JP2523613B2 - フイン付熱交換器 - Google Patents

フイン付熱交換器

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JP2523613B2
JP2523613B2 JP62084040A JP8404087A JP2523613B2 JP 2523613 B2 JP2523613 B2 JP 2523613B2 JP 62084040 A JP62084040 A JP 62084040A JP 8404087 A JP8404087 A JP 8404087A JP 2523613 B2 JP2523613 B2 JP 2523613B2
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JP
Japan
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fins
cut
raised
air flow
fin
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JP62084040A
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長生 木戸
眞嗣 藤本
八郎 小間
晋一 井手
広明 加瀬
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松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空調機器や冷凍機器等に用いられるフィン付
熱交換器に関するものである。
従来の技術 近年、フィン付熱交換器の性能向上は目覚ましいもの
があり、空気側伝熱面積が大きいことを特徴とする波形
状フィンを備えたフィン付熱交換器が既に実用化されて
いる。
以下、図面を参照しながら上述した従来のフィン付熱
交換器について説明を行う。
第4図は本発明に係わるフィン付熱交換器の概略形状
を示し、第5図、第6図は従来のフィン付熱交換器のフ
ィン形状を示すものである。第4図から第6図におい
て、1は蛇行状に屈曲した偏平状の伝熱管で、直管部
1′をほぼ平行に備えている。2は伝熱管1の向かい合
う直管部1′相互間に設けられたフィンで、波形状に一
定間隔のフィンピッチPaで伝熱管1に固定されている。
3はフィン2の表面に気流A方向と平行に設けられた切
り起こし面で、フィン2の両面から気流A方向で連続し
て上下互い違いに幅Waで切り起こして設けられ、かつ隣
接するフィン2′もすべて同一切り起こしパターンで同
一方向に形成されている。
以上のように構成されたフィン付熱交換器について、
以下第4図から第7図を用いてその動作を説明する。
フィン2のフィン間を流れる気流Aと伝熱管1の管内
を流れる熱媒体との間でフィン2及び伝熱管1を介して
熱交換が行われる。その際、フィン2の表面に切り起こ
し面3が設けられ、フィン2が気流A方向で分断されて
いるためにフィン2の表面に生じる気流Aの温度境界層
aの発達が抑えられ、気流Aとフィン2との熱伝達率の
向上が図られている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、第7図に示すよ
うに、上流側の切り起こし面3によって形成された気流
Aの温度境界層aは下流側の切り起こし面3まで尾を引
いて分断されず、下流側へ行くほど前記温度境界層aは
徐々に発達し、下流側へ行くほどフィン2と気流Aとの
熱伝達率が低下するという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に絡み、上流側フィンから下流側
フィンに至るまで全域で気流との熱伝達率を高く維持
し、熱交換性能の優れたフィン付熱交換器を提供するも
のである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のフィン付熱交換
器は、フィン間を通過する気流方向と平行な切り起こし
面を前記フィン表面から気流方向に連続して切り起こし
て設け、かつ前記切り起こし面のフィン表面からの切り
起こし高さを気流方向で多段階に変化させると共に、前
記切り起こし面の切り起こしパターンを隣接するフィン
どうしでフィン間の中心線を挟んで線対称に設けるとい
う構成を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、気流方向の切り起こ
し面間距離が大きく取れるので、切り起こし面によって
形成される気流の温度境界層を完全に分断することがで
きると共に、フィン間で対称流路を形成するので、傾斜
し片寄った流れが生じるのを防いで個々の切り起こし面
と斜め下流側の切り起こし面との隙間に気流を縮流させ
て均一に流すことができ、実通過流速を高めることによ
っても気流の温度境界層を更に薄くすることができ、気
流とフィンとの間の熱伝達率を極めて高く維持できるこ
ととなる。
実施例 以下本発明の一実施例のフィン付熱交換器について図
面を参照しながら説明する。
第1図、第2図は本発明の一実施例におけるフィン付
熱交換器のフィン形状を示すものである。第1図、第2
図において、4は伝熱間で従来例の構成と同じものであ
り、直管部4′を備えている。5は伝熱管4の直管部
4′相互間に設けられたフィンで、波形状に一定のフィ
ンピッチPb間隔で伝熱管4に固定されている。6はフィ
ン5の両面に設けられた切り起こし面で、フィン5間を
流れる気流B方向と平行となるようにフィン5表面から
幅Wbで切り起こして設けられ、かつ切り起こし面6のフ
ィン5からの切り起こし高さhは両面共にh1=0.2Pb及
びh2=0.4Pbの2段階に形成され、切起こさずに残った
フィン5′を含めた5段階の切り起こし面6は直線mで
示した一定の傾斜方向でフィンピッチPbの5分の1の寸
法づつずらした段階状パターンを形成している。また、
切り起こし面6の配列パターンは隣接するフィン5との
フィン間中心線nを挟んで線対称となるように設けられ
てある。
以上のように構成されたフィン付熱交換器について、
以下第1図から第3図を用いてその動作について説明す
る。
フィン5のフィン間を流れる気流Bと伝熱管4の管内
を流れる熱媒体との間でフィン5及び伝熱管4を介して
熱交換が行われる。その際、フィン5の表面に切り起こ
し面6を連続して設け、かつ気流B方向の切り起こし面
6間の距離が切り起こし幅Wbの5倍あるために、上流側
の切り起こし面6の表面に生じた気流Bの温度境界層b
が下流側の切り起こし面6に掛かるのを防ぐことがで
き、気流Bの温度境界層bの発達を完全に分断すること
ができる。
また、フィン5が形成するフィン間流路が対称形とな
っており、かつ各切り起こし面6と斜め下流側の切り起
こし面6とによって構成される切り起こし面6間の隙間
sがすべて同一寸法となるように形成されてあるため
に、切り起こし面6の抵抗により気流Bが大きく傾斜し
て片寄って流れるのを防ぐことができ、切り起こし面6
間の隙間sに気流Bを均一に縮流して流すことができ、
気流Bの実通過流速を高めることによっても気流Bの温
度境界層bを更に薄くすることでき、気流Bとフィン5
との間の熱伝達率を極めて高く維持して熱交換性能を向
上することができる。
発明の効果 以上のように本発明は、フィン間を通過する気流方向
と平行な切り起こし面を前記フィン両面から気流方向に
連続して切り起こして設け、かつ前記切り起こし面のフ
ィン表面からの切り起こし高さを気流方向で多段階に変
化させると共に、前記切り起こし面の切り起こしパター
ンを隣接するフィンどうしでフィン間の中心線を挟んで
線対称に設けることにより、フィン間で対称流路を形成
するので、傾斜し偏った流れが生じるのを防いて個々の
切り起こし面と斜め下流側の切り起こし面との隙間に気
流を縮流させて均一に流すことができ、切り起こし面近
傍を通過する気流の実通過流速を高めることによっても
気流の温度境界を更に薄くすることができ、気流とフィ
ンとの間の熱伝達率を極めて高く維持できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例におけるフィン付熱交換器の
フィン形状を示す要部斜視図、第2図は第1図の要部断
面図、第3図は第1図における気流の温度境界層の状態
を示す要部断面図、第4図は本発明に係わるフィン付熱
交換器の概略形状を示す斜視図、第5図は従来のフィン
付熱交換器のフィン形状を示す要部斜視図、第6図は第
5図の要部断面図、第7図は第5図における気流の温度
境界層の状態を示す要部断面図である。 4……伝熱管、5……フィン、6……切り起こし面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井手 晋一 東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下 冷機株式会社内 (72)発明者 加瀬 広明 東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下 冷機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−130596(JP,A) 実開 昭56−117289(JP,U) 実公 昭62−5582(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝熱管と、前記伝熱管に固定されたフィン
    とを備え、前記フィン間を通過する気流方向と平行な切
    り起こし面を前記フィン表面から気流方向に連続して切
    り起こして設け、かつ前記切り起こし面のフィン表面か
    らの切り起こし高さを気流方向で多段階に変化させると
    共に、前記切り起こし面の切り起こしパターンを隣接す
    るフィンどうしでフィン間の中心線を挟んで線対称に設
    けたことを特徴とするフィン付熱交換器。
  2. 【請求項2】切り起こし面のフィン表面からの切り起こ
    し高さを階段状の一定傾斜方向に連続して変化させたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフィン付熱
    交換器。
  3. 【請求項3】切り起こし面のフィン両面からの切り起こ
    し高さを各面で2段階に形成し、切り起こしていないフ
    ィン面も合わせて両面で5段の切り起こし面を形成する
    と共に、フィンピッチの5分の1の寸法ずつ前記切り起
    こし高さを段階状に変化させたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のフィン付熱交換器。
JP62084040A 1987-04-06 1987-04-06 フイン付熱交換器 Expired - Lifetime JP2523613B2 (ja)

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JPS63251794A JPS63251794A (ja) 1988-10-19
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5099914A (en) * 1989-12-08 1992-03-31 Nordyne, Inc. Louvered heat exchanger fin stock
EP1711769A1 (en) * 2004-02-05 2006-10-18 Calsonic Kansei UK Limited Heat exchanger

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56117289U (ja) * 1980-02-05 1981-09-08
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JPS625582U (ja) * 1985-06-26 1987-01-13

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