JP2524608Y2 - スイッチの導体接続構造体 - Google Patents

スイッチの導体接続構造体

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JP2524608Y2
JP2524608Y2 JP1991062412U JP6241291U JP2524608Y2 JP 2524608 Y2 JP2524608 Y2 JP 2524608Y2 JP 1991062412 U JP1991062412 U JP 1991062412U JP 6241291 U JP6241291 U JP 6241291U JP 2524608 Y2 JP2524608 Y2 JP 2524608Y2
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JP
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conductor
switch
substrate assembly
resin
connection structure
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JP1991062412U
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Inventor
拓治 山田
俊一 能登山
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エスエムシー株式会社
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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スイッチの導体接続構
造体に関し、一層詳細には、例えば、変位する物体の位
置検出を行うスイッチ等に用いられ、このスイッチの検
出部位に水、油等の侵入がなく、誤動作等の発生を回避
し、併せて耐水性を一挙に向上させることが可能なスイ
ッチの導体接続構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】ある物体の有無を電気的に検出するため
には、該検出部位に対して導線等の導体を接続し、この
導体を介して電源電圧を印加し、あるいは検出された物
体の信号を前記導体を介して判別回路等の他の電気的構
造体に導入する。従って、検出部位には、この種の導体
を接続しなければならないのが一般的である。
【0003】ここで、従来技術に係るスイッチの概略縦
断面説明図を図3に示す。なお、このスイッチ1は無接
点式スイッチを例示しており、シリンダ内を摺動するピ
ストンの位置を外部から検出するために用いられるもの
である。
【0004】図3において、スイッチ1には、キャプタ
イヤコード2の先端部から延在する導体3が基板アセン
ブリ4の手前側一端部に半田付けされて電気的に接続さ
れている。前記基板アセンブリ4は、樹脂ケース5およ
びカバー6により囲繞されているとともに、充填された
樹脂(例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、珪素樹脂
等)7により包被されて保護されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
係るスイッチ1では、樹脂ケース5の開口部8にキャプ
タイヤコード2が挿入されているために、この開口部8
と該キャプタイヤコード2との間から水、クーラント液
あるいは油等が樹脂ケース5の内部に侵入する可能性が
ある。特に、工場内で行われる機械加工等において、ク
ーラント液、切削油、水等は、スイッチ1に付着するこ
とにより容易に樹脂ケース5とキャプタイヤコード2の
間の開口部8に侵入し、充填された樹脂7内の導体3の
沿面を介して基板アセンブリ4に到達し、該基板アセン
ブリ4に配置された電気回路(図示せず)に付着する。
この結果、電気回路の基板内部の絶縁不良が生起し、あ
るいは腐食により、該電気回路の誤動作を惹起する可能
性がある。また、キャプタイヤコード2は耐用性に富む
ビニル製のカバー部材9で導体3が囲繞されるものであ
ったとしても、このキャプタイヤコード2が撓曲するこ
とによってその表面の樹脂にクラックを生じさせ、前記
クラックから前記クーラント液等の液体が侵入する可能
性もある。
【0006】本考案に係るスイッチの導体接続構造体
は、基板アセンブリに全体を包被する保護膜を設けて電
気回路をより一層保護するとともに、基板アセンブリと
導体とを接続するリード部材または基板アセンブリの奥
側に導体を接続して導体の沿面距離を延長させることに
より、キャプタイヤコートと開口部の間およびキャプタ
イヤコードの表面に生じたクラック等から油、水等の液
体が侵入することなく、従って、スイッチ自体に誤動作
が生じることを阻止し、且つ、より一層耐水性に優れた
スイッチの導体接続構造体を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案は、電源に接続され、カバー部材により囲
繞される導体と、前記導体と電気的に接続される基板ア
センブリと、前記基板アセンブリを包被する保護膜と、
一端部が前記導体に接合され、他端部が前記基板アセン
ブリに接合され、前記導体と前記基板アセンブリとを電
気的に接続するリード部材と、 前記導体と基板アセンブ
リとリード部材とを囲繞する充填部材を内部に有する液
密な樹脂ケースと、を備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案に係るスイッチの導体接続構造体では、
基板アセンブリを包被する保護膜により被覆されるとと
もに、導体と基板アセンブリとを電気的に接続し、基板
アセンブリに対して油、クーラント液等が付着すること
を防止する。このことにより、スイッチの誤動作を回避
し、併せて耐久性も向上するという効果が得られる。
【0009】
【実施例】本考案に係るスイッチの導体接続構造体につ
いて、好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0010】図1において、参照符号10はスイッチ本
体の縦断面説明図を示す。このスイッチ本体10は、基
本的に、樹脂ケース12およびカバー13と、キャプタ
イヤコード14と、基板アセンブリ16とから構成され
ている。前記樹脂ケース12の一端部には、例えば、シ
リンダ等に取り付けるための取付用穴18が画成され、
上面の略中央部には、後述するLED20を視認するた
めの窓部22が設けられ、他端部にはキャプタイヤコー
ド14を挿入するための開口部24が画成されている。
樹脂ケース12内には、前記基板アセンブリ16を保護
するために該基板アセンブリ16および後述する導体3
0を囲繞する樹脂(以下、充填樹脂という)25が充填
されている。前記充填樹脂25は、好適には、透明また
は半透明なエポキシ樹脂またはウレタン樹脂から形成さ
れる。
【0011】基板アセンブリ16には、LED20およ
びその他のスイッチ素子から形成されるスイッチ回路部
26が配設されるとともに、前記LED20、スイッチ
回路部26および基板アセンブリ16を保護するために
透明または半透明な合成樹脂からなるコーティング膜
(保護膜)27が形成されている。前記コーティング膜
27は、例えば、透明または半透明なポリブタジエン樹
脂等から形成される。基板アセンブリ16の上方向に
は、キャプタイヤコード14内の絶縁体28に保護され
た導体30と電気的に接続するために金属リード(リー
ド部材)32が設けられている。この金属リード32
は、前記導体30の先端部と半田付けされた半田付部3
4を有し、その中間に二箇所の鉤型部を介して基板アセ
ンブリ16の表面部に接合されている。
【0012】本実施例に係るスイッチの導体接続構造体
は、基本的には以上のように構成されるものであり、次
にその動作について説明する。
【0013】先ず、スイッチ本体10を、例えば、シリ
ンダの外側の所定の位置に図示しない取付金具を用いて
固定し、図示しない電源を介して、キャプタイヤコード
14の内部に設けられている導体30を通じて所定の電
圧を基板アセンブリ16のスイッチ回路部26に印加す
る。前記印加された電圧の作用下に、シリンダのピスト
ンがシリンダヘッドの近傍まで到達した時、前記スイッ
チ回路部26はピストンの所定の位置に設けられた磁石
からの磁力を検知し、前記検知信号をLED20に導出
することによりLED20が発光する。前記LED20
の発光光を窓部22を介して視認することにより、ピス
トンのシリンダ内における位置を検出することが可能と
なる。
【0014】本実施例によれば、鉤型の金属リード32
を用い、この金属リード32の一端部に導体30を半田
付けして形成している。また、前記金属リード32の一
端が接合された基板アセンブリ16全体を保護するコー
ティグ膜27を施している。そこで、従来、図3に示す
ように、導体30を直接基板アセンブリ16の手前側に
半田付けしていたのに比較して、導体30の長さを一層
長く形成することができるとともに前記金属リード32
の一端部に導体30を半田付けすることにより、沿面距
離を長くすることが可能となる。この沿面距離を長くす
ることにより、例えば、開口部24と該キャプタイヤコ
ード14との間から水、クーラント液あるいは油等が樹
脂ケース12の内部に侵入した場合であっても、前記
水、クーラント液等が充填樹脂25に囲繞された導体3
0を伝わってスイッチ回路部26に到達することを防止
することができる。特に、工場内で行われる機械加工等
において、クーラント液、切削油、水等が充填樹脂25
内の導体30の沿面を介して基板アセンブリ16に到達
し、該基板アセンブリ16に配置されたスイッチ回路部
26に付着することを阻止することが可能となる。この
結果、スイッチ回路部26の基板内部の絶縁不良や腐食
により、該スイッチ回路部26の誤動作を惹起する可能
性がない。また、キャプタイヤコード14が撓曲するこ
とによってその表面の樹脂にクラックが生じ、前記クラ
ックから前記クーラント液等の液体が侵入した場合であ
っても、前記と同様に基板アセンブリ16に配置された
スイッチ回路部26に到達することを阻止することが可
能となる。このように、本実施例に係るスイッチ本体1
0は、従来のスイッチ1と比較して、より一層耐水性を
増大させることが可能となる。また、耐久性が向上する
という利点もある。
【0015】次に、本考案の他の実施例に係るスイッチ
本体の概略縦断面図を図2に示す。
【0016】図2において、スイッチ本体40は、樹脂
ケース42およびカバー44と、内部に絶縁体46に被
膜された導体48を有するキャプタイヤコード50と、
図示しないスイッチ回路等が配設された基板アセンブリ
52と、樹脂ケース42内に前記基板アセンブリ52を
保護するために充填された樹脂54と、前記基板アセン
ブリ52を保護するコーティング膜56とから構成され
ている。
【0017】本実施例では、沿面距離を長く形成するた
めに、導体48の挿入方向に対して基板アセンブリ52
の奥側に、直接、導体48を半田付けしている点で前記
実施例と異なっている。その他、スイッチ本体40の動
作は、前記実施例と同様であるのでその詳細な説明を省
略する。
【0018】
【考案の効果】本考案に係るスイッチの導体接続構造体
によれば、以下の効果が得られる。
【0019】すなわち、液密な樹脂ケースの内部に
板アセンブリと導体の先端部とリード部材とをそれぞれ
囲繞する充填部材が設けられ、且つ、保護膜によって基
板アセンブリを包被している。さらに、前記基板アセン
ブリと導体の先端部との間にリード部材を設け、前記リ
ード部材によって基板アセンブリと導体とを電気的に接
続することにより、樹脂ケース内に臨む導体の沿面距離
が長くなる。従って、導体が連結される樹脂ケースの開
口部を通じて水、油等が該樹脂ケースの内部に侵入した
場合であっても、前記水、油等が充填樹脂に囲繞された
導体を伝わって前記基板アセンブリの検出部位に到達す
ることを阻止することができる。このため、前記基板ア
センブリに設けられたスイッチ回路の誤動作の発生を回
避することができるとともに、より一層の耐水性、耐久
性の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るスイッチの導体接続構
造体の縦断面説明図である。
【図2】本考案の他の実施例に係るスイッチの導体接続
構造体の概略縦断面説明図である。
【図3】従来技術に係るスイッチの導体接続構造体の概
略縦断面説明図である。
【符号の説明】
10、40…スイッチ本体 12、42…樹脂ケース 14、50…キャプタイヤコード 16、52…基板アセンブリ 25、54…樹脂 26…スイッチ回路部 27、56…コーティング膜 30、48…導体 32…金属リード 34…半田付部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源に接続され、カバー部材により囲繞さ
    れる導体と、 前記導体と電気的に接続される基板アセンブリと、 前記基板アセンブリを包被する保護膜と、一端部が前記導体に接合され、他端部が前記基板アセン
    ブリに接合され、前記導体と前記基板アセンブリとを電
    気的に接続するリード部材と、 前記導体と基板アセンブリとリード部材 とを囲繞する充
    填部材を内部に有する液密な樹脂ケースと、 を備えることを特徴とするスイッチの導体接続構造体。
  2. 【請求項2】請求項1記載の構造体において、前記基板
    アセンブリは発光素子を有し、 前記発光素子を含む基板アセンブリを透明または半透明
    な合成樹脂体で囲繞することを特徴とするスイッチの導
    体接続構造体。
JP1991062412U 1991-08-07 1991-08-07 スイッチの導体接続構造体 Expired - Lifetime JP2524608Y2 (ja)

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JPH0515274U JPH0515274U (ja) 1993-02-26
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JPS6291326U (ja) * 1985-11-29 1987-06-11
JPS6438740U (ja) * 1987-09-03 1989-03-08

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