JP2524304Y2 - 配管用ローラバンド - Google Patents

配管用ローラバンド

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JP2524304Y2
JP2524304Y2 JP1989055418U JP5541889U JP2524304Y2 JP 2524304 Y2 JP2524304 Y2 JP 2524304Y2 JP 1989055418 U JP1989055418 U JP 1989055418U JP 5541889 U JP5541889 U JP 5541889U JP 2524304 Y2 JP2524304 Y2 JP 2524304Y2
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roller band
piping
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清寿 渋谷
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株式会社 アカギ
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は配管用ローラバンドに関し、詳しくはバンド
本体が断面略円形の丸棒から成るローラ軸と一体的に構
成されている配管用ローラバンドに関する。
[従来の技術] 従来、配管用ローラバンドとしては、実公昭36-5054
号、同51-1527号、実開昭59-42377号、同59-42378号及
び同62-37684号公報等に記載のものが知られている。
[考案が解決しようとする課題] これら従来の技術は、ローラバンド本体が平板状の部
材から形成されているので、ローラを軸支する断面略円
形の丸棒から成るローラ軸とは別部材によって構成せざ
るを得なかった。
このため、バンド本体とローラ軸とは、別々の材料に
よって別々の製造工程及び装置によって製作しなければ
ならず、コスト高となるだけでなく、品質管理及び在庫
管理も大変となるという欠点を有していた。
さらに、別部材であるローラ軸をバンド本体へガタつ
くことなく安定して取付けるには、配管の重量や動きを
考慮した設計及び製作並びに取付けを行わねばならず、
面倒であるという欠点を有していた。
[考案の目的] そこで本考案の目的は、バンド本体を断面略円形の丸
棒から成るローラ軸と一体的に構成して、製作が容易で
且つ低コストでしかもローラ軸がガタつくことなく安定
支持が可能である配管用ローラバンドを提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案者は上記目的を達成するため、鋭意検討を重ね
た結果、本考案に至ったものである。
即ち、本考案に係る配管用ローラバンドは、上方側を
鋭角に屈曲させると共に、その先端部を環状に曲げるこ
とによりローラバンド支持具と係合する係合部を備え、
下方側をくの字状に屈曲してローラ軸とした一対の脚部
の下端を拡開可能な構成に結合すると共に、それぞれの
脚部のローラ軸には全長にわたり略等しい直径を持つ円
筒形のローラを装着し、全体として該ローラをV字状に
配設し、両脚部を拡開することにより案内した配管をV
字状に配設された該ローラにより支持し、上方側の先端
部の環状を互いに略々一致するように重合させた係合部
を介して天井などにローラバンド支持具により吊り下げ
る構成であることを特徴とする。
[作用] 本考案に係る配管用ローラバンドは、バンド本体が断
面略円形の丸棒から成るローラ軸と一体的に構成されて
いるので、同一材料によって同時に同一工程及び同一装
置によって製作が可能となる。従って、コストダウンが
図れると共に、品質管理及び在庫管理が容易となる。
また、ローラ軸とバンド本体とを一体構成としたこと
により、別部材の場合にガタつきが発生し易い取付部が
無くなるので、ローラ軸がガタつくことがなく配管を安
定して支持することが可能となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基き説明する。
第1図は本考案に係る配管用ローラバンドの一実施例
を示す正面図、第2図は第1図の係合部の部分平面図で
あり、第3図〜第6図は夫々参考例を示す正面図であ
る。
図において、1はバンド本体であり、配管Pを支持す
るためのローラ2を軸支するローラ軸3と一体的に構成
されており、図示しないローラバンド支持具によって床
や天井等に取付けられる。
ローラ軸3はローラ2を回動可能に軸支するために断
面略円形の丸棒から形成されている。従って、該ローラ
軸3と一体的に構成されているバンド本体1も断面略円
形の丸棒から形成されている。ローラ軸3はV字状であ
り、該V字状の両辺に円筒状パイプ体から成るローラ2
・2が、夫々配管Pに対し略々外接線になるように回動
可能に軸支されている。尚、バンド本体1並びにローラ
軸3の材質としては、鉄鋼やステンレス等の金属製、硬
質合成樹脂製等、種々公知の配管用ローラバンドと同様
の材質から形成されている。
ローラ2の材質としては、金属製、合成樹脂製或いは
木製等種々公知のローラと同様の材質によって形成する
ことができる。さらに該ローラ2には、帯電防止加工等
を施していてもよい。
第1図に基づき本考案に係る配管用ローラバンドの係
合部10の構成について説明する。
ローラ軸3の両端が、該ローラ軸3と対向する側に、
配管抱持部である2本の脚部4・4を介して伸びて互い
に環状に曲げられており(第2図に示す係合部10部分の
平面図参照)、この環状部13・13は環状に曲げられるこ
とにより形成される透孔10Aが互いに連通するように構
成されている。この透孔10Aにボルト・ナット等(図示
せず)を係合することによって、環状部13・13から構成
される係合部10にローラバンド支持具を係合する。環状
部13・13は単に脚部4・4の両端を曲げただけでもよい
が、曲げると共に平板状につぶし加工することがローラ
バンド支持具に固定する際にガタつくことがなく好まし
い。
ローラ軸3は、配管Pを配管抱持部である脚部4・4
間に前記係合部10を開放して通すために、その谷部3Aの
軸3Bを中心に配管軸と直交する方向に拡開するように構
成されている。尚、谷部3Aの構成はこれに限定されず、
参考例である第4図に示すような係止板5によって嵌合
し、配管軸方向に拡開させるようにしてもよいし、或い
は参考例である第5図に示すような螺合部材6によって
拡開可能に又は着脱可能に構成してもよい。
7はワッシャ7A及びワッシャ固定部7Bから成るローラ
位置規制部であり、V字状の両辺に軸支されているロー
ラ2・2が互いに接触することにより回動が妨げられな
いように位置規制するためのものである。該位置規制部
7は、これに限定されず、ワッシャ7Aを用いずに単にロ
ーラ軸3の一部をプレスし盛上加工するだけでもよい
し、谷部3Aのつぶし加工された平板部を延長して位置規
制してもよいし、参考例である第4図の防止板5や同じ
く参考例である第5図の螺合部材6を用いて位置規制し
てもよい。
ローラバンド支持具(図示せず)と係合するバンド本
体1の係合部10の参考例について、以下に説明する。第
3図〜第5図は吊下型に適用される参考例であり、第6
図は床置型に適用される参考例である。
先ず、第3図に基き吊下型の第1の参考例の係合部10
について説明する。
吊下型の第1の参考例の係合部10は、ローラ軸3の両
端が、該ローラ軸3と対向する側に、配管抱持部である
2本の脚部4・4を介して伸びて互いに重合しており、
この重合した部分11・11が平板状につぶし加工され、且
つ該重合部11・11には、透孔10Aが該重合部11・11を貫
通して形成されている。この透孔10Aは、ローラバンド
支持具を係合するためのボルト・ナット等(図示せず)
を係合するためのものである。ワッシャ7A及びワッシャ
固定部7Bから成るローラ位置規制部7については前述し
た通りである。
次に、第4図に基き吊下型の第2の参考例の係合部10
について説明する。
ローラ軸3の両端が、該ローラ軸3と対向する側に、
配管抱持部である2本の脚部4・4を介して伸びて互い
に相対向して略直角に立上っており、この立上部12・12
が平板状につぶし加工され、且つ相対向する立上部12・
12には、透孔10Aが該立上部12・12を貫通して形成され
ている。この透孔10Aにボルト・ナット等(図示せず)
を係合することによって、立上部12・12から構成される
係合部10にローラバンド支持具を係合する。
尚、第5図に示すものは、ローラ軸3の谷部3Aの構成
が異る以外は、第4図と同様の構成を有する。即ち、第
5図の係合部10は吊下型の第2の参考例のものである。
次に、第6図に基き床置型の参考例の係合部10につい
て説明する。
ローラ軸3の両端が、互いに離開する方向に伸びてお
り、この伸びた両端部が平板状につぶし加工されて平板
部14・14を形成されている。該平板部14・14には、透孔
10Aが形成されており、該透孔10Aに、床置台座20に立設
された脚部21・21を通しナット22等によって固定され
る。
尚、第6図として示す床置型の参考例のものの場合、
仮想線23として示されるようなガイド部材を付加しても
よいし、或いは仮想線24として示されるような脚部21・
21と一体的に構成されたUボルトから成るガイド部材24
を付加してもよい。Uボルトから成るガイド部材24を用
いた場合には、脚部21・21の下端は床置台座20に対して
着脱可能に構成する(図示せず)。
[考案の効果] 本考案によれば、バンド本体が断面略円形の丸棒から
成るローラ軸と一体的に構成されているので、同一材料
によって同時に同一工程及び同一装置によって製作が可
能となる。従って、コストダウンが図れると共に、品質
管理及び在庫管理が容易となる。
また、ローラ軸とバンド本体とを一体構成としたこと
により、別部材の場合にガタつきが発生し易い取付部が
無くなるので、ローラ軸がガタつくことがなく配管を安
定して支持することが可能となる。
さらにローラバンド支持具との係合部が上方側の先端
部を環状に曲げ、該環状を互いに略々一致するように重
合させて得られる透孔であるので、加工が極めて容易で
あり、従来の係合部に比してよりコストダウンを図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る配管用ローラバンドの実施例を示
す正面図、第2図は第1図の係合の部分平面図、第3図
〜第6図は参考例を示す正面図である。 1:バンド本体 2:ローラ 3:ローラ軸 3A:谷部 3B:軸 4:脚部 5:係止板 6:螺合部材 7:位置規制部 7A:ワッシャ 7B:ワッシャ固定部 10:係合部 10A:透孔 11:重合部 12:立上部 13:環状部 14:平板部 20:床置台座 21:脚部 22:ナット 23,24:ガイド部 P:配管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方側を鋭角に屈曲させると共に、その先
    端部を環状に曲げることによりローラバンド支持具と係
    合する係合部を備え、下方側をくの字状に屈曲してロー
    ラ軸とした一対の脚部の下端を拡開可能な構成に結合す
    ると共に、それぞれの脚部のローラ軸には全長にわたり
    略等しい直径を持つ円筒形のローラを装着し、全体とし
    て該ローラをV字状に配設し、両脚部を拡開することに
    より案内した配管をV字状に配設された該ローラにより
    支持し、上方側の先端部の環状を互いに略々一致するよ
    うに重合させた係合部を介して天井などにローラバンド
    支持具により吊り下げる構成であることを特徴とする配
    管用ローラバンド。
JP1989055418U 1989-05-15 1989-05-15 配管用ローラバンド Expired - Lifetime JP2524304Y2 (ja)

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JPH02145383U JPH02145383U (ja) 1990-12-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015742Y2 (ja) * 1980-03-11 1985-05-17 スズキ株式会社 オ−トバイにおけるリヤクツシヨンのリザ−ブタンクコネクタパイプ取付装置

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