数個
並設した整圧ピン24からなる整圧部体を配設し、その
下面を一〜複数枚の板バネ23bで覆い、さらにその下
部にスポンジ、ゴム、フェルト等からなる弾性体25を
配設している。また前記弾性体25の下部は装着溝21
の開口から下方へ突出していて、その下面を布等の滑り
の良い耐摩耗性被覆材26で覆っている。かかる構成に
あっては、加工材wが弾性体25の直下に来ると、空気
袋22の内圧が上昇して、弾性体25の下面を下方へ押
し出し、前記無端サンディングベルト14が加工材w上
面に圧接する。 【0003】上述した従来構成の整圧部体は、図6に示
すように、複数個並列した整圧ピン24をゴム板23a
に接着材xにより接合し、当間隔で配列して構成してい
る。 【0004】ところで、この接合作業は、治具を用い
て、各整圧ピン24を所定位置に配列してから、下面に
接着材xを塗布したゴム板23aを上方から当てて接合
するようにしている。このため整列作業を要して面倒で
あると共に、接着材xによる位置保持であるから、接着
不良による脱離を生じやすい。また、ゴム板23aの伸
縮等により間隔精度が低く、整圧ピン24は5mm程度
の直径であり、かつ各間隔は通常1mm程度の微細間隔
であるために、精度誤差によりその間隔に狂いを生じ易
い。このように間隔が短くなっていると、加工材wに倣
う湾曲動作により、整圧ピン24相互が衝接して、その
剥離がますます促進される。そして、この整圧ピン24
の間隔のバラツキ及び脱離によって、整圧部体としての
機能が損なわれ、良好な研削加工を達成し得ない場合が
ある。 【0005】上述の問題点を解決すべく、実開平2−7
950号においては、前記整圧部体を、複数の整圧ピン
に連接孔を形成して、該連接孔に接続紐を挿通し、さら
に整圧ピン間で該接続紐にスペーサを設けて、各整圧ピ
ンを送材方向に列設するようにした構成を提案してい
る。 【0006】上述の構成からすれば、前記整圧部体を接
着作業を要せずに構成できて、加工が容易となるばかり
でなく、整圧ピンの脱離や、その間隔のばらつきが生じ
ないから、踏圧パッドに対する整圧作業を良好に施すこ
とができる。しかしながら、この構成は複雑であるとと
もに、組み立て作業に手間がかかるという欠点があっ
た。 【0007】本考案の目的は、上述の欠点に鑑みてなさ
れたものであって、前記整圧部体の装着作業が容易であ
るとともに、前記整圧ピンの脱離や、その間隔のばらつ
きを生じない踏圧装置を提案するものである。 【0008】 【課題を解決させるための手段】本考案は、送材通路側
に開口する踏圧フレームの装着溝に、内圧を制御される
空気袋を装着し、さらに該空気袋の直下に整圧部体を配
置し、該整圧部体の下面を可撓性被覆材で覆って構成し
た踏圧装置を、ロール群に掛け渡された無端サンディン
グベルトの送材側の内側に備えるベルトサンダー機にお
いて、前記整圧部体を、上方へ開口し、かつ送材方向へ
延成された嵌装長溝を幅方向に複数個所要間隔で並設し
た可撓性支持板の、該嵌装長溝に整圧ピンを嵌入固定し
て構成したことを特徴とするものである。 【0009】 【作用】複数個の整圧ピンが可撓性支持板の嵌装長溝に
嵌着固定され、このため加工材の上面に倣った湾曲動作
に対して、各整圧ピンはその間隔を維持しながら追従す
ることとなる。 【0010】 【実施例】本考案のワイドベルトサンダー機の概略を図
1を用いて説明する。下部フレーム1の後部に縦フレー
ム2が立設し、該下部フレーム1の前部に、ハンドル4
の操作によって連動回転する昇降螺子3、3で送材フレ
ーム5が支持される。前記送材フレーム5には駆動ロー
ラ6と従動ローラ7とを支持し、該ローラ6、7に送材
ベルト8を掛渡すことにより送材装置Fを構成し、前記
ハンドル4の回動によって送材装置Fを昇降可能として
いる。 【0011】前記縦フレーム2にはサンディングフレー
ム10を前記送材装置F上に送材通路を置いて設け、該
サンディングフレーム10の上部にテンションローラ1
1を昇降可能に上下方向へ設けている。さらに、サンデ
ィングフレーム10の下部に供給側に駆動ローラ12
を、排出側に従動ローラ13を夫々設けるとともに、駆
動ローラ12,従動ローラ13間に踏圧装置Pを設けて
いる。そして、テンションローラ11,駆動ローラ12
及び従動ローラ13とで構成されるベルト駆動機構にサ
ンディングベルト14を掛渡して、前記踏圧装置Pによ
り、加工材wが直下に来ると、送材通路Tに供給された
加工材wに前記サンディングベルト14を圧接するよう
にしている。 【0012】前記ワイドベルトサンダー機の中央部に配
置されている踏圧装置Pに関する本考案の実施例を図2
〜図4に従って以下詳述する。 【0013】踏圧装置Pは、踏圧フレーム20の装着溝
21内に空気袋22、整圧部体30、スポンジ,ゴム,
フェルト等からなる弾性体25が順次配置され、踏圧フ
レーム20の両側面には、踏圧フレーム20の下面を覆
うようにして、耐摩耗性被覆材26が配置され、踏圧フ
レーム20の両側面で挟着板27,27を当てて、ボル
ト28で緊張状に固定している。尚、整圧部体30と弾
性体25との間に板バネを配設するようにしても良い。 【0014】前記整圧部体30は、本考案の要部であっ
て、次のように構成されている。図3,4に示すごと
く、31はスポンジ,ゴム,合成樹脂材料等からなる可
撓性支持板であって、該支持板31には、送材方向へ延
成された嵌装長溝32を幅方向に複数個所要間隔で並設
されている。該嵌装長溝32は上方が開口した断面円形
状をしており、その両側方に貫通して両端が開放され、
かつその開口を内径よりも狭くしている。前記支持板3
1はあらかじめ長尺状に成形しておいて、整圧ピン33
の長さや装着溝21の幅に対応して自在にその大きさを
切断調整することにより、各仕様に容易に対応すること
ができる。 【0015】前記支持板31の各嵌装長溝32には同径
の整圧ピン33が、側方から挿入するか、または支持板
31の撓みを利用して開口から押付けることにより容易
かつ脱着自在に嵌入固定される。このように整圧ピン3
3は嵌装長溝32により位置決められ、かつ保持される
から、従来のように、ゴム板に接着して間隔保持するも
のとは異なり、各整圧ピン33の連結と、間隔保持が確
実に成されることとなる。 【0016】而して、加工材wが弾性体25の直下に来
ると、空気袋22の内圧が上昇して、各整圧ピン33を
介して弾性体25に圧力が伝わり、該弾性体25の下面
が下方へ押し出されて、前記無端サンディングベルト1
4に踏圧力を生じさせ、加工材w上面に研削加工が施さ
れることとなる。このとき、整圧ピン33は整一に保持
されているから、各整圧ピン33相互はその位置関係を
維持しながら支持板31の可撓性により、加工材wの被
加工面に倣って相対的に微移動する。このため前記空気
袋22からの踏圧力は均一に加工材wの被加工面に伝わ
ることとなり、加工材wは良好に研削研磨される。 【0017】 【考案の効果】本考案の整圧部体は整圧ピンが支持板の
嵌装長溝に嵌入固定された構成となっているから、従来
の如く前記整圧ピンと空気袋との間にゴム板を配置する
必要がなく、該整圧ピンを治具を用いて列設させたり、
接着作業を施す必要がなく、整圧ピンを嵌装長溝に嵌込
む操作等によって簡易に整圧部体を構成することがで
き、踏圧装置の組付けが容易となる。 【0018】また、前記整圧ピンが嵌装長溝に整一に位
置決められ、その間隔のばらつきが生じないから、弾性
体に対する整圧作用を良好に施すことができ、加工材へ
の研削を良好に施し得ると共に、整圧ピンの脱着が自在
であるから、その折損に対応して、交換を容易に施すこ
とができる。 【0019】さらに、前記可撓性支持板の適用により従
来のようにゴム板を新たにに設ける必要がなく、かつ切
断容易な材料により形成すれば、整圧ピンの長さ等に対
応して切断することにより種々の仕様に対応でき、汎用
性に優れることとなる、等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】ワイドベルトサンダー機の概要側面図である。 【図2】本考案の踏圧装置Pの縦断側面図である。 【図3】本考案の整圧部体30の縦断正面図である。 【図4】本考案の整圧部体30の平面図である。 【図5】従来のワイドベルトサンダー機の踏圧装置Pの
縦断側面図である。 【図6】従来構成の整圧部体の正面図である。 【符合の説明】 P 踏圧装置 20 踏圧フレーム 21 装着溝 22 空気袋 30 整圧部体 31 支持板 32 嵌装長溝 33 整圧ピン

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 送材通路側に開口する踏圧フレームの装着溝に、内圧を
    制御される空気袋を装着し、さらに該空気袋の直下に整
    圧部体を配置し、該整圧部体の下面を可撓性被覆材で覆
    って構成した踏圧装置を、ロール群に掛け渡された無端
    サンディングベルトの送材側の内側に備えるベルトサン
    ダー機において、 前記整圧部体を、上方へ開口し、かつ送材方向へ延成さ
    れた嵌装長溝を幅方向に複数個所要間隔で並設した可撓
    性支持板の、該嵌装長溝に整圧ピンを嵌入固定して構成
    したことを特徴とするワイドベルトサンダー機の踏圧装
    置。
JP1991003772U 1991-01-10 1991-01-10 ワイドベルトサンダー機の踏圧装置 Expired - Lifetime JP2524715Y2 (ja)

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JPH0497641U JPH0497641U (ja) 1992-08-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5046015Y2 (ja) * 1973-06-20 1975-12-26
JPS59115154A (ja) * 1982-12-23 1984-07-03 Toshio Takegawa ベルトサンダ−の踏圧装置

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JPH0497641U (ja) 1992-08-24

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