JP2524086Y2 - 地磁気センサ取付構造 - Google Patents

地磁気センサ取付構造

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JP2524086Y2
JP2524086Y2 JP1990404226U JP40422690U JP2524086Y2 JP 2524086 Y2 JP2524086 Y2 JP 2524086Y2 JP 1990404226 U JP1990404226 U JP 1990404226U JP 40422690 U JP40422690 U JP 40422690U JP 2524086 Y2 JP2524086 Y2 JP 2524086Y2
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JP
Japan
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geomagnetic sensor
vehicle body
sensor
mounting structure
groove
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JP1990404226U
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JPH0490913U (ja
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仁 内田
哲也 山口
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地磁気センサ取付構造
に係り、特に車体に装備された地磁気センサへの外乱
侵入を有効に阻止するための地磁気センサ取付構造に関
する。
【0002】
【背景技術】近時、車両走行時における各種の走行情報
を運転者に伝達する装置が実用化され、そのの一つと
して車両の進行方向を地磁気センサ等により検出してこ
れを表示する装置が開発されている。
【0003】この地磁気センサによれば、車両の地磁気
に対する向き(走行方向)が検出されることとなり、こ
地磁気センサからの検出信号によって車両の方位を運
転者に知らしめることができる。
【0004】この地磁気センサの従来装置における取付
位置は、通常は車室内のインスルメントパネル(例え
ば、図1中の記号A参照)付近や、ルーフ(屋根)の内
側または外側(図1中の記号B又はC参照)とされてい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記
ンスルメントパネル付やルーフの内側位置に地磁気セ
ンサを取付けた場合にあっては、車室内で搭乗者が移動
したりすると、これに起因してセンサの出力値が変動し
たりする場合があるほか、エンジン等の大型金属物の存
在によっても出力値に影響を与える場合が多々発生し、
出力変化を正確に得ることが困難となり、走行方位の変
化を検知しずらいという不都合が生じていた。
【0006】、地磁気センサをルーフの外面側位置に
取付けた場合にあっては、車体自体が磁気シールドと
って当該地磁気センサに対する前述のような影響は回避
されるものの、他の車両等による外的要因,例えば併走
ないし対向側を走行してくる大型車等の影響を受けて地
磁気センサの出力値が変化するという不都合が生じてい
た。
【0007】更に上記ルーフに取付ける構造として
も、サンルーフ付きの車両には取付位置に制約が生じ
また、オープンカーには適用すること自体が不可能とな
るという不都合があった。
【0008】
【考案の目的】本考案は、上記従来例の有する不都合を
改善し、極めて簡易な構成にして地磁気センサの取付け
を可能とし、且つ該地磁気センサに対する外乱要因を
効に排除すると共に、これによって地磁気センサがその
方位情報を高精度に出力し得るようにした地磁気センサ
取付構造を提供することを、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案では、車体に装備
れ当該車体の進行方位を検知する地磁気センサを固定
装備する地磁気センサ取付構造において、車体のフロア
部分に、車体外部から車体内へ向けて陥没された断面凹
状の溝状凹部を、車体の進行方向に沿って設ける。そし
て、この溝状凹部に地磁気センサを装着する、という
構成を採っている。これによって前述した目的を達成し
ようとするものである。
【0010】
【作 用】上記地磁気センサは、溝状凹部内に収容され
てフロア下面に装着されるため、車体による磁気シール
作用によって大型金属物の存在および移動等による外
乱要因は有効に遮蔽され、かつ、併走する大型車等に
因した周囲磁界の変動よる出力値の変動も有効に抑制
れる。また、溝状凹部の作用により、地磁気センサの両
側が凹部の側壁に覆われると共に下面側と前後方向とが
開放されていることから、地磁気センサの両側方向から
の磁界の影響は有効に遮蔽され、前後方向からの地磁気
の変化を有効に捕捉することとなる。このため、大型金
属物の移動等による外乱要因は有効に遮蔽され、同時に
凹部内に収容されていることから地磁気センサ自体の耐
久性も強化されている。
【0011】
【考案の実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づ
いて説明する。
【0012】図1において、運転席シート4の下方側で
あってフロア5部分におけるD位置には、図2に示され
るように地磁気センサ6が配置されている。又、運転席
シート4の下方側におけるフロア5部分は、車体の長
手方向すなわち進行方向に沿って、溝状凹部7が形成さ
れている。
【0013】この溝状凹部7は、その開放部が地面に向
けられているとともに、底部側(図2では天井側)がフ
ロア5の一部を形成している。地磁気センサ6は、この
溝状凹部7内に収容された状態でフロア5に装着される
ようになっている。
【0014】これを更に詳述すると、図3に示されるよ
うに、地磁気センサ6の図中上端に設けられたブラケッ
ト9が複数のファスナー10を介してフロア5も下面側
に固定されている。この際、フロア5と地磁気センサ6
との間には適宜な柔軟性材料によって形成された緩衝部
材11が介装され、この緩衝部材11の緩衝作用によっ
て例えば車体の揺動に伴う地磁気センサ6への影響(引
き出し線の損傷等)が低減されている。そして、地磁気
センサ6は、前述したように溝状凹部7内に収容されて
フロア下面に装着されるため、車体による磁気シールド
作用によって大型金属物の移動等による外乱要因は有効
に遮蔽され、かつ、併走する大型車等に起因した周囲磁
界の変動よる出力値の変動も有効に抑制される。
【0015】また、溝状凹部7の作用により、地磁気セ
ンサ6の両側が溝状凹部7の側壁に覆われると共に下面
側と前後方向とが開放されていることから、地磁気セン
サ6の両側方向からの磁界の影響は有効に遮蔽され、前
後方向からの地磁気の変化を有効に捕捉することとな
る。このため、地磁気センサ6が装備された車体内のフ
ロア領域及び車体外の側面で大型金属物の移動等があっ
ても、これによる外乱要因は有効に遮蔽され、同時に凹
部内に収容されていることから地磁気センサ6自体の耐
久性も強化されている。 そして、地磁気センサ6により
導出されたケーブル12は、当該ケーブル12の導出部
近傍におけるフロア5の部分に設けられたパイプ13を
通して、車室内に延出され、図示しない制御装置等に接
続される。
【0016】次に、上記取付構造を採用した場合の走行
テストの結果を、従来例のものと比較して説明する。
4乃至図5にこれを示す。
【0017】ここで、図4は本実施例構造のものを装
備して方形の試験コースを3周したときのセンサ出力変
化を示し、図5は従来構造により同一コースを2周した
ときのセンサ出力変化を示す。また、両図中、NSは北
南を、EWは東西を示す。
【0018】この走行テストの結果を分析すると、図4
に示された本実施例の結果にあっては、検出値の変化が
比較的安定しており(東西方向と北南方向とが明確に分
離されている)、従って、走行方向が変わった時点を直
ちに明確に捕らえることができる。これに対して、図5
に示される従来構造の結果によれば、検出値の変動が激
しく、東西方向と北南方向とが混在しており、走行方向
の変化の特定が難しいという点が理解される。
【0019】なお、上記実施例の説明において、地磁気
センサ6のパネル5に対する取付位置は運転席シート4
の下方に限定されるものでなく、同一の取付構造が実現
できる限り、パネル5の他の部分に取付けてもよいもの
である。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
地磁気センサの取付位置をフロアとし、且つこのフロ
当該部分が地面に向って開放され車体外部から車体
へ向けて陥没された断面凹状の溝状凹部を車体の進行方
向に沿って設けると共に、この溝状凹部内に地磁気セン
サを取付ける構造としたのでこれによって装備された
地磁気センサは、溝状凹部の作用により、当該地磁気セ
ンサの両側が凹部の側壁に覆われると共に前後方向と下
面側とが開放されることとなり、かかる点において従来
例でルーフへの地磁気センサの取付けを行なった場合等
に生じていた大型車との併行による側面からの磁界の影
響および対向車両の通過時の影響等も有効に排除するこ
とができ、又車体内での搭乗者の移動による磁場の乱れ
もフロアで遮蔽されるのでその影響を受けることがな
く、更にエンジン等の大型金属物の存在に起因した影響
も回避されて、進行方向変更に伴う方位情報を高精度に
且つ正確に検知し出力することができる
【0021】また、前述したように、地磁気センサの側
面を大型金属物の移動等があっても、これによる外乱要
因は有効に遮蔽され、前後方向からの地磁気の変化を有
効に捕捉することとなり、従って、方位情報を高精度に
出力し得ると共に凹部内に収容されていることから地磁
気センサ自体の耐久性も強化され、サンルーフ装備車両
あるいはオープンカーへの取付けも可能とすることでき
る。
【0022】その上、地磁気センサの前述した凹部収容
構造により当該地磁気センサの破損等も有効に防止で
き、ケーブルの取り廻しも容易にできるという従来にな
い実用性十分な地磁気センサ取付構造を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】地磁気センサの取付位置の従来例と本実施例と
の相違を示す説明図である。
【図2】本考案にかかる地磁気センサの取付構造の一実
施例を、車体の進行方向から見た場合の状態を示す概略
構成図である。
【図3】図2のA−A線矢視拡大断面図である。
【図4】図2に示す実施例における走行実験結果を説
明するための線図である。
【図5】従来例における走行実験結果を説明するため
線図である。
【符号の説明】
4 運転席シート 5 フロア 6 地磁気センサ 7 溝状凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に装備され当該車体の進行方位検知
    用の地磁気センサを固定装備する地磁気センサ取付構造
    において、 前記車体のフロア部分に、車体外部から車体内へ向けて
    陥没された断面凹状の溝状凹部を車体の進行方向に沿っ
    て設け、この溝状凹部に地磁気センサを装着すること
    を特徴とした地磁気センサ取付構造。
JP1990404226U 1990-12-21 1990-12-21 地磁気センサ取付構造 Expired - Lifetime JP2524086Y2 (ja)

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JPH0490913U JPH0490913U (ja) 1992-08-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59228110A (ja) * 1983-06-09 1984-12-21 Honda Motor Co Ltd 車載地磁気センサ

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JPH0490913U (ja) 1992-08-07

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